知育レクリエーションインストラクターとは?【仕事・資格・口コミ】

子どもや子どもの保育に関わる機会の多いみなさん、知育レクリエーションインストラクターという名前を聞いたことはありますか?「知能を育成すること(=知育)」と、「遊び(=レクリエーション)」の2つが名前に含まれていますよね。知育レクリエーションインストラクターは、保育に携わる人々が取っておくべき資格の一つです。今回は、そんな知育レクリエーションインストラクターの資格の内容や、取得するための試験などについて解説をしています。ぜひ、最後までご覧くださいね!

知育レクリエーションインストラクターとは

子どもの能力の伸ばし方を熟知して実践や指導を行う専門家

知育レクリエーションインストラクターとは、遊びを通して子どもの能力を育成できる知識を習得したことを証明する資格です。この資格を取ることで、幼児期に入った子どもたちのさまざまな能力を、遊びでの活動を通して、楽しく自然と伸ばすことができるようになりますよ。楽しいだけで終わらず、同時に子どもにとって将来役に立つさまざまな能力の育成が行える遊びを指導するためにも、持っておくのがおすすめな資格です。

カリキュラム修了後の検定試験に合格することで与えられる称号

知育レクリエーションインストラクターの資格を取得するためには、まず特定のカリキュラムを修了する必要があります。カリキュラムは、一般財団法人日本能力開発推進協会が指定した認定教育機関等が行う教育訓練でのものになります。全てのカリキュラムを修了した後は、随時在宅で受験をし、それに合格することで知育レクリエーションインストラクターの称号を貰うことができますよ。カリキュラムや試験については、この後で詳しく解説をしているので、ぜひ最後までご覧ください!

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知育レクリエーションインストラクター資格取得後の仕事は?

保育士やアドバイザーなどの子どもに関わる仕事

知育レクリエーションインストラクターの資格を習得した後は、保育士のような子どもと毎日関わる仕事において、資格や身についた力を活かす人が多いようです。また、直接子どもと関わる仕事以外にも、保育士向けのセミナー講師やアドバイザーのような、保育者側への指導を行う仕事で役立てている人もいるようですよ。どちらの仕事も、子どもの能力の育成に携わっている点が共通しているので、子どもに関わる仕事を目指したい人は資格を取得しておくと活躍につながりそうですね。

独立や開業することもできる

知育レクリエーションインストラクターの資格があれば、保育士やアドバイザーとして活躍する以外にも、自ら独立や開業を行うことが可能になります。保育園や会社に所属して働くのではなく、知育教室などを自ら開講し、所属する社員を引っ張っていきたいという方にもおすすめな資格ですよ。子どもに直接関わる機会は少ないものの、受講する保育士さんや保護者の方々を通して、子どもに深く関わる職業に就くことができます。

資格を履歴書に書くことで幅広い活動につなげられる

知育レクリエーションインストラクターの資格を取得したら、その旨を履歴書に記載することができます。資格を持っていることをしっかりと明記しておくことで、就職活動等の際に自分のアピールポイントとなるはずですよ。また、資格を上手に活用すれば、保育関係の仕事はもちろん、その他の業種においても大いに役立てられるため、活躍の幅を広げていくことができます。保育関係の仕事を目指したい人や幅広い分野で活躍したい人などは、ぜひ、知育レクリエーションインストラクターの資格を取得しましょう!

知育レクリエーションインストラクター講座の特徴

特別な道具に頼らないレクリエーションが習得できる

知育レクリエーションインストラクターになるための講座を受けることで、子どもの知性と感性を成長させるための多様なレクリエーションの知識を身につけることができます。特別な道具や場所を必要としないレクリエーションも多く学ぶことができるので、周囲の人や物を活用して、場所を選ばず気軽にレクリエーションに取り組むことができますよ。その場の状況や伸ばしたい能力、子どもの特性などに応じて、臨機応変に取り組みの内容を変えていきましょう!

学力にはあまり重点を置かない内容

子どもの知性と感性を伸ばすための知育レクリエーションは、幼児教室や受験等に必要とされる学力にあまり重点を置いたものではありません。学力ではなく、レクリエーションを通じて、子どもの人としての成長を促し、将来役に立つ社会性や課題を解決する力を高めていくことを目的としています。知育レクリエーションインストラクターの資格を取得すれば、幼児期における子どもの能力やそれに応じた指導に関する知識を身につけられますよ!

1日4ページ、約3ヶ月で習得が可能

キャリカレの知育レクリエーションインストラクター講座のカリキュラムでは、1日4ページの学習をたった3ヶ月続けるだけで習得することができます。なぜなら、必要な情報が厳選され、実践的に必要な知識と技術が凝縮された教材だから。知育に関する内容を、基礎・実践・応用と、順序よく学ぶことができます。一度に大量の内容を頭に入れられないという方や、まとまった学習時間の確保が難しいという方にもおすすめの教材となっていますよ!

イラストや動画付きで初心者にもわかりやすい

講座で使用するテキストは、初心者でも内容を理解しやすいようにさまざま工夫がされています。たとえば、文章のみでなくイラストや写真付きで解説されている部分があったり、詳しい実践法についての動画をスマートフォンで確認できる部分があったりしますよ。また、テキストが概論と詳細の2部構成になっている点も、わかりやすさに繫がるポイントの1つです。初めに概論でざっくりと全体を捉え、自身の理解が浅い部分などを把握したうえで詳細の内容を学ぶことで、より深く理解することができますよ。わからない部分があれば、テキスト上にあるアイコンをスマホの専用アプリで読み取り、自由に質問をすることも可能なので、効率よく質の良い学習が行えそうですね!

保護者のサポートを行える副教材もある

知育レクリエーションでは、健全な成長をサポートする対象である子どもはもちろん、保護者の方々と向き合うことも重要になります。キャリカレの講座は、保護者の方とどんなことを共有すべきか、どのように向き合っていくべきかなど、親御さんとの関わり方についても学ぶことが可能ですよ。ぜひ副教材を活用して、子どもの健やかな成長に大きく関わる保護者の方へ適切に向き合い、質問や悩みを解決していけるようになりましょう。子ども単体ではなく、子どもの家庭を含めてよりよい方向へ導くサポートができるインストラクターになれるとよいですね!

知育レクリエーションインストラクターのカリキュラムはどんな内容?

【1ヶ月目】考え方の基礎

知育レクリエーションインストラクターのカリキュラムを受講して最初の1ヶ月は、知育レクリエーションの基礎となる考え方に関する学習を行います。基礎と言ってもその内容は非常に幅広く、現代の教育環境の実態や知育を構成する5要素など、さまざまなことについて具体的に学ぶことができますよ。基礎となる考え方をしっかり習得することは、知育に必要な5つの要素を教育の中に生かすことへとつながり、より効果的な教育が行えるようになります。まずは初めの1ヶ月間で、知育レクリエーションそのものや、得られる効果についてしっかりと頭に入れ、基礎固めをしっかりとするようにしましょう!

【2ヶ月目】レクリエーションの実践

1ヶ月間しっかりと基礎的な内容の理解を深めたら、2ヶ月目では具体的な知育レクリエーションの実践法について学習していきます。1ヶ月目の基礎編で学んだ5つの要素をさらに成長させる実践法を、一から順を追って学習することが可能です。例えば、ものの名前を復唱するトレーニングや、生き物の数を数えるトレーニング、文字や図形の書き取りトレーニングなど、併せて6つのステップがありますよ。身近なものを使用して簡単に行えるものばかりなので、家庭や教育現場など場所を選ばずに実践することができます。言語や数学、図形や理科などの他にも、お手伝いの活動を通しての知育トレーニングもあるので、日常生活の中にも取り入れやすいはずです。基礎力の次は実践力を、しっかりと身につけていきましょう!

【3ヶ月目】基礎と実践力の応用

最後の1ヶ月となる3ヶ月目では、主に屋外で行うレクリエーションや、季節にあわせた知育レクリエーションなどの実践法を学んでいきます。室内でできるものがメインだった2ヶ月目の内容に比べて、自然や季節のイベントなど、変化の大きいものに応じたレクリエーションを実践する応用力が身につけられますよ。具体的には、感受性を高めるために立ち止まって周囲を観察する立ち止まり散歩法や、自然に対する理解や好奇心につなげるためのセミの脱皮観察などがあります。また、クリスマスやお正月などの季節のイベントを通じて文化に触れたり、仕事の見学を通して社会について理解したりする内容もあります。それまでに学習してきた基礎力や実践力をしっかり応用できるような力を身につけていきましょう!

知育レクリエーションインストラクターの試験について

受験概要

カリキュラムを修了したら、いよいよ試験を受けましょう。試験では、子どもやレクリエーションに関する基本知識と、その知識を活用できる技術力があるかどうかを審査し証明することを目的としています。加えて、その証明による技術能力や社会的経済地位の向上も試験の目的とされています。知育レクリエーションをレクチャーできるだけの指導技術を審査対象とし、合格することで知育レクリエーションインストラクターの称号が付与されますよ。日本能力開発推進協会の指定する認定教育機関等が行う教育訓練にて全カリキュラムを修了した後は、試験を受け、合格を目指しましょう!

好きな場所や日程で受験が可能

知育レクリエーションインストラクターの試験は、試験日程や試験会場が指定されていません。そのため、受験資格となる指定されたカリキュラムの修了後は、随時、在宅にて受験することが可能ですよ。好きな時間や場所で受験を行うことができるので、仕事や学業で忙しく、決まった日時に休みを合わせるのが難しいという方でも安心して試験に臨むことができます。1日わずか20分、たった3ヶ月の勉強で資格取得を目指せるレベルに達するので、時間がない方もぜひ取り組んでみましょう!

講座とは別に受験料がかかるので注意

すきま時間を利用して資格取得を目指せるという、利点の多い知育インストラクターの資格ですが、カリキュラムの受講料とは別で受験料がかかる点に注意が必要です。初心者でもわかりやすいように工夫がされたセット教材の価格は、一括払いで約3万5000〜5万円ほどですが、それとは別で5600円の受験料が追加されます。認定教育機関での全カリキュラム修了後に、協会ホームページにある『検定試験申し込み』から必要記載事項の入力や申し込み、受験料の支払いを行いましょう。受験資格を満たし、受験料の支払いが確認された後に検定試験問題が発送されます。

まとめ

知育レクリエーションインストラクターの資格を取ろう

いかがでしたか?効果的な知育につながる教材は、教科書や参考書だけでなく、身近な自然や人との関わりの中に沢山転がっています。知育レクリエーションインストラクターの資格を取得することで、子どもたちに、身近なものを利用して楽しみながら学びを深めてもらうことができますよ。学生さんや保育士さん、子育て中の親御さんなど、忙しくてなかなか資格取得に踏み出せないという方も、ぜひ知育レクリエーションインストラクターの資格を取得しましょう!

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