目次
年が明けると、年賀状などで十二支の動物を見る機会が多くなりますよね。十二支を目にすることが増えるこの季節に保育園で十二支の製作を取り入れて、子どもたちが十二支について学ぶ機会を作るのはいかがでしょうか?この記事では、十二支にあたる12種類の動物それぞれの製作アイデアを紹介します。製作活動を通して、十二支の動物を知るだけでなく、十二支に関するエピソードについても知ることができると良いですね。
十二支とは?
その年の動物として12種を順に当てはめたもの

十二支とは、その年の動物として12種を順に当てはめたものです。もともとは中国で暦や日付を表す数詞として使われていたのですが、覚えやすいように後から動物の名前が付けられたそうです。動物の順番については、中国の神様が動物たちに「元日の朝、神のところに挨拶に来なさい。挨拶に来た順番に12番目まで1年ごとにその年の代表にしてやろう。」とお触れを出して決まった順番になっています。物語の詳しい内容については、様々な絵本や動画があるのでぜひ調べてみてくださいね。
十二支の製作アイデア
子(ねずみ)
- 紙コップ
- 乾電池
- 輪ゴム(3本)
- 画用紙
- ペン
- セロテープ
- ノリ
- ハサミ
- 紙コップの縁に対角線上に切り込みを2か所ずつ入れる
- 乾電池に輪ゴムをセロテープで貼り付ける
- 乾電池の両端に輪ゴムを巻き付ける
- ①の切り込みに②で貼り付けた輪ゴムの両端を引っかける
- 切り込みを外側に開き、セロテープでとめる
- 紙コップの外側に灰色の画用紙を貼り付ける
- 画用紙やペンで耳や顔を作り飾り付けをする
- 乾電池を回して手を離すとトコトコ前に進みます!
丑(うし)
- 紙皿
- 画用紙
- モール
- ペン
- ノリ
- セロテープ
- ハサミ
- 画用紙に牛の顔を下書きする
- 下書きした顔を切り取り、色を塗る
- 紙皿に牛の体の模様を描く
- 紙皿を半分に折り、クルクルと巻いたモールを折り目に噛ませるように貼る
- モールをつけた反対側に顔を貼ったら完成!!
十二支以外のお正月の製作アイデアについては、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
寅(とら)
- 折り紙(黄色4枚・茶・白・黒)
- ノリや両面テープ
- 丸シール(黒)
- ペン
- 折り紙を半分に折り、さらに半分に折る
- 折り紙を開き、折り線を目安にじゃばら折りする
- じゃばら折りしたものを半分に折り、内側の部分をくっつける
- ①~③を3つ作る
- 3つを円形になるようにつなげる
- 折り紙で顔のパーツを作り、飾り付けをして完成!!
卯(うさぎ)
- 紙コップ(2個)
- 輪ゴム(2本)
- 飾り付け用の素材(丸シールや画用紙)
- ハサミ
- カッター
- セロテープ
- 紙コップの底をくり抜く
- 紙コップのフチに1㎝ほどの切り込みを4か所入れる
- 2本の輪ゴムを結び、紙コップの切り込み部分に引っかける
- 画用紙や丸シールで飾り付けをし、ウサギの耳や顔を作る
- 紙コップを重ねて手を離すとウサギがジャンプ!!
辰(りゅう)
- ペットボトルキャップ(12個)
- ストロー
- ヘアゴム
- 木製スティック
- グルーガン
- 画用紙
- キリ
- 定規
- ペン
- ハサミ
- キャップの中心にキリで穴を開ける
- ストローに1.5㎝間隔で印をつけ、ハサミでカットする
- ヘアゴムの先端を結び、竜の頭になる部分を通す(キャップ2個)
- ストローとキャップを交互に通していく
- スムーズにくねくねする長さでゴムを結ぶ
- グルーガンで頭になるキャップ同士を接着する
- 頭のキャップと後ろのキャップに木製スティックの先を接着させる
- 画用紙で竜の頭と尻尾を作り接着したら完成!!
巳(へび)
- 画用紙
- ひも
- 色鉛筆
- ハサミ
- 画用紙にうずまきを描く
- 描いた線に沿って切る
- ヘビの顔や模様を描き込む
- 中央にひもを通し、裏で留める
- 完成!!ひもを上下させるとびよんびよんと遊ぶことができます!
保育園で子どもたちと楽しく歌えるお正月の手遊び歌については、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
午(うま)
- 工作用紙
- 定規
- えんぴつ
- クレヨン
- ペン
- ハサミ
- 工作用紙に3㎝×15㎝の大きさで線を引き、線に沿って切り取る
- 1㎝幅で5㎝の切り込みを入れる
- 裏返し、クレヨンで全体に色を塗り、真ん中の切り込みに馬の顔を描く
- 切り込みを入れたところを折って脚を作り、ペンで馬の蹄を描く
- 足の外側を丸く切る
- 馬の形に整えたら完成!!
未(ひつじ)
- 綿
- 色画用紙
- クレヨン
- ボンド
- ハサミ
- ペン
- 画用紙に羊の体、顔、足、つのの形を描き、切り取る
- 画用紙にクレヨンで色を塗る(1色ずつ間を離して強めに色濃く塗る)
- 綿を子どもの手のひらに収まるくらいの大きさに5つ丸める
- クレヨンで色を塗った部分に綿をこすりつける
- ①で切ったパーツを貼り付ける
- 羊の体全体にボンドを塗り、色付けした綿を貼っていく
- クレヨンで目や口を描いたら完成!!
申(さる)
- 紙コップ
- ストロー
- タコ糸(2m)
- 画用紙
- テープ
- ノリ
- ハサミ
- 紙コップの底を切り取る
- ストローを5㎝ずつ2本切る
- 紙コップの内側にストローを平行に貼り付ける
- タコ糸をストローに通す
- サルを画用紙で作り、紙コップに貼り付けたら完成!!
保育園でみんなで楽しめるお正月の手作り遊びアイデアについては、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
酉(とり)
- 画用紙
- 折り紙(黄色・お好みの色)
- 丸シール
- ハサミ
- カッター
- ノリ
- 画用紙を丸く切り半分に折る
- カッターで中央部分に切り込みを入れる
- 折り紙を交互に折り、じゃばら状にする
- じゃばら折りした折り紙を半分に折る
- 画用紙に入れた切り込みに折り紙を差し込んで広げる
- 三角形に切った黄色の折り紙を半分に折り、ノリをつける
- ノリをつけた折り紙を丸い画用紙に挟み込むように貼り付ける
- 丸シールを貼り付けて目を作ったら完成!!
戌(いぬ)
- 紙パック
- 輪ゴム
- 鈴
- 画用紙(茶・黒・白・赤)
- かばんテープ
- 100均の粘土
- テープ
- カッター
- 紙パックの底面から1/3に切り込みを入れる(1面だけ切らずに残す)
- 飲み口を開いて切り込みを入れる
- 一度開いてから折り畳み、テープでとめる
- 輪ゴムに鈴を通す
- 底面の内側に鈴を貼る(輪ゴムの両端を輪っか状に広げてテープをくぐらせる)
- 紙パックに茶色の画用紙を貼る
- 内側に切り込みを入れ、かばんテープを下から通してテープでとめる
- 100均の粘土を袋ごと紙パックの中に入れる
- 画用紙で空いているところに蓋をする
- 画用紙で作った顔のパーツをつけたら完成!!
亥(いのしし)
- 折り紙(茶)
- ペン
- 折り紙を三角形に半分に折り、さらに半分に折る
- 折った部分を開いてつぶすように折る(両面)
- 下から1/3くらいの部分を折り返し、さらに半分に折り返す
- 折った部分を戻し、折り目に合わせて2回折る
- 折り返した下の部分を斜めに折り返す(両側)
- 裏返し、横の部分を中央に折り、また戻す(両側)
- 折り目に合わせて横から折り、また戻す(両側)
- ⑥~⑦でつけた折り目を開いてつぶすように折る(両側)
- 横側にはみ出た部分を内側に折る(両側)
- 上にはみ出た部分を下に折る
- ペンでイノシシの顔や模様を描いたら完成!!
保育活動に十二支を取り入れる他の方法とは?
絵本や紙芝居

製作活動以外にも、保育活動に十二支を取り入れる方法はたくさんあります。1つ目は、絵本や紙芝居です。前述したように、十二支には動物やその順番を決める競争の物語があると言われています。その物語を口頭で説明するよりも、絵本や紙芝居を使うと子どもたちは理解しやすいでしょう。絵本や紙芝居を通して、「なんで十二支にネコはいないの?」など、子どもたちの疑問を解消できると良いですね。
劇やペープサート
2つ目は、劇やペープサートです。絵本や紙芝居と同様に、劇やペープサートを使い物語調にすると子どもたちは理解しやすくなるでしょう。劇を行うときに取り入ると良い被り物の作り方は以下の通りです。
- 画用紙
- モール
- セロテープ
- 両面テープ(ノリ)
- ハサミ
- 画用紙を頭の大きさに合わせて切る
- 半分に折り6分割する
- 目印に沿って切り込みを入れる
- 先端にモールを通す穴を開ける
- 両端をテープでつけて丸める
- 穴にモールを通す
- モールを表と裏からテープで固定する
- 顔のパーツを作って貼ったら完成!!
歌
3つ目は、歌です。十二支をリズムに乗せて歌うことで、子どもたちは十二支の順番を覚えやすくなるでしょう。
ね うし とら う
たつ み うま ひつじ
さる とり いぬ い
ぜんぶでじゅうにしだ
いちがつついたち よあけとともに
かみさまのもんをくぐったら
えらばれちゃった えらばれちゃった
どうぶつのおうさま
ね うし とら う
たつ み うま ひつじ
さる とり いぬ い
ぜんぶでじゅうにしだ
ねこさん ごめんなさい
カルタ

4つ目は、カルタです。お正月の遊びであるカルタでも十二支について学ぶことができます。文字が書かれているカルタを読み札として大人が読み、動物のイラストが描かれているカルタを取り札として子どもたちで取り合いましょう。また、神経衰弱のように遊ぶ方法もあります。イラストが描かれているカルタのゾーンと文字が書かれているカルタのゾーンを分けて配置し、両方から1枚ずつ取ることで、カルタを使った神経衰弱を楽しむことができます。
まとめ
製作活動を通して子どもたちと十二支を学ぼう!

いかがでしたか?今回は、保育園で楽しめる十二支の製作アイデアを紹介しました。十二支とは、その年の動物として12種を順に当てはめたものです。お正月になったら保育園で十二支にちなんだ製作を行うことで、子どもたちが十二支について学ぶ機会を作ることができるでしょう。また、製作活動以外でも保育に十二支を取り入れることができます。さまざまな方法で十二支を学びながら、子どもたちとお正月を楽しんでみてくださいね!