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子どもと手をつなぐことは、親子の絆を深める大切な瞬間です。歩くときやお出かけの際、手をつなぐことで子どもは安心感を覚えて、親子の信頼関係を築くことができます。しかし、子どもの年齢や性格によっては、手をつなぐのを嫌がる子どももいますよね。つないだ手を簡単に振りほどかれてしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。この記事では、子どもと手をつなぐときのポイントや、振りほどかれにくい安全な手のつなぎ方を紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
握手をするような手のつなぎ方では不十分?
簡単に振りほどかれてしまうことが多い

握手のような軽い手のつなぎ方では、子どもはすぐに振りほどいてしまいます。特に小さな子どもは、どんな場所でも自由に動き回りたい気持ちが強いですよね。握手のようなつなぎ方は、小さな子どもでも簡単に振りほどくことができます。公共の場で手を振りほどかれた場合、子どもが迷子になったり事故に遭ったりしてしまうかもしれません。そのため、握手のような手のつなぎ方は、子どもの安全を守るには不十分なつなぎ方だと言えるでしょう。
手をつなぐことを嫌がる子どもがいる

握手をするような手のつなぎ方では不十分と言える理由として、手をつなぐことを嫌がる子どもがいるということも挙げられます。例えば、握手のような手のつなぎ方では、動きを止められているような圧迫感や窮屈さを感じて、手をつなぐことを拒否する子どもがいます。こうした不快感により手をつなぐことを嫌がる子どもは、混雑した場所や交通量の多い状況でも手をつなげない可能性が高いです。ケガや事故から子どもを守るためにも、子どもが不快感を感じにくい手のつなぎ方の工夫をしましょう。
子どもが手をつなぐことを嫌がるのはなぜ?
動きを制限されてしまうから
ここからは、子どもが手をつなぐことを嫌がる理由について見ていきましょう。子どもが手をつなぐことを嫌がる1つ目の理由は、動きを制限されてしまい自由がないと感じることが挙げられます。特に2歳~4歳頃の子どもは、どこでも走り回ったり興味を持った場所へ歩いて行ったり、好き勝手に行動したい気持ちが強い時期です。手をつなぐことで自由に動き回れなくなるため、2歳~4歳頃の子どもは安心感よりも不快感を感じることが多いということですね。
手をつなぐ必要性を理解していないから

2歳頃の小さな子どもの場合は、手をつなぐ目的や必要性を、まだ十分に理解していないということも考えられます。例えば、道路を渡るときに子どもに「危ないから手をつないで!」と声をかけることがありますよね。しかし、小さな子どもは言葉で説明されても、なぜ危ないのかを理解できないことが多々あります。道路の何が危険なのか、なぜ手をつなぐことが必要なのかを理解していないために、手をつなぐのを嫌がる子どもが多いということです。子どもには具体的で理解しやすい言葉を用いて、手をつなぐ必要性を繰り返し伝え続けていくことが大切ですね。
極端に嫌がる場合は発達障害の可能性もある

手をつなぐことを極端に嫌がる場合、発達障害が関係している可能性もあります。自閉症スペクトラム障害(ASD)や感覚障害を持つ子どもは、手をつなぐなどの身体的接触に対して過剰な反応をすることがあるのです。例えば、手をつなごうとしたら急に手を引っこめたり、強く振り払ったり、パニックのような反応が見られたりします。こうした反応が頻繁に続く場合は、手をつなぐとき以外の場面でも過剰に反応しているかどうかを注目しながら様子を見ましょう。
子どもに手をつないでもらうにはどうしたら良い?
手をつながない危険性を伝える

ここからは、子どもに手をつないでもらうための方法について紹介していきます。まず初めに挙げられるのが、手をつながないことの危険性をしっかりと伝えるということです。例えば、道路で車が近づいてきたときには、「転ばないように手をつなごうね」と声をかけてみましょう。人混みの中では「手をつながないと悪い人に連れ去られちゃうかもしれないよ!」と話すのも効果的ですね。手をつながないと危険な理由を、具体的な場面ごとにわかりやすく伝えることで、子どもは自然と手をつなぐ必要性を理解できるようになりますよ。
手をつないでくれない寂しさを伝える

手をつないでくれない寂しさを伝えるのも効果的です。例えば、手をつないごうとして振り払われたときに、「お母さん、〇〇が手をつないでくれないと寂しいな~」などと声をかけてみましょう。お母さんのことが大好きな子どもは、お母さんの寂しさに共感して手をつないでくれるかもしれません。手をつないでくれたときには「ありがとう、〇〇と手をつなげて嬉しいよ」と、感謝の気持ちを伝えるのもおすすめです。子どもの気持ちに訴えかけるような言葉を選ぶと、より効果的ですよ。
手遊びの延長で手をつなぐ

子どもが手をつなぐことに抵抗を感じないよう、手遊びやゲームの延長で自然に手をつなぐのもおすすめです。手つなぎダンスを一緒に踊ったり、いっぽんばしこちょこちょなどの手遊びを取り入れるのも良いですね。遊びながら手をつなぐことで、手つなぎに対する抵抗感をぐっと減らすことができますよ。こうした手遊びやゲームは、手をつなぐことへの抵抗感や嫌悪感を防ぐだけでなく、親子の絆を深める良い機会にもなるでしょう。
手のつなぎ方を変えてみる
子どもに手をつないでもらうために、手のつなぎ方を変えてみましょう。握手するような手のつなぎ方は、大人にとっては簡単ですが、子どもはつなぎにくいと感じている場合もあります。例えば、大人の親指だけを掴んでもらう方法は、子どもが負担に感じにくい手のつなぎ方の1つです。また、指を絡ませるつなぎ方は安心感が強まるだけでなく、ほどけにくいのが特徴ですよ。特に危険な道など、絶対に振りほどかれたくない場面では、お互いの指を絡ませるつなぎ方を取り入れてみましょう。
手をつなぐ力を調整する

子どもに手をつないでもらうために、手をつなぐ力を調整してみましょう。手をつなぐ力を調整することで、子どもはリラックスして無理なく自然に手をつないでくれるようになりますよ。大人が思っている以上に、大人と子どもでは力の感じ方に差があります。力を入れずに手を握っているだけと大人は思っていても、子どもは強い力で握られていると感じていることがあるのです。そのため、大人が意識的に力を抜いて、優しく包み込むように子どもの手を握ることで、子どもは嫌がらずに手を握り返してくれるかもしれませんね。
振りほどかれにくい安全な手のつなぎ方
子どもに親指を握ってもらう
子どもに手をつないでもらう工夫の1つに挙げた、手のつなぎ方を変える案として、振りほどかれにくい安全な手のつなぎ方を紹介します。まずは、子どもに親指を握ってもらうようにしましょう。大人の親指は、子どもにとって握りやすい大きさであることが多いです。子どもから見たら親指を握っているだけで、握り返されてはないので、自由を制限されている圧迫感を抱くことが少ないですよ。
人差し指と中指で子どもの手くびをはさむ
次に、大人の人差し指と中指で子どもの手くびをはさみ、薬指と小指は子どものこぶしを包み込みましょう。子どものこぶしごと掴むつなぎ方なので、握手をするような手のつなぎ方よりも安定感があります。子どもは親指を握っているだけですが、簡単には振りほどかれない手のつなぎ方です。普段の外出時のみならず、災害時などで絶対にはぐれたくないときにも推奨される手のつなぎ方ですよ。また、保育現場でも用いられていることが多い手つなぎ方法です。
子どもと手をつなぐのはいつまで?
6歳くらいまでは手をつないで過ごす子どもが多い

何歳まで子どもと手をつないで過ごすのが適切なのか、気になる人もいますよね。結論、6歳くらいまでは状況に応じて親と手をつないで過ごす子どもが多いと言われています。6歳を過ぎると自立心が育ち、友達との関わりも増えてくることから、親と手をつなぐ機会は自然に減っていきます。一方で、6歳を過ぎても、人混みの中や車通りの多い歩道などでは、親と手をつなぎたがる子どももいますよ。手をつなぐことが何歳まで続くかは、子どもの性格や家庭の状況、場面によって異なるので、子どもの考えに寄り添った対応ができると良いですね。
どうしても手をつないでくれない場合はどうする?
手つなぎグッズに頼るのも一つの方法

子どもがどうしても手をつないでくれない場合は、手つなぎグッズを使うのも一つの方法です。特に子どもが手をつなぐことに強い抵抗を感じている場合や、すぐに振りほどかれてしまう場合には、手つなぎグッズに頼ってみましょう。例えば、リストバンドやつり革など、子どもと親の双方の心理的負担を減らしながら安全を守れるような便利グッズが沢山あります。子どもが、これなら使ってみたい!と思えるような手つなぎグッズを探してみてくださいね。
子どもの安全を守れる便利グッズ
ハーネス付きリュック

ここからは、子どもの安全を守るための便利グッズを紹介していきます。1つ目に紹介するのは、ハーネス付きリュックです。ハーネス付きリュックは、子ども用のリュックサックにハーネスと呼ばれる紐がついているタイプのバッグです。ハーネスの部分は親がリードのように引っ張ることができる仕様になっているため、子どもの飛び出しや迷子を防ぐことができます。動物やキャラクターを模したデザインも沢山あるので、子どもが自ら進んで使ってみたいと思えるハーネス付きリュックを探してみましょう。
迷子防止ひも
迷子防止ひもは、子どもが迷子にならないように、リュックや衣服に取り付けて使用するアイテムです。子どもが身に付けている様々なものに自由に取り付けることができるので便利です。また、使用しないときは簡単に取り外しができ、かさばらないのも特徴ですよ。使用するときは、ひもが外れることがないようにしっかりと装着するようにしましょう。さらに、ひもが長すぎて足や腕に絡んだり、引っ張りすぎて子どもが転倒したりしないように、注意しながら使用してくださいね。
つり革

つり革は電車のつり革のような形状で、子どもと親が互いに両端を持つことができるアイテムです。互いに両端を持つことで、手をつないでいるときと同じように、子どもの動きを親がサポートできますよ。ハーネスや迷子ひもと違い、子どもが勝手につり革を離さないように注意する必要があります。子どもが比較的自由に歩きたいときや、迷子ひもを使用できない混雑している場所での使用がおすすめのアイテムです。子どもが率先して掴みたくなるようなデザインのつり革を選ぶと良いですよ。
まとめ
手のつなぎ方を工夫して子どもの安全を守ろう
ここまで、子どもと手をつなぐ際の工夫やおすすめの手のつなぎ方、手つなぎグッズなどを紹介してきました。子どもは1人で歩けるようになると、ついつい1人で色々な場所に行こうとします。突然道で走りだしたり車道に飛び出しそうになったりと、危険な場面も沢山ありますよね。手をつなぐことは、危険を回避できますし、親子のスキンシップにもなります。子どもが手をつなぐのを嫌がる場合は、子どもが率先して手をつないでくれるような工夫を取り入れていきましょう。


















