夏の読み聞かせにピッタリ!絵本17選【夏の絵本・人気・おすすめ・乳児・幼児】

夏が近づいてきましたね。輝く太陽やセミの鳴き声、スイカや花火など、夏ならではの風景や体験は、子どもたちの心を豊かにしてくれます。しかし、近年では40℃を超える日が度々あり、熱中症の危険性も高まっています。そんな季節にぴったりなのが、夏の絵本です。夏の自然や行事、涼しさを感じられる絵本は、読むだけでまるで夏の中に飛び込んだような気分にさせてくれますよ。この記事では、夏をもっと楽しめるおすすめの絵本をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

夏の情景を描いた絵本

あつい あつい

1冊目に紹介する夏の情景を描いた絵本は、『あつい あつい』です。

作品情報
作:垂石眞子
出版社:福音館書店
発行日:2019/6/10
あらすじ
暑い日差しの中で涼しい場所を探しているペンギンがいます。ペンギンは、アザラシの影を日陰だと思って休憩しますが、アザラシも暑くて困っていることに気づきます。2匹で一緒に涼しい場所を探して、カバやゾウも加わり、みんなで海に飛び込む爽快な物語です。

この絵本は、暑い夏の日に、影を探してしまう夏のあるあるを思い浮かべることができる絵本ですよ。

はなび ドーン

2冊目に紹介する夏の情景を描いた絵本は、『はなび ドーン』です。

作品情報
作:カズコ・G・ストーン
出版社:童心社
発行日:2012/6/20
あらすじ
暗い夜空に打ち上げられる花火の色や形、音を効果音で楽しむことができる絵本です。小さくて丸い花火から、大きい星形の花火まで、様々な花火が「ドーン」「シューッ シューッ シューッ」「パッ パパン ポン」という音と共に夜空に咲き誇ります。

花火の効果音に合わせていろいろな形や色の花火がページ一面に広がりますよ。夏のお絵かきで花火を描くときの参考にもなる絵本です。

なつのおとずれ

3冊目に紹介する夏の情景を描いた絵本は、『なつのおとずれ』です。

作品情報
作:かがくい ひろし
出版社:PHP研究所
発行日:2008/5/19
あらすじ
梅雨明けから夏が始まるまでの時期をユーモラスに描いた作品です。気象予報士のかたつむりが梅雨明けを知らせると、太陽が立ち上がり、夏に欠かせない風物詩たちが次々と登場し、夏に向かって走り出します。

梅雨が明けると出番を迎える夏の食べ物や必需品たちをみて、夏を楽しもうと前向きな気持ちになれる絵本ですよ。

なつのいちにち

4冊目に紹介する夏の情景を描いた絵本は、『なつのいちにち』です。

作品情報
作:はた こうしろう
出版社:偕成社
発行日:2004/7
あらすじ
暑い夏の朝、少年は虫取り網を手に山を目指して走り出します。蝉の声が響く森を通り、川を渡り、山道を登っていく中で、少年はクワガタを捕まえることを夢見て、ひたむきに頑張ります。そして、クワガタを捕まえた時、少年は最高の夏の一日を体験した喜びを味わいますよ。

この絵本は「これぞ日本の夏!」という大人も懐かしむことができる絵本です。

てのひらすいぞくかん

5冊目に紹介する夏の情景を描いた絵本は、『てのひらすいぞくかん』です。

作品情報
作:ハン・テヒ
訳:やの もみこ
出版社:瑞雲舎
発行日:2011/10
あらすじ
家族みんなが潜水艦に乗って海の底へ出発するところから始まります。潜水艦が進んでいくと、海の中には不思議な生き物たちがたくさん現れます。なんと、そこにいる魚やイカ、クラゲやカニ、さらには大きなクジラまで、みんな“手のひら”をスタンプにして描かれているのです!

この絵本は、実際に子どもの手の平で作ってみることもできる絵本ですよ。

ひまわり

6冊目に紹介する夏の情景を描いた絵本は、『ひまわり』です。

作品情報
作:和歌山 静子
出版社:福音館書店
発行日:2006/6
あらすじ
地面に落ちた小さなひまわりの種が、日の光をいっぱい浴びて、土の中から芽が出ると「どんどこ どんどこ」と茎が伸び始めます。雨が降って地面が潤い、緑の葉が広がると、さらに「どんどこ どんどこ」とぐんぐん背を伸ばしていきます。

ひまわりが小さな種からだんだんと大きくなる様子を描いた絵本ですよ。文字数も少ないため、0歳からでも楽しむことができます。

ウエズレーの国

7冊目に紹介する夏の情景を描いた絵本は、『ウエズレーの国』です。

作品情報
作:ポール・フライシュマン
絵:ケビン・ホークス
訳:千葉 茂樹
出版社:あすなろ書房
発行日:1999/6
あらすじ
ウエズレーは、同じように見える周りの町や人々と違うことに悩んでいましたが、自由研究のテーマとして自分だけの文明を作ることを思いつき、独自の作物や服、遊び、文字を作り出していきます。

自分は自分でいいんだ、人と違ってもいいんだという考えを学ぶことができる作品です。

まほうの夏

8冊目に紹介する夏の情景を描いた絵本は、『まほうの夏』です。

作品情報
作:藤原 一枝 はた こうしろう
絵:はた こうしろう
出版社:岩崎書店
発行日:2002
あらすじ
東京に暮らす兄弟は、夏休みに退屈していました。ある日、田舎のおじさんから「遊びに来い」とハガキが届き、二人でお母さんの田舎へ遊びに行くことになりました。その田舎で友達になった子と虫取りへ行ったり、海水浴をしたり、釣りをしたりと、田舎を楽しみます。

田舎ならではの、夏の自然体験を疑似的に体験することのできる作品ですよ。

保育士くらぶ

夏の食べ物を描いた絵本

トマトさん

1冊目に紹介する夏の食べ物を描いた絵本は、『トマトさん』です。

作品情報
作:田中 静代
出版社:福音館書店
発行日:2006/7
あらすじ
暑い夏の日、真っ赤に熟れたトマトさんが地面に落ちてしまうことから始まります。ミニトマトたちは川で水遊びを楽しんでいますが、トマトさんは体が重くて転がって行けません。最初は「泳ぐのなんかみっともないでしょ」と強がりますが、暑さで耐えられなくなり、涙を流して泳ぎたいと願います。

暑さでつらい気持ちを味わうトマトさんの姿を通して、子どもたちが共感したり、自分の気持ちを表現したりできるような、温かい絵本ですよ。

ありとすいか

2冊目に紹介する夏の食べ物を描いた絵本は、『ありとすいか』です。

作品情報
作:たむら しげる
出版社:ポプラ社
発行日:2002/3
あらすじ
暑い夏の午後、小さなアリたちが大きなスイカを見つけます。これはうまい、と巣に運ぼうとしますが、重くて運ぶことができません。そこで、仲間を集めて力を合わせて巣に運ぼうとしますが、びくともしません。アリたちはたくさんの仲間を呼び集め、知恵を絞ってスイカを巣まで運ぶことにしました。

物語に出てくるアリたちと、一緒に運ぶ方法を考えながら読み聞かせるのがおすすめですよ。

これ、もっていき

3冊目に紹介する夏の食べ物を描いた絵本は、『これ、もっていき』です。

作品情報
作:村上 しいこ
絵:伊藤 秀男
出版社:ポプラ社
発行日:2011/5/25
あらすじ
男の子がおかあさんにおつかいを頼まれ、八百屋でトウモロコシを買った帰り道に「これ もっていき」と、いろいろな人に声をかけられます。畑できゅうりを渡してくれた農家のおじちゃん。また少し行くと、庭先からトマトを渡してくれた近所のおばあちゃん。

田舎ならではの暖かい雰囲気を味わうことのできる作品です。大人が読んでも話の展開に懐かしい雰囲気を感じることができますよ。

おばけが出てくる夏の絵本

ゆうれいとすいか

1冊目に紹介するおばけが出てくる夏の絵本は、『ゆうれいとすいか』です。

作品情報
作:くろ だかおる
絵:せな けいこ
出版社:ひかりのくに株式会社
発行日:1997
あらすじ
男の人は、スイカを冷やして食べようと思い、井戸に沈めていました。しかし、幽霊が冷やしていたスイカをついつい食べてしまったのです。怒った男の人は、スイカを食べてしまったかわりに、蚊の退治や背中のマッサージなどを幽霊にさせます。しかし、どうしてもスイカが食べたい男性は、幽霊が持ってきた青いスイカを食べるのです。

我慢できずにスイカを食べてしまったり、そのお詫びにせっせと働いたりと、普段イメージする幽霊とは違う楽しいお話ですよ。

おばけのアイスクリームやさん

2冊目に紹介するおばけが出てくる夏の絵本は、『おばけのアイスクリームやさん』です。

作品情報
作:安西 水丸
出版社:教育画劇
発行日:2006/6
あらすじ
おばけのボンちゃんは、もりでアイスクリーム屋さんをしています。ネコちゃんやウサギちゃん、ふたごちゃんなど動物たちが次々とアイスクリーム屋さんにやってきます。相手の形をしているアイスをみんなにあげると、みんな大喜びです。

この作品は夏ならではのおばけと、アイスクリームやたくさんの擬音語を楽しむことができますよ。

おばけなんてないさ

3冊目に紹介するおばけが出てくる夏の絵本は、『おばけなんてないさ』です。

作品情報
作:せな けいこ
出版社:ポプラ社
発行日:2009/7

誰もが一度は聞いたことのある歌が絵本になりました。「おばけなんてないさ おばけなんてうそさ」という歌詞に合わせてページをめくれば楽しく歌うことができますよ。怖がっている僕をよそに、ニコニコと楽しそうなおばけや、冷蔵庫でカチカチなおばけなどが出てきますよ。まるでオリジナルの物語のように楽しむことができます。

おばけばたけ

4冊目に紹介するおばけが出てくる夏の絵本は、『おばけばたけ』です。

作品情報
作:せな けいこ
出版社:マイクロマガジン社
発行日:2018/7
あらすじ
ここは夕暮れの畑。そこに子どもが一人、野菜を取りに来ました。そこには、ろくろっきゅうりやだいこんおろち、すいかっぱなど、おばけ野菜がいっぱいいました。男の子は、無事に野菜を持って帰ることができるのでしょうか。

次から次へ出てくるおばけたちへの男の子の対処や、最後の最後でのまさかのオチも楽しめる作品です。

おばけでんしゃ

5冊目に紹介するおばけが出てくる夏の絵本は、『おばけでんしゃ』です。

作品情報
作:内田 麟太郎
絵:西村 繁男
出版社:童心社
発行日:2007/6
あらすじ
おばけを載せて走るおばけ電車があります。妖怪駅を出発し、火の玉が飛び交う暗闇駅、雪女のいる寒々駅と個性豊かな駅に次々と止まります。さて、次の駅はどんな駅なのでしょうか。

それぞれのページが細かく描かれているので、どこにどんなおばけがいるのかを探してみるのもおすすめですよ。

めっきらもっきらどおんどん

作品情報
作:長谷川 摂子
絵:ふりや なな
出版社:福音館書店
発行日:1990/3
あらすじ
主人公のかんたが、お宮の大きな木の根っこの穴から落ちて、不思議な世界へ迷い込むお話です。そこには、へんてこな見た目の3人組のおばけが住んでいて、かんたと一緒に遊びます。

作中に出てくる歌のリズム感が良く、思わず口ずさんでしまう不思議な作品です。

まとめ

夏らしい絵本を取り入れよう!

いかがでしたでしょうか。今回は、暑い夏におすすめの絵本を17冊ご紹介しました。どの絵本も、夏ならではの雰囲気を読むだけで楽しめる絵本です。夏の絵本は海や花火、虫取りなど、夏の風物詩を鮮やかに描き出し、子どもたちの好奇心を刺激しながら想像力を育むことができます。絵本のページを一緒にめくりながら読むことで、夏の思い出を語り合ったり新しい夏の楽しみ方を発見したりするきっかけにもなりますよ。今年の夏は、夏の絵本とともに、特別な思い出を作ってくださいね。

保育士くらぶ

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保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/