保育士として働くうえで、子どもの発達や保育の知識はもちろん、保護者への対応や連絡帳の書き方など、身につけたいことはたくさんありますよね。そんなときに参考になるのが、保育に関する本です。一方で、保育学生や新人保育士の方は、「どんな本を選んだらいいの?」と迷うこともあるでしょう。そこで今回は、保育の基礎を学びたい方におすすめの本をテーマ別にご紹介します。ぜひ参考にして、実習や日々の保育に役立ててみてくださいね。
新人保育士や保育学生におすすめの本【基礎編】
保育現場の基礎をイチから学びたいときに読む本

- 書籍名:日本が誇る!ていねいな保育:0・1・2歳児クラスの現場から
- 著者:大豆生田 啓友、おおえだ けいこ
- 出版社:小学館
- 発売日:2019年6月27日
- 本のおすすめポイント:
保育現場で先輩たちが実践している関わり方や仕事の進め方を、写真とともにわかりやすく学べる1冊です。子どもへの声かけや環境づくりなど、新人保育士が身につけたい基本をフルカラーで解説しており、入職から5年目頃まで長く役立つ内容になっていますよ。
- 書籍名:先輩が教えてくれる!新人保育士のきほん
- 著者:中野 悠人、山下 智子
- 出版社:翔泳社
- 発売日:2016年11月19日
- 本のおすすめポイント:
学校では学びきれない保育現場の実践的な知識を、先輩保育士の経験談を交えながらわかりやすく紹介した1冊です。たとえば、保護者の顔と名前を覚えるコツや書類作成の進め方、仕事の優先順位の付け方など、新人が悩みやすいポイントを具体的に学べますよ。保育現場で安心してスタートを切りたい方におすすめです。
- 書籍名:保育の現場ですぐに役立つ 保育士の基本スキル
- 著者:橋本 圭介
- 出版社:秀和システム
- 発売日:2017年12月22日
- 本のおすすめポイント:
日々の保育はもちろん、保護者対応や子育て支援など、保育現場で役立つスキルを幅広く学べる1冊です。「こんなときはどう対応する?」といった場面をケーススタディでわかりやすく解説していますよ。先輩保育士からのアドバイスも豊富に掲載されており、新人保育士の心強い味方になるでしょう。
保育指針の解説が知りたいときに読む本
- 書籍名:保育所保育指針ハンドブック
- 監修:汐見 稔幸
- 出版社:学研プラス
- 発売日:2017年9月7日
- 本のおすすめポイント:
保育の基本となる保育所保育指針を、イラストや具体例とともにわかりやすく学べる解説書です。保育のねらいや10の姿など、現場で役立つ考え方を知ることができますよ。保育学生はもちろん、指針の改定内容を確認したい現役保育士にもおすすめの1冊です。
保育計画の立て方が知りたいときに読む本
- 書籍名①:発達が見える!0.1.2歳児の指導計画と保育資料
- 著者:増田 まゆみ
- 出版社:学研プラス
- 発売日:2018年2月20日
- 書籍名②:3・4・5歳児 子どもの姿ベースの新しい指導計画の考え方 新要領・指針対応
- 編著:無藤 隆、大豆生田 啓友
- 出版社:フレーベル館
- 発売日:2019年2月1日
- 本のおすすめポイント:
指導計画の立て方や作成のポイントを、具体例とともにわかりやすく紹介しています。年間計画や月間計画、実習で作成する指導案など、さまざまな計画の書き方を学べますよ。計画を立てることに不安がある保育学生や新人保育士は、基本を身につけるための参考にしてみてくださいね。
連絡帳の書き方に迷ったときに読む本

- 書籍名:保育の連絡帳文例集 たっぷり150:手書きでも!アプリでも! 年齢別・場面別だからすらすら書ける
- 監修:岩井 久美子
- 出版社:中央法規出版
- 発売日:2025年7月25日
- 本のおすすめポイント:
0〜5歳児の発達や生活場面に合わせた連絡帳の文例を150種類掲載しています。家庭からの記入と園からの返答の流れで紹介されているため、実際のやりとりをイメージしやすいでしょう。手書きやアプリでもそのまま活用しやすく、返答するときの言葉選びに役立ちますよ。
- 書籍名:保育で使える 文章の教科書
- 著者:木梨 美奈子
- 出版社:つちや書店
- 発売日:2020年12月1日
- 本のおすすめポイント:
指導案やおたより、連絡帳など、保育現場で必要な文章作成のコツをわかりやすく学べる1冊です。読みやすい文章の組み立て方や伝わりやすい表現、書き進めやすくなる考え方まで具体的に紹介されていますよ。文章を書くことに苦手意識がある保育学生や新人保育士におすすめです。
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新人保育士や保育学生におすすめの本【生活編】
子どもの発達と援助方法を学びたいときに読む本

- 書籍名:乳児の発達と保育:遊びと育児
- 編著:園と家庭を結ぶ「げんき」編集部
- 出版社:エイデル研究所
- 発売日:2011年5月1日
- 本のおすすめポイント:
0〜3歳児の発達を、豊富な写真とともにわかりやすく学べる1冊。子どものしぐさや遊びの意味、発達に応じた援助の方法まで具体的に紹介されています。乳児クラスを担当することの多い新人・若手保育士に、特におすすめですよ。乳児の発達を知ることで、保護者にもわかりやすく状況を説明できるようになるでしょう。
- 書籍名:0歳〜6歳 子どもの発達と保育の本
- 編著:河原 紀子、港区保育を学ぶ会
- 出版社:学研プラス
- 発売日:2018年2月6日
- 本のおすすめポイント:
0〜6歳児の発達を、生理的機能や運動、言葉、社会性などの項目ごとにわかりやすく解説した1冊です。年齢ごとの発達の特徴やよく見られる行動、発達を促す関わり方まで具体的に紹介しています。幅広い年齢の子どもと関わる保育士におすすめで、1人ひとりに合った援助を考える際の参考になるでしょう。
子どもの自立への指導方法を学びたいときに読む本
- 書籍名①:生活の自立Hand Book:排せつ・食事・睡眠・着脱・清潔
- 著者:谷田貝 公昭
- 出版社:学研プラス
- 発売日:2009年4月7日
- 書籍名②:生活習慣百科:0〜5歳児の発達と援助がわかる
- 著者:川原 佐公
- 出版社:ひかりのくに
- 発売日:2014年4月10日
- 本のおすすめポイント:
生活習慣の援助について、排せつ・食事・睡眠・着脱・清潔の5つの場面ごとにわかりやすくまとめられています。年齢や発達に応じた援助のポイントが非常に細かく紹介されており、新人保育士でも基本をしっかり身につけられますよ。また、生活習慣に関するリアルなエピソードが満載で、日々の保育や家庭との連携にも役立てることができるでしょう。
子どもの主体性の育て方を学びたいときに読む本

- 書籍名①:「子ども主体の協同的な学び」が生まれる保育
- 編著:大豆生田 啓友
- 出版社:学研プラス
- 発売日:2014年6月12日
- 書籍名②:非認知能力を育てる あそびのレシピ 0歳〜5歳児のあと伸びする力を高める
- 著者:大豆生田 啓友、大豆生田 千夏
- 出版社:講談社
- 発売日:2019年6月27日
- 本のおすすめポイント:
子どもの主体性を大切にした保育について、基本的な考え方をわかりやすく学ぶことができます。主体性や自己肯定感、非認知能力など、今の保育に欠かせない視点を無理なく身につけられますよ。経験を積んでいくと、新しい考え方を取り入れるのは難しいかもしれません。保育を始めたばかりの時期に学んでおくのがおすすめです!
感染症の予防策や対処法が知りたいときに読む本
- 書籍名:予防策・対応策をイラストで「見える化」わかりやすい保育現場の感染症対策
- 編著:森内 浩幸
- 著者:是松 聖悟、並木 由美江、西村 直子
- 出版社:中央法規出版
- 発売日:2025年3月15日
- 本のおすすめポイント:
発熱や咳、下痢など、子どもによく見られる症状や感染症への対応をイラストでわかりやすく解説しています。症状の観察から対応の判断まで確認でき、忙しい保育現場でも必要な情報をすぐに調べられる1冊です。いざというときに慌てないよう、すぐ手に取れる場所に置いておきましょう!
以下の記事では、新人保育士のよくある悩みを解決する方法について紹介しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
新人保育士や保育学生におすすめの本【あそび編】
運動あそびの種類や進め方が知りたいときに読む本

- 書籍名:0〜5歳児の発達に合った 楽しい!運動あそび
- 著者:栁澤 秋孝、栁澤 友希
- 出版社:ナツメ社
- 発売日:2014年2月20日
- 本のおすすめポイント:
乳児・幼児が楽しみながら体を動かせる運動あそびを、392種類紹介しています。跳ぶ・転がる・バランスを取る遊びなど、具体的な進め方や声かけまで丁寧に解説されているため、運動遊びに自信がない保育士でも安心して実践できるでしょう。また、遊びを段階的に取り入れることが本書の最大のポイントで、子どもたちの心や体の成長を自然に促せる設計になっていますよ。
造形あそびの種類や進め方が知りたいときに読む本
- 書籍名①:0・1・2歳児が夢中になる 実践!造形あそび
- 著者:平田智久
- 出版社:ナツメ社
- 発売日:2015年9月16日
- 書籍名②:3・4・5歳児が夢中になる 実践!造形あそび
- 著者:平田智久
- 出版社:ナツメ社
- 発売日:2015年9月1日
- 本のおすすめポイント:
季節や年齢に合わせた造形あそびを、豊富な写真とともにわかりやすく紹介しています。製作しやすい机や道具の配置場所、準備方法、子どもへの声かけまで具体的に解説されているため、造形活動の進め方に不安がある保育士でも安心して実践できますよ。
人気あそびの種類や進め方が知りたいときに読む本
- 書籍名:0〜5歳児の ちょこっとあそび じっくりあそび 196
- 監修・編著:片山喜章
- 著者:徳畑 等、藤本 裕美
- 出版社:ひかりのくに
- 発売日:2010年4月
- 本のおすすめポイント:
季節に合わせた1年分の遊びアイデアが豊富に掲載された1冊です。すきま時間に使える遊びや、じっくり夢中になれる遊びまで幅広く紹介されているため、新人保育士でもレパートリーを増やしながら自信を持って保育に取り組めますよ。
- 書籍名:0〜5歳児 園で人気のあそびうた100 室内・戸外・わらべうた
- 著者:ひかりのくに編集部
- 出版社:ひかりのくに
- 発売日:2012年6月1日
- 本のおすすめポイント:
現場の保育士が実際に選んだ、子どもたちに人気の遊びや歌を紹介した1冊です。対象年齢や遊び方に加えて、どこで盛り上がるかなどの具体的なポイントも掲載されていますよ。明日の保育ですぐ試せるアイデアが見つかること間違いなしです。
新人保育士や保育学生におすすめの本【番外編】
スキルアップができる本

- 書籍名:主体的な保育者になるための88の思考法:マンネリの壁を超える!
- 著者:青木一永
- 出版社:中央法規出版
- 発売日:2025年3月10日
- 本のおすすめポイント:
保育の正解を探すのではなく、自分なりの考えや気づきを深めるヒントが詰まった1冊です。子どもとの関係づくりや職員同士の価値観の違いなど、現場でよくある悩みや疑問に寄り添う内容になっています。1テーマ見開きで気軽に読めるため、休憩時間や仕事終わりにも読み進めやすいでしょう。保育の質を高めていきたい、スキルアップしていきたいという方におすすめですよ。
保育の楽しさが実感できる本
- 書籍名:子どもとつくる2歳児保育 思いがふくらみ響き合う
- 監修:加藤 繁美、神田 英雄
- 編著:富田 昌平
- 出版社:ひとなる書房
- 発売日:2012年8月1日
- 本のおすすめポイント:
保育現場のエピソードが豊富に掲載されており、子どもとの会話や関わり方を具体的にイメージすることができるでしょう。たとえば2歳児の人形遊びでは、保育士がどんな環境を用意し、どのように関わることで、子どもが自分から遊びを楽しめるようになるのかをわかりやすく紹介しています。読み終わる頃には、「こんな保育をしてみたい!」と前向きな気持ちになれる1冊ですよ。
役立つネタやアイデアが満載の保育雑誌
- 誌名①:月刊 保育とカリキュラム
- 出版社:ひかりのくに株式会社
- 発売日:毎月2日
- 誌名②:保育が広がるアイデアマガジン PriPri(プリプリ)
- 出版社:株式会社世界文化ワンダーグループ
- 発売日:奇数月の月末(年6回)
- 本のおすすめポイント:
保育雑誌は、読みやすく手に取りやすいのが魅力で、保育学生におすすめですよ。製作活動や運動遊びなどのアイデアを豊富に載せている雑誌、実習に活用できる保育ネタや指導計画の例、保育のお悩み相談などを紹介している雑誌もあります。CDや出し物の付録が付いている号もあり、日々の保育に長く役立てられるでしょう。
本を読むときに注意したいこと
最初から順番に読もうとしない

本を読むときは、最初のページから最後まで順番に読もうとせず、まずは目次を見て気になったところから読み進めるのがおすすめです。最初からすべて読もうとすると、途中で負担に感じ、挫折してしまうことも少なくありません。発達段階の理解や連絡帳の書き方、子どもへの声かけなど、今の自分に必要なテーマのみを読むだけでも十分役立ちますよ。「この本は参考になる」「また読みたい」と感じられると、自然と手に取る機会が増え、無理なく知識を身につけられるでしょう。
何冊も読み進めるよりもまず1つ実践してみる
本をたくさん読むことよりも、読んで学んだことを実際の保育で活かすことが大切です。子どもへの声かけを少し変えてみる、遊びの導入を本の通りにやってみるなど、その日に実践する内容を1〜2つに絞って取り組んでみましょう。すべてを一度に覚えようとする必要はありません。小さな実践を積み重ねることで、知識が自分の経験として定着し、「できた」という自信にもつながります。読んで終わりではなく、行動に移すことを意識してみてくださいね。
いつでも手に取れる場所に置いておく
机の上や本棚の見える場所など、いつでも手に取れる場所に本を置いておきましょう。そうすることで、子どもが発熱した際の対応方法を確認したい、保護者への説明に迷うと感じたときも、すぐに本を開いて参考にできます。日頃から本が目に入る環境をつくることで、必要なタイミングで自然と読み返す習慣が身につきますよ。また、いろんなジャンルの本を揃えておくと、困ったときに参考にできる情報が増え、安心して保育に取り組めるでしょう。
まとめ
保育学生や新人の今こそ本を読んで基礎を固めよう!
いかがでしたか?この記事では、新人保育士や保育学生におすすめの本をテーマ別にご紹介しました。保育の知識や現場で役立つヒントを身につけるには、本を読むことが大切な学びの1つです。保育学生や新人保育士のうちに、発達や遊び、保護者対応など幅広いテーマに触れておくと、日々の保育にも活かしやすくなりますよ。気になる本から少しずつ読み、自分なりの保育の引き出しを増やしていきましょう。
























