保育士はピアスを着用してもOK?保育士のおしゃれ事情を解説【隠す・開ける・軟骨・知恵袋】

「保育士として働きながらピアスを開けることはできる?」「既に空いているピアスホールは塞ぐべき?」保育士として働きたいと考えている人の中には、このような疑問を抱えている人もいるでしょう。今回はそんな疑問を解消すべく、保育士のピアス事情について詳しく解説していきます。ピアスの着用ルール以外にも、保育現場における身だしなみのルールや保育士の休日におすすめなおしゃれアイテムについても紹介していますよ。保育士にはなりたいけれど、おしゃれも楽しみたいという人は、ぜひ最後までご覧ください!

保育士はピアスホールを開けてもいい?

勤務中のピアスの着用は禁止

原則として、ほとんどの保育園では勤務中にピアスを付けることを許可していません。たとえ、透明色の小さなサイズのピアスであったとしても、ピアス全般の着用を禁止している場合がほとんどです。色や形が目立たないピアスでも保育士の着用が認められないということは、それほどピアスが子どもにとって危険なものであるということ。保育士になる前に、まずはピアスが子どもにとってなぜ危険なのか、しっかりと学び頭に入れておくようにしましょう。この後の項目で詳しく触れているので確認してみてくださいね!

ピアスホールは気にされないことが多い

勤務中にピアスを着用しなければ、ピアスホールが空いていても問題視しないという保育園や保護者は多いようです。なぜなら保護者にとって保育士は、子どもの安全に目を配り、真面目に仕事に取り組んでくれるかどうかが最も重要なことだからです。ピアスホールが空いていたとしても、日頃から子どもを大切に思って行動し、仕事に真面目に向き合っていれば、保育士は保護者に良い印象を持ってもらえるはずですよ。保育園によってピアスホールに対する認識やルールは異なるため、気になる場合は事前に保育園に確認をとっておくと安心ですね。

新しくピアスホールを開けるのは難しい

ピアスを開けてからピアスホールが安定するまでの1〜2ヶ月間は、ファーストピアスと呼ばれる透明なピアスを着用する必要があります。しかし保育園では、透明なファーストピアスであっても着用を認められない場合がほとんどです。よって、保育士として勤務している間に新しいピアスを開けることは現実的に難しいでしょう。また、ファーストピアスを付けなければ、まだ安定していない穴の部分から雑菌が入り、化膿してしまう可能性もあります。衛生面も重要な保育園では、問題視されてしまうかもしれません。保育士である期間中に新しいピアスを開けたい場合には、長期的に休むことのできるタイミングで行うようにしましょう。

保育士くらぶ

保育士がピアスをしてはいけない理由とは?

子どもがピアスを誤飲する危険性がある

ピアスのキャッチ部分は、振動や衝撃を加えると外れやすい構造をしています。生後半年〜2歳頃までの子どもは、目についたものを何でも口に入れる傾向があるため、万が一ピアスのキャッチ部分が床の上に落下した場合、誤飲をしてしまうかもしれません。目立たない透明なピアスや服で隠れる部位に付けるへそピアスなども含め、キャッチの外れる危険性があるピアスは保育園で身に付けないようにしましょう。

子どもがピアスで怪我をする危険性がある

ピアスは、金属などの硬い素材でできていたり、装飾が派手に付いていたりすることが多いです。保育士がピアスを着用したまま子どもを抱っこしたり子どもと遊んだりすると、ピアスの硬い部分や突出した部分で子どものデリケートな肌を傷つけてしまう恐れがあります。また3〜4歳頃の子どもは、光り輝く綺麗なものや揺れ動くものに強く興味や関心を持ちやすいため、ピアスを見たら触ろうとすることも多いでしょう。子どもが無理にピアスを触ろうとした場合、無意識に保育士の顔周りを傷つけてしまう危険性もあります。子どもも保育士もピアスで怪我をしないように、保育園でのピアスの着用は避けるようにしましょう。

子どもがピアスに触れて金属アレルギーを発症する危険性がある

ピアスは、ニッケルやコバルト、スズなどの様々な金属を用いて作られることが多いです。そのため、ピアスに興味を持った子どもがたくさんピアスに触れることで、子どもが金属アレルギーを発症してしまう可能性があります。子どもの発症率は低いとされる金属アレルギーですが、幼い頃から金属にたくさん触れることでアレルギー体質となり、大人になった後で発症する場合が多いようですよ。金属アレルギーになってしまうと肌が赤くかぶれたり、熱が出たりする場合があります。子どもに不必要な金属の接触を避けてもらうためにも、保育園でピアスは身に付けないようにしましょう。

保護者に不安を与えてしまう可能性が高い

保護者は日頃から、安心して子どもを預けることができる保育士かどうかを見ています。一般的にピアスは子どもにとって危険であると考えられているため、ピアスを付けた保育士は、怪我や誤飲などのリスクを気にする保護者から良く思われないでしょう。保護者からの信頼が薄く不信感を抱かれている保育士は、子どもに関する相談をされにくくなり、家庭における子どもの状況などを把握しづらくなってしまいます。保護者と保育士が円滑にコミュニケーションを取り、連携して保育が行えるように、ピアスは身につけず、世間一般で評価される清潔感のある身だしなみを心がけましょう。

保育士が保育園で気を付けるべき身だしなみのルール

大量のピアスホールや軟骨のピアスホールは隠す

ピアスは付けずに耳たぶにピアスホールが空いているだけの状態であれば、保護者に見られてもほとんど気にされることはありません。しかしながら、ピアスホールの空いている量や位置によっては、保護者に良くない印象を抱かれてしまう可能性がありますよ。ピアスホールが大量に空いていたり、耳たぶではなく軟骨に空いていたりすると、若干の怖さや不安を感じる人もいるでしょう。少しでも不信感を与えてしまう可能性のあるピアスホールは、勤務中は隠すようにしたり、穴自体を塞いだりすることをおすすめします。

アクセサリーも着用禁止

保育士が保育園でピアスの代わりにイヤリングを付けたり、ネックレスや指輪などのアクセサリーを身に付けることも、一般的には禁止されています。ピアスが着用禁止な理由と同様で、怪我や誤飲のリスク回避と、保護者に「子どもの安全よりも保育士自身のおしゃれを優先している」と不信感を抱かれることを避けるためです。シンプルな結婚指輪などであれば勤務中であっても着用を認めている保育園もあるようですが、子どもの安全を第一に考えて、基本的にアクセサリーの着用は控えましょう。

髪飾りやヘアピンは着用を避ける

豪華な装飾の付いた髪飾りやヘアピンなども、保育士が着用を避けるべきアイテムです。中でもアメリカピンは先が鋭いため、誤って床に落としたときに子どもが踏んでしまい足の裏を怪我したり、遊んでいるうちに子どもの目に入ってしまうリスクが高いです。また髪飾りは、鋭いパーツや細かいビーズの付いたものや、リボンなどが垂れ下がったものは、子どもの誤飲や怪我のリスクが高いため、着用を控えるとよいでしょう。基本的に勤務時間中のヘアスタイルは、柔らかくシンプルなヘアゴムのみを使用して簡単にまとめるのがおすすめですよ。

ネイルはせず長い爪は短く切る

ほとんどの保育園では、保育士がネイルをすることは禁じられています。マニキュアの独特な匂いが嫌いな子どもを不快にさせたり、剥がれたマニキュアやネイルのパーツを子どもが誤飲するリスクがあるからです。また、保育士が凹凸のあるネイルパーツを付けたり爪を長く伸ばすと、子どもに怪我をさせてしまう危険性が高く、安心して一緒に遊ぶことができないでしょう。ネイルをしていなくても爪が長いと、子どもに怪我を負わせるリスクだけでなく、爪の隙間に入り込んだ土やゴミなどで衛生面でのリスクも生じかねません。爪は常に短く、清潔に保つようにしましょう。

メイクはナチュラルにする

保育士が派手なメイクをしてしまうと、子どもと遊んだ際に子どもの手や衣服にメイク成分を付けて汚してしまう可能性があります。またメイクを濃くし過ぎると、子どもを怖がらせたり、保護者に悪い印象を与えてしまうかもしれません。加えて、つけまつげなどは小さい子どもが興味本位で引っ張ってしまう場合もあるでしょう。メイク自体が保育園で禁止されていないからといって、派手にし過ぎて子どもや保護者に様々な悪い影響を与えてしまわぬよう、メイクはナチュラルにしましょう。

保育園におけるピアスホールの隠し方

髪の長さを短くして横髪で耳たぶを隠す

一般的に、ピアスホールのみであれば気にしないという保育園も多いようです。とはいえ、勤務時間中は隠しておきたいと考える保育士も少なくないはず。そんな時は、耳が隠せる長さのショートカットやボブカットなどで耳ごと髪の毛で隠してしまうのもおすすめですよ。髪の毛が長いと、子どもと遊んでいる際に引っ掛かったり絡まったりする危険があるため、保育園ではヘアゴムでまとめることが推奨されています。髪の毛が短ければ無理に結っておく必要はないので、安心してピアスホールを隠すことができますよ!

ピアスホールに専用のシールを貼って隠す

ピアスホールの部分に専用のシールを貼ることで、簡単に隠すことができますよ。髪の毛を短くせずにピアスホールを隠したい人や、激しく動く場面でも徹底的にピアスホールを隠したい人におすすめな方法になります。色は種類が豊富で肌の色に合わせて選ぶことができます。また、水に強いウォータープルーフの素材になっているため、安心してプールや水遊びを楽しむこともできます。1週間の連続使用も可能な擦れに強いシールとなっているので、激しく動き回る保育園でも安心して使用ができますね!

ファンデーションやコンシーラで隠す

ピアスホールが小さい場合には、お手持ちのファンデーションやコンシーラを使って、穴を目立たなくすることが可能です。コンシーラ等を使用する場合には、なるべく汗や水で落ちにくいウォータープルーフの製品を使用するとよいでしょう。髪を短く切ったり専用のテープを購入するのが嫌な人には、手持ちの化粧品で隠すことのできるこの方法がおすすめですよ。紹介した3つの方法の特徴を押さえながら、必要に応じてピアスホールの隠し方を変えてみてくださいね!

ピアスの代わりにぴったりな休日のおしゃれアイテム

おしゃれなイヤリングやイヤーカフ

休日の保育士が楽しめるおしゃれアイテムとして、イヤリングやイヤーカフがおすすめですよ。イヤリングやイヤーカフであれば、ピアスのように耳に穴を空けなくても、着用することができます。金属製のものはもちろん、金属アレルギーのある人や耳たぶが分厚い人にも優しい樹脂素材のイヤリングなども販売されていますよ。勤務中に着用することはできませんが、休日であれば思いきり楽しむことができますね。ぜひ、その日のコーデに合わせて好きなものを身につけてみてください!

ピアスをイヤリングにできるイヤリングコンバータ

イヤリングコンバータとは、ピアスの針部分を差し込むだけでイヤリングにすることができる便利なアイテムです。アクセサリーショップで「好きなデザインだったのにピアスしか売られていない…」と落ち込んで購入を諦めた経験はありませんか?イヤリングしか購入できないとなると、選べるデザインは限られてしまいますよね。しかし、イヤリングコンバータがあれば、ピアスホールを空けずにピアスを装着することができます。イヤリングのデザインだけでは物足りない人は、ぜひ購入してみてくださいね!

まとめ

勤務中のピアスの着用は避けておしゃれは休日に楽しもう

いかがでしたか?保育士という仕事は、子どもの安全や衛生面だけでなく、子どもや保護者からどのように見られているか配慮することが必要不可欠です。おしゃれが好きな保育士は「あれもできない」「これもできない」と考えて、つい悲観的に捉えてしまうかもしれません。当然、勤務時間中は子どもの安全を第一に考えるために多少の我慢は伴います。一方で、保育士であっても、休日は工夫次第で思いきりおしゃれを楽しむことができますよ!ぜひ、今回の記事を参考にしながら、毎日のおしゃれに対して前向きに捉えてみてくださいね!

保育士くらぶ

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保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/