子どもに自信をつけさせる方法とは?【声掛け・親・原因・特徴・今日から】

いつも自信がなさげに見える、新しい事に挑戦しない、やる気があまり感じられない。このような子どもに対しての悩みを持つ保護者は少なくありません。自信がないと新しいことにチャレンジしにくく、その子自身の能力や個性を伸ばすことは難しいですよね。そこで今回の記事では、子どもに自信をつける方法やメリット、NGワードなどをご紹介します。日頃のちょっとした声掛けや行動を変えることで子どもの自己肯定感を伸ばし、成長に繋げましょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。

子どもに大切な自信とは?

根拠のある自信

子どもにとって大切な自信には、大きく分けて2種類があります。その1つ目が、根拠のある自信です。これは、できた経験や積み重ねによって育つ自信のことを指しますよ。たとえば、毎日少しずつ靴を履く練習をして、最後まで自分でできるようになったときや、繰り返し挑戦して縄跳びが跳べるようになったときに生まれる気持ちです。保育の現場でも、「昨日より上手になったね」「一人でできたね」と具体的に認めてもらうことで、子どもは自分の成長に気づきやすくなります。こうした成功体験の積み重ねが、「またやってみよう!」という前向きな意欲につながり、次の挑戦への大きな力になっていくのです。

根拠のない自信

2つ目の自信の種類が、根拠のない自信です。これは、まだ経験や結果が伴っていなくても、「なんだかできそう」「自分なら大丈夫!」と感じられるポジティブな気持ちのことを指します。たとえば、初めての遊びや行事の前に「やったことないけど楽しそう」「きっとできると思う」と前向きに話す姿は、根拠のない自信が育っている証ですよ。保育の現場では、結果よりも挑戦する姿勢を温かく見守り、「やってみようと思えたね」「その気持ちが素敵だよ」と声をかけることで、この自信は少しずつ大きくなります。

参考:マナトピ

保育士くらぶ

子どもの自信を育むためには?

たくさん褒める

子どもの自信を育む1つ目の方法は、たくさん褒めることです。大人も子どもも関係なく、褒められて嫌な気持ちになる人はいませんよね。多くの人間は、褒められることで自己肯定感を高め、物事に前向きに取り組むことができます。日常の小さな出来事を丁寧に褒めることで、子どもは「自分は大丈夫」「見てもらえている」という安心感を持てるようになります。特に、頑張った過程をすぐに認めてあげることは、結果に関係なく「やってみよう」と思える根拠のない自信へとつながっていきます。愛情に包まれていると感じられる関わりを積み重ねていきたいですね。

コミュニケーションを大切にする

子どもの自信を育む2つ目の方法は、コミュニケーションを大切にすることです。仕事や家事に追われていると、どうしても会話が短くなったり「あとでね」と後回しにする場面が増えてしまいますよね。子どもは大人の様子をよく見ており「忙しそうだから話しかけないほうがいいのかな」と気持ちを抑えてしまうこともあります。コミュニケーション不足は、子どもが「自分は大切にされていない」と感じ、自信を失うきっかけになることがあるのです。夜寝る前の時間や、洗濯物をたたみながら「今日はどんな遊びをしたの?」と問いかけるだけでも十分です。短い時間でも、しっかり向き合って話を聞くことで、安心感を感じ、自信を育むことができますよ。

子どもの意見や個性を尊重する

子どもの自信を育む3つ目の方法は、子どもの意見や個性を尊重することです。大人が良かれと思って先回りして決めてしまうと、子どもは「自分の考えは必要ないのかな」と感じてしまうことがあります。たとえば、服を選ぶ場面で「今日はどれにする?」と問いかけたり、遊びの内容を決めるときに「どんな遊びがしたい?」と意見を聞いてあげましょう。そうするだけでも、子どもは自分の思いを伝える経験ができます。たとえ大人の考えと違っていても「そう思ったんだね」と一度受け止めてもらえることで、子どもは安心し、自分の気持ちに自信を持てるようになります。

周りの大人も一緒にチャレンジする

子どもの自信を育む4つ目の方法は、周りの大人も一緒にチャレンジすることです。大人が何かに挑戦する様子は、子どもにとって大きな学びになります。たとえば「先生も初めてだから少しドキドキするけど、一緒にやってみようか」と声をかけながら新しい遊びに参加してみましょう。それで、うまくいかなかったときに「失敗しちゃったけど、もう一回やってみるね」と前向きに伝えたりする姿は、子どもに安心感を与えることができますよ。大人が完璧である必要はなく、挑戦する過程や気持ちを共有することが大切です。そうした関わりの中で、子どもは「できなくても大丈夫」「やってみよう」と感じられるようになり、自然と自信を育んでいくのです。

子どもが自信をなくす原因

結果にこだわっている

子どもが自信をなくす1つ目の原因は、結果にこだわることです。大人が「できたかどうか」「成功したかどうか」だけに目を向けてしまうと、子どもは過程を認めてもらえず、不安な気持ちを抱きやすくなりますよ。たとえば、制作活動で最後まで取り組んだにもかかわらず「うまくできていないね」と言われてしまうと「頑張っても意味がないのかな」と感じてしまうことがあります。保育では、結果よりも「最後まで座ってできたね」「自分で考えて工夫していたね」と過程を丁寧に認めることが大切ですよ。そうした関わりが少ないと、子どもは失敗を恐れるようになり、新しいことへの挑戦を避けてしまうようになります。

指示ばかりする

子どもが自信をなくす2つ目の原因は、指示ばかりすることです。「早くして」「こうしなさい」といった声かけが続くと、子どもは自分で考える機会を失い「自分ではできない」と感じやすくなります。たとえば、身支度のたびに手順を細かく指示されると、本当はできることでも不安になってしまいます。保育の現場では、少し見守りながら「どうするんだっけ?」と問いかけることで、子どもが自分で考え行動する力を育てています。指示よりも信じて任せる関わりが、子どもの自信を守る大切な土台になりますよ。

人と比べている

子どもが自信をなくす3つ目の原因は、人と比べていることです。「〇〇くんはもうできるんだって」といった言葉は、つい励ますつもりで口にしてしまうこともありますよね。しかし、こうした声かけは知らず知らずのうちに他の子と比べる形になってしまいます。たとえば、一生懸命練習していたのに周りの子と比べられると「自分はできないんだ」と感じてしまうことも少なくありません。悪気がなくても、比較が続くと子どもの心に負担がかかってしまいます。

否定ばかりする

子どもが自信をなくす4つ目の原因は、否定ばかりすることです。「それは違うよ」「どうしてできないの?」といった声かけが続くと、子どもは自分の考えや行動に自信を持てなくなってしまいます。たとえば、一生懸命描いた絵に対して否定ばかりされると「やっても無駄なんだ」と感じてしまうこともあります。否定が続くと挑戦する意欲が失われてしまうため、言葉選びにはそっと心を配りたいですね。

親が自信がない

子どもが自信をなくす5つ目の原因は、親が自信がないことです。子どもは言葉以上に、大人の表情や口ぐせ、日々の態度をよく見ています。たとえば「どうせ私には無理」「失敗したら恥ずかしい」といった言葉を親が繰り返していると、子どもも同じように物事に消極的になってしまうことがありますよ。保育の現場でも、保護者の不安が強いと、子どもが挑戦をためらう姿が見られることがあります。

すべてを与える

子どもが自信をなくす6つ目の原因は、すべてを与えることです。困らないように、失敗しないようにと配慮する気持ちはとても大切です。しかし、何でも用意してもらえる環境が続くと、子どもは自分で考えたり工夫したりする機会を失ってしまいますよ。たとえば、靴を履く前に毎回そろえてあげたり、少し考えればできることでもすぐに手伝ってしまったりすると「自分ではできない」と感じやすくなります。

自信のある子どもの特徴

失敗を恐れずにチャレンジできる

自信のある子どもの1つ目の特徴は、失敗を恐れずにチャレンジできることです。うまくいかなかった経験があっても「もう一回やってみる」「次はこうしてみよう」と気持ちを切り替えることができますよ。たとえば、何度転んでも自転車の練習を続けたり、制作活動で思い通りにいかなくても最後まで取り組んだりする様子です。こうした子どもは失敗を「ダメなこと」ではなく「学びの一つ」として受け止めていることが多くあります。大人に見守られ、過程を認めてもらった経験があるからこそ「挑戦しても大丈夫」という安心感が育っているのです。

自主的に行動できる

自信のある子どもの2つ目の特徴は、自主的に行動できることです。周りの様子を見ながら「次はこれをしよう」「今はお片づけの時間だな」と気づき、自然と体が動く場面がありますよ。たとえば、遊び終わったあとに自分からおもちゃを片づけたり、困っている友だちに「大丈夫?」と声をかけたりする場面です。子どものこうした行動は「自分はできる」という感覚が育っているサインだと言えます。これまでに自分で選び、決めてきた経験があるからこそ、指示を待たずに動けるようになるのです。

子どもの自信を育むために日頃からできること

スキンシップを積極的にとる

子どもの自信を育むために日頃からできることとして、スキンシップを積極的にとることが挙げられます。言葉で褒めることも大切ですが、触れ合いを通して心を満たしてあげることも、子どもに安心感と自信を与えてくれますよ。たとえば、頑張ったあとに頭をそっとなでたり「よく頑張ったね」とハグをしたりするだけでも十分です。特にハグには、オキシトシンと呼ばれるホルモンが分泌され、心が落ち着き、リラックスしやすくなると言われていますよ。忙しい毎日の中でも、少しの時間でも構いませんので、触れ合いを大切にする習慣を続けていきたいですね。

子どもがやりたいことをやらせる

子どもの自信を育むために日頃からできること2つ目は、子どもがやりたいことをやらせることです。子どもは成長とともに好奇心がぐんと広がり「これをやってみたい」「あれに興味がある」と自分の思いを持つようになりますよね。たとえば、ボール遊びやダンス、絵を描くことなど、遊びやスポーツを通して成功体験を重ねられるよう、子どもの意思を尊重して見守ってあげてください。見学や体験から始めることで、安心して一歩を踏み出せる子は多くいます。たとえ思うようにできない場面があっても「挑戦してみたね」「最後まで頑張ったね」と過程や努力を認めることで、その経験は大切な成功体験として心に残ります。

大人が自信を持って接する

子どもの自信を育むために日頃からできることの3つ目は、大人が自信を持って接することです。仕事や家事が重なり、心に余裕がなくなってしまう日もありますよね。しかし、子どもは大人が思っている以上に表情や声のトーンに敏感で、不安や疲れを感じ取ってしまいます。たとえば、ため息が多かったりネガティブな言葉が続いたりすると、子どもも落ち着かず、自信を持って行動しにくくなってしまいますよ。大人が穏やかで前向きな姿勢を見せることで、子どもは安心して過ごせるようになります。日々の生活でつらいと感じたときや少し休みたいときは、家族や周囲の人に相談したり、育児支援サービスを利用したりして、一人で抱え込まないことも大切ですよ。

まとめ

褒めて認める事で自信を育もう!

今回は、子どもに自信をつけるための関わり方や、その大切なメリットについてお伝えしてきました。子どもの自信は、特別なことをしなくても、周囲の大人の接し方や日々の言葉がけによって、少しずつ育っていきます。たとえば、朝に「いってらっしゃい」とハグをしたり、寝る前にその日の出来事をゆっくり聞いたりするだけでも、子どもの心は満たされますよ。子どもの自信を育むためには、このような小さな積み重ねと安心感が大切なのです。焦らず、無理をせず、子どもの気持ちに寄り添いながら、一緒にできることから始めてみてくださいね。

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