棘が抜けなくて困った!子供の棘を抜く方法は?【病院・放置・痛い・どうなる】

子供に棘が刺さってしまって抜けなかった経験はありませんか?なかなか棘が抜けないことで、どうしたらいいのか焦ってしまうこともありますよね。小さな棘は日常でも刺さることが多く、意外にも抜くのが難しいものです。ここでは、棘が抜けないときの対処法として、身の回りにあるものを使って棘を抜く方法を紹介します。どれも簡単に試せるものばかりなので、棘が抜けなくて困ったときは是非参考にしてみてください。

抜けない棘を抜く方法

テープを使う

初めに紹介する方法は、テープを使った方法です。棘が刺さった部分にテープを貼り、棘の周りを軽く押さえてからゆっくりとテープを剥がします。こうすることで、テープに棘がくっついて抜けることがありますよ。ガムテープなど、粘着力の強いテープを使うと抜きやすいでしょう。テープを貼る前に、棘が刺さった部分をお湯に浸けたり、温めたタオルをあてたりするのもおすすめです。皮膚がふやけることで棘が抜けやすくなります。ガムテープならほとんどの家庭、保育園に用意してあると思うので、ぜひ一度は試してみて下さい。

ピンセットを使う

次に紹介するのは、ピンセットを使った方法です。この方法は、刺さった棘の先端が皮膚から見えている場合におすすめです。皮膚から出ている棘の部分をピンセットではさみ、そっと抜きましょう。ピンセットがない場合は毛抜きで代用することもできます。どうしても抜けないときは、棘抜き専用のピンセットを使うのも良いですね。先端が細く尖っていて少し曲がっているため、普通のピンセットよりも簡単に棘を抜くことができます。

5円玉を使う

次に紹介するのは、5円玉を使った方法です。お金を棘抜きに使うの?と驚く人もいるかもしれませんが、5円玉を使うことで一気に棘が抜きやすくなります。棘が刺さった部分に5円玉の穴をあて強く押すことで、棘が浮き上がって抜きやすくなるのです。指先などの、皮膚が柔らかい部分に棘が刺さったときや、棘の先端が皮膚に埋もれそうなときに効果的な方法です。この際、5円玉は清潔なものを使うようにしましょう。棘が刺さった部分に、5円玉の錆や汚れが入ると、傷が悪化する恐れがあります。

安全ピンを使う

安全ピンを使って棘を抜く方法もあります。安全ピンの針を使って、棘が刺さった部分の皮膚を少しめくってみましょう。棘の先端が十分に露出したら、棘をはさんでぬきます。皮膚をめくった後は、そのまま針で棘を抜いてもいいですが、ピンセットを使うと抜きやすいです。この際、安全ピンを使用する前には針の部分をよく消毒するようにしてください。子供にとっては少し痛みを伴う方法ですが、棘が皮膚の下に埋もれて抜けない場合や、ピンセットで棘がはさめない場合におすすめです。

蜂蜜を使う

蜂蜜を使った方法もおすすめです。棘が刺さっている部分に蜂蜜を塗り、5分程放置します。すると自然に棘が浮き上がってくるので、簡単に棘を抜くことができます。蜂蜜には皮膚の組織を再生させる働きがあるため、患部に蜂蜜を塗ることで棘が抜きやすくなるのです。また、蜂蜜には抗菌作用もあるため、棘が刺さっていた部分の化膿を防ぐこともできます。この方法で棘を抜く場合には、子供が蜂蜜アレルギーでないことを確認してから行うようにしましょう。

接着剤を使う

接着剤を使って棘を抜く方法もあります。棘が刺さっている部分とその周りに接着剤を塗り、十分に乾かした後にゆっくりと剥がします。接着剤に棘がくっついて、一緒に抜けるはずです。注意したいのは、ここで瞬間接着剤は使わないことです。瞬間接着剤を使ってしまうと、皮膚から接着剤が剥がれなくなり、かえって悪化させてしまうことになります。工作などにも良く使う木工用ボンドが手軽でおすすめです。接着剤がしっかりと乾くまでじっとしていられない子供もいるので、乾かしている間は一緒に待ってあげられるといいですね。

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子供に棘が刺さってしまうのはどんな時か

外遊びだけでなく屋内でも棘が刺さることも

棘が刺さりやすいときを把握しておくことで、子供に棘が刺さるのを予防することもできます。最も多いのは、外で遊んでいるときに草木に触れたときです。自然の中には小さな棘やささくれが出ているものが多くあるため、外遊びに夢中になっている間に棘が刺さってしまうことがあるのです。一方、屋内でも棘が刺さる可能性はあります。例えば、木製のおもちゃ、机や椅子などにささくれが出来ていた場合などです。思わぬ怪我を防ぐためにも、木製のおもちゃ、机や椅子は定期的に点検できるといいですね。

子供の棘が抜けないときの対応方法

棘が刺さっている方向を調べる

子供に刺さった棘が抜けないときは、まずは棘が刺さっている方向を調べましょう。棘が刺さっている方向がわからずに、それとは反対方向に棘を引っ張ることで、症状が悪化することもあります。本来であれば自力で抜けるはずの棘が、皮膚の奥まで入ってしまって抜けなくなることも。棘が刺さっている部分を良く見て、どちらの方向から抜くのが良いか判断しましょう。棘がとても小さくて見えにくい場合は、虫眼鏡などを使って拡大させて調べるのも1つの方法です。

無理に抜こうとしない

棘が抜けない場合でも、無理やり抜くのはおすすめしません。抜けない棘を間違った方法で抜こうとすると、傷口に雑菌が入り、化膿してしまうこともあります。また、無理に棘を抜こうとして、棘が皮膚の中に完全に埋まってしまう場合もあります。まずは棘が刺さっている方向を見た上で、上記で紹介した方法を試してみて下さい。その際も、子供が痛がったときや上手くいかなかったときは、中断してください。様子を見ながら行うことが大切です。

棘を抜いた後は良く洗う

棘が抜けた後には、棘が刺さっていた部分を良く洗うことも大切です。小さな棘でも、棘が刺さっていた部分は皮膚が弱っていて、化膿しやすくなっている状態です。棘の汚れが残っている場合や血が出ている場合はもちろん、見た目に変化がなくてもしっかりと洗い流しましょう。化膿が心配な場合は、合わせて消毒もするのがおすすめです。傷口を清潔に保ち、菌が入らないようにすることで、治りも早くなります。

抜けない棘を放置しない

棘が抜けない場合でも、そのまま放置しないようにしましょう。人間の皮膚には、決まった周期で新しい皮膚に生まれ変わるターンオーバーと呼ばれる仕組みがあります。その仕組みのおかげで、小さな棘が刺さっても自然に抜けることがほとんど。しかし、小さな子供は大人よりも皮膚が薄く、思ったよりも深く棘が刺さっていることもあります。皮膚に深く刺さった棘を放置しておくと、化膿して強い痛みが生じる場合もあるので注意してください。傷を悪化させないためにも、子供に刺さった棘は放置しないようにしましょう。

場合によっては病院を受診する

棘が抜けないときや、抜けた後の傷口を見て、病院に行くべきか迷う人は多いですよね。場合によっては病院を受診することも必要だと考えておきましょう。基本的には、刺さった棘が小さく、自力で棘が抜けた場合には病院に行く必要はありません。抜けた後も様子を見て、傷口が自然に治るのを待ちましょう。一方、様々な方法を試しても棘が抜けない場合や、棘が抜けた後の皮膚に異常が見られる場合などは病院に行くことをおすすめします。次で病院に行った方が良いケースを複数紹介しているので、そちらも参考にしてみてください。

病院に行った方が良いケース

虫などの棘が刺さったとき

虫などの棘が刺さったときは病院に行った方が良いでしょう。虫の棘が刺さると、皮膚に何らかの症状が表れることが多いです。直接虫に触っていなくても、虫の棘は風に運ばれたり、草木や服についていたりすることもあります。場合によっては特別な治療が必要なこともあるので、虫の棘が刺さったときは迷わず病院に行きましょう。見た目で虫の棘かどうかわからない場合は、棘が刺さった部分の皮膚に変化がないかを見てみてください。腫れていたり、赤身や湿疹が出ている場合は、虫の棘が刺さった可能性があります。

錆が入ったとき

錆びた金属の棘が刺さった場合など、傷口に錆が入ったときはすぐに病院を受診するようにしましょう。錆が傷口に入ると、破傷風と呼ばれる危険な感染症にかかる恐れがあります。破傷風は、傷口から入った錆などによって感染し、全身のけいれんや呼吸困難などを引き起こす恐ろしい病気です。公園の遊具や古い工具など、子供でも錆のついた棘が刺さる可能性は十分にあります。最悪の場合、命の危険にも関わるので、錆のある棘が刺さった時には病院の診察を受けるようにしてください。

強い痛みがあるとき

強い痛みがある場合も、病院を受診した方が良いでしょう。棘が抜けない場合はもちろん、抜けた後でも子供が痛みを強く訴えるようであれば、病院に行くのがおすすめです。小さな棘であっても、子供にとっては痛みが強く感じられることもあります。従って、痛みがあるからといってすぐに受診が必要なわけではないですが、場合によっては治療が必要なこともあります。何の棘が刺さったかわからないときや、比較的大きい棘が刺さったときには、特に注意が必要です。

血が止まらないとき

血が止まらないときも病院に行って対応してもらいましょう。通常、小さな棘が刺さっただけの場合は出血もないことが多いですよね。一方、棘が深く刺さった場合や、刺さった棘が大きいものである場合は出血することもあります。棘が抜けてしばらく様子を見ても血が止まらないときは、病院に行って検査を受けた方が良いでしょう。病院に行くまでの間は、ガーゼで傷口を強く押さえるなどして、止血処理をすることも大切です。

棘が残ってしまったとき

棘が皮膚の中に残ってしまった場合も、病院を受診することをおすすめします。無理やり棘を抜こうとしたり、棘を抜くのに失敗したりすると、棘が抜けきらずに皮膚の中に残ってしまうことがあります。この場合は自力で残りの棘を抜くのは難しいので、病院に行って抜いてもらいましょう。特に、ピンセットや手で無理やり棘を抜こうとした場合に起こりやすいので注意が必要です。また、稀に棘が皮膚の中に残っていることに気付かずに放置してしまうこともあります。棘が皮膚の中に残ったまま放置すると、皮膚の中で細菌感染などが起こることも。このような事態を防ぐためにも、棘を抜いた後はしっかりと棘が抜けきっているか確認できるといいですね。

まとめ

子供に刺さった棘を抜くのは大変だと思う人も多いですが、実は身近にある色々なものを使って棘を抜くことができます。ここで紹介した方法を使っても棘が抜けない場合には、病院を受診するのも大切です。棘を抜く方法を複数知っておくことで、子供の棘が抜けないときにも落ち着いて対応できますよね。状況によって抜きやすい方法は変わってきます。棘が抜けないときには、ぜひここで紹介した色々な方法を試してみて下さい。

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