夏の折り紙簡単アイデア10選!【花火・かわいい・かき氷・金魚・立体・ひまわり・3歳児】

日々のおりがみ、子どもたちと何をしようかお困りではありませんか。夏の折り紙はたくさん夏を感じられるものがありますよ。おりがみのねらいは季節感を感じることだけでなく、集中力や想像力が身についたり、手先が器用になるといったことも挙げられます。また、おりがみはお金があまりかからず気軽にできることも嬉しいポイントですね。では、夏に子どもたちと楽しめる折り紙には一体どのようなものがあるのでしょうか。今回は、夏の折り紙についてまとめてみました。

夏のおりがみのねらいは?

季節感を感じることができる

夏の折り紙には、魚やクワガタ、カブトムシ、セミなど季節感を感じられる折り紙がありますね。季節感を感じることは子どもたちがこれから生きていく上で大切な感性です。夏の折り紙で作った製作物を飾ることでさらに季節を感じることができますよ。出来上がった作品はぜひ保育室に飾りましょう。また、おうちに保育園で作ったおりがみを子どもが持ち帰ることで家でも季節を感じることができますね。

想像力を育む

想像力とは、目には見えないものを思い浮かべる力のことを言います。おりがみを折ることで子どもは「どう折ったら見本通りになるかな?」「ここを折ったらこうなるんだ」などと豊かに想像力を働かせながら折ります。このように想像力を掻き立てながら折るのが折り紙のねらいの一つ。完成図を頭に描いて折ることで想像力が養われますよ。想像力は大人になってからも様々な場所で発揮ができますので、ぜひ幼少期に身につけたい能力ですね。

手先が器用になる

自分の手を動かしながらおりがみをちぎって貼ったり、おりがみを折ったりして夏のおりがみが完成します。最初は、保育士さんの手の動きをみながらどのように手を動かしているか見様見真似で子どもは真似をします。そして、年齢が上がるにつれて、どんどん上級者向けの折り紙にも挑戦できます。おりがみを折り進めていくうちに、自然に手先の発達を促進することができますよ。

達成感を感じることができる

達成感を得ることは、子どもの自信や自己肯定感のアップにつながります。子どもは完成図を頭で描き、時には失敗しながらもおりがみを完成させることで達成感を得ることができますよ。最後まで製作物を作りあげたときに子どもは達成感や失敗してもやり抜く力を身につけるのです。子どもがやり抜く力を遊びの中で自然と身につけることで、日常でも諦めずにやり抜くことができるかもしれませんね。

保育士くらぶ

夏の折り紙①花火

切って作る花火【3歳児~】

①折り紙を半分に折って三角形を作ります
②もう一度半分に折ります
③さらに半分に折ります
④向きを変えずに上の辺を底辺に合わせて折ります
⑤ハサミで端を丸く切ります
⑥周りにジグザグと模様を描きます
(自由に切り込みをいれましょう◎)
⑦模様に沿ってはさみで切ります
⑧広げたら花火の完成!

切り込みの入れ方によっては、まったく違う模様の花火が出来上がります。どんな花火が出来上がるか想像しながら作るとより楽しむことができますよ。

変幻自在!立体花火の折り方【4歳児~】

①折り紙を半分に折って折り目を付けます(画像①~②)
②左右の辺を中央に合わせて折り、折り目を付けます(画像③)
③両端を③で付けた折り目に合わせるようにして折り目を付けます(画像④)
④もう一度三角形を作るように半分に折ります(画像⑤~⑥)
⑤中央の点線(画像⑥)を支点に折り広げます(画像⑥~⑧)
⑥もう一度中央を支点にして折り広げ、三角形を作ります(画像⑧~⑩)
⑦底辺を頂点に合わせるようにして広げます(画像⑪)
⑧外側の辺を中央に合わせるようにして折り返します(画像⑫~⑬)
⑨裏返して⑦~⑨の工程を繰り返します
⑩同様に行い、10個パーツを作ります(画像⑮)
⑪パーツをもう一つのパーツに入れ込むようにして組み合わせます(画像⑯~⑰)
⑫組み合わせたパーツそれぞれの両端を三角形に折り込みます(画像⑱)
⑬一度広げて、上から下に向けて折り返します(画像⑲)
⑭両端も入れ込んで⑬、⑭の工程を繰り返したら完成!

子供たちと協力してパーツを作り、立体花火を完成させましょう!一つ一つのパーツは簡単に作ることができますよ。組み合わせる部分は難しいため保育士の方が行ってあげてくださいね。

夏の折り紙②金魚

1枚で作れる!金魚の折り方【5歳児~】

①赤い折り紙を用意して半分に折ります
②左右の角を三角形の頂点に合わせております
③上の一枚を掘り下げます
④斜めにおります
⑤上の一枚を根本部分に残しております
⑥残してた部分をおります
⑦袋部分に指を入れて潰しおりをします
⑧頂点に合わせております 角を少しおります
⑨開いて三角形の折筋の所まではさみで切ります
⑩山折りにしてから潰しおりをします
⑪開いてかぶせおりをしたら金魚の完成!

夏の折り紙③くじら

簡単!くじらの折り方【3歳児~】

①折り紙を三角形に折って折り目を付けます
②一度広げて対角線に折り目を付けます
③右上の辺を中央の線に合わせております
④左上の辺も中央の線に合わせてております
⑤中央が山折りになるように広げ、折り返します
⑥⑤で折った部分を、中央の縦線に合わせて折ります。
⑦裏返して③④の工程を繰り返します
⑧青い部分を上にして置き、左側をもう一度中央の横線に合わせております。
⑨裏返して頭としっぽの部分を折り返す
⑩ペンで目を書き加えたらくじらの完成!

夏の折り紙④昆虫

クワガタの折り方【3歳児~】

①半分にしており目をつけます
②開いて折り目をつけます
③折り目を中心に折り紙を折ります
④折れ目に合わせております
⑤角を開いて潰すようにおります
⑥角をおりあげます
⑦裏返しております
⑧もう1度裏返して上の三角形の部分が半分になるようにおります
⑨下の角を三角形におります
⑩裏返したら完成!

セミの折り方【3歳児~】

①半分にしており目をつけます
②開いたら半分に折ります
③角と角を合わせるようにおります
④少し間が開くように斜めにおります
⑤一枚をめくっております
⑥もう一枚もずらしております
⑦折り紙を裏返して左右中心でおります
⑧もう1度裏返したらセミの完成!

カブトムシの折り方【4歳児~】

①茶色いおりがみを半分にしており目をつけます
②折り目に合わせております
③さらに半分に折ります
④上の部分を少しだけ三角に折ります
⑤尖った角を三角形の直角に合わせて折り目をつけます
⑥先ほどの折筋と左右の格がだいたい平行になるように折り目をつけます
⑦はじめの折り目で段折りにします
⑧二回目の折筋で段折りにします
⑨下の部分がまっすぐになるようにおります
⑩半分に折り目をつけます
⑪ハサミを使って尖った部分に切り込みを入れて外側におります
⑫カブトムシの完成!

夏の折り紙⑤ひまわり

折り紙を切って作るひまわり【3歳児~】

・黄色の折り紙(外側部分)の折り方
①三角形を作るように半分に折る
②もう一度半分に折る
③一度広げ、左右の辺を反対側の辺から少しはみ出るように折る
④中央の線に沿って半分に折る
⑤中央に線を引き、中央から外側に向けて弧を描くように線を引く
⑥線に沿って切る

・茶色の折り紙(内側部分)の折り方
①黄色の折り紙の①~④までを繰り返す
②端を丸く切る
③広げる前に穴あけパンチで数か所穴をあける

外側部分に内側部分を貼り付けたらひまわりの完成!

夏の折り紙⑥船

浮かべて遊ぼう!船の折り方【3歳児~】

①長方形を作るように半分に折ります
②一度広げ、外側の両辺を中央の折り目に合わせて折ります
③②で付けた折り目に合わせて端を三角形に折ります
④中央の辺を折り目にして半分に折ります
⑤折り返された青い部分と対象になるように白い部分の端を三角形に折ります
⑥上から下に向かって折り返します
⑦反対側も⑥と同様に折り返します
⑧内側を広げたら船の完成!

夏の折り紙【番外編】紙皿を使ったアイデア

紙皿と折り紙で作るカメ【1歳・2歳児向け】

折るのがまだ難しい乳児の子たちはおりがみをちぎることから始めてみましょう!工程が少ないので0歳~1歳の子どもでも簡単に製作を行うことができますよ。

【用意するもの】紙ざら 折り紙 色画用紙 のり フェルトペン
①折り紙をちぎります
②紙皿全体にのりをつけて、ちぎった折り紙を貼っていきます
③色画用紙で、カメの目や手足、しっぽをつくって組み合わせたらカメの完成です

おりがみの導入の仕方

折り紙のお手本を作っておく

まずは、子どもたちにおりがみの見本を作ってあげることから始めるのです。小さい子どもたちは意思疎通や頭で考えて自ら行動を取ることがうまくできない子も多いです。そのため、お手本を見せることで子どもたちは見様見真似で保育士さんの真似をしておりがみを完成させます。子どもたちは、保育士さんや周りの大人の真似をすることでどんどん成長していきますよ。 

夏のおりがみ製作のポイント

安全面に気をつける

安全面には特に気をつけましょう。子どもたちの年齢や発達具合を考慮し、使用する道具を変更するなどといった取り組みを行うことが大事です。おりがみの製作の中には、ハサミを使うものもあると思います。ハサミは、使い方を誤ると怪我につながります。何よりも安全第一に子どもたちが作業できる場所を与えてあげましょう。ハサミは子どもでも持ちやすい小さい子ども用のハサミを用意してあげるといいですね。

折り紙のレベルを発達に合わせる

おりがみは難易度が低いものから高いものまで様々です。子どもの発達具合や年齢も考慮して難易度を決めることが大切ですよ。難易度が子供に合ってないと、子どもが折り紙が上手くいかず苦手意識を持ってしまいます。まずは、どんなものでも成功させて達成感を味わせることが大事です。最初は簡単なものから始めてみて、慣れてきたら徐々に難易度を上げるといった工夫を行いましょう。

指導の仕方を工夫する

折り紙の指導方法にも工夫を行いましょう。小さい子どもにもわかりやすい表現での指導を行いましょう。折り紙が苦手な子どもにはまず、折り紙の基本的な折り方から教えてあげることから始めます。折り紙を美しく折るには、端と端を合わせて折ったり、折り目をしっかりつけたりといった手順を踏まなければいけません。折り紙が苦手な子どもは、簡単な手順すらなかなかうまくいかないのでその点をしっかり指導をしてあげましょう。

まとめ

おりがみで夏を盛り上げよう!

本記事では、夏の折り紙についてまとめてみました。いかがでしたでしょうか。子どもたちと楽しめそうな夏のおりがみは見つかりましたか。いつでもどこでも手軽にできる折り紙は、保育でできる子どもたちが大好きな遊びの一つです。おりがみでは子どものいろんな能力を開花することができます。今回は、年齢ごとに夏のおりがみをまとめました。難易度も考えて年齢ごとに夏の折り紙を記載しましたので、子どもたちの発達に合わせた製作を行いましょう。簡単なものから難易度の高い本格的なものまで、子どもたちのレベルに合わせた夏の折り紙が作れるといいですね。

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