5月は母の日があります。「今年はどんな製作にしようかな」と毎年悩まれる保育士さんも多いのではないでしょうか。例えば、子どもたちの手形でカーネーションを表現したカードや、折り紙で作るお花のプレゼントなど、年齢に合わせて楽しめるアイデアもたくさんあります。そこで今回は、そうした製作の工夫に加えて、みんなで気持ちを込めて歌える母の日の歌もご紹介いたします。日々の保育の中に母の日ならではの温かな活動を取り入れたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
母の日はいつ?
5月の第2日曜日

母の日は、毎年5月の第2日曜日に制定されています。母の日は、お母さんへありがとうの気持ちを伝える大切な機会として、世界中で親しまれていますよ。しかし近年では、あえて母の日の製作を行わない園も増えています。その理由は、家庭環境の多様化です。現代の子どもを取り巻く環境は、ひとり親家庭や再婚家庭、祖父母や養父母と暮らすケースなど多種多様です。そのような中で、「お母さんの絵を描こう」と促すことは、特定の子どもに疎外感や心理的負担を与えてしまうかもしれません。こうした背景から、特定の誰かを指すのではなく、身近な大切な人へ感謝を伝える日として行事を見直す園もあるのです。
毎日の保育、おつかれさまです
「今の園、ちょっと合わないかも」と思ったときが動きどき。まずはあなたの街にどんな園があるか、見るだけでもOKです。
母の日製作のねらい
お母さんへの感謝の気持ちを育む
母の日に製作をするねらいは、お母さんへの感謝の気持ちを育むことです。製作の過程で、子どもたちは「お母さんはどんな顔で笑うかな?」「どんな色が好きかな?」と、大切な相手のことを一生懸命に思い浮かべます。この相手を想う時間こそが、他者への思いやりや共感性を養う貴重な学びの機会となりますよ。最近では家庭環境への配慮からファミリーデーとして実施する園も増えていますが、身近な存在へ感謝を伝えるという本質的なねらいは変わりません。
保育園で読む母の日におすすめな絵本
『おかあさんだいすきだよ』

保育園で読む母の日におすすめな絵本1冊目は『おかあさんだいすきだよ』です。この絵本の大きな特徴は、いつも優しくて完璧な理想の母親像だけを描いているわけではない点にあります。作中では、お母さんに「早くしなさい!」と怒られたり、約束を忘れられたりして悲しくなる子どもの本音が、非常にリアルに綴られていますよ。しかし、それぞれのページは必ず「でも、おかあさんだいすきだよ」という無垢な愛の言葉で締めくくられます。
絵本はコチラ:https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=92416
『ママだいすき』
保育園で読む母の日におすすめな絵本2冊目は『ママだいすき』です。この絵本は、ゾウや子猫、子ぶたなど、さまざまな動物の赤ちゃんが「ママだいすき」という真っ直ぐな想いを伝える物語です。ページをめくるたびに繰り返されるママと子どもたちの幸せな時間が、読む人の心にじんわりと温もりの余韻を残してくれますよ。童謡『ぞうさん』の作詞者としても知られる著者の言葉は、非常にシンプルでリズムが良く、乳児さんから幼児さんまで集中して聞き入ることができます。
絵本はコチラ:https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=1979
『おかあさんだいすき』

保育園で読む母の日におすすめな絵本3冊目は『おかあさんだいすき』です。この物語の主人公は、もうすぐお母さんの誕生日を迎える男の子・ダニー。彼は「お母さんに何をプレゼントしたらいいかな?」と悩み、やぎやめんどりなど森の動物たちに相談します。動物たちは「卵はどう?」「羽毛はどう?」と提案してくれますが、どれもお母さんは既に持っているものばかり。最後にダニーが「くまさん」に相談して見つけた最高の贈り物とは…という、心温まるストーリーです。
絵本はコチラ:https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=1915
『そらはあおくて』
保育園で読む母の日におすすめな絵本4冊目は『そらはあおくて』です。アルバムに写る姿を通して、「お母さんも昔は子どもだった」という気づきをやさしく描いた一冊です。読み聞かせでは、子どもたちが自分のお母さんを思い浮かべながら話を聞く姿も見られ、温かい時間になります。時代が変わっても変わらない空や自然の美しさとともに、命のつながりや家族の大切さを感じられる絵本です。
絵本はコチラ:https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=120504
『だいすきっていいたくて』
保育園で読む母の日におすすめな絵本5冊目は『だいすきっていいたくて』です。小さなハムスターのロラが、「だいすき」という素敵な言葉を大切な人に伝えたいと思いながらも、なかなかタイミングが合わず言えない様子が描かれています。言葉にしたい気持ちがふくらんでいく姿は、子どもたちの素直な心そのものですよ。母の日に読むことで、普段は照れくさくて言えない気持ちを表現する後押しにもなるでしょう。大切な人に思いを伝えることの大切さを、やさしく教えてくれる一冊です。
絵本はコチラ:https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=5938
保育園で歌う母の日におすすめな歌
すきすきおかあさん
保育園で歌う母の日におすすめな歌は、『すきすきおかあさん』です。親しみやすいメロディーに合わせて、「すきすきだいすきおかあさん」といった言葉や、握手や肩たたきなどのふれあい遊びが楽しめるのが特徴です。歌に合わせて体を動かすことで、子どもたちは自然と気持ちを表現でき、「お母さんが大好き」という思いを素直に伝えるきっかけになりますよ。保育園の集まりや母の日の行事でも取り入れやすく、みんなで楽しく歌いながら温かい雰囲気をつくることができます。
ありがとう おかあさん
保育園で歌う母の日におすすめな歌2曲目は、『ありがとう おかあさん』です。やさしくあたたかいメロディーにのせて、日頃の感謝の気持ちを素直に伝えられる一曲です。シンプルで覚えやすい歌詞とリズムで構成されており、小さな子どもでも無理なく口ずさむことができますよ。また、「ありがとう」という言葉を繰り返し伝える内容になっているため、自然と気持ちを込めて歌えるのも魅力です。母の日の発表やプレゼントと一緒に歌うことで、普段は照れくさくて言えない「ありがとう」の気持ちをしっかり届けることができるでしょう。
おかあさん
保育園で歌う母の日におすすめな歌3曲目は、『おかあさん』です。昔から親しまれている日本の童謡で、やさしいメロディーと温かい歌詞が特徴の一曲ですよ。子どもがお母さんに語りかけるような内容になっており、「おかあさんっていいにおい」といった表現から、日常で感じる愛情や安心感が伝わってきます。歌詞は洗濯や料理など、家庭で見るお母さんの姿を思い浮かべる内容で構成されており、子どもたちにとっても身近で共感しやすいのが魅力です。ゆったりとしたリズムで歌いやすく、保育園の小さな子どもでも無理なく取り入れられますよ。
保育園で作る母の日におすすめな製作
カーネーション
紙皿で作るカーネーション
紙皿で作るカーネーションの作り方をご紹介します。
・茎にするもの(ストロー、または割り箸に折り紙を巻いたものなど)
・両面テープ
・はさみ
・カラーペン
・(お好みで)中心部用の折り紙
② 色をつけた部分に、外側から内側へ向かって1cm間隔で切り込みを入れる
③ 紙皿の平らな中心部分をはさみで切り抜く
④ 切り抜いた内側の縁に沿って、ぐるりと一周両面テープを貼る
⑤ 用意した茎の先端に、紙皿をくるくると巻き付けて固定する
⑥ 巻き終わったら、指で外側に向かって花びらを優しく広げて形を整える
中心の色を変えたい場合は、最初に紙皿の縁の一部(約1/4程度)を別の色で塗り、その部分から巻き始めると本物のような仕上がりになりますよ。
折り紙で作れるカーネーション
折り紙で作れるカーネーションをご紹介します。この製作の大きな魅力は、ハサミを一切使わずに、折り紙を折る工程だけでカーネーション特有の繊細な花びらの重なりやボリューム感を表現できる点にありますよ。角を中心に向けて細かく折っていく作業は、子どもたちの指先の器用さを高める良い練習になります。また、「お母さんは何色が届いたら喜ぶかな?」と想像しながら一折りずつ心を込めて作る時間は、相手を想う心や感謝の気持ちを育む貴重な経験となるでしょう。この製作は手順が多いので、動画を一時停止しながら自分のペースで進めるのがおすすめです。
紙コップで作る開く花
紙コップで作る開く花の作り方をご紹介します。
・ストロー
・ハサミ
・ペン(印をつける用)
・ボールペン(穴を開ける用)
・テープ
・シール(装飾用)
② 印の部分にハサミで切り込みを入れ、外側に開く
③ 花びららしくなるよう、開いた部分を半分くらいの長さに切り、角を丸く整える
④ 紙コップの底の中心に、ボールペンなどでストローが通るサイズの穴を開ける
⑤ ストローの端に数カ所切り込みを入れる
⑥ 穴にストローを通し、切り込みを入れた部分を広げてテープで底に固定する
⑦ 花びらの部分にシールを貼って可愛くデコレーションする
⑧ もう一つの紙コップの底にも穴を開け、お花を中に収納するように重ねる
⑨ 下からストローを押し出すと、お花がパッと飛び出す仕掛けの完成
メッセージカード
フラワーメッセージカード
フラワーメッセージカードの作り方をご紹介します。
・赤い画用紙(カーネーションの花びら用)
・緑の画用紙(茎と葉っぱ用)
・はさみ
・のり、両面テープ
・ペン、マジック
② 内側用の白い画用紙の折り目側に、ペンで斜めに2本線を引き、線に沿って切り込みを入れる
③ 切り込んだ部分を内側に折り込んで、飛び出す仕掛け(土台)を作る
④ 赤い画用紙から、同じ大きさのハート型を10枚程度切り出す
⑤ 切り出したハートの裏にのりをつけ、飛び出す土台に重なり合うように貼り付けてカーネーションの花を作る
⑥ 緑の画用紙で茎と葉っぱを作り、お花の下に貼り付ける
⑦ 空いているスペースにメッセージや小さなハートを書いてデコレーションする
⑧ 白い画用紙の裏面に両面テープを貼り、最初に用意した台紙と貼り合わせたら完成
メッセージが書けるフラワーブーケ
メッセージが書けるフラワーブーケの作り方をご紹介します。
・がく用の折り紙(3.75cm × 3.75cm):1〜3枚
・ラッピング用の折り紙(15cm × 15cm):1枚
・のり または テープ
①折り紙を縦横・斜めに折り目をつける
②折り目に沿って三角に畳む
③左右の角を斜めに折り上げる
④1枚だけさらに外側へ折り返して形を整える
がく
①折り紙を三角に折る
②左右の角を頂点に合わせて折る
③左右の角を中心線に沿って折る
④角1枚をめくって縁に合わせる
⑤作った花の下部にがくをのりで貼り合わせる
ラッピング
①15cmの折り紙を三角に折り目をつける
②左下の端を折り目に合わせて2回折る
③もう片方を重ねるように折ってポケット状にする
④ラッピングの内側にメッセージを書き、カーネーションを差し込んで固定すれば完成
カーネーションメッセージカード
カーネーションメッセージカードの作り方をご紹介します。
・ハサミ(あればギザギザに切れるもの)
・セロハンテープ ・ペン(メッセージ用)
②袋の部分を開いて潰し、正方形(鶴を折る時の途中段階)にする
③ 正方形をさらに三角に折り、縁の部分をハサミでギザギザに切り落とす
④切り込みを入れた部分を一度内側に折り、少し残して外側に折り返す
⑤裏返して上の1枚を下に折り込み、左右の角を中心に向けて折って形を整える
⑥細長く切った緑の折り紙を2回折りたたみ、端を斜めに折り曲げて茎の形にする
⑦お花と茎をセロハンテープで貼り合わせ、裏面にメッセージを書けば完成
その他
段ボールで作るフォトフレーム
段ボールで作るフォトフレームの作り方をご紹介します。
・定規、えんぴつ、消しゴム
・ハサミ、カッター、カッターマット
・両面テープ、ボンド(接着剤)
・マスキングテープ(数種類あると可愛いです)
・折り紙、デコレーション用シール、クラフトパンチ
・つまようじ(ボンドを伸ばす用)
②描いた線に沿ってカッターで中を切り抜き、枠を作る
③切り抜いたダンボールの端材を使い、1cm幅の細長い「ぼう」を3本作る
④フレームの枠の縁に、マスキングテープを貼ってダンボールの断面を隠し、綺麗に整える
⑤もう1枚の台紙用のダンボールの縁も同様に装飾する
⑥フレームの内側の3箇所(左右と下)に、③で作った「ぼう」を両面テープで貼り付ける※上部は写真を差し込むために開けておく
⑦上からもう1枚の台紙用ダンボールを貼り合わせる
⑧クラフトパンチで抜いた折り紙や、小さく切った折り紙をボンドでフレームの表面にたくさん貼り付ける
⑨余ったダンボールを3等分に軽く折り目をつけ、三角形に組み立ててマスキングテープで固定する
⑩完成したスタンドをフレームの裏側(下の方)にボンドで貼り付ければ完成
手形・足形エコバッグ
手形・足形エコバッグの作り方をご紹介します。
・布用インク(またはキットパス)
・布用ペン
・布用シール
② 布用ペンでイラストを描き足す
③ 布用シールを使ってデコレーションする
④ 色落ちしにくいように特殊加工(仕上げ)を施す
お子様の成長記録やプレゼントとして、世界に一つだけのオリジナルバッグが作れます。バックのサイズも自由なので大きめのバッグにしてもいいかもしれませんね。
粘土で作るメモスタンド
粘土で作るメモスタンドの作り方をご紹介します。
・大きいサイズのクリップ
・色々なビーズ
・ボンド
・(お好みで)メッセージカードや写真
② 土台のてっぺんに、大きいサイズのクリップを差し込む
③ 土台の周りに好きなビーズをたくさん埋め込んで飾り付ける
④ 粘土が乾いたら、飾りが取れないようにビーズの隙間にボンドを塗る
(ボンドは乾くとツヤが出て綺麗に仕上がります)
⑤ クリップにお母さんへのメッセージカードや写真をはさめば完成
メモスタンドに、手書きのメッセージや写真などを貼り付けてプレゼントするのもおすすめですよ。
折り紙で作るハートの指輪
折り紙で作るハートの指輪の作り方をご紹介します。
②上下の端を折り、八分割の折り目をつける
③裏返し、下の角をそれぞれ中央の縦の折り目に沿って、三角に折り上げる
④さらに裏返し、下の角を中心に折る
⑤裏返し、折り重なっている部分を開くようにして左右に潰し、小さな三角(ハートの肩の部分)を形作る
⑥左右の端を少し内側へ折り込んで、ハートの形を整える
⑦下の余っている長い部分を、くるくると折りたたむ
⑧ハートのとんがりを織り込む
⑨帯の両端を丸めてつなぎ、端を隙間に差し込んで固定すれば完成
通常サイズ(15cm×15cm)でも作れますが、指輪にするなら4分の1サイズやそれ以下の小さいサイズがおすすめです。
まとめ
日々の感謝をお母さんに伝えられるようにしよう
今回は、保育園で楽しめる母の日の活動について解説していきました。母の日はお母さんに普段の感謝を伝えるとても大切な日です。お母さんの事がもっと好きになるように、この記事で紹介した母の日の歌を歌ったり、本を読み聞かせを行ったりしてアプローチしてあげましょう。また、園によっては母の日ではなく子どもの家庭環境に合わせたイベントに置き換えることもあります。あらゆる場合でも、今回紹介した内容は参考になると思うので、是非保育に取り入れてみてくださいね!






















