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0歳児なのに製作?
”0歳児なのに製作?”と考えたことはありませんか。0歳児といえば、生まれて1年も満たないとても小さい子どもですよね。保育園の乳幼児クラスの中でも、特に注意して接する必要があるため非常に大変だと思います。意思疎通を始め身動きもなかなか取れない時期ですが、実は0歳児でも簡単に取り組める製作があるんです。今回は、そんな0歳児製作のアイデアを動画付きでご紹介します。0歳児に限定せず、0歳~2歳にかけての乳幼児全般で取り組める遊びとなっています。また、0歳児が製作に取り組むべきねらいやポイントについてもまとめているので併せてご覧ください。0歳児クラスをお持ちのすべての保育士さん、製作遊びを取り入れたいけど難しそう、、とお悩みの保育士さん必見です!
0歳児製作のねらい
感覚や感触を楽しむ
0歳児は、言葉を発し意思疎通こそまだ難しいですが、「あー」「うー」といった簡単な声を発することが出来ます。また、個人差はありますが、手で何かを握ったり動かしたりすることも出来るようになるほか、大人の呼びかけに表情で反応出来るようになったりもします。そんな0歳児にとって製作は、手で何かを掴むことにより感覚や感触を得ることが出来ます。0歳という年頃から積極的にいろいろなものに触れてみることはとても大切です。子どもたちがものを触って楽しめるだけでなく、発育効果に期待できるといった点からも製作に取り組む意味があると言えますね。
色の変化を楽しむ
色を多く使う製作遊びでは、0歳児の子どもたちにとって冒険のようなものです。カラフルな色に触れ、視覚を働かせたり色を知ることは子どもたちの新たな発見でありとても大切なことです。絵の具やペンによって色の変化を楽しむこともその1つです。生まれて間もない0歳児の子どもたちが多くの色と出会えるように、なるべく色遣いの多いカラフルな製作を取り入れることががおすすめです。
保育士さんのまねっこ
乳幼児クラスの子どもたちは、保育士さんや周りの大人のまねっこをすることで成長していきます。特に0歳児は、脳が未発達であることからも、意思疎通や頭で考えて自ら行動を取ることが出来ません。このような成長にとても重なうとなってくるのがまねっこであり、保育士さんはそれを意識した行動を取る必要があります。出来れば0歳児に向かって声を発しながら、手で掴んだり触る場面でゆっくりとした動きを心掛けてみるといいかもしれません。
製作アイデア
タンポ(スタンピング)
柔らかいガーゼや綿で作られるタンポを活用することで0歳児の子どもも楽しめるスタンピングが出来ます。タンポを用意し、絵の具などをつけて画用紙や紙にペタペタします。自分がスタンプを押すことで、紙に絵の具が付くことが不思議で楽しめるかと思います。手を使って押すので、動きや反応の面で発育にも効果的ですよね。また、タンポ自体の作り方も簡単で、保育士さんも準備に時間をかけずに済みます。年中から年長クラスの子どもたちにタンポ作りをしてもらうのもおすすめです。実際にこちらの動画では、前半にタンポの製作、後半に遊び方が載っているので参考にしてみると良いかもしれません。
フィンガーペイント
フィンガーペイントとは、筆を使わずに手足に絵の具を塗って画用紙などにペイントする技法です。細かい手の動きが使えない0歳児にとってはまさにベストな遊びと言えますね。本来は、直接触ることで絵の具そのものや紙に付けた時の感触を楽しんだり知ることが醍醐味の遊びなのですが、今回は上記の動画にある”汚れないフィンガーペイント”を紹介します。ビニールの中に絵の具があり、子どもたちが遊ぶ際は外から触るため直接絵の具に触れることなく衛生的ですね。コロナ禍の遊びとしても優れており、何より汚れやすい0歳児製作が一気に楽になる点も大きなメリットです。ふにふにとカラフルな絵の具を押すことで子どもたちの五感を刺激しましょう。
ポリ袋風船遊び
こちらは動画の後半部分にあるポリ袋で風船が出来る遊びです。大きいポリ袋を空気いっぱいにして簡単にできる風船は、好奇心をくすぐることかと思います。汚れるポイントや必要な材料がほとんどないので手間がかからずとても気軽に取り組めます。まだ歩けない子や上手くできない子でも先生のお手本を見て、”まねする”といった過程が生まれるため、簡単ながら重要なポイントを掴んでいる遊びと言えますね。
手形遊び
家庭でもよく取り組まれている手形遊びです。今回は季節に沿って秋らしい手形遊びをご紹介します。足形で、きのこができたり、手形でミノムシができたりとあらゆる秋に変身するのでとてもわくわくしますね。動画内で紹介されているもの以外でもアイデア次第で様々な作品が出来ると思うので、飽きがこない点もおすすめです。また、対象年齢が0歳~2歳ということもあって年齢別に難易度を変えてみるのもいいかもしれません。クレヨンやシールなどの簡単な道具も積極的に取り入れていきましょう。
デカルコマニー
デカルコマニーとは、紙と紙の間に絵の具を挟むことで開いた時に偶然にできる絵のことを言う技法です。材料が神と絵の具だけというシンプルで簡単に取り組める点からも、0歳児にとても向いている遊びです。反対側に何が出来るかを考えたり、何を表そうかを考えるなど想像力が働く遊びです。しかし、0歳児だとまだまだ知らないものも多く、自発的にアイデアが出せないこともあるため先生によるお手本を見せてあげることも大切です。
0歳児製作のポイント
誤飲に十分注意する
0歳児向けとはいえ、製作には道具などの準備するものが多いことから誤飲には十分に注意する必要があります。子どもが誤って口に入れてしまいそうなものは使用を避けたり、誤飲すると特に危険なものは極力扱わないようにしましょう。その場の子どもたちの様子や性格を考え、取り組む製作や道具を変えることもおすすめです。また、目を離さないといった基本的なこともいつも以上に意識しましょう。
積極的なコミュニケーションを
上記でも述べていますが、0歳児の子どもたちは上手く言葉を伝えることが出来ないほか、周囲の言葉の意味も理解することが出来ません。そのため、製作中に誤った手順を踏んだりそもそも上手く取り組めないなんてことがあるかもしれません。意思疎通こそ難しいですが、なるべくゆっくりとした口調で話しかけたり、表情で示したりといったコミュニケーションを取る姿勢を心掛けることが大切となってきます。子どもたちが上手に出来た際は、「すごいね」「じょうずだね」といった高い声で褒めてあげることも重要です。しかし、話すだけがコミュニケーションではないので、ジェスチャーやボディーランゲージを取り入れてみることもおすすめです。
布巾やティッシュなどの用意
0歳児は自分でコントロールをすることが難しい年齢です。いくら容器にセットしていてもぐちゃぐちゃにしてしまったりこぼしてしまうことも多々あります。また液体を扱う際には、こぼれたままにしてしまうと誤飲や滑ることによる怪我に繋がり大変危険です。常に手の届くところに拭き取れるものを用意しておくことで防げることが多くなります。布巾やティッシュ、タオルなどなるべく吸収しやすいものを使用することがおすすめです。製作する際は、通常より多い量をそばに準備し、いつでも手に取れるようにしておきましょう。
子どもにわかりやすい明るい色を使う
0歳児は様々なものに興味を示し、日々色々なことを吸収しながら成長する時期です。そんな0歳児は視力も弱く、まだまだ知らない色も多く存在するため、製作を通じてなるべく多くの色と出会うことで視覚を刺激してあげることが大切です。鮮やかな原色などはっきりとした色をたくさん使ってみることがおすすめです。
0歳児も積極的に製作を
今回は0歳児の製作を集めて紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。一見難しそうに感じる0歳児の製作遊びにも、幅広い種類があることが新たに発見できたことかと思います!また、製作遊びには発育に重要なポイントが多く含まれており、取り入れることで成長に大きな効果を与えます。0歳児にも積極的な製作遊びを取り入れ、楽しみながら成長できるように工夫しましょう。
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