好奇心旺盛で少しづつ遊びの幅が広がってくる2歳児。体も徐々に成長し、より細かい作業ができてくる時期なので遊べるおもちゃも豊富になってきていますよね。そこで今回は、牛乳パックや画用紙などの家にあるもので簡単に手作りできるおもちゃをご紹介します。また、百均でコストを抑えて楽しめるおもちゃも紹介するのでぜひ参考にしてみてください。注意点を参考にしながら、カラフルでかわいいおもちゃを作って子供たちと一緒に楽しみましょう。
家にあるもので簡単にできる手作りおもちゃ
牛乳パック積み木

牛乳パック、布、はさみ、のり、ペン、新聞紙
1. 牛乳パックが高さ7cmの立方体になるように切り取り線を入れる(のりしろ1cmを忘れずに!)
2. 四隅に折り目を入れ、切り取り線に沿って切る
3. 新聞紙を中に入れ潰れにくくさせ、箱を閉じる
4. 好きな柄の布を貼り、カラフルにデコレーションしたら完成!
ポイント
中に鈴やお米を入れることで音のなる積み木にさせることもできます。三角形や長方形なども作ることで遊びの幅を広げることもできますよ。好きな柄の布やフェルト、折り紙などを使ってアレンジを楽しんでください。
ピタゴラスイッチ

紙コップ、ペットボトル、はさみ、セロハンテープ、ビー玉
1. 紙コップとペットボトルの底を切り、縦半分にする
2. 壁に傾斜をつけるようにして、上から順番に貼っていく
3. ビー玉が転がり落ちていくか確認できたら完成!
ポイント
透明なペットボトルを使うことによって、ビー玉が転がる様子を子供が見ることができます。また、ビー玉がない場合はペットボトルの蓋で代用することもできますよ。紙コップとペットボトルの切り口で子供が怪我をしないように注意しましょう。
ケチャップ水鉄砲

綺麗に洗ったケチャップの容器、ビニールテープ、カラフルな油性ペン
1. ケチャップの容器にビニールテープや油性ペンを使って好きなデザインにする
2. ケチャップ容器に水を入れれば完成!
ポイント
ケチャップ容器がなくてもマヨネーズや洗剤の容器を使って遊ぶことができます。容器を選ぶ際は、子供の力でも簡単に押せる柔らかいものを使うようにしましょう。外遊びやお風呂場のおもちゃとして使うことができます。
紙コップマラカス
紙コップ、折り紙、ストロー、はさみ、のり、セロハンテープ
1. ストローをはさみで1cm程の長さに切る
2. 手で折り紙をちぎり紙コップに貼り付けていく
3. 切ったストローを片方の紙コップに入れ、もう一方の紙コップで蓋をする
4. 繋ぎ目をセロハンテープでとめる
ポイント
切ったストローが中から飛び出して誤飲してしまわないように、しっかり繋ぎ目を補強しましょう。入れるものや数を変えていくつか作ることで音の変化を楽しむこともできます。
百均の材料で手作り知育おもちゃ
ポットン落とし

大きめのタッパー、ビニールテープ、カッター、はさみ、油性ペン、ペットボトルのキャップ、番号札
1.タッパーにペットボトルのキャップ、番号札の型を描く
2.カッターで型を切り抜く
3.切り口をビニールテープで覆う
4. ペットボトルのキャップと番号札がポットンと落ちるか確認したら完成
ポイント
切り口は子供が怪我をする恐れがあるのでしっかり覆いましょう。落とす物の大きさを変えることで遊び方を工夫することもできますよ。タッパーを、シールやペンなどを使ってデコレーションする事もおすすめします。
フェルトボールの色合わせ

仕切り付きケース、フェルトボール、色画用紙、お皿
1.仕切りの大きさに合わせて、色違いの画用紙を切る
2.ケースに切った画用紙をランダムに入れる
ポイント
フェルトボールと画用紙はなるべく似た色を選ぶと良いでしょう。ケースに画用紙を入れるときは、貼り付けないことで組み合わせを変えることができます。色の名前を呼びながら一緒に遊んでも良いかもしれませんね。
画用紙で猫財布

色画用紙、はさみ、のり、毛糸、穴あけパンチ
1.色画用紙を少し上が出るようにして半分におる
2.上の部分の角を丸くはさみで切る
3.サイドを穴あけパンチで開け、両脇からお金が出ないように毛糸を通す4.猫の耳の形に切った画用紙を貼り顔を描いたら完成!
ポイント
毛糸を首からかけられる長さにすると子供たちが遊びやすいです。耳の形を変えるだけで、うさぎや犬など子供の好きな動物にして楽しみましょう。
ファスナー遊び

フェルト、ファスナー、はさみ、柄の異なる布、針、糸
1. 大きめのフェルトにファスナーを縫い付ける
2.ファスナーを開け中に切り込みを入れる
3.柄の違う布を、フェルトの切り口から見えるようにして縫い付ける
4.ファスナーを開けた時に布の柄が見えるか確認したら完成
ポイント
それぞれのファスナーから異なる柄が見えるようにすると良いです。フェルトであれば怪我をする心配もないので、切り口はそのままにして大丈夫です。チャックのつまみが掴みにくいときは、キーホルダーや鈴をつけてあげると良いですよ。
手作りおもちゃの注意点
1.小さなパーツを使用しない
全身を使って活発的に遊び始めるようになる2歳児は、誤飲を防ぐように注意をしなければいけません。おもちゃを手作りする時は、小さなパーツを避けしっかり固定するようにしましょう。大きさの目安としては、大人が親指と人差し指で輪っかを作ったときにおもちゃが間を通るかどうかです。通る場合は、パーツが小さく誤飲につながるため使用は避けると良いですね。子供が喉に詰まらせないように、事前に指で大きさを確認し気をつけて作りましょう。
2.手や指を傷つけないようにする

手作りおもちゃを作る際は、材料や道具選びに注意が必要です。ストローや牛乳パックなど、はさみで簡単に切れるおもちゃが作りやすいですよね。しかし切り口の断面は鋭く皮膚を傷つけてしまう恐れがあるため、ビニールテープでしっかりと補強するようにしましょう。はさみやカッターを使うときは子供の手が届かない場所で、その都度片付けるように注意をすると良いですね。子供たちが安全に遊べるように、手作りおもちゃを工夫しながら作りましょう。
3.遊ぶ前に大人が点検する

毎日全力で遊ぶ子供のおもちゃにヒビや故障はつきものですよね。市販のおもちゃに比べて強度が低くなってしまう手作りおもちゃは、壊れやすく毎日の点検が必要です。手作りおもちゃの材料はたくさんありますが、本来の使用用途はおもちゃではないことを忘れてはいけません。子供は大人が思い付かないような遊び方もするため、全ての危険を考えて防ぐことは難しいですよね。子供たちが遊ぶ前に破れやひび割れがないか確認し、遊ぶときはそばについて見守るようにしましょう。
おもちゃを手作りするメリットは?
リサイクルでき環境に良い

手作りおもちゃは牛乳パックやトイレットペーパーの芯などを使うことが多いですよね。こういった日用品を再利用することでエコにつながります。不用品やゴミとして捨てる予定だったものを活用することによって、子供たちの想像力を活かせることもできます。壊れてしまったり、使わなくなったおもちゃは分別してゴミに出すことができるので、子供にリサイクル意識を持たすこともできますよ。リサイクルな手作りおもちゃを通して環境を配慮していきましょう。
コスパが良い
家にある身近な材料や道具を使うことが多い手作りおもちゃ。保育園にいる時間が長い子供たちは同じおもちゃを使って遊んでいると、遊び方がマンネリ化し飽きてしまいます。おもちゃを手作りすることで市販の新しいおもちゃを買うよりもコストを抑えることができ、子供たちを楽しめせることができます。百均で材料を揃えることで、低予算で少し凝った手作りおもちゃを作ることもできますよ。低コストで簡単に作ることができるので挑戦しやすいですよね。
おもちゃを大切にできる
子供たちが実際に自分でおもちゃを作ることで、物の大切さを教えることができます。好きな絵を描いて装飾したり、工夫しながらオリジナルおもちゃを作ることは達成感につながりますよね。自分で手作りしたおもちゃには愛着がわき、大切に扱うようになるでしょう。2歳児のように小さい時期でも、大人が一緒に作ってあげましょう。手作りしたおもちゃを大切に扱うことで、物を丁寧に扱う大ことを知ることができます。
2歳児が好む手作りおもちゃとは?
1.指先で簡単に遊べる

遊んでいく中で「自分でやってみたい!」といったチャレンジ精神が芽生えてくる2歳児。そのため、指先を使って簡単に遊べるおもちゃを意識して作ると良いでしょう。指先をたくさん動かすことで脳に刺激がいき、自分で考えて楽しく遊べるようになります。工夫して遊んでいる姿をたくさん褒めてあげることで、子供たちの個性や能力を伸ばし自信に繋げることができますよ。考えながら手を動かすことによって創造性を高めることができます。
2.音が鳴る

音が鳴る手作りおもちゃを作ることで、子供の好奇心を掻き立て興味を持たせることができます。音の鳴るおもちゃは聴覚を刺激し、発達を促進させる効果があります。日頃から音が鳴るおもちゃを使って遊ぶことで、音の識別を意識させることもできますよ。ストローやお米、ビーズなどを使って簡単に作ることができるので、1つ家にあるといいですよね。「楽しい」「おもしろそう」と興味を持てるおもちゃにすることで飽きず、想像力を広げさせることができるでしょう。
3.単純なつくり
2歳児は好き嫌いがはっきりとしだし、好きなものに集中して遊ぶようになってきます。しかし難しすぎるおもちゃではすぐに飽きてしまうため、どんなおもちゃを作るか悩みますよね。遊び方に限りのある簡単なおもちゃではなく、積み木といった単純な作りで自由に遊べるのもが良いでしょう。色分けのような、遊び方を工夫しながらステップアップできるおもちゃを作ることをおすすめします。
まとめ
ポイントを押さえて子供たちの遊びの幅を広げよう
2歳児には「指先を動かせるもの」「音が鳴るもの」「単純で自由度の高いもの」というポイントを押さえた手作りおもちゃが好まれます。手作りおもちゃはアイデア次第で身近なものを簡単に使用することができ、子供の発達に応じて作れるのが魅力ですよね。今回紹介したおもちゃのように、手軽に子供たちと一緒に作れる手作りおもちゃがたくさんあります。自分で作ったおもちゃで楽しそうに遊んでくれると嬉しいですよね。ぜひ手作りおもちゃに挑戦して遊びの幅を広げてあげましょう。
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