目次
いよいよ夏本番です!保育園では夏に関する遊びや製作について、考え始めているころではないでしょうか。この記事では、保育園でできるおすすめの夏の遊びを紹介します。「夏ならではの遊びを保育活動に取り入れたいけれど、どのような遊びがあるのかわからない」「毎年同じ遊びになってしまうので今年は新しいものを取り入れたい!」これらの悩みを抱える保育士さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね!
【戸外遊び】暑さに負けず外で思いっきり遊ぼう!
水鉄砲・じょうろ

保育園でできる夏の戸外遊びとしておすすめするのは、水鉄砲やじょうろを使った水遊びです。水遊びの中でも比較的安全に行うことができるため、2~3歳児の子供たちに特におすすめです。小さい子供向けだけでなく、水が苦手でプールに入るのが難しいという子供でも楽しめる水遊びでしょう。夏の暑い気温の中、冷たい水を体にかけるとひんやり涼しく感じられそうですね。また、水鉄砲に水を補充する作業は意外と難しいため、子供たちの手先を鍛えることもできます。
ペットボトルシャワー
4~5歳児の子供たち向けには、自分たちでペットボトルシャワーを作り、それを使った水遊びをするのも良いでしょう。ペットボトルシャワーの材料や作り方は以下の通りです。
- ペットボトル
- ビニールテープ
- ビニールひも(スズランテープや麻ひもでもOK)
- カッター
- ハサミ
- 目打ち
- 油性ペン
- ペットボトルを半分にカットする
- 切り口にビニールテープを貼り、中に折り込む
- 縁2か所に持ち手用の穴を開ける
- 開けた穴にビニールひもを通し、持ち手を作る
- 底に5~6か所穴を開ける
- ビニールテープや油性ペンで装飾を施し、完成!
アワアワ水遊び

タライやバケツなどに洗剤を少量たらし、そこにホースで水を吹きかけると泡が発生します。できあがった泡をカップに入れてアイスクリームを作ったり、頭の上にのせてみたりと、自由な遊び方ができます。様々な形や大きさのカップを用意すると、子供たちの遊びのアイデアが広がるでしょう。ただし、洗剤を使っているため、子供たちが目や口に泡を入れないように注意する必要があります。また、肌が弱い子供もいるため、洗剤の表示を事前に確認することも大切です。
水風船

水風船も様々な遊び方ができるアイテムです。水風船のぷにぷにとした感触を楽しんだり、水風船でキャッチボールをしたりといった遊び方ができます。特にキャッチボールでは、水風船が割れないよう丁寧に扱う必要があるため、手先の器用さや力加減を養うこともできるでしょう。水風船を使った遊びをするときは、人に向けて思いっきり投げると危ないことを子供たちに事前に説明することが大切です。
宝石拾い

3~5歳の幼児向けにおすすめなのが、ゴム製の水に沈むおもちゃを使った宝石拾いです。水を貼ったタライの中におもちゃを沈め、それをスプーンやおたまで取ります。また、子供たちが水に顔を付けられる場合は、プールの底に沈め、潜って取るのも良いでしょう。ここまで戸外遊びとして様々な水遊びを紹介してきましたが、保育園で水遊びをする際は注意すべきことがたくさんあります。水遊びの注意点に関しては、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
【室内遊び】屋内でも夏を感じる遊び!
色付き氷でお絵描き

雨の日や気温が高すぎて外で遊べない日でも、室内遊びで夏を感じましょう!夏を感じる室内遊びでおすすめなのは、色付き氷でお絵描きをすることです。色付き氷でお絵描きをするときの材料と遊び方は以下の通りです。
- 画用紙
- 絵の具(食紅)
- 製氷皿
- ストロー
- 製氷皿に絵の具を入れ、水で溶かす
- ①にストローを立て、冷凍庫で凍らせる
- 凍ったら製氷皿から取り出し、色付き氷の完成!
- 色付き氷で画用紙にお絵描きをする
上記の手順で作成した色付き氷を使うときは、ストローでのケガに注意しましょう。また、乳児が色付き氷で遊ぶときは、絵の具ではなく、口に入れても安全な食紅を使うのがおすすめです。
夏野菜スタンプ

夏野菜スタンプで製作を行うのもおすすめです。キュウリやピーマン、オクラ、トウモロコシ、ゴーヤ、タマネギなど、夏野菜には特徴的な形をしているものが多くあります。それらを利用してスタンプにすると、様々な模様を楽しむことができますよ。同じ野菜でも切り方によって出てくる模様が異なるため、様々な切り方でスタンプを用意しておくのがおすすめです。食育の一環として、子供たちが野菜について学ぶ機会にするのも良いでしょう。野菜に関する製作については、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
片栗粉スライム

スライムのふしぎな感触で遊ぶのも良いでしょう。片栗粉など、口に入れても安全な材料でスライムを作ることで、乳児でも安心して遊ぶことができるでしょう。片栗粉スライムの作り方や材料は以下の通りです。
- 片栗粉(100g)
- 水(50~100ml)
- 食紅
- 片栗粉をボウルに入れる
- 片栗粉に食紅を少量混ぜる
- 少しずつ水を入れ、よくかき混ぜる
- さらに水を加えていく
- かき混ぜるのを止めたときに、片栗粉が一瞬固まり、だんだんと液体になる状態になったら水を入れるのをやめる
- 片栗粉スライムの完成!
色水遊び

水を入れたペットボトルに絵の具を入れて動かすと、色が広がって行く様子を楽しむことができます。色水同士を混ぜて、色の変化を楽しむのも良いでしょう。色水を作る際、絵の具ではなく、朝顔やホウセンカ、ツツジなどの植物を使うこともできます。うまく色がつかない場合は、すり鉢やすり棒を使ってすりつぶすと色が出やすくなるでしょう。保育園にある様々な植物に親しむ機会になると良いですね。色水遊びをするときは、子供たちの服や私物が汚れないよう事前に対策したり、色水の誤飲がないように注意することが必要です。
キラキラボトル

次におすすめするのはキラキラボトルです。光に当てたり透かしたりして、キラキラと光の反射を楽しむことができます。キラキラボトルの作り方や材料は以下の通りです。
- ペットボトル
- 水
- 洗濯のり
- ビニールテープ
- ☆中に入れる材料(ビーズ・スパンコール・ラメ・食紅など)
- ペットボトルに水と洗濯のりを1:1で入れる
- ①に☆を好きな量入れる
- ペットボトルのふたを固く閉める
- 良く振って全体を混ぜる
- ペットボトルのふたがとれないよう、ビニールテープで固定する
- キラキラボトルの完成!
風鈴作り

ゼリーカップを使って、夏の風物詩の風鈴を作ってみましょう。窓際に飾っておくだけで涼しさを感じられます。風鈴の作り方や材料は以下の通りです。
- ゼリーカップ
- 鈴
- 画用紙(短冊)
- タコ糸
- ハサミ
- 目打ち
- 油性ペン
- ゼリーカップに油性ペンで自由に絵を描く
- ①の底に目打ちで穴を開け、タコ糸を通す
- カップの外側と内側に結び目を作り、タコ糸が抜けないようにする
- タコ糸の下部分に鈴と短冊を結び付けて完成!
【夏祭り】子供たちと縁日を楽しもう!
金魚すくい

保育園で夏祭りを行い、子供たちと夏を思いっきり楽しみましょう!縁日で人気の屋台といえば、金魚すくい。牛乳パックを使って子供たちでも簡単にできる金魚すくいを作ることができます。
- 牛乳パック
- 排水溝の水きりネット
- ホチキス
- はさみ
- クレヨン
- 牛乳パックを開き、口と底部分を除いた4分の1を切り取る
- 切り取った部分を縦に3等分に切る
- 切った2本分を丸め、ホチキスでとめる
- 水きりネットの中に③を入れて引っ張って結び、余りを切る
- 残った1本の牛乳パックを半分に折り、④の網部分にホチキスでとめる
- ポイの完成!
- 残りの牛乳パックに金魚の絵を描いて切り抜き、水に浮かべて金魚すくいをしよう!
輪投げ

輪投げも子供たちに人気の遊びです。的の位置などを工夫することで、幅広い年齢の子供たちで遊ぶことができます。輪投げの作り方や材料は以下の通りです。
- ペットボトル
- 新聞紙
- ガムテープ
- 新聞紙を棒状にする
- ①の端と端をガムテープで貼り付け、輪っかにする
- ペットボトルを的に見立て、輪投げで遊ぶ!
他の輪投げの製作に関しては、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
ヨーヨー釣り

ヨーヨー釣りも夏に涼しさを感じられる遊びのひとつです。水の入ったヨーヨーはひんやりと感じられ、暑い夏に涼しさを感じられるでしょう。一般的に使われるこよりを使った釣り糸では、子供たちには難しいため、より簡単に楽しめる工夫が必要です。ストローやS字フック、紐などを使うと、強度のある釣り竿をつくることができます。他に保育園で楽しめる縁日のゲームについては、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
お面屋さん

お面屋さんも、子供たちに人気の屋台です。子供たちに人気のキャラクターや動物でお面を作ると子供たちが喜ぶでしょう。子供によって頭のサイズが違うので、ゴムを使い、ある程度の調節ができるような工夫も大切です。保育士がお面を事前に作っておくのも良いですが、子供たちがお面を作り、それを販売し合っても楽しいでしょう。みんなでお面をつけると夏祭りらしさを感じられ、よりイベントを楽しめますね。
盆踊り

子供たちが楽しめるよう、簡単な振り付けの盆踊りを考えてみましょう。保育士が手本となって振りを練習し、行事などで保護者の皆さんに披露できると良いですね。一般的な盆踊りの曲を使うのも良いですが、子供たちにより興味を持ってもらえるよう、アンパンマンやちびまる子ちゃんの曲を使うのもおすすめです。保育園での盆踊りについては、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
おみこし

子供たちがあまり触れる機会のない、おみこしを作るのもおすすめです。掛け声をかけながら園内を練り歩いたり、地域を歩き、地域の人との交流の機会にしたりすると良いでしょう。おみこしの作り方や材料は以下の通りです。
- 段ボール(2箱)
- 長めの突っ張り棒(4本)
- ビニールテープ
- ガムテープ
- 画用紙やモールなどの装飾
- 突っ張り棒を格子状に組み、交差した部分をビニールテープで固定する
- 段ボールを箱の形に組み立て、ガムテープでとめる
- 片方の段ボールをカッターで斜めに切り、三角の屋根部分を作る
- ③をもう片方の段ボールに乗せ、ガムテープで固定する
- ④に画用紙やモールで飾り付けをする
- ①に⑤を乗せ、突っ張り棒と段ボールをガムテープで固定し、完成!
まとめ
夏ならではの遊びを楽しもう!

いかがでしたか?今回は、水遊びや夏祭りなど、保育園でできるおすすめの夏の遊びを紹介しました。保育園で夏の遊びをすることで、日本の伝統を体感したり、日本の四季を楽しむことができます。これからの夏本番に向けて気温はどんどん上がっていくでしょう。子供たちも暑さで元気がなくなってしまうかもしれません。そんなときでも、保育園の遊びで夏の楽しさを感じ、みんなで楽しい夏にできると良いですね。