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声を出すようになったのは良いけど、奇声を出すのはどうして…?赤ちゃんの奇声について、こんな悩みや疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。泣き声とはまた違った奇声を出すのはどうしてなのか、原因や対処法がわからないと心配になることもありますよね。この記事では、赤ちゃんの奇声について、その原因や対処法を紹介していきます。赤ちゃんの奇声に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
赤ちゃんはなぜ奇声をあげるのか?
何か伝えたいことがある
赤ちゃんは何か伝えたいことがあっても、まだ言葉を話せません。赤ちゃんは奇声を発することで私たちに何かを伝えようとします。赤ちゃんは言葉で話せない分、私たちは小さな異変に気づいてあげることが必要となります。注意深く観察するだけでなく、日ごろから赤ちゃんの伝えたいことが何かを考えてあげると良いかもしれません。赤ちゃんと接する時間が増えると、新しい発見にもつながりますよ。
楽しくてご機嫌になっている
楽しくてご機嫌になっているときにも、赤ちゃんは奇声を出すことがあります。言葉を話すようになった子供でも、何か楽しいことがあってテンションが上がると声が大きくなってしまうことがありますよね。何か嬉しいことがあったり、楽しさを感じたりしているときに笑い声と一緒に奇声が出ることがありますよ。赤ちゃんの表情をよく見てみて、口角が上がっていたり、笑顔が見られたりする場合は、嬉しくて声を出していることが考えられます。泣いているときとは違う様子なのが特徴だと言えるでしょう。
不快を感じている
赤ちゃんが奇声を上げる原因としては、不快に感じている場合も考えられます。赤ちゃんはまだ言葉を話せないため、自分の思いを上手く伝えることができないと説明しましたよね。不快に感じている場合も、それを上手く伝えられないことが多くあるでしょう。暑さや寒さなどの温度に関することや、寝心地、抱き心地に違和感を感じていることもあるかもしれません。なるべく不快感を与えないような環境作りができると良いですね。
自分にかまってほしいと思っている
赤ちゃんが奇声を上げるのは、自分にかまってほしいと思っているからかもしれません。何か不快に感じているわけではないけれど、一緒に遊んでほしかったりそばにいて欲しかったりしたときに奇声を出すことがあります。奇声を出すことで、自分の存在に気が付いてもらい、構ってほしいと考えているのでしょう。赤ちゃんから少し離れた場所にいるときに奇声が聞こえたり、何を不快と感じているのかわからない場合は、そばにいて様子を見るのがおすすめです。
声を出せたことが嬉しい
単純に自分で声を出せたことが嬉しくて奇声を出している可能性もあります。生まれたばかりの赤ちゃんは、泣くことでしか声を出すことができません。泣き声も決して大きな声ではなく、可愛らしい印象ですよね。一方で、生まれてから時間が経つにつれて大きな声も出せるようになってきます。泣き声以外のしっかりとした声を出せることが嬉しくなり、奇声を出してしまう場合もあるでしょう。
寝ている時に奇声を発する場合もある
赤ちゃんの睡眠環境を見直すのも大切
場合によっては、寝ているときに奇声をあげる赤ちゃんもいます。寝言泣きとも言われるもので、一般的な夜泣きとは異なる特徴がありますよ。夜泣きというと、夜中に赤ちゃんが泣きだして、再びあやして寝かしつけるまでに時間がかかることが多いですよね。一方、寝言泣きと言われる寝ている間の奇声は、一瞬だけ大きな声を出してすぐにまた寝付くことがほとんどです。これは赤ちゃんの脳が発達している証拠でもあるため、必ずしも心配する必要はありません。一方で、寝言泣きは眠りが浅い場合に生じやすいとも言われているので、赤ちゃんの睡眠環境を見直すのも大切です。赤ちゃんが安心してぐっすり眠れるようになることで、寝ている間の奇声が収まることがありますよ。
奇声をあげる赤ちゃんは発達障害?
奇声をあげても必ずしも障害があるわけではない
赤ちゃんが頻繁に奇声を上げる場合、発達障害なのではないかと疑ってしまう人もいるのではないでしょうか。しかし、赤ちゃんが奇声を上げるからといって必ずしも発達障害であるとは言えません。赤ちゃんが奇声を上げるのは、成長過程において自然なことであり、誰にでもみられる現象ですよ。先程説明した通り、赤ちゃんが奇声を上げるのには様々な理由があります。発達障害がなくても奇声を上げる原因は多くあるので、悩む必要はありません。どうしても気になる場合は、この後紹介する対処法を試してみるのもおすすめです。
必要に応じて専門機関の受診を
奇声を上げる赤ちゃんが、必ずしも発達障害だと言えるわけではないと説明しました。奇声を上げる原因には様々なものがあるからです。一方で、どうしても奇声が気になる場合は専門機関を受診してみても良いでしょう。発達障害が疑われる赤ちゃんの特徴として、目が合わない、極端に好き嫌いが激しい、人の手を使って物を取ろうとするクレーン現象などが挙げられます。奇声が気になるだけでなく、それらの特徴がみられる場合は注意が必要かもしれません。発達障害かどうかは個人の判断では難しい部分もあるので、専門機関の指示に従いましょう。
赤ちゃんの奇声をやめさせるための対処法【生後3~4か月】
ストレスの原因を探す
ここからは赤ちゃんの奇声をやめさせるための対処法を紹介します。生後3~4か月の赤ちゃんが奇声を上げるときは、ストレスの原因を探してみましょう。生後間もないときに奇声を上げている場合は、何かに対してストレスを抱えていることも多いです。生まれたばかりの赤ちゃんは外の環境に慣れていないため、様々なことにストレスを感じやすい時期だと言えます。お腹が空いた、眠いけど眠れない、快適な気温ではない、寝心地が良くないなど赤ちゃんにとってストレスになることは沢山考えられますね。赤ちゃんの様子を見ながら、ストレスの原因を探して取り除くことをしてみましょう。
リラックスできる環境を整える
生後3~4か月の赤ちゃんに対しては、リラックスできる環境を整えてあげることも大切ですよ。赤ちゃんが奇声を上げている場合は、何かしら不安に感じていたり緊張していたりすることが考えられます。赤ちゃんがリラックスできる環境作りに努めることで、ストレスの原因を取り除くことにもつながります。落ち着いた空間を作ることで、赤ちゃんの眠りの質の改善も期待できます。寝言泣きの対策にもなると言えますよ。
赤ちゃんの奇声をやめさせるための対処法【生後5~7か月】
奇声をやめたときに褒める
生後5~7か月の赤ちゃんの奇声に悩んでいる場合は、奇声を止めた時に褒めることをしてみましょう。生後5~7か月の赤ちゃんは、だんだん大人の言葉の理解が進んでくる時期です。言っていることを完全に理解できるわけではありませんが、怒っている、悲しんでいる、喜んでいるなどの基本的な感情の変化を感じることができるようになってきますよ。とは言っても、奇声を上げているときに怒ってしまうのはおすすめしません。赤ちゃんが不安を感じてしまって、逆効果になることがあるからです。そのため、奇声をやめたタイミングで笑顔で話しかけてみましょう。「静かにできて偉いね」、「いい子いい子だね」などの声をかけてあげることで、奇声が収まることもあるかもしれませんよ。
意識しすぎない
生後5~7か月の赤ちゃんが奇声を上げているときは、意識しすぎないことも大切です。赤ちゃんの奇声は、意外にも大きな声であることも多く、どうしても気になってしまう人もいますよね。気にしてはいけないと思うほど、気にしてしまってストレスを感じている人もいるかもしれません。一方で、赤ちゃんは奇声を上げるのが普通だ、くらいの気持ちでいると少し楽になることがありますよ。先程説明した通り、赤ちゃんの奇声は成長過程において誰にでも見られる自然な現象です。止めさせないと、と気にする必要はありません。その内おさまると思いながら、自然におさまるのを待つのもおすすめです。
一緒に沢山遊ぶ
一緒に沢山遊ぶのも、生後5~7か月の赤ちゃんには効果的な方法です。生後5か月を過ぎたころには、赤ちゃんも様々な遊び方を覚えてきますよね。自分の身体や身の回りのものに沢山興味を示したり、おもちゃを使って遊ぶことも増えてくることでしょう。この時期の赤ちゃんの奇声の原因として多いのが、構ってほしいという気持ちがあることです。特に不安や不満はないけれど、自分と一緒に遊んでほしい気持ちがある時に奇声をあげることがありますよ。そのため、時間があればなるべく沢山一緒に遊んであげるようにしましょう。自分と遊んでくれる人がいるという安心感で奇声が収まることがありますよ。
赤ちゃんの奇声をやめさせるための対処法【生後8~11か月】
大きな声を出してはいけない理由を教える
生後8~11か月の赤ちゃんに対しては、大きな声を出してはいけない理由を教えてあげるのもおすすめです。生後5~7か月のときよりも、より正確に言葉の理解が進むのがこの時期です。そのため、奇声を上げたときになぜそれを止めなければいけないのかをゆっくり説明してあげるのがおすすめです。理由も言わずにただ怒るだけ、というのは控えましょう。「ここはみんながいるところだから静かにしようね」、「今はみんなが寝る時間だから小さな声で話そうね」など、静かにしなければいけない理由を具体的に言ってあげるのが良いですよ。
奇声を出してはいけない場所を教える
赤ちゃんが生後8~11か月の場合、奇声を出してはいけない場所を教えてあげるのも良いですよ。例えば、公園や庭での外遊びのときには大きな声を出しても問題ないことが多いですよね。それが奇声であったとしても、迷惑をかける可能性は少ないでしょう。一方で電車やバスなどの公共交通機関に乗っているときは静かにしなければなりません。図書館や病院などの場所でもそうですね。「バスや電車では大きな声を出さないようにしよう」、「図書館は静かに本を読むところだよ」など、奇声を上げてはいけない場所を具体的に教えてあげるのがおすすめです。
赤ちゃんの奇声に耐えられないと思ったら?
周りの理解と協力を得る
ここまで赤ちゃんの奇声に対する対処法をいくつか紹介していきました。一方で、それでも改善されず耐えられない、という人も中にはいますよね。そんなときは周りの理解と協力を得ることが大切です。例えば、一緒に子育てを行っているパートナーにも協力してもらう、奇声を上げているという状況をわかってもらうことは必要です。また、同じように子育てを経験している家族や友達に相談するのも良いですね。悩みを共有することで気持ちが軽くなることもあるでしょう。マンションやアパートに住んでいる場合は、ご近所さんの理解も必要かもしれません。小さい子供がいるという状況を理解してもらって、ストレスをなるべく軽減できるようにしましょう。
息抜きできる時間を作る
赤ちゃんの奇声に耐えられないと思ったら、息抜きできる時間を作ることも大切です。赤ちゃんの奇声は、成長過程における自然な現象であり、特別に心配する必要がないとも説明しました。それでも赤ちゃんの奇声が我慢ならないと感じる場合は、子育てにいっぱいいっぱいになっている可能性もあります。奇声を気にして気持ちに余裕が無くなってしまったり、睡眠時間を十分に確保できなかったりする人もいるかもしれませんね。そんなときは少し肩の力を抜いて息抜きの時間を作ってみましょう。自分に余裕が生まれると、奇声を上げる赤ちゃんがそこまで気にならなくなることもあります。赤ちゃんの奇声が原因で追い詰められないように、上手く息抜きできると良いですね。
まとめ
赤ちゃんの奇声の原因を知って上手く対処しよう
ここまで、赤ちゃんの奇声の原因や対処法を紹介してきました。赤ちゃんの奇声には様々なものがありますが、発達において自然に見られる現象の1つでもあります。従って、原因をいくら探してもわからない場合も心配しすぎないでくださいね。一方で、奇声以外にも気になる症状が見られる場合は専門機関を頼るのもおすすめです。より効果のある改善策を提示してくれることもありますよ。奇声に対処したいと思ったら、赤ちゃんの環境改善に目を向けると同時に、奇声を気にしすぎていないかを振り返ってみることも大切です。心に余裕が無くなっていることで、必要以上に意識してしまっていることもあるかもしれません。周りの人と協力して、赤ちゃんの奇声と上手く付き合っていけると良いですね。