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保育士と妊娠
保育士さんは圧倒的に女性が多いですよね?
その保育士さんも、多くの方は結婚・出産を経験されます。ただ、妊娠・出産となればお仕事を続けることが難しくなってきます。
それでなくても保育士不足の昨今、多くの保育園ではギリギリのシフトで保育士さんが奮闘していらっしゃると思います。
今回は保育士さんの妊娠・出産についてリサーチしました。
実は妊娠してしまった!という保育士さんや、近い将来子作りを考えている保育士さんまでぜひ参考にしてみて下さい。
まずはじめに、考えておくべき事
保育園は学校などと同じように、1年間のスケジュールが年度初めの4月には決まっています。
途中で欠員が出てしまうと、業務に支障をきたす場合もあり得ます。
クラスの担任を任されている保育士さんは特に責任重大ですから、年度途中でその職を離れることは出来れば避けたいところです。
そういった観点から、出来るだけ年度末あたりで休職や退職になるタイミングで…と、計画妊娠を目指す保育士さんが多数いらっしゃるようです。
「結婚して、将来子どもが欲しいと思っているけれど、周りに迷惑はかけたくない」
そう考えているなら、妊娠のタイミングを考えてお仕事をしていく、つまり将来の出産プランを具体的に思い描いておく ことも大切かも知れません。
いつ頃の出産なのか?いつ園側につたえるのか?いつまで仕事を続けるのか?
そういった具体的なことをある程度計画しておけば、いざという時慌てなくて済みます。
妊娠してしまった!仕事への影響とは
個人差はありますが、妊娠初期には「つわり」があります。
普通に仕事をこなせるぐらい軽い方もいれば、寝付いてしまうほどひどい人もいます。
つわりの症状も千差万別ですが、身体がだるくなったり頭痛がしたり、眠気や吐き気といった体の不調が起こると言われています。
食欲がなくなる、起きているのも苦痛だという重い症状に悩まされる場合もあります。
こればかりは妊娠してみなければ分かりませんが、ある程度は仕事にも影響が出ると覚悟しておいた方がいいかも知れません。
子どもたちと接する時も注意が必要ですし、重いものを持ったりといったことを替わってもらえるように職場の人たちにはお願いしておきましょう。
保育士と妊娠①報告のタイミングは?
妊娠が判明した場合、園長や主任に報告するにはどのタイミングですればいいか悩みます。
安定期に入ってから…適当な時期を見て…なんて思っている人もいらっしゃるのではないでしょうか?
結論から言えば、できるだけ早く園側に伝えましょう。
場合によっては担任を交代したり、欠員を補充しなければならないので早ければ早いほど対応しやすいのではないでしょうか?
妊娠が分かった時点で園長や主任に報告し、善後策を相談しましょう。
いつ周りに知らせるのかや、いつまで仕事を続けるのかといったことをしっかり相談しておきましょう。
同僚や先輩に伝えるのは園長など上の判断を待ってからでもいいかも知れません。
職場全体への報告のタイミングは安定期に入ってから…といった場合が多いようです。
保育士と妊娠②大事なのは妊娠初期
妊娠初期は大切な時期です。
つわりや流産の恐れもありますから、早めに報告してあなたがつらくなった時に配慮やフォローが受けられるように体制を整えておくことが大切です。
保育士というのはある意味体力仕事です。
子どもを抱っこしたりおんぶしたり、走ったり跳んだり(?)しなければいけません。
急に子どもが体当たりしてくることだってあります。
妊娠初期はまだお腹も大きくなっていないので、子どもたちは妊娠に気づきにくいため、いつものような接し方でいると思わぬ事故が起こる可能性もあります。
妊娠を隠して無理をすることは周囲にとっても迷惑になるかも知れません。
園長と相談して、同僚や先輩・後輩に妊娠を報告する際に、迷惑をかける旨を謝罪し、協力してもらえるようにお願いしましょう。
保育士と妊娠③保護者には伝えるべき?
園児の保護者には妊娠を伝えるべきでしょうか?
もちろん、蚊帳の外に置くわけにはいきませんし、つわりや体調不良があったりあまり激しい動きをしなくなったりといったことを勘の鋭い保護者なら気づいてしまいます。
だからと言って、自分の独断で保護者に伝えたりするのはやめましょう。
保護者間で動揺があったり、変な噂を立てられたりすることもあります。
今後の予定や方針を園長や主任と相談して保護者に伝えるようにしましょう。
保育士と妊娠③お仕事はいつまで続けられる?
妊娠したら、いったいいつ頃までお仕事はつづけられるのでしょうか?
例えば、臨月までしっかり働ける人もいれば、妊娠初期から体調がすぐれずやむなく退職や休職してしまう方もいるので、こればかりは個人差があるのでいつまでとは決められません。
妊娠中は、それまでと違って無理はできませんので周囲(園長・先輩・同僚)の協力は不可欠です。
ただ、自分たちにしわ寄せがくるのは迷惑と考えて、理不尽な嫌がらせをされるといったことも無いとは言えません。
負担が増える周りの人には謝罪と感謝の気持ちをしっかり伝え、できるだけ働きやすい環境を作る努力をしましょう。
保育士と妊娠④お休みするか、それとも辞めるか
そしていざ出産となったとき、産休を取って休職するのか?
それとも一旦お仕事をやめてしまうのか?
その選択も悩むところですね。
・産休を取る
産休を取って、さらに育休も取って1年あまり休職して復帰するにしてもお子さんはまだ1歳です。誰か預けられる人がいるならいいですが、お子さんを預けてまで働きたいのか?
実際問題働けるのか?も考える必要があります。
産休や育休は労働者の当然の権利ですし、できるならお休み中にいくらか手当を貰えるならすごく助かります。
とはいえ、職場に産休を取った保育士が過去にいなかったり、それを言い出せないような職場もあるかも知れません。
そういった場合は一旦職を離れて、子育てが一段落してから復職を選択する方が多いと思います。
ただ、同じ職場でまた働きたいのであれば、産休・育休を取って復帰する方が安心ですから、施設の運営者とよく相談してから決めましょう。
・辞める
産休明けは必ず復職しなければならないので、働ける自信がない場合は一旦退職し、その後働けるのかを見極めてから復職するかどうかを決めるのも手ですね。
復帰する場合も、正社員としてフルに働くのは体力的にも時間的にも大変ですし、責任という点でも重くなってしまいます。
その点、パートなどの非正規雇用の保育士なら、自分のペースで勤務することも出来ますし、担任なども任されないので責任が軽く気持ちも楽です。
とりあえず自由に働けるパートや契約社員、派遣社員の保育士で復帰するのもいいかも知れませんね。
さいごに
保育士の妊娠・出産についての記事、いかがでしたでしょうか?
妊娠することで回りに迷惑がかかるのでは…
そう思って子づくりをためらっている方もいらっしゃるかもしれません。
「それでもやっぱり子どもが欲しい!」
それなら、妊娠・出産するまでの計画をしっかり立て、準備をちゃんとすれば大丈夫です!
いろいろ不安なことはあるかも知れませんが、保育士であるあなたは子どもが大好きなはず、自分の子どもならなおさらですよね?
妊娠・出産はおめでたいことです。
出産することを決めて妊娠したなら、元気な赤ちゃんを産むことを優先して頑張りましょう!
やっぱり子供が欲しいという保育士さん、妊娠・出産はしっかり計画・準備してみんなに祝福される可愛い赤ちゃんを産んで下さいね!
よくある質問
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