認可外保育園と認可保育園の違いを知っていますか?認可外保育園の種類には、ベビーシッターや院内保育園などがあり、認可保育園と様々な点が異なります。この記事では、認可外保育園と認可保育園の制度上の違い、働き方の違い、それぞれの特徴を紹介していきます。働き方や保育方針の違いを知ることで、自分に合った保育の形や職場選びの参考にしてみてくださいね。認可外保育園で働くことを検討している方には、是非読んでいただきたい記事です。
認可外保育園とは
国が定める児童福祉法の基準に満たない保育園
認可外保育園とは、国が定める児童福祉法の基準を満たしていない保育園を指します。認可外保育園は児童福祉法ではなく、認可外保育施設に対する指導監督要綱に基づいて運営されています。また、認可外保育園は認可保育園や認定こども園よりも柔軟な運営ができますよ。そのため、夜間保育など受け入れ時間の自由度が高い園や、英語や美術の力を育てる園など、特色のある保育を行う園が多くあります。
認可外保育園の特徴
少人数制であることが多い

認可外保育園の特徴は、少人数制であることが多い点です。院内保育園や企業内保育園など、施設の規模は小さいことが多いため、子どもたちの数も少ない傾向です。少人数保育では子ども一人ひとりに目が行き届きやすく、発達段階や性格に合わせたきめ細かな保育が可能となりますよ。その一方で、保育士一人あたりの担う役割が幅広くなる傾向もあります。少人数ならではのやりがいや成長を感じられる反面、負担のバランスを見極めることが、長く働くためのポイントになりますよ。
サービスが柔軟
認可外保育園の特徴として、サービスの柔軟性が挙げられます。認可保育園とは異なる基準に従って運営するため、保育内容や時間設定の自由度が高いです。そのため、延長保育や夜間保育、休日保育など、家庭の事情に柔軟に対応できますよ。このような柔軟な保育体制は、保護者にとって心強い存在であると同時に、保育士にとっても多様な経験を積める環境といえます。一方で、勤務時間が不規則になりやすい場合もあるため、自身のライフスタイルに合った働き方ができるかの確認が重要です。
施設ごとに教育方針に個性がある
認可外保育園はその施設ごとに教育方針に個性がありますよ。そのため、同じ認可外保育園でも、保育内容や一日の流れ、重点を置く教育テーマが大きく異なることがあります。自由度が高い分、保育士の裁量も大きく、自分の保育観や経験を活かせる場面が多い反面、園ごとの求められる役割やスキルも違います。入職前には園の理念や日々の保育の様子を確認し、自分のスタイルと合うかどうかを見極めることが大切ですよ。
保育料が高い

認可保育園・認定こども園では、国、都、区市町村から出ている運営費を使って運営しています。しかし、認可外保育園は保護者からの保育料だけで運営するため、認可保育園と比べて保育料が高いことがありますよ。また、認可保育園・認定こども園の保育料は区市町村が保護者の収入に応じて決定しているため、その地区のどの認可保育園に入っても同じ金額です。しかし、認可外保育園では設置者が自由に設定するため、園ごとに異なります。
認可外保育園の種類
ベビーシッター事業
ベビーシッター事業は、認可外保育園の1つに位置付けられています。ベビーシッターとは、保育士が利用者の自宅などを訪問し、保護者に代わって子どもの世話や保育を行うサービスです。利用者の家庭内で個別に対応する点が特徴ですよ。ベビーシッターとして働くには、保育士資格のような資格は必要ありません。ベビーシッターの会社に所属し仕事を回してもらうほかに、個人事業主として仕事を受けることも可能です。
院内保育園

院内保育園は認可外保育園の種類の1つです。院内保育園とは、医師や看護師など、医療従事者の子どもを預かるための保育施設ですよ。病院の敷地内や近隣に設置されていることが多く、勤務時間が不規則な医療従事者を支える役割を担っています。そのため、早朝や夜間、休日保育に対応している園も少なくありません。少人数制で家庭的な雰囲気の中、子ども一人ひとりとじっくり関われる点が魅力です。
ベビーホテル
ベビーホテルとは、夜間や深夜、早朝などの時間帯を含めて子どもを預かる保育施設のことです。宿泊を伴う保育や長時間保育に対応する点が特徴で、仕事や急用など多様な事情を持つ家庭に利用されていますよ。そのため、一般的な保育園とは異なる生活リズムでの保育が求められます。また、子どもたちは宿泊する家として利用するため、家庭的な雰囲気であることも特徴の1つです。子どもの体調管理や安全面への配慮がより重要なので、ベビーホテルで働く保育士には高い責任感が必要ですよ。
企業指導型保育園

企業指導型保育園とは、企業が従業員の子どもを預かるために設置・運営する保育施設で、国の助成を受けて整備される点が特徴です。会社の福利厚生の一環として運営されるため、設備が整っている園や、保育士の配置に余裕があるケースも見られますよ。また、行事やカリキュラムは比較的シンプルで、日々の保育に集中しやすい点も魅力です。一方で、企業の方針が運営に反映されやすいため、保育理念や勤務条件を事前に確認することが重要ですよ。
認可外保育園で働くメリット
新しいアイデアを試しやすい
保育士さん向けに認可外保育園で働くメリットを紹介します。認可外保育園は自由な運営を特徴としているため、新しいアイデアを試しやすいというメリットがあります。園独自の保育方針やカリキュラムを取り入れやすく、行事内容や日々の活動も現場の意見が反映されやすい傾向がありますよ。そのため、自分の得意分野や興味を活かした保育に挑戦でき、やりがいを感じやすいでしょう。少人数制の園では保育士の数も多くないので、意見が通りやすい特徴があります。
園によっては認可保育園より給与が高い

認可外保育園は運営の自由度が高いため、認可保育園よりも給与が良い場合がありますよ。園によっては独自の手当や賞与制度を設けていることもあり、経験やスキルが正当に評価されやすい傾向があります。夜間・休日保育を行う施設では、時間帯手当が付く場合もあります。ただし、給与や待遇は園ごとの差が大きいため、基本給や昇給制度、福利厚生の内容を事前にしっかり確認することが大切です。条件面を比較し、自分に合った職場を選びましょう。
認可外保育園で働くデメリット
キャリアプランが見えにくい園がある
認可外保育園で働くデメリットは、キャリアプランが見えにくい園があることです。園ごとに制度が異なるので、明確な昇進制度や研修体系が整っていない場合もあり、将来像を描きにくいと感じることがあります。また、園の規模が小さい分、役職ポストが限られているケースも少なくありません。そのため、長期的にどのような経験を積めるのか、スキルアップの機会があるかを事前に確認することが重要ですよ。自身の目標に合う環境かを見極めましょう。
園によって求められることが違う
認可外保育園では、園ごとに個性があり、保育の方法や特色がそれぞれ異なります。例えば、英語教育やモンテッソーリ教育など独自の取り組みを行う園もあれば、家庭的な雰囲気を重視する園もあります。こうした個性は魅力でもありますが、保育士の保育観に合わない場合、ミスマッチが生じる可能性もありますよ。働きたい認可外保育園を見つけたら、まずはその園の特色をよく調べてみましょう。
認可外保育園の勤務が向いている人の特徴
少人数の子どもとじっくり向き合いたい人

少人数制の保育園で、子どもたち一人一人と向き合いたい保育士さんには、認可外保育園での勤務が向いています。認可外保育園の中でもベビーシッター事業や院内保育園などは、家庭に出向いて子どもの面倒を見たり、施設の定員数が少ないという特徴があります。そのため、このような施設での勤務は少人数保育の希望をかなえられる可能性が高いですよ。少人数保育は保護者や子どもとの距離が近く、信頼関係を築きやすいことから、やりがいを感じやすい点も特徴です。
マニュアル通りより自分で考えて働きたい人
認可外保育園での勤務が向いている保育士さんの特徴として、完全にマニュアル通りの仕事より、自分で考えて動く仕事が好きなことが挙げられます。認可外保育園では園ごとの方針や体制が多様で、決められた手順が少ない場合があります。そのため、子どもの様子や家庭の状況に応じて臨機応変に対応できる力が求められます。自ら工夫して保育内容を考えたり、新しい取り組みを提案したりすることにやりがいを感じる保育士さんには向いていますよ。
働きやすい認可外保育園を選ぶコツ
雰囲気が自分に合っているか確認する

働きやすい認可外保育園を選ぶコツを2つ紹介します。1つ目は、園の雰囲気が自分に合っているか確認することです。認可保育園で働く上でも重要なことですが、認可外保育園は特に園ごとの個性が強い傾向があります。そのため、自分自身の保育観や希望する勤務時間が園の方針や運営スタイルと合っているかを事前に確認することが大切ですよ。見学や面接時に保育内容、職員の雰囲気、シフトの柔軟性などをチェックしましょう。無理なく働ける環境かを見極めることで、入職後のミスマッチを防げますよ。
認可外保育施設指導監督基準を満たしている園を選ぶ
働きやすい認可外保育園を選ぶコツの2つ目は、認可外保育施設指導監督基準を満たしている園を選ぶことです。この基準を満たしている園は、保育士配置や安全管理、衛生面、研修の体制や回数などが一定水準以上に保たれています。そのため業務負担が偏りにくく、安心して保育に専念できます。また、労務管理や職場環境の整備にも意識が向いていることが多く、長く働きやすい職場につながりますよ。信頼できる職場を選びましょう。
まとめ
認可外保育園は自由度が高い保育施設
認可外保育園は、受け入れ時間や保育方針、保育料など、様々な面で自由度が高い保育施設です。自分のアイデアを試しやすかったり、高い給与を期待できたりする園があります。一方で、キャリアプランが見えにくい園があったり、園ごとに求められることが違ったりというデメリットもありますよ。自分に合った保育園を見つけて働き、認可外保育園ならではの自由度の高さを活用しましょう。長く働ける環境を選ぶ参考にしてみてくださいね。
























