保育園で体操を取り入れるねらいとは?【人気曲・簡単・乳児・ポイント】

体操を含め、体を動かすことは子どもの成長に欠かせません。運動会や生活発表会などの出し物として、体操を発表している保育園も多いのではないでしょうか?この記事では、保育に取り入れやすい体操や、取り入れる際のポイントなどを詳しく解説していきます。「保育におすすめの体操を知りたい!」「年齢に合わせて難易度を変えた方が良いの?」と、疑問や悩みをお持ちの保育士さんは、是非参考にしてみてくださいね。

保育園で体操を行う目的

全身の筋肉や関節の柔軟性を高める

保育園で体操を行う1つ目の目的は、全身の筋肉や関節の柔軟性を高めることです。体操を通じて、子ども達はさまざまな動きを行い、身体のバランス感覚や柔軟性、心肺機能などを高めることができます。バランス感覚や柔軟性の向上は、運動能力の発達や怪我の予防にも繋がります。また、体操は子ども達にとって楽しい活動であり、運動への興味を引き出す機会にもなりますよ。保育園での体操は、園生活での活動量が増え、健康な体づくりに役立ちます。

参考:https://www.mhlw.go.jp/content/001195867.pdf

体で表現する楽しさを学ぶ

保育園で体操を行う2つ目の目的は、体で表現する楽しさを学ぶことです。体操を通じて、子ども達は自分の体を使って様々な動きを表現することができます。これにより、創造力や自己表現力が養われ、感情や思いを体で表現する楽しさを体験できますよ。体を動かすことで自己表現の幅が広がり、自分の考えが相手に伝わる経験を積むことで自信がつき、結果としてコミュニケーション能力の向上にも繋がります。

音楽に合わせた体操でリズム感を養う

保育園で体操を行う3つ目の目的は、音楽に合わせた体操でリズム感を養うことです。音楽に合わせて体を動かすことで、子ども達は自然にリズム感を身につけることができます。リズム感は、運動能力だけでなく、音楽やダンスの基礎としても重要です。音楽のテンポに合わせて動くことで、聴覚と身体の連動が強化され、集中力も向上しますよ。また、音楽に親しむことで、子どもの自己表現の幅も広がります。

保育士くらぶ

保育園で体操を行う場面

朝の会

保育園で体操を行う1つ目の場面は、朝の会です。朝の会で、子ども達が一日の始まりに元気よく体を動かすことで、気持ちをリフレッシュさせ、活動への意欲を高めます。また、朝の体操は気持ちを高めたり体を温める効果もあり、心と体のバランスを整える方法として最適です。このように、朝の会に体操を取り入れることで子ども達の健やかな成長をサポートし、充実した保育活動に繋がりますよ。

運動遊び前の準備運動

保育園で体操を行う2つ目の場面は、運動遊び前の準備運動です。運動遊びを始める前に準備運動として体操を行うことで、子ども達の筋肉や関節を十分にほぐし、ケガの予防に繋げます。また、準備運動は体温を上げるため、運動遊びのパフォーマンス向上にも役立ちますよ。そして、子ども達は準備運動を通じて、正しい運動習慣やストレッチの重要性を学ぶことができます。準備運動で体操を行うことは、楽しく安全に運動遊びを楽しむために大切ですね。

発表会や運動会

保育園で体操を行う3つ目の場面は、発表会や運動会です。発表会や運動会に取り入れることで、保護者に成長した姿を見せることができます。子ども達にとっては、表現力を披露する場で仲間と協力しながら達成感を味わう貴重な経験となります。保育園の行事は子ども達の成長を実感し、思い出に残る大切な瞬間を作り出しますね。乳児は簡単な体操、幼児には少し難易度の高い体操を取り入れるのもおすすめですよ。

保育に体操を取り入れる際のポイント

子どもが好きそうな曲を選ぶ

保育に体操を取り入れる際の1つ目のポイントは、子ども達が好きそうな曲を選ぶことです。リズミカルな曲や人気のアニメソング、童謡などを活用することで体操の時間がより楽しくなります。このような曲は、子ども達の興味を引き、体を動かすことへの意欲を高めます。音楽に合わせて動くことで、リズム感や協調性も自然と身につきますよ。また、子ども達が自ら進んで体操に参加するようになり、クラス全体の雰囲気も明るくなります。音楽は、楽しみながら体操を効果的に行うための重要な要素ですね。

子どもの年齢に合った動きを考える

保育に体操を取り入れる際の2つ目のポイントは、子どもの年齢に合った動きを考えることです。子ども達の発育状況によって体力や運動能力が異なるため、適切な動きを選ぶことが重要です。例えば、1歳くらいの子どもには簡単なジャンプや手足の動きを体操に取り入れ、4歳くらいの子どもには少し複雑な動きやバランスを必要とする体操を取り入れます。年齢に応じた体操は、子ども達の興味をひき、無理なく楽しく運動をすることができますよ。この点を意識して、安全に体操を行えるようにしましょう。

保育士が見本になる

保育に体操を取り入れる際の3つ目のポイントは、保育士が見本になることです。子ども達は普段から大人の行動を真似することで学ぶため、保育士が積極的に体操を行い、正しい動きを見せることが大切です。保育士が楽しそうに体操をする姿を見せることで、子ども達も自然と興味を持ち、積極的に参加するようになりますよ。また、見本を示すことで体操の動きの理解が深まります。保育士が見本を見せることで、体操の時間が充実したものになりますね。

【0歳~2歳】保育園で体操を行う際のおすすめ曲

アイアイ

0歳~2歳の子どもにおすすめな1つ目の曲は、アイアイです。お猿さんがテーマの有名な童謡のアイアイは繰り返しの動作が多く、簡単で覚えやすい体操です。お猿さんのポーズや足踏みなど、簡単な振り付けなので3歳未満の子どもでも楽しく踊ることができますよ。アイアイの歌詞に合わせて、子ども達は元気よく声を出し、体を動かすことができます。リズミカルな音楽にのせて、楽しみながら運動能力やリズム感を養うことができ、保育の現場でも大人気の体操です。

かえるのたいそう

0歳~2歳の子どもにおすすめな2つ目の曲は、かえるのたいそうです。かえるのたいそうは、リズミカルな曲に合わせて身体全体を動かすことができる体操です。アイアイと比べると難易度は高くなりますが、こちらも繰り返しの動きが多い体操です。先生がお手本になり踊ってあげることで楽しんで真似することができますよ。また、ふりカエルやそりカエルなど、カエルという単語が繰り返し登場するため、言葉遊びとしても楽しめる曲です。運動会の準備体操や水遊びの前などにおすすめですよ。

エビカニクス

0歳~2歳の子どもにおすすめな3つ目の曲は、エビカニクスです。子どもの歌やダンスで大人気なケロポンズさんの代表曲です。掛け声に合わせて、エビとカニになりきって体操します。エビカニクスは振り付けが簡単なので、子ども達は振り付けを覚えていなくても先生を見ながら踊ることができますよ。カニのように手足を広げたり、エビのように体を曲げたりして、エビとカニの特徴を掴みながら体を動かすように声をかけましょう。一度聞くと忘れられないくらい特徴のある歌詞と音楽が魅力的で、大人も子どももついつい口ずさんでしまいます。

どうぶつたいそう1・2・3

0歳~2歳の子どもにおすすめな4つ目の曲は、どうぶつたいそう1・2・3です。どうぶつたいそう1・2・3は、5種類の動物が出てくる体操です。とてもシンプルな振り付けなので、3歳未満の子どもでも楽しんで参加できますよ。動物の特徴的な動きを体で表現するため、子ども達の想像力や表現力を刺激しながら、身体の使い方を学ぶことができます。例えば、ウサギの耳の動きやゾウの鼻の動きなど、楽しく動物になりきって体を動かすことで、運動能力やバランス感覚も自然と養われますよ。

【3歳~5歳】保育園で体操を行う際のおすすめ曲

ディズニー体操

3歳~5歳の子どもにおすすめな1つ目の曲は、ディズニー体操です。ディズニー体操は、保育現場で朝の体操としてよく使われる人気の曲です。ディズニーの様々な曲に合わせて楽しく体を動かせるため、ディズニーが好きな子は聞いているだけでも楽しめます。3歳以上の子どもにおすすめですが、3歳未満の子どもでも十分楽しめますよ。曲中に登場するディズニーのキャラクター達と一緒に体を動かすことで、子ども達の興味を引き、楽しく体操の時間を過ごせます。曲に合わせた簡単な動作でリズム感や協調性も養われ、クラスのみんなと一緒に楽しめる点も魅力ですね。

秘伝!ラーメン体操

3歳~5歳の子どもにおすすめな2つ目の曲は、秘伝!ラーメン体操です。秘伝!ラーメン体操は、中華風のサウンドがとてもユニークで人気のある体操です。大好きなラーメンが題材となっているため、曲がかかると子ども達のテンションはすぐに上がりますよ。全体的にテンポが遅く、ラーメンを食べる仕草の動きを繰り返し行うため、覚えやすい曲調と振り付けが小さい子ども達にも人気です。年齢を問わず楽しめますね。活発に動き回る3歳~5歳の子ども達は、体をねじる運動や背中を伸ばす運動でダイナミックに身体全体をほぐすことができるでしょう。

サンサンたいそう

3歳~5歳の子どもにおすすめな3つ目の曲は、サンサン体操です。子どもに大人気のアンパンマンの体操なので、自分も踊ったことがある!という保育士も多いのではないでしょうか。サンサン体操は、アンパンマンのエンディングテーマの1つで、元気よく楽しいリズムに合わせて体を動かすことができる体操です。子ども達の運動能力の向上や健康促進を目的としていますよ。運動会の出し物や、運動前の準備体操などにぴったりな曲です。

アンパンマン体操

3歳~5歳の子どもにおすすめな4つ目の曲は、アンパンマン体操です。アンパンマン体操は、サンサン体操と同じくらい子ども達に人気の体操です。アンパンマン体操は他の曲と比べるとテンポが速く、動きの多い体操です。人気キャラクターのアンパンマンと一緒に楽しく体を動かすことで、子ども達は自然と運動能力を養うことができますよ。アンパンマン体操は、全身の運動能力をバランス良く高めさせることを目的としています。特に、リズム感や筋力の発達、柔軟性の向上に繋がるでしょう。

まとめ

保育に体操を取り入れて体を動かそう

いかがでしたしょうか。今回は、保育に体操を取り入れる際のポイントやおすすめの曲などを紹介しました。保育園での体操は、子どもの筋肉や関節の柔軟性を高めたり、リズム感を鍛えたりすることを目的としています。体操は、朝の会や準備運動、発表会や運動会で行うことがおすすめですよ。子どもが好きそうな曲を選んだり保育士が見本になることで、子どもが楽しんで体操に取り組むことができます。この記事を参考にして、子ども達が楽しめる体操を保育に取り入れてみてくださいね!

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