山口県に保育士が移住して働くには?【補助金・支援金情報も】

目次

山口県では、YY!ターンという山口県への移住を支援する制度があります。YYは「やまぐち」と「わいわい楽しい暮らし」の頭文字からとったものです。YYの名の通り、山口県で楽しく暮らせるように、移住前から移住後まで長く支援してくれる制度になっています。山口県は、海と豊富な緑があり、自然に恵まれた県です。山口県宇部市は、2021年の住みたい田舎の総合部門ランキングで2位をとったことで、名前だけでも知っている人は多いのではないでしょうか。今回は、山口県に移住して働くメリットや利用できる制度について細かく紹介していきます。移住を考えている方は、是非参考にしてみてくださいね。

山口県ってどんなところ?

山口県の基本データ

山口県は中国地方にあり、本州の最西端に位置している県です。面積は、6,112.53平方キロメートルで、13市6町の計19市町からなります。人口は、1,351,340人です(令和2年時点)。県の三方を海に囲まれているという特徴があり、角島や角島大橋のように海の絶景を楽しめる観光地が有名です。また、錦帯橋のような歴史的建造物が多く、下関のふぐのような美味しい海産物が多数あり、魅力がたっぷりと詰まった県だと言えます。県の中央部には、中国山地が横断しており、海と山が揃った県の特性を生かし、農業や漁業が盛んに行われています。

山口県の気候

山口県内は、日本海沿岸地域と内陸山間地域、そして瀬戸内海沿岸地域の3つの地域に分けられます。日本海沿岸地域と内陸山間地域は、冬は晴れ間が少なく、積雪量が多い地域です。平均気温は日本海沿岸地域と内陸山間地域に関しては、13度程度と低い傾向にあります。対して、瀬戸内海沿岸地域は平均気温が16.5度で、温暖な地域と言えるでしょう。海に囲まれている県である為、海流と海風の影響を受け、県内の地域はどこも大きな気温差が少ないという特徴があります。穏やかな気候に加えて、災害も少ない傾向にあります。特に台風は上陸することなく、逸れることの方が多いです。

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保育士が山口県に移住して働くメリット

海と山どちらも楽しめる

山口県は、自然が豊富で観光地がたくさんあります。錦帯橋や秋吉台は、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。2020年にトヨタのCMで、下関市の角島大橋がロケ地として使われたこともあり、角島大橋を1度は目にしたことがあるという人も多いはずです。山口県の海岸線は1,580kmと全国第6位の長さを誇ります。県の中央部には中国山地が横断しており、県の約7割を森林が占めています。海と山がどちらも豊富であり、両方の自然が楽しめて、とても贅沢な気持ちになれますよ。

交通渋滞がほとんどない

山口県の通勤時間の平均は、約20分程度ということが分かっています。通勤時間が20分程度なのは、東京の約43分や大阪の約36分に比べると、いかに短いかが一目で分かってもらえるでしょう。山口県では車が主な移動手段になりますが、県内には広い道路が多く、渋滞が起こりにくい傾向があります。都市部のように、朝から通勤ラッシュの電車に乗る必要がないのは嬉しいですね。通勤時間が短くなると、家での時間や自分の時間を多く持てるようになるのは、非常に大きなメリットだと言えますよ。

家賃が安い

山口県では、家賃に関する心配はあまり必要なくなります。県内の家賃は、ワンルームや1K、1DLなら4万円台、1LDKから3DKなら5万円から6万円台と格安になっています。家賃の平均は4万円台と、全国でも7番目の安さになっています。山口県は、基本地価が25,400円と、全国的に見て低めなこともあり、地価の値段が家賃の安さにも繋がっています。また、賃貸住宅延べ床面積が、51.50平方メートルと広いことが分かります。安い家賃で広い住居に住めるので、山口県の移住はおすすめです。

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保育士が山口県に移住するデメリット

車での移動が必須

公共交通機関が整っている都市部での生活に慣れていると、山口県の移動に最初は戸惑うでしょう。なぜなら、山口県での生活の主な交通手段は車だからです。公共交通機関の見直しは進められてはいるようですが、まだバスや電車の本数は少ないのが現状です。バスや電車での移動が不便な地域が多い為、県内では車が主な移動手段になっています。ガソリンの消費量は全国1位であり、山口県には、車を使う人が多いことを示しています。車を運転する機会が少ない地域からの移住では、慣れるまでは不便に感じてしまうかもしれません。

お店が少ない

山口県には、スーパーのような普段の生活に関わるお店が最低限はあります。しかし、ファッション系のお店や飲食店、遊べる施設が県内には少ないというデメリットがあります。特に、洋服に関するお店は、選択肢が少ないという声があります。おしゃれが好きな人の中には、福岡や広島にまで服を買いに行くという人も多くいます。スーパーに関しても最低限あるとは言え、やはり都市部に比べると、数はかなり少ないでしょう。移住する際は住む場所の近くにお店があるかどうかをしっかり確認してみてくださいね。

山口県への移住がおすすめな理由

美味しい海産物が豊富

山口県は、全国第6位の海岸線の長さを活かし、漁業が盛んに行われています。下関のふぐは、有名なので食べたことはなくても聞いたことがあるという人は多いでしょう。ふぐ以外には、瀬つきあじや剣先イカも有名です。瀬つきあじは脂がのっていて、剣先イカは肉厚で甘みも感じることができ、「イカの女王」と呼ばれています。その他にも、アンコウやワタリガニのような海産物がたくさんあります。漁港に行けば、山口の美味しい特産物をお手頃な価格で楽しむことができます。山口県に住めば、いつでも県内の海産物を楽しめますよ。

温泉が多い

山口県内には、50カ所を超える温泉があります。数多くの温泉の中でも湯田温泉は、山口市内にあり、アクセスが良いことと足湯があるのが魅力です。そして、長門湯本温泉や俵山温泉は、歴史が深く、温泉と一緒に温泉街を楽しむことができるスポットです。県内の温泉の効用は様々であり、温泉巡りをするだけで楽しいこと間違いなしです。日帰りで楽しめる温泉も多いので、仕事で疲れたとき、温泉で温かいお湯に浸かって癒されるという過ごし方はおすすめです。もちろん、宿泊して温泉をじっくり楽しむのも贅沢で良いですね。

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山口県へ移住して働く注意点

夜は治安が心配なところがある

山口県に移住してから気を付けて欲しいことは、夜の外出についてです。夜は街灯が少なく、人通りが少ないところが多いので、女性の1人歩きは気を付けましょう。温泉街や駅前の飲み屋が多い地域では、酔っ払いの人がどうしても多くなり、絡まれてしまうことも考えられます。なるべく夜は人通りや街灯の少ない場所を1人で歩くことを避けて、危険なことに巻き込まれないように気をつけましょう。山口県では、終電の時間が早いので、早めに家路につくことをおすすめします。心配な場合は、移住する地域の治安についても調べてみてくださいね。

車の維持費がかかる

山口県は公共交通機関の本数が少ない為、主な移動手段は車になります。当然マイカーを所持していなければ、移住のタイミングで車を購入することになります。そして、家族が居る場合は、一家で複数台所持する必要があるでしょう。毎年ではないとは言え、複数台の車検代だけでも大きな額になってしまいます。また、冬場に積雪が予想される地域に移住した場合は、雪道を走る為のタイヤの追加で費用がかかってきます。山口県は、坂が多い土地でもあるので、車の消耗度も平坦な土地よりは高くなると予想されます。移住する際には、車の維持費がどの程度になるか、1度計算してみることをおすすめします。

注目の山口県の移住支援情報

YY!ターン支援交通費補助金

YY!ターン支援交通費補助金は、県外から山口県へ移住を希望する人を対象とした制度です。山口県への移住に関する、お試しの暮らし体験やツアーに参加した人の交通費を最大2分の1補助するものになります。移住セミナーやイベントも対象になっています。参加したい体験ツアーやイベントがあれば、補助対象になるかどうか調べてから参加するとお得になりますよ。

対象者

県外に在住する山口県への移住希望者

補助金額

(1)交付の対象となる経費
居住地から山口県内への公共交通機関(タクシーを除く)による往復交通費(実費) → 居住地から山口県内の最初の到着地までの交通費+山口県内の最後の出発地から居住地までの交通費。
(2)補助率等 1/2(上限額3万円)
※1年度につき1人1回限り

必要書類

1.移住に関するツアー
県民会議が民間事業者と共同で実施する場合
(1)交付申請書
(2)移住に関するツアー参加報告書
(3)居住地を証明するもの(免許証、住民票等)
(4)補助の対象となる支出を証明するもの(利用日、往復の発着地が記載された領収書等)
県、市町、関係団体等が実施もしくは後援する場合
(1)交付申請書
(2)移住に関するツアー参加報告書
(3)居住地を証明するもの(免許証、住民票等)
(4)主催者、内容等がわかるもの(パンフレット等)
(5)補助の対象となる支出を証明するもの(利用日、往復の発着地が記載された領収書等)
2.移住に関するセミナー、フェア、その他のイベント
(1)交付申請書
(2)移住に関するセミナー・フェア・その他のイベント参加報告書
(3)居住地を証明するもの(免許証、住民票等)
(4)主催者、内容等がわかるもの(パンフレット等)
(5)補助の対象となる支出を証明するもの(利用日、往復の発着地が記載された領収書等)
3.暮らし体験、下見等
(1)交付申請書
(2)暮らし体験・下見等実施報告書
(3)居住地を証明するもの(免許証、住民票等)
(4)補助の対象となる支出を証明するもの(利用日、往復の発着地が記載された領収書等)
4.就職面接、就農林漁業面接
(1)交付申請書
(2)就職面接・就農林漁業面接実施報告書
(3)居住地を証明するもの(免許証、住民票等)
(4)補助の対象となる支出を証明するもの(利用日、往復の発着地が記載された領収書等)

YY!ターン(UJIターン)パスポート

YY!ターン(UJIターン)パスポートは、県外から山口県へ移住を考えている人を対象とした支援制度になります。パスポートを持っていると、協賛企業からの割引サービスを受けることができます。主に挙げると、移住の下見の際のレンタカー代や宿泊代、移住時の引っ越し代金があります。ローン金利の優遇を受けることもでき、移住前から移住後に渡って長く支援してもらえます。また、移住関連の資料やイベントの情報も送ってもらえます。

対象者

山口県外に居住し、将来、山口県への移住・定住を検討されている方ご本人

補助金額

(1)協賛企業や協賛施設からのサービス
(2)移住関係資料のダイレクトメールサービス
(3)県政情報のメール配信サービス

必要書類

(1)交付申請書は各窓口に置いています。 電話やメールで相談された場合は、交付申請書を郵送あるいはメール送付します。
(2)申請当日にパスポートを交付できない場合は、後日、郵送します。
(3)直接提出する場合は、運転免許証、健康保険証、住民票の写しなど、住所を確認 できるものをお持ちください。
(4)交付申請書もしくはサイトからの申請の際にご記入いただいた個人情報は、各や まぐち暮らし支援センター、市町及び事務局が適切に管理し、パスポート制度の 実施・運営、移住に関わるお客様への情報提供、県における施策の立案資料以外 の目的には使用しません。

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山口県の保育士情報は「山口県保育士バンク」で!

山口県では、保育士資格を所持している人を対象に、県内の保育所等への就職支援を行っています。山口県保育士バンクでは、登録した保育士の希望条件をヒアリングして、希望している保育所とのマッチングを手伝ってくれます。山口県保育士バンクを管理しているのは、山口県福祉人材センター(山口県社会福祉協議会)で、福祉人材センター内にコーディネーターを配置して就業支援を行います。働く際や就職の際に感じる不安についても相談に乗ってくれるので、分からないことがあれば、まず山口県保育士バンクで聞いてみましょう。

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山口県に移住して保育士として働くということ

山口県への移住は様々な苦労もあります

山口県での移住生活では、車での移動が必須になることで、生活費の他に車の維持費やガソリン代が増え、家計について考え直す必要が出てくることもあるでしょう。生活にまつわる出費の変化には、移住の際に不安に感じる人も多いはずです。しかし、山口県では保育士の給与待遇が改善されつつあります。県庁のこども政策課が、それぞれの市町村の福祉課との連携を進め、保育士の給与の水準を向上させるための取り組みを行っています。改善の為の取り組みが多いことから、山口県は保育士を大切に思っているということが分かり、長く働くのに適した地域だと言えます。

移住することでかけがえのない体験も出来ます

山口県は、気候が温暖で災害が少ないので、移住しても穏やかな気持ちで過ごすことができるでしょう。そして、自然や温泉が豊富で、仕事での疲労を癒し、気分転換をするのに向いている環境だとも言えます。また、山口県は待機児童がほとんどおらず、入園児と保育士の数が比較的見合っている県でもあります。入園児と保育士の数が見合っていることから、過度な忙しさがなく、きちんと園児1人1人と向き合えるという環境で働けることでしょう。都市部での慌ただしい生活とは打って変わって、穏やかでのんびりとした気持ちで働くことができる山口県へ移住して働いてみませんか。

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山口県に移住した保育士さんのために「山口県移住保育士相談窓口」を開設しています。住居のこと、職場のこと、保育内容についてなど保育士移住コーディネーターが無料でご相談に応じます。いきなり移住して働くハードルは高いものです。一度、職場見学してみませんか?オンラインでの面接も可能ですよ。

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よくある質問

移住して保育士として働いている人は多いですか?

はい。多くの方が移住して保育士として働いています。約100名程度の方が2020年の1年間でアスカを通して移住して保育士として働いています。アスカを通じて移住した保育士さんのインタビューはこちらからご覧ください。保育士のお仕事は全国共通なので、移住しても働きやすいでしょう。

他の都道府県の保育士移住情報も知りたいのですが?

ご覧いただいてる都道府県以外の移住の情報はこちらのページからご覧いただけます。離島にスポットをあてた記事や移住した保育士さんのインタビュー記事もございます。合わせてご覧になってください。

具体的にいつ移住するか決めていないのですが相談に乗ってくれますか?

はい。もちろん、具体的に移住できる時期が決まっていなくてもご相談に乗ります。こちらの相談窓口よりお申し込みください。移住に最適な時期や移住までにかかる時間もアドバイスいたします!

保育士くらぶ

ABOUTこの記事をかいた人

保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/