名護に移住した保育士さんにインタビュー!移住して働くことのメリット・デメリットは?

目次

沖縄本島北部にある名護市。名護市の東西は海に囲まれています。魅力あふれるリゾート地や自然が多く、沖縄県内でも有数の観光地の一つです。また、沖縄らしさを感じることが出来る素朴な街並みも名護の良さの一つでしょう。名護市は那覇からさほど遠くもなく、沖縄に移住する保育士にとって人気のある都市です。そんな名護市に兵庫県から移住した浅田さんにインタビューをしてきました。移住するまでの準備や、移住後の生活、実際にかかったお金までリアルに語っていただきました。これから移住を考えている保育士さんは参考にしてみてください。

名護市ってどんなところ?

名護市の基本データ

名護市は沖縄本島北部に位置し、那覇からの距離は約60km程度離れています。人口は約60,000人、面積は約210平方キロメートルで沖縄県の中では7番目に大きな都市です。那覇市内から名護への移動は車か高速バスになるでしょう。高速バスの場合、那覇空港から名護バスターミナルまで時間は約1時間45分で、料金は2,020円です。車での移動の場合は沖縄自動車道を経由し約1時間程度です。ブセナ海中公園では鮮やかなエメラルドグリーンの海を臨むことが出来ます。また、名護で有名な沖縄そばの名店「宮里そば」は名護で外すことの出来ないグルメスポットですね。

名護市に移住した保育士、浅田さんにインタビュー!

移住前はどこで働いてどういう生活でしたか?

出身が兵庫県神戸市で学校卒業後、ほとんどの職場は神戸市内で働いていました。新卒の時は認可外の託児所に就職しました。その後は幼稚園や認可保育園で働いていました。直近は認可保育所でゼロ歳児を担当していました。ずっと実家暮らしだったので今回の移住が初めての一人暮らしになります。神戸で保育士として働いていた時、平日は家と職場の往復だけの毎日でした。たまの休みの時は気分転換に趣味のバイクでツーリングしていましたね。

なぜ名護に移住したのか

移住って一大決心だと思うのですが移住のきっかけは?

私は旅行が大好きで何度も沖縄には来ていました。保育士の仕事は忙しいので頻繁に沖縄に通うことは難しかったですが、夏休みなどの長期休暇を使って年に一回は必ず沖縄に来ていましたね。その時感じた沖縄の空気感や人の温かさにあこがれていました。沖縄に来るたびに「やっぱり沖縄に住みたい!」という気持ちが高まり、決心して移住を決意しました。名護に決めたのは海がとても綺麗で、暮らしやすそうな素敵な町だと感じたからです。

移住を決めてからの周囲の反応や心境は

移住を決めた時のご家族や周囲の反応はいかがでしたか?

両親は元々「何でも経験しなさい!」というタイプでした。保育士になることが小さな頃からの夢で、夢をかなえて保育士になりました。私は一度決めたら突き進むタイプなんで憧れのバイクの免許も取りました。今は沖縄でバイクを運転する日々です!移住に対しても両親の反対はありませんでした。頼もしく思われているくらいです。周囲の友達は「こんな時期に行かなくても、、、」という反応はありましたが、移住を決心して色々と日取りが決まったら、みんなが応援してくれました。

移住を決めてから沖縄に来るまでに気持ちの変化はありましたか?

移住に対して不安になるってことですか?それは全然なかったです!(笑)早く沖縄に行きたい気持ちの方が強かったです。アスカさんに相談してからの半年間はワクワクでいっぱいでした。両親や友達も移住に理解があったのでその甲斐もあって不安は感じませんでした。両親も「やっと出てくれるか」という感じでしたのでそれも良かったと思います。また、引っ越し間近になっても荷造りや発送の準備などが忙しくて感傷に浸っている余裕が無かったです。

移住までの準備について

移住までにかかった期間はどのくらいでしたか?

貯金などのお金の面で考えるとだいぶさかのぼってしまうのですが、移住に対して動き出したのは1年前ですね。アスカさんに相談したのは移住の前年の8月中旬くらいだったでしょうか?その頃から沖縄での職場や住まいを本格的に探し始めました。去年の8月下旬に一度、沖縄に来ました。その時アスカさんにもおじゃました。沖縄移住にかかった期間としては約半年と言ったところでしょうか?貯金などの準備期間を含めると5,6年かな?

移住先での住まいはすぐに見つかりましたか?

はい。スムーズに見つけることが出来ました。不動産屋さんもアスカさんの紹介があったのは心強かったです。そして、その不動産屋さんの仲介のマンションに決めました。職場探しより家探しの方に時間がかかると思っていて期間を長く取っていたのですが、すぐに見つかりました。神戸の実家からインターネットなどである程度、目星をつけておいて不動産屋さんを予約し、数か所アパートを内見させてもらいました。お仕事だけでなく不動産屋さんまで紹介してもらえるアスカさんはとても親切だと思いました。

移住にあたってかかった金額はどのくらいでしたか?

移住にかかった金額はおよそ総額で30万円くらいだと思います。冷蔵庫や洗濯機など、沖縄に来てから買い揃えた家電や家財道具などが10万円くらいでした。残りの20万が荷物を送るのにかかった金額ですかね。本当はピアノも実家から送ろうと思ったのですが、送料が高かったため諦めました。沖縄で中古の電子ピアノを買って練習しています。ちなみに、私の趣味であるバイクも実家の神戸からフェリーで送りました。3万円で送ることが出来ました!

保育士の移住相談はこちらからどうぞ。移住先でのお仕事以外にも住居の相談も承ります!!今、移住して働きたい保育士さんが増えています!

移住後の生活について

移住して保育士として働き始めていますが通勤はどのようにされていますか?

私はバイク通勤なんです。片道3キロ程度のところに住んでいるのでドア・トゥー・ドアで10分かかりません。通勤が以前に比べて大変楽になりました。神戸では中々バイク通勤させてもらえる園もありませんでしたから。沖縄に移住する前は電車を乗り継いだりして通っていました。通勤ラッシュから解放されてバイクで景色を眺めながらゆったりと通勤しています。通勤のストレスから解放されたことは移住のメリットの一つかもしれませんね。

家賃はおいくらぐらいでどんな間取りに住んでいますか?

今、支払っている家賃の自己負担額は25,000円です。間取りは1LDKのマンションタイプですね。本当は普通に借りたら55,000円程度の物件なのですが、名護市の宿舎借り上げ制度を利用しているので25,000円で済んでいます。この金額で神戸だったらお風呂は付いていないですね(笑)神戸の中心地で1LDK借りたら10万円くらいするのではないでしょうか?沖縄は家賃が高いとうわさでは聞いていましたが、宿舎借り上げ制度を利用したり、こまめに物件探しをすることでリーズナブルに住むことが出来たと思います。

家賃の移住補助金の申請は難しかったですか?

名護市の移住者のための宿舎借り上げ制度、平たく言うと家賃補助の制度があるのですが、こちらの手続きは全然難しくありませんでした。園長先生と事務の方が名護市に手続きをしてくれました。私は、後に園長先生から制度の説明を受けただけです。自分で住まいを見つけて、園長先生にお願いをしただけでしたね。この手続きが難しかったら、移住をためらってしまうかもしれません。移住を考えている保育士の皆さんは必ず移住先に家賃補助の制度があるか調べたほうが良いと思いますね。

生活費は地元神戸と比べていかがですか?

まだ移住して住み始めたばかりなので何とも言えないところがありますが、物価は全体的に安いなと感じています。お肉やお魚、お惣菜は安いですね。お弁当やお惣菜はとてもボリュームがあります!それでいて神戸よりも安いです。ただ、野菜は比較的高いかな?と感じました。特に内地から運ばれて来る野菜、キャベツなどが高いです。ただ、名護の地元の野菜は安く購入出来ますね。私は自炊をしているので色々とメニューを工夫して、頑張っています。

地元の神戸は都会ですがギャップは感じますか?

はい。もちろんギャップ感じますね。これは悪い意味ではありません。神戸に比べて時間がゆっくり流れていると感じています。私にとってはこのくらいが丁度よく感じますね。神戸にいたころは時間に追われているように感じました。このゆっくりとした時間の感覚はやはり名護の方々のお人柄の良さ、温かさから感じられるのかな?と思っています。神戸と名護のギャップは感じていますが私にとっては不愉快ではなく、心地よく感じています。とても気に入ってますね。

移住して良かった点や悪かった点はありますか?

移住して良かった点はやはり憧れだった沖縄に住むことが出来て、満喫出来ていることですね。職場の人も良くしてくれますし、園長先生もやさしくてとてもハッピーです。名護は程よく田舎なので不便も感じません。住んでいる場所の生活圏内にスーパーやコンビニもあるので、神戸にいたころと便利さは変わらないくらいです。悪かった点は、今の所まだ無いですね。これから感じるかもしれません。ただ、母親が引っ越しの手伝いが終わって神戸に帰った時は少しだけ寂しく感じました。でも、今はもう慣れています!

移住して保育士してみませんか?保育士移住相談窓口はコチラ。相談無料です!

今働いている保育園について

移住前と比べてお給料は変わりましたか?

実際、ほとんど変わっていないです。ほぼ同じですね。今のお給料が沖縄だからと言って安いってことは無いですね。むしろ、本州で一人暮らしをされていた方が、沖縄に移住して保育士として勤めるのであれば家賃や物価を考えると自由に使えるお金は増えるかもしれません。都心ではどこに移動するにも地下鉄や電車に乗らないと動けないですからね。その点、沖縄なら自家用車やバイクがあれば行動範囲も広がりますし、お金も安く移動できると思いますよ。

休みはしっかり取れていますか?

はい。もちろんきちんと取れています。土曜日はシフトによって出勤ですが、日曜日・祝祭日は原則お休みです。名護だからと言って休みが取れないってことは無いですね。(笑)保育園って日本全国どこでも土曜日出勤がある園がほとんどだと思います。ただ、月何回土曜日出勤があるかは中々、入園してみないと分からないのが現実ですよね。ただ、今回の就職活動ではアスカさんを通しての就職活動だったので、その辺の事情もきっちりと調べられていただいたんで納得の上で、入園出来ました。

都会の保育園と違いは

職場の保育士さんの雰囲気はいかがですか?

とても気さくな方が多い印象ですね。とても良い雰囲気だと思います。神戸で保育のお仕事をしていた時は割と「お仕事」としてビジネスライクな雰囲気な園での勤務が多かったのですが、こちらの名護ではフレンドリーに接してくれている先生ばかりなのでとても助かっています。私のように県外から転職してきた先生もいるので色々相談させてもらっています。こちらの園は若い方からベテランの先生までバランスよく在籍されていて、働きやすい環境です。

保護者の方の雰囲気はどうですか?

保護者の方々にはとても恵まれていると感じています。フレンドリーに話しかけてくれるのですぐに馴染めました。神戸の保育園でも大きなクレームは無かったのですが、こちらの園でちょっとした擦り傷の報告を保護者さんにした時に「いいよ!大丈夫!」と、とてもおおらかな対応をしてもらえました。今、保護者さんの中には私の名前を下の名前やあだ名で呼んでくれる方がいるんです。「なっちゃん」って。これは神戸で勤めていた園では無かったですね。

移住希望者へのアドバイス

移住は気持ちが一番大事

私は以前から沖縄移住への憧れが強く、多くの方にデメリットもあるよと言われたのですが、移住を決意しました。もちろん、その時のアドバイスは心に忍ばせながらこれからも沖縄での移住生活を楽しもうと思っています。また、保育士さんって移住に向いていると思うんです。日本全国どこに行っても保育園はありますし、保育のお仕事は共通ですよね。こんなお仕事他にありますか?もし、営業職の方が移住するとなれば、慣れない土地で全然違う仕事に就かなければならないこともあると思います。でも、保育士なら慣れない土地でも同じ仕事が出来るので「仕事」という一つの不安が解消されますよね。また、アスカさんは全国に支店があって、どこの土地でも親身になってお仕事をご紹介してくれるので移住を考えている保育士さんはアスカさんに頼ると良いと思います。

保育士移住インタビューに答えてくれた先生

あさだ なつき先生

兵庫県神戸市出身。養成校卒業後は神戸市を中心に兵庫県内の複数の保育施設で勤務。沖縄に移住して保育士がしたいという念願をかなえるために移住を決意。2021年4月沖縄県名護市に移住。現在は名護市の社会福祉法人かじら原福祉会ラ・ラ・ラ保育園に保育士として勤務中。

アスカでは移住して働きたい保育士さんを応援します!まだ、移住を決意していない保育士さんもまずは相談してみませんか?無料で相談に乗ります。アスカは厚生労働省認可の職業紹介事業者なので安心です。アスカのネットワークで全国の移住相談が可能です!

よくある質問

移住して保育士として働いている人は多いですか?

はい。多くの方が移住して保育士として働いています。約100名程度の方が2020年の1年間でアスカを通して移住して保育士として働いています。アスカを通じて移住した保育士さんのインタビューはこちらからご覧ください。保育士のお仕事は全国共通なので、移住しても働きやすいでしょう。

他の都道府県の保育士移住情報も知りたいのですが?

ご覧いただいてる都道府県以外の移住の情報はこちらのページからご覧いただけます。離島にスポットをあてた記事や移住した保育士さんのインタビュー記事もございます。合わせてご覧になってください。

具体的にいつ移住するか決めていないのですが相談に乗ってくれますか?

はい。もちろん、具体的に移住できる時期が決まっていなくてもご相談に乗ります。こちらの相談窓口よりお申し込みください。移住に最適な時期や移住までにかかる時間もアドバイスいたします!

保育士くらぶ

ABOUTこの記事をかいた人

保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/