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スライム遊びのねらいや効果
ドロッとした不思議な感触を楽しめるスライム。そんなスライムを保育に取り入れると、どのような効果が期待できるのでしょうか・・・?
まず、手のひらや指先を使って自由自在に変形することが出来るため、「どんな形を作ろうか・・・?」と子供の創造性を育むきっかけになります。引き伸ばしたり、手のひらの上で丸めてみたり・・・思いつくままに自由に遊ぶことが出来るので、子どもたちの想像力を伸ばす効果があるといえるでしょう。
また室内で出来るので、暑い夏の日や雨の日に子どもたちと一緒に楽しめるのも嬉しいポイントです。
スライムの作り方
片栗粉を使った作り方
材料は
- 片栗粉
- 水
- ボウル
- 計量カップ
の4つです。
作り方はとても簡単!ボウルに片栗粉を入れて、そこに片栗粉の約半分の量の水を足し、混ぜ合わせたら完成です。
作り方のコツは水を少しずつ足していくこと。一度に全部入れるのではなく、何回かに分けて入れてその都度混ぜ合わせると良いでしょう。また水の量(片栗粉の半分の量)はあくまで目安なので、お好みの硬さになったらOKです。
この片栗粉を使ったスライムのメリットとして、万が一子供が口に入れてしまっても安全という点が挙げられます。特に0歳児クラスの子供は手にしたものをすぐに口に入れてしまいがちなので、こちらの片栗粉を使った作り方がおすすめです。
洗濯のりを使った作り方
材料は
- 洗濯のり
- 洗濯用洗剤
- 洗面器
- 計量カップ
- ボウル
の5つです。
作り方は、まず洗濯のり210mlをボウルに入れ、そのあと洗濯用洗剤45mlを入れます。あとはお好みの硬さになるまで練ったら完成!手につかなくなるくらいの硬さにすると、形を作ったりして遊びやすいのでおすすめです。
またこねる作業のときに絵具や水彩ペンで色をつけると、鮮やかなスライムを作ることができ、さらに子どもたちの好奇心を掻き立てることが出来るかもしれません。(色を付けて楽しむ遊び方は後でまた詳しく解説します!)
重曹を使った作り方
材料は
- 洗濯のり
- お湯
- 重曹
- コンタクトの洗浄液
- ボウル
の5つです。
作り方はまず、ボウルに洗濯のり120mlと、お湯120mlを入れます。そこにさらに重曹大さじ1を加えてよく混ぜます。そのあとコンタクトの洗浄液を大さじ1入れて混ぜます。コンタクトの洗浄液の量はお好みで調整して、好みの硬さになったら完成です!
はじめは少し柔らかいかな?と思っていても、混ぜれば混ぜるほど硬くなっていくので、硬さを見ながら調整してみましょう。
この洗濯のりと重曹を使ったスライムは、よく伸びるもちもちとした感触が特徴です!
スライムの遊び方(基礎編)
触って感触を楽しむ
まずはその不思議な感触を手で触って楽しんでみましょう!ドロッとした不思議な手触りに子供たちは興味津々になることでしょう。「冷たい!」「ぬるぬるする!」「どろっとする!」など子供たちの様々な反応が見れると嬉しいですよね。
また、同じスライムでも、少し水を足してみたりすると柔らかくなり感触が変わってきます。そんな変化を子供たちと一緒に楽しむのも面白いですね!
投げて遊んでみる
壁に向かって投げて遊ぶのも楽しいです。壁に得点版を用意して、「ここに向かってなげてみよう!」と子供たちを誘導し、的あてゲームをやってみるのもおすすめです。お友達と得点を競ってみるのも盛り上がるかもしれません!
また事前に保育室の壁に新聞紙やビニールを貼っておくと、後片付けが楽なのでおすすめです。
形を作って楽しむ
スライムで好きな形を作ってみるのも良いですね。手や指先を使って時間を忘れて楽しめるでしょう。できた形をお友達と見せ合うことで、「こんな形もできるんだ!」と新しい発見ができるのも面白いですね。
コップや箱、ゼリーの容器といったような入れ物を用意して、それにスライムを流し込み、形を作ってみるのも面白いかもしれません。
スライムの遊び方(応用編)
絵具で色やラメをつけてアレンジする
スライムに絵具で色をつけてみたり、ラメやビーズなどを入れてキラキラさせてみることで、更にオリジナリティ溢れたスライムを作ってみるのも楽しいです。
色をつける場合は、100円ショップなどにも売っている絵具を加えるのが1番簡単な方法です。加えるタイミングは基本的にはいつでも大丈夫ですが、スライムが固まる前(材料を入れた後、混ぜる前)がおすすめです。液体のドロドロした状態であるほど、絵具がまんべんなく広がり、綺麗に着色できます。
また多少のムラは出てきますが、固まった後でも着色は出来ます。最初は無色のスライムで遊んでみて、途中で「色が変わるよ〜!」と、子供たちに色付けの様子を見せたり、一緒にやってみるのも良いですね。
また絵具以外にも水性ペンや食紅で色をつけるのもおすすめ。どちらも100円ショップで購入できます。特に食紅は万が一口に入れてしまっても安全なので、0歳〜1歳児クラスで遊ぶときにはおすすめです。
ラメやビーズを入れる場合も色をつけるのと同様で、スライムが固まる前に加えるとむらなく綺麗に出来ます。100円ショップに売っているラメパウダーには色付きのものもあるので、こちらを使うとカラフルかつキラキラしたスライムが完成します!
ストローを使って膨らませてみる
あまり知られていませんが、スライムはストローを使って膨らませてみることも出来ます!やり方はとても簡単で、スライムを丸く丸めて、そこにストローを指してふくらませるだけ!
コツはできるだけ綺麗に丸めることと、ストローをなるべく中心に指すこと、そしてゆっくり息を吹くことです。成功すれば風船のように膨らんだスライムが完成します♪
こちらスライム遊びの中でも難易度の高い遊び方ではありますが、スライム遊びに慣れた後に挑戦してみてはいかがでしょうか。
年齢別おすすめの遊び方
0~2歳児のおすすめの遊び方
0~2歳児は、触る伸ばすなど、感触遊びを中心にするのがおすすめです。
手は第2の脳とも言れており、その皮膚を通じて触覚を感じることは、手先の力や運動能力を伸ばすためにもとても大切。指を動かしてみたり握ってみてスライムの独特な感触を楽しむことにより、「冷たい」「柔らかい」「ぬめっとしている」など新たな触覚を発見することができるかもしれません!
また慣れてきたら、保育士がハートや星など簡単な形を作って見せてあげるのも良いですね。「こんな形を作ることもできるんだ!」と子供たちも色々な形作りに挑戦しはじめるかもしれません!形をつくるときには更に細かく指先を動かすことになるので、子供たちにとって良い刺激になるでしょう。
3~5歳児のおすすめの遊び方
3~5歳児は、先に紹介した的あてゲームや色付けなどを通して、お友達とコミュニケーションをとりながら楽しむのがおすすめです。
この時期は遊びの面白さを友達と共有することが出来るようになってくる時期。スライムを作る段階から楽しめるのもこのころでしょう。
的あてゲームでお友達と競ってみたり、色付けやラメ入りなどのオリジナルのスライムを作りお友達と見せ合ったりすることで、スライム遊びがさらに刺激的になるかもしれません!
スライム遊びの注意点
誤飲に注意する
スライム遊びで注意しなければならないのが誤飲です。
スライムは手触りはもちろんドロッとした見た目も独特で、ついつい口に入れてしまいたくなる子供も出てくると思います。特にものを口に入れたがる0~2歳児は要注意。スライム遊び中は保育士が目を離さないことが何より大切です。
片栗粉で作ったり食紅で色付けしたスライムは、万が一少量口に含んでしまっても安全ではありますが、それでも窒息などの危険があるので、くれぐれも気を付けましょう。
また人数の多い園であれば、少人数ずつに分けて順番にスライム遊びをするなど、目が行き届く範囲で遊ぶ工夫も大切です。
散らからないように事前に準備する
スライムはドロドロしていて床に散らばった場合などには掃除がとても大変です。また、遊びが終わった後にも室内にスライムの破片が残ることで誤飲などの事故にもつながってしまいます。
そうならないために、事前に室内をビニールシートや新聞紙を敷くのがおすすめ。スライム遊びが終わった後にはシートや新聞紙を片付ければよいだけなので楽ちんです。
3~5歳児クラスなどでスライムを投げて遊ぶ場合には壁にもビニールシートや新聞を貼っておくと安心ですね。
遊び終わったら手を洗う
遊び終わった後は綺麗に手を洗うことも大切です。特に0歳児クラスなど乳幼児クラスの子供は手を目や口に入れてしまいがち。そのときにスライムの破片が残っていると誤飲などの危険に繋がります。
終わったら手洗いを徹底して安全にスライム遊びを楽しみましょう。
保育にスライム遊びを取り入れてみませんか?
いかがでしたか?
スライム遊びは、独特な感触を楽しめることはもちろん、運動遊びやお友達とのコミュニケーションにも繋がり、子供たちは様々な刺激を得られるでしょう。遊び方次第で、乳幼児から年長さんまで楽しめるのも嬉しいポイントですね。
暑い日や雨で室内で過ごす日が続くと、どうしても遊びがマンネリ化してしまいがちです。そんなときに是非、このスライム遊びを取り入れて、子供たちと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
よくある質問
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