子供のブロック遊びの知育効果を解説!【知育・大きい・人気・おすすめ】

「ブロックって沢山あるけど、どのブロックを子供に選んであげればいいの?」このような疑問を持っている保育士さんもいらっしゃるのではないでしょうか?知育ブロックにはピースの大きさや形状に特徴があります。例えば凹凸部分が大きめに作られていたり、どの方向でもつけられるようにピースがギザギザに作られていたりします。この記事では、ブロック遊びで得られる知育効果や年齢別のおすすめのブロックを紹介していきます。子供のブロック選びに困っている保育士さんは是非参考にしてみてください。

子供のブロック遊びの知育効果は?

協調性やコミュニケーション能力が高まる

子供のブロック遊びは、協調性やコミュニケーション能力を高めることができます。ブロック遊びは複数人で楽しむことができるという特徴があります。保育園では周りの友達と一緒に遊ぶ機会が多いのでコミュニケーションをとりながら遊ぶことができますよね。このように、ブロック遊びで周りの友達と共同作業を行う中で協調性やコミュニケーション能力を高めることができるのです。コミュニケーション能力は社会生活を送るうえで重要な能力であるため、小さいころから慣れておくことが大切と言えます。

自己肯定感が高まる

ブロック遊びを通して子供の自己肯定感を高めるという効果もあります。ブロック遊びで作っている作品が完成する際に得られる達成感は、子供の自己肯定感を育むことができるのです。自己肯定感というのは簡単に育つものでは無く、成功体験などの積み重ねで形成されるものです。ブロック遊びで自己肯定感を高めるのは、知育の視点からも良いと言えるでしょう。子供が完成させた作品をたくさん褒めてあげるようにしてください。

創造力・想像力が高まる

子供がブロック遊びをすることで創造力や想像力を鍛えることができます。ブロック遊びの魅力は子供が作りたい世界観を表現できることです。例えば、車やお城、動物やテーマパークなど様々な世界を自由に創り出せます。ブロックは崩せば何度でも遊べますよね。そのため「次はこんなのを作ってみたいな」と、能動的に行動するようになります。その結果として子供は遊びながら自身の創造力や想像力を伸ばすことができるのです。

手先が器用になる

ブロック遊びは指先の力を入れることが多いため、手先の器用さを鍛える効果もあります。種類によっては小さなパーツもありそれをつまんでくっつけたり外したりするため、指を動かす良いトレーニングになるのです。手先が器用になることでお箸をしっかりと持てるようになったり鉛筆をうまく握れるようになったりといった効果も期待できるでしょう。特にお箸は、無理にトレーニングさせるよりも遊びを通して指先のトレーニングさせることで積極的に練習することができるのです。

空間認識能力が高まる

ブロック遊びを通して空間認識能力を高めることもできます。空間認識能力とは簡単に説明すると、物体の位置関係や大きさを立体的に識別する能力のことです。空間認識能力を高めるメリットは、理系科目や体育科目に強くなる点です。ブロック遊びを通して家や町などの空間を作ることで、物体の大きさや図形への理解度が高まりやすくなるでしょう。幼少期から空間認識能力を鍛えることは将来の算数や体育の授業でも役立ちます。

基本的な数学概念が理解できるようになる

子供のブロック遊びは基本的な数学概念への理解を深めるのにも役立ちます。なぜなら、上記でも解説した空間認識能力はもちろん、数を数える能力やブロックの大きさを比較する能力を鍛えることができるからです。例えば「ブロックが何個あればここと同じ高さになるね」「このブロックよりも大きいのはどれかな?」と子供に話しかけてあげるとより効果的でしょう。このように、ブロック遊びは子供の数学概念への理解を深めるのに大いに役立つのです。

問題解決能力が上がる

ブロック遊びは問題解決能力を鍛えることもできます。なぜなら、何かを作るときは構造上の問題を解決する能力が必須だからです。例えば、崩れにくい構造にするにはどうすればいいのか、どうすればうまく積み上げることができるのかといった問題に対して解決するために試行錯誤しますよね。ブロック遊びは、問題解決の過程で論理的思考や推理能力を使いながら、問題解決能力を鍛えることもできるのです。

思考力・集中力が高まる

ブロック遊びは、思考力や集中力を鍛えることもできます。なぜなら、ブロックを使って何かを作るにはデザインを考えたり組み合わせを考えたりと、考える要素が遊びの中に多くあるからです。何かについて思考を巡らしている間は、自然と集中状態になりますよね。またブロック遊びは指先をフルに使うため、脳の活性化にも良いと考えられています。このようにブロック遊びは思考力と集中力を同時に鍛えることもできるのです。

保育士くらぶ

ブロックを選ぶ際のポイント

使用する子供の年齢に合わせて選ぶ

ブロックを選ぶ際は、使用する子供の年齢に合わせて選ぶのがおすすめです。以下を参考にして、選んでみてください。

・1歳~2歳: 1ブロックのサイズが大きい物がおすすめです。小さな部品の場合は誤って子供が飲み込んでしまうリスクがあります。大きいブロックは握りやすくて組み立てやすいので手先の器用さを鍛えるのに適しています。

・3歳~4歳: もう少し難易度の高いブロックを選んであげましょう。この時期から創作意欲が湧いてくる子供も多いです。やや小さめで自由度の高いブロックがおすすめですよ。

・5歳~6歳: 力がある程度必要な小さめのブロックを選んであげましょう。この時期になるとブロックで好きなものを作ってごっこ遊びをするようになります。小さいブロックだと作れるものの幅も広がりますよ。

子供の興味や好きなものに合わせて選ぶ

ブロックを選ぶ際は、子供の興味や好きなものに合わせて選ぶのもおすすめです。なぜなら好きなものを選んであげることで、より夢中になって遊べるからです。例えば、乗り物や大きなお城に興味がある子供には、そのテーマに沿ったブロックを選んであげるようにしましょう。自由に作り替えできるのも良いですが、テーマに沿ったもので遊ばせてあげることで「こういう風に組み立てたら、乗り物を作れるのか」と、学びにもなるのでおすすめです。

子供におすすめのブロック【1~2歳】

メガブロック

メガブロックは、1歳から使用することができるブロックです。子供が安全に遊べるようにデザインされており、大きさや柔らかさなど安全性や遊びやすさに配慮されています。ブロックの接続部分も突起が大きく設計されているため、1歳〜2歳くらいの子供でも簡単に組み立てられるようになってます。また、取り外しやすさにも配慮されており、力がなくても取り外しできるように設計されているので、ブロックをつけたり外したりする際のストレスも少ないでしょう。

PolyM(ポリエム)

PolyM(ポリエム)は、日本では2019年ごろから販売が開始されているドイツ生まれの知育ブロックです。PolyMの特徴は以下の2つです。

・ブロックを洗濯機で丸洗いすることができる点です。保育園の場合、不特定多数の子供がブロックに触るので丸洗いできると助かりますよね。

・柔らかい素材で角が丸いため、安全かつ静かに遊ぶことができる点です。踏んでも痛くありませんし、ブロック同士がぶつかる音も小さいので静かに遊ぶことができます。

レゴデュプロ

レゴデュプロは2歳くらいの子供におすすめのブロックです。これくらいの年齢から手先も器用になってきて安定してブロックを組み立てることができるようになってきます。レゴデュプロの特徴はなんといってもセットの種類の多さです。動物や乗り物、建物を作ることができるセットがあり、子供の興味に合わせてブロックを選ぶことができるでしょう。他にも数字やアルファベットが書かれたセットもあるため、遊びながら学ぶのにも適しています。

子供におすすめのブロック【3~4歳】

マグ・フォーマー

マグ・フォーマーは磁石を内蔵した形状のブロックです。このブロックは凹凸でつなげるのではなく、磁石で辺と辺をつなげて遊びます。細かい動作がまだまだ難しい3歳くらいの子供でも磁石の力で偶然つながる感触を楽しめる商品です。このブロックは平面図形や立体図計を遊びながら作ることができるので、数学の能力を早い段階から鍛えることができるでしょう。マグ・フォーマーは3歳〜小学生まで長く遊ぶことができます。

ペタペタブロック

ペタペタブロックは、創業60年になる友愛玩具から販売されているブロックです。ペタペタブロックの特徴はなんといってもその形にあります。このブロックは方向を選ばず上下左右につなげることができるのです。力がなくても着脱できるので握力が未発達の子供でもストレスなく遊ぶことができますね。前述のとおり方向を選ばずに付けることができるため、子供の想像したままの形に組み合わせることができるのです。

カタミノ

カタミノは、大人も子供も楽しむことができるフランス発祥のパズル型知育ブロックです。正方形を5つ組み合わせてできた様々な形のピースを限られた空間に埋め合わせるゲームです。テトリスに似た遊び方ですね。カタミノで幼少期から遊ぶことで、算数脳を鍛えることができるといわれています。解き方は全部で約36000通りあるので、飽きることなく何回でもあそぶことができるのです。

子供におすすめのブロック【5~6歳】

LaQ(ラキュー)

LaQ(ラキュー)は、この記事で紹介するブロックの中でも最もサイズの小さい知育ブロックです。このブロックが他の商品と違う点はブロックの小ささ以外にもあります。それは、ブロック同士をつなげるためには接続パーツを使わないといけないという点です。接続パーツがあることで、ほかのブロックよりも複雑な立体を作ることができるでしょう。LaQ(ラキュー)で遊ぶことで、想像力や表現力、空間認識力や立体の把握などの数学的な能力の向上が期待できます。また、最初は平面しか作れなかった子供が立体を作れるようになる達成感から自己肯定感も養うことができます。

レゴ(LEGO)クラシック

ブロックのおもちゃと聞いて1番に思い出すのはレゴなのではないでしょうか。この黄色のアイデアボックスは35色のカラフルなブロックが484個も入っており、大きな作品を作ることができます。窓や車輪などのパーツも多く、想像したものを形にするのに役立ちます。はじめは中に入っている説明書通りに作っても良いですが、1から自分で考えて作っても良いでしょう。また、レゴには様々な種類のものがあるので子供の好みのものを見つけることもできます。

まとめ

ブロック遊びで楽しく学ぼう!

ここまで子供のブロック遊びについて、おすすめのブロックや知育効果について詳しく解説してきました。子供がブロック遊びをすることによって想像力はもちろん数学的な能力やまで鍛えることができるのです。また、ブロックにはたくさんの種類があり、年齢によって子供に合っているおもちゃも変化します。この記事を参考にして、クラスに合わせてブロックを用意してあげても良いかもしれませんね。

保育士くらぶ

ABOUTこの記事をかいた人

保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/