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皆さんは、子どもの保育園用のお弁当に、どんなおかずやお弁当箱を選びますか?お弁当は、食べ物の好き嫌いや食べる量など、子どものさまざまな特徴に合わせて、用意しなければなりません。今回は、そんな保育園の子どもたちが楽しく美味しく食べられるようなおかずについて、年齢や行事別に解説しています。また、お弁当の見た目だけでなく、子どもの安全に配慮するためのポイントなども掲載していますよ。ぜひ、最後までご覧ください!
保育園のお弁当を用意する時のポイント
衛生面に配慮する
子どもの免疫力は大人よりも低いため、衛生面には細心の注意を払う必要があります。
・水分を多く含んだおかずは極力避ける
・夏場は特に、炒める、焼く、揚げるなどで
具材の水分を飛ばしてからお弁当箱に詰める
・具材の中までしっかり火を通し、加熱殺菌をする
(75℃で1分間以上、ノロウイルスも予防する場合85℃で1分間以上)
・ご飯やおかずに酢を混ぜる
・お弁当箱の蓋を閉める前に具材をよく冷ます
・おかずの傷みを防止する抗菌シートを入れる
・調理前や調理中の手洗いはこまめに行う
・具材を素手で触らない
(おにぎりはラップ越しに握る、
使い捨て手袋を着用しておかずを詰める)
食べきれる量・食べやすいサイズにする
お弁当の具材は、基本的に子どもの一口サイズで作るのがおすすめです。ピックを刺すことでより食べやすくすることができますが、怪我や誤飲のリスクが高い3歳頃までの子どもには使用を控えましょう。またお弁当の量は、子どもが時間内にしっかりと食べ切れる量にし、達成感や満足感を得られるようにすることが大切です。事前に自宅でお弁当を作って子どもに食べてもらい、食べきれる量や時間を把握しておくと、子どもの成長に合った適切な量のお弁当を作ることができますよ。
甘めのおかずや果物をデザートにする
カボチャやサツマイモ、とうもろこしやりんごなど、デザートのような甘い野菜や果物は、子どもに喜ばれやすいおかずの一つです。果物は、冷凍のものやカットフルーツ、缶詰などを活用することで、忙しい朝でもお弁当に入れることができますよ。
・スティック状の大学芋
他にも、子どもが一口で食べやすいサイコロ状のものや、電子レンジやトースターのみで簡単に作れるものなどがおすすめ!
・粉ミルク入りのカボチャのおやき
・【冷凍&レンチン】りんごのコンポート風
・サツマイモとリンゴのはちみつレモン煮
・とうもろこしのバター醤油焼き
お弁当!とうもろこしのバター醤油焼き by だんどり亭子どもの好物や冷めても美味しいものを入れる
子どもの好きな食べ物を事前に確認し、積極的にお弁当に入れてあげるようにしましょう。また、時間が経過して冷めてしまっても、味や状態が劣化しにくいおかずを選ぶのがおすすめです。ラスクなどの乾燥した食品や、濃いめのタレやソースで味付けしたおかずなどが向いていますよ!
・食パンラスク
トースターで作れる簡単でヘルシーなラスク。
・豚肉のしぐれ煮
【お弁当】子供が喜ぶ 豚肉のしぐれ煮 by かーびーパパ・ピーマンの肉詰め
https://www.instagram.com/nosh_fresh/p/C6bNGmIiJHt/?img_index=1
・枝豆としらすの混ぜご飯
ご飯に味や食感がアクセントになる具材を混ぜることで、冷めても飽きずに食べられる。
隙間なくおかずを詰める
お弁当におかずを詰めるときは、ご飯やパン→メインおかず→すきまおかず(小さいおかず)の順番に入れるのがおすすめです。すきまを埋めるのに役立つ小さいサイズのおかずは、お弁当の見映えを良くするだけでなく、具材を動かないように固定するのにも役立ちますよ。メインおかずやすきまおかずなどの具体的な例については、この後の項目でしっかりご紹介しているので、ぜひご覧ください!
保育園のお弁当におすすめなおかず【年齢別】
【1〜2歳】食べてくれること最優先のおかず
栄養バランスへの考慮も大切ですが、まずはしっかりと食べてもらうことを重視しておかずを選びましょう。おかずは、ミートボールやソーセージ、卵焼き、チキンナゲット、ポテトなどが人気です。また、ご飯を人気キャラクターの形に型抜いたり、ウインナーやポテトはキャラクターの柄や形をしたものを選んだりすると喜ばれやすいですよ。おにぎりや卵焼きなどは小さく一口大にし、手づかみで食べやすいように作りましょう。ミニトマトやブドウなどの小さい食材も、半分にカットするなどして子どもの喉に詰まらないよう対策してくださいね!
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【3〜4歳】子どもの個人差と食べやすさを意識したおかず
食材の好き嫌いの多さや食べられる量に、かなり個人差が生まれる時期です。嫌いな食べ物が多い子どものお弁当には、基本的に子どもの好きな食べ物を入れ、すきまおかずで栄養や彩りを整えるようにすると良いですよ。手の他にフォークやスプーンを使って食べられるようになれば、お弁当に入れられるおかずの種類は増えます。コロッケやエビフライなどのおかずのサイズは変わらず一口大を意識し、徐々にカップグラタンやサラダなど、スプーンやフォークの練習ができるおかずも入れていきましょう。
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【5〜6歳】苦手な食材も少しずつ取り入れたおかず
全体的に食べられる量や食材は増えますが、個人差も大きいことはしっかりと頭に入れましょう。食材の好き嫌いが明確になってくる時期ですが、栄養を考慮し、子どもの苦手な食べ物も少しずつ入れていくことが大切です。好きな食べ物と組み合わせたり、ピックなどを用いてかわいく装飾したりして、子どもの食欲を刺激しましょう。
【子どもが喜ぶかわいいピック】
・目玉ピック
・アンパンマン号のケース付きピック
・はっぱのピック
・うさぎのピック
・スーパーマリオのピック
保育園のお弁当作りのポイント【行事別】
遠足
いつもと違った場所で食べる遠足のお弁当。子どもが動いても形が崩れず、食べやすいお弁当を作りましょう。
・主食とおかずを一緒に食べられるものを作る
・おにぎりやサンドイッチはラップで1つずつ包む
・一口大のおかず、ピックや手で食べられるおかずを多めに入れる
・お弁当箱内に隙間ができないようにおかずを詰める
・保冷剤や抗菌シートを使うなど食中毒対策をしっかり行う
運動会
お弁当を作る際のポイントは、遠足用の内容とほぼ共通していますが、唐揚げやウインナーなどのエネルギーが湧くおかずを多めに入れると良いでしょう。また、子どもたちは運動会でたくさん身体を動かし、汗をかくはずです。熱中症対策につながる塩分補給が行えるように、普段よりも気持ち濃いめの味付けでおかずを作るのがおすすめですよ。
遠足と違って、運動会では家族や親戚などで一緒に囲んで食べる場合が多いです。おかずは種類ごとに区切って大きめのお弁当箱に詰め、装飾なども加えると、見た目も華やかで食べやすいお弁当にできますよ。
簡単!かわいいお弁当のアイデア
子どもにおすすめなメインおかず
メインおかずには、お肉やチーズなどの子どもの好きな食べ物やコンソメなどの人気の味付けがおすすめです。
・一口サイズのピーマンの肉詰め
・コーンミートボール
・鶏むね肉のジューシー唐揚げ
・ちくわの磯部コーン揚げ
子供も大好き!!竹輪の磯辺コーン揚げ by そよかぜキッチン・ポークピカタ
子どもの記念日はポークピカタ。 by 玲麻。・マヨポンチキン
マヨポンチキン☆鶏肉の簡単メインメニュー by as1010・豚バラのアスパラ巻き
【主菜】豚バラのアスパラ巻き 梅風味 by オレンジ♡ぴーる・コンソメポテトウインナー
旨うま♡コンソメポテト☆ウインナー炒め☆ by ぱんだーけいちゃん・カップケークサレ
野菜嫌いな子どもにもおすすめ。
隙間を埋めるのにおすすめなおかず
すきまおかずには、色鮮やかなサラダや炒め物、カレーやたらこマヨの味付け、ハムとチーズの組み合わせなどが子どもに人気です。
・かまぼこチーズ焼き
お弁当★かまぼこチーズ焼き★隙間おかず by 元外交官夫人のレシピ・ミニアメリカンドッグ
・ちくわの明太マヨソテー
隙間おかず♪ちくわの明太マヨソテー by からあげビール・3色ストライプハムチーズ
3色ストライプハムチーズ by クックNBC6I1☆・にんじんのコンソメ炒め
子供も喜ぶ!にんじんのコンソメ炒め by 古賀圭美・彩りマカロニサラダ
☆彩りマカロニサラダ☆お弁当!隙間おかず by ♡*sakura*♡・お花ウインナーベーコン巻き
お花ウインナーベーコン巻き by はーたんのおっかさん・ちくわとキャベツのカレー炒め
お弁当☆竹輪とキャベツのカレー炒め by ゆづキッチン・白滝とたらこマヨ炒め
白滝とたらこマヨ炒め by あおママ☆ミキャラ弁
絵本やアニメに登場する子どもの好きなキャラクターでキャラ弁を作りましょう。
・んぽちゃむ
んぽちゃむ キャラ弁 by ykland・カレーパンマン
キャラ弁☆ご飯だけどカレーパンマン弁当☆ by のぶとまと・えびふらいのしっぽオムライス
・おしりたんてい
絵本 おしりたんてい キャラ弁 by 向日葵♡桜・くろくんとなぞのおばけ(卵不使用)
キャラ弁☆絵本「くろくん」 卵不使用 by 〃Yuumi〃・はらぺこあおむし
はらぺこあおむし そぼろキャラ弁 by ナツっコmama季節や季節のイベント、保育園の行事などに合わせたキャラ弁もおすすめですよ。
・梅雨(カエル・カタツムリ・傘)
梅雨のキャラ弁 かえる かたつむり 傘 by クックact・サンタさん
キャラ弁☆クリスマス☆サンタさん弁当☆ by のぶとまと・運動会の応援
キャラ弁☆運動会 by クックSGV0N1☆かわいいおにぎり
おにぎりに混ぜるふりかけや具材を変えて、さまざまな味や形のおにぎりを作りましょう。一口サイズや個別でラップに包んでおくと食べやすくできます。
・ひな祭りおにぎり
・子どものおにぎりまとめ10選
・はたらくくるまおにぎり
・ミニキンパ
https://www.instagram.com/oto___rii/p/C2zI49nJBXM/?img_index=1
・ボム兵とスターのおにぎり
・キャンディー型のおにぎり
・たこ焼き風焼きおにぎり
子供が喜ぶ♪たこ焼き風な焼きおにぎり by AKARU☆・リーゼントのニワトリおにぎり
https://www.instagram.com/p/ChI-jsehryP/?img_index=1
・オムライスおにぎり
かわいいサンドイッチ
パンを型抜いたり、クルクルと巻いたりして、一口大のかわいいサンドイッチを作りましょう。型崩れを防止したい場合には、冷凍庫で冷やすのがおすすめですよ。
・一口サンド(にわとり、お星さま、ケーキ、ひつじ)
・ポケットサンド
具材がこぼれにくく、遠足にもおすすめです。
・いちごサンド
・お手紙サンド
・ホットドッグ、サンド(一口、ハート、しろくま)
https://www.instagram.com/obento_kiroku_/p/CwAF_7qJiI2/?img_index=1
・ロールミニサンド
サプライズ弁当
アイデアに困った日のお弁当には、ハンバーガーやホットケーキなどを入れ、いつもと変わったお弁当で子どもたちをビックリさせてみましょう!あらかじめ作っておいたものを冷凍保存しておけば、忙しい朝の時短にも繋がりますよ。
・トトロとねこバスのハンバーガー
・パンケーキ
・ラップホットケーキ
https://www.recipe-blog.jp/profile/30767/blog/15972808
・6Pチーズ丸ごとガレット
https://www.instagram.com/yasu___recipe/p/CiORru2vUQs/?img_index=1
・春巻の皮で作る簡単ヘルシーお好み焼き
おかずを華やかにする飾り切り
型抜きアイテムや包丁を使って、お弁当のおかずに一手間加えましょう。見た目を華やかにすれば、苦手な野菜でも子どもに食べてもらうことができるかもしれません。
・かまぼこのフラワーとうさぎ
お弁当に かまぼこフラワー by あき一歩☆・ウインナーの宇宙人
・ウインナーのお花、ハムのリボン、チェッカー模様のきゅうり、ちくわの手毬
・魚肉ソーセージの飾り切り
・きゅうりの飾り切り
・大根とにんじんの花の飾り切り
保育園のお弁当を時短で作るコツ
便利グッズや冷凍食品を使う
おかず作りや装飾に役立つ便利アイテムを活用しましょう。お弁当箱に入れるだけで一品になる、自然解凍可能な冷凍食品も時短におすすめですよ。
・おにぎりメーカー
一度に6つのおにぎりをまとめて型抜ける。
・一口おむすびメーカー
・仕切り付きフライパン
1つのフライパンで同時に別のおかずを調理できる。
・レンジでだし巻きたまご
・ハムカッター
・デコレーションナイフ
顔弁を作る
キャラ弁を作る時間はないけど、白米のままでは物足りない気がする…。そんな時は、梅干しやごまなどで簡単に顔弁アレンジをするのがおすすめです。また、のり用のパンチを使って簡単に顔パーツを作ったり、かわいいラップでおにぎりを包んでもいいですね。顔弁を作る際には、髪の毛部分にそぼろや卵、昆布やスパゲッティなどを用いて、ヘアスタイルを工夫してみると面白いでしょう。
https://www.instagram.com/kodomo_bento_/p/C2jNW5kph5j/?img_index=1
作り置きや前日の晩ごはんのおかずを活用する
おかずやおにぎりを空き時間にまとめて作り、冷凍保存しておけば朝の時短になります。また、前日の夕飯は、お弁当にも活用できるおかずを意識して作るのがおすすめです。お弁当用のアレンジが困難なおかずは、週末などに回すと良いでしょう。加えて、前日の夕飯のおかず以外にも常備菜を用意しておくと、さらに時短でお弁当を作ることができます。以下の案も参考にしつつ、子どもと一緒に定番メニューを決め、ローテーションしてみてはいかがでしょうか?
https://www.instagram.com/tsukurioki_recipe___/reel/C4SVFtMrIdZ/
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保育園の子どもにおすすめなお弁当箱
子ども自身が開け閉め・片付けのできるお弁当箱
子ども自身がお弁当箱の開け閉めや片付けを一貫して行い、達成感を感じることが大切です。激しく動き回る子どもに考慮し、漏れにくいロック式のお弁当箱を選ぶ場合は、ロックの仕組みが複雑なものは避け、子どもでも簡単に操作できるものを選びましょう。お弁当箱の素材には、プラスチック製やアルミ・ステンレス製、木製などがあり、フタは他にもかぶせフタ式やシール式などがあります。特徴が異なるため、購入前によく確認をしましょう。電子レンジや食洗機対応か、耐久性や手入れのしやすさはどうか、子どもが手に持って食べやすいデザインかなども要チェックですよ!
子どもの食べられる量に合わせた適切なサイズのお弁当箱
標準的なお弁当箱のサイズの目安は、以下のようになっています。
1・2歳:容量270〜280ml
3・4歳:容量300〜450ml
5・6歳:容量450〜500ml
お弁当を食べられる量は個人差が大きく、子どもの成長によっても大きく変化します。食べ残しをせず、しっかりと完食することができたという達成感や満足感を感じてもらうために、お弁当箱のサイズは適切なものを選びましょう。
まとめ
保育園に通う子どもが喜ぶ食べやすいお弁当を作ろう
いかがでしたか?子どもの保育園用のお弁当を作る際には、周囲に保育園の先生がいるとはいえ、子どもが一人で食べるものであることを意識しなければなりません。食べやすさを重視するあまりピックを多用していないか、一口大のおかずばかりで隙間だらけのお弁当になっていないかなど、さまざまな視点から考えましょう。また、お弁当箱はもちろん、箸やスプーン、ケースやお弁当袋などには、忘れずにしっかりと記名をしてくださいね!