保育士にふさわしい髪型とは?【アレンジ・ショート・前髪・ハーフアップ・おすすめ】

働いている保育園では、髪型の規定はありますか?髪型は第一印象に大きな影響を与えます。髪型に気を遣うことで、子供たちだけでなく、保護者や地域の方々からも好感を得ることができますよ。この記事では、保育士にふさわしい髪型や、保育士がやってはいけない髪型、男性保育士が髪型で気を付けることを紹介します。髪の毛の長さ別に、おすすめのヘアアレンジも紹介しますので、髪型に迷っている保育士さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね!

保育士として望ましい髪型は?

清潔感がある髪型

保育士として望ましい髪型は、清潔感がある髪型です。子供たちのお見送りやお迎えなどで、保育士は毎日保護者と接します。保育士が清潔感のない髪型だと、子供たちを園に預けることに対して保護者は不安を抱くかもしれません。保護者に不安を抱かせないためにも、奇抜な髪色や髪型は避け、整髪剤の香りが強くないか注意しましょう。また、顔周りに髪の毛を垂らさず、すっきりとまとめると簡単に清潔感がある印象になりますよ。

崩れにくい髪型

保育士が髪型を決めるときは、崩れにくさを重視しましょう。保育士は、とにかく動き回ることが多い職業なので、オフィスワークなどと比べると髪型が崩れやすいです。そのため、子供たちと走り回っても崩れない髪型や、崩れてもすぐに直せる髪型がおすすめですよ。例えば、一つ結びやショートヘアは、風などで髪が乱れても手櫛で簡単に直せます。また、特に髪型を崩したくない日の朝は、髪をセットする前にいつもより念入りに髪をブラッシングしてから整髪剤を使ってみてください。髪の絡まりをしっかりと取っておくことで整髪剤がよく馴染むようになり、セットした髪が崩れにくくなりますよ。

季節に合った髪型

季節に合った髪型を選ぶことも、保育士として重要です。例えば、もし夏でも長い髪を垂らしていたら、汗で髪が首や顔に張り付き、視界が悪くなったり動きづらくなってしまいますよね。他の人から見ても、暑苦しい印象になってしまい、清潔感がある状態とは言えません。保育士の仕事は動きやすさがとても重要です。服装だけでなく、髪型も季節に合った動きやすいスタイリングにすることで、仕事に集中できますよ。

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保育士がやってはいけない髪型は?

奇抜すぎる髪型や髪色

奇抜な髪型や髪色は避けましょう。一般的に、髪色や髪形が落ち着いていると真面目な印象になりやすいです。反対に、奇抜な髪色や髪形だと不真面目な印象に見えてしまいます。そのため、ヘアスタイルが奇抜すぎると、保護者は子供を園に預けることに不安を感じてしまいますよ。どれだけ真面目に働く優しい保育士だとしても、第一印象で「不真面目そう」とマイナスに思われてしまうと、もったいないですよね。保育士は、保護者から信頼されることが大切な仕事です。信頼してもらうためにも、髪色は黒髪か明るすぎない茶髪などが無難ですよ。

ヘアピンを使った髪型

保育の現場では、ヘアピンを使った髪型は避けましょう。ヘアピンは簡単に使いやすい便利なヘアアレンジアイテムです。しかし、ヘアピンは子供が誤飲する危険があるほか、先のとがった部分で怪我をする危険もあります。そのため、子供と触れ合うことが多い保育士は使わない方がよいでしょう。髪を綺麗にまとめたいときは、ヘアピンで髪を固定する代わりに、ワックスやヘアオイルなどを使ってみてください。どうしても必要な場合や、園で使用が許可されている場合は、ヘアピンが髪の表面に出ないように、内側に入れ込むようにして使いましょう。ヘアピンを髪の内側に入れ込むことでヘアピンの落下を防ぎ、誤飲や怪我から子供たちを守れますよ。

毛先が子供にぶつかる髪型

毛先が子供にぶつかる髪型は避けましょう。具体的には、頭の高い位置で結んだ長い髪のポニーテールなどです。ポニーテールをしたまま勢いよく振り返ってしまうと、まさに馬のしっぽのように髪の束が動いて、近くにいる子供の顔などにぶつかる危険があります。当たると結構痛いです。また、毛先が子供の目に入ってしまう危険もあるので、長い髪はできるだけ先を垂らさず、お団子ヘアなどにしてまとめるようにしましょう。ショートヘアやボブヘアなどの髪型なら、勢いよく振り向いても髪が子供にぶつからないのでおすすめです。

香りが強い整髪剤を使った髪型

意外と忘れがちなのが、整髪剤の香りです。整髪剤を毎日使い香りに鼻が慣れてしまうと、強弱の判断が鈍くなり、保育士自身では気付けなくなることがあります。人工的な整髪剤の香りが強いと、子供が気分を悪くしてしまうかもしれません。整髪剤を使うなら、できるだけ無香料のものを選びましょう。また、強い香りがしない整髪剤を選んでも、量が多すぎると香りが強くなり、子供と触れ合ううちに子供に香りが移ってしまうかもしれません。使う量にも気を付けましょう。

前髪が目にかかる髪型

前髪が目にかかる髪型は、保育士にふさわしいとは言えません。なぜなら、長い前髪によって表情が隠れ、暗い印象になってしまうからです。目元が見えないと、子供たちが怖がってしまうこともありますよ。また、保育士の仕事は視野を広くして動くことが非常に重要です。前髪で目が隠れると視界が悪くなり、子供たちを見守りづらくなってしまいます。明るく親しみやすい印象を与えるためにも、子供たちの安全のためにも、前髪は目にかからないようにして視野を広く保ちましょう。

前髪が目にかからないようにするには?

アイロンで巻く

伸ばしかけの前髪を切りたくないときは、アイロンで前髪の毛先をクルンと巻くと、目にかかりにくいのでおすすめです。前髪の巻き方はいろいろとアレンジができますよ。例えば、少し目にかかってしまう程度なら毛先を巻いたり、斜めに流して巻いたりするのがおすすめです。もう少し伸びてきて、目が完全に隠れてしまうくらいの長さになったら、前髪を立ち上げてセンター分けの前髪や、かきあげ風の前髪にするのもおすすめです。

くるりんぱ

目にかかりそうな前髪のヘアアレンジとして、くるりんぱもおすすめです。くるりんぱとは、髪を結んで毛先を結び目の中に通すだけの簡単なヘアアレンジのことです。簡単にできて崩れにくく、応用もしやすいです。ポニーテールなど後ろ髪の結び目を隠すためにアレンジされることが多い髪型ですが、今回は前髪をくるりんぱでまとめる方法を紹介します。

①前髪全体を小さいゴムで一つに結ぶ。
②前髪の結び目のすぐ上を半分に割って穴を作る。
③穴の中に毛束を通し、毛先を引っ張り固定する。整えたら完成。

髪が短い保育士におすすめのヘアアレンジ

ハーフアップ

髪が短い保育士さんがヘアアレンジをしたいときは、ハーフアップがおすすめです。特に、髪の長さが耳の下から肩の上くらいで、アップヘアにしたいけれど髪の長さが足りないと感じている方は、ハーフアップが向いています。下を向いても顔のサイドの髪の毛が落ちてこないので、食事の用意やおむつ替えをする前にさっと結ぶと、作業がしやすくなりますよ。また、ハーフアップの結び目をくるりんぱにしたり、お団子にしたり応用するとおしゃれになります。日常でも行事の時でもおすすめです。

内巻きワンカール

髪が短い保育士さんは、コテやアイロンで毛先を巻く髪型もおすすめです。髪が短く、ゴムを使って結ぶことができない長さの人でも、毛先を内巻きに巻いていくだけで簡単に雰囲気を変えることができますよ。普段はストレートヘアの方は特に、髪を巻くことで大きく印象を変えることができます。髪を巻く方向は外巻きでも可愛いですが、内巻きと比べてカジュアルな印象が強くなるので、大人可愛い印象の内巻きの方がよりおすすめです。

髪が長い保育士におすすめのヘアアレンジ

ポニーテール

髪が長い保育士さんにおすすめのヘアアレンジはポニーテールです。ポニーテールは頭の高い位置に作ると活発な印象に、低い位置に作ると落ち着いた印象になります。しかし、髪の毛が長すぎる場合は高い位置でポニーテールをすることは避けましょう。束ねた髪の毛がよく動くので、子供たちの顔に当たったり、毛先が目に入ったりと、怪我の原因になる恐れがあるからです。ミディアムヘアの場合は、子供たちにぶつからないか確認した上で高めのポニーテールをしても良いですが、ロングヘアの場合は低めのポニーテールが安全ですよ。

ヘアピン無しのお団子ヘア

ヘアピン無しでもお団子ヘアを作ることができますよ。ゴムで髪を一つに結んだあと、結び目に巻き付けるようにして毛先から髪をまとめていきます。そして、もう一つのゴムを使ってまとめます。ゴムの上にカラフルなシュシュをつけても可愛らしくなり、子供たちに褒められるかもしれませんね。また、お団子ヘアはポニーテールと同じように位置によって印象が大きく変わります。頭の下の方でお団子を作ると落ち着いた印象に、頭の上の方でお団子を作ると元気な印象になります。その日によって、なりたい印象に合うように使い分けてみてくださいね。

編み込み

行事の際など、少し特別感のある髪型をしたいときは、編み込みがおすすめです。三つ編みと似ていますがもう少し複雑なので、覚えるまでは難しく感じるかもしれません。しかし、覚えてしまえば時間をかけずに凝った髪型を作れますよ。また、編み込みヘアの良いところは、応用が利くところです。顔の両サイドの髪を編み込みにする方法なら、髪が短い人でも無理なくできます。髪が長い人は、後ろ髪を編み込みにしたまま一つにまとめると、綺麗な一つ結びを作ることができますよ。

男性の保育士が髪型で気を付けることは?

長髪は避ける

男性の保育士は髪の長さに注意しましょう。近年、ファッションの一部として長髪を楽しむ男性は多く存在します。しかし、クリエイティブな分野やファッション関係の職種以外のビジネスシーンでは、長髪に対して良い印象を受ける方は少ないです。長髪がビジネスシーンに向いていないとされる理由は、清潔感に欠けることがあげられます。また、長髪は暗い印象、だらしない印象を与える原因になってしまいますよ。頻繁に保護者と顔を合わせ、清潔感が大切な保育士という職種も、長髪の男性は向いていないでしょう。

パーマをかけるときは華美にならない程度に

パーマをかけると、ぐっとおしゃれな印象になりますよね。しかし、パーマはおしゃれな印象を与える一方で、ルーズな印象をもたらすこともあります。巻きが強すぎるパーマは、清潔感からかけ離れてしまう要因の一つになります。パーマをかけるときは緩くかけることを心がけましょう。また、パーマをかけた髪は紫外線などで傷みやすくボサボサな印象になりやすいので、毎日のヘアセットや手入れがとても重要になりますよ。パーマをかけるなら、髪を綺麗に保つ努力をしましょうね。

まとめ

清潔感と安全性を意識してヘアアレンジを楽しもう

男女ともに、保育士の髪型選びで最も重要視すべきことは、清潔感があり視野を広く保ち動きやすいことと、子供にとって安全な髪型であることです。これらを踏まえ、子供たちにも保護者の方にも、良い印象を持ってもらえるような髪型を心がけましょう。髪型をセットするときのポイントは、ヘアピンを使わないこと、香りの強い整髪剤を使わないことです。子供たちや保護者の方に配慮した上で、好みの髪型にアレンジしたりして、おしゃれを楽しんでくださいね!

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保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/