保育園の夏のビッグイベントといえば『七夕』ですね。子どもたちに七夕の由来を伝えつつ、楽しい思い出を作ってもらいたいと考える保育士さんも多いのではないでしょうか。七夕の出し物には、物語を伝える『劇』や、視覚的な変化が楽しい『ペープサート』『パネルシアター』など、さまざまな手法があります。本記事では、定番のアイデアから、準備が簡単なもの、乳児さんも釘付けになる演出まで、参考動画を交えて詳しくご紹介します。
七夕集会で盛り上がる!定番の出し物アイデア
七夕の劇
行事のメインとなる出し物は、七夕の由来(織姫と彦星の物語)を正しく、かつ楽しく伝えることが大切です。保育士が自ら演じる『職員劇』は、子どもたちにとって一番のサプライズです。普段接している先生たちが役になりきる姿に、子どもたちは一気に物語の世界へ引き込まれるでしょう。
・動画の内容:ミュージカル風にアレンジされており、歌やダンスが盛り込まれています。堅苦しい由来の説明ではなく、エンターテインメントとして楽しめる構成です。
ペープサート①
ペープサートは、紙(Paper)と人形(Puppet)を組み合わせた和製英語で、紙に描いた絵に棒をつけ、裏表をくるっと返して場面転換や表情の変化を楽しむ人形劇です。
・動画の内容:保育士さんが実際に子どもたちに語りかけるスタイルで進行します。織姫と彦星が仲良くなりすぎて神様に怒られるシーンなど、子どもたちが共感しやすい言葉選びがされています。
ペープサート②
同じ七夕の物語を題材にしていても、演出や構成を変えるだけで、子どもたちに与える印象はガラリと変わります。
・動画の内容:①に比べて物語の展開が丁寧で、七夕の夜に雨が降ったらどうなるのか、カササギがどのように橋をかけるのかといった細かい内容が描かれています。物語をじっくり聞かせたい場合に最適です。
パネルシアター①
パネルシアターは、毛羽立ちのある布(パネル布)を貼ったボードに、不織布で作った絵人形を貼ったり剥がしたりして演じるシアターです。
・動画の内容:絵人形の動きがコミカルで、テンポ良くお話が進みます。天の川が現れるシーンなどの仕掛けが工夫されており、視覚的な楽しさが詰まっています。
パネルシアター②
パネルシアターの良さを活かしつつ、音楽や雰囲気を重視した別パターンの演出をご紹介します。
・動画の内容:夜空の美しさや、1年に1度しか会えない織姫と彦星の切なさが優しく表現されています。集会の導入などで、しっとりと落ち着いた雰囲気から始めたい時や、七夕の幻想的なムードを大切にしたい時にぴったりの演出です。
毎日の保育、おつかれさまです
「今の園、ちょっと合わないかも」と思ったときが動きどき。まずはあなたの街にどんな園があるか、見るだけでもOKです。
乳児クラス向けの七夕出し物アイデア
マグネットシアター
集中力が続きにくい乳児クラスには、動きや色の変化が楽しめる出し物が最適です。マグネットシアターは、ホワイトボードなどに磁石のついた絵を貼って演じる手法です。
・動画の内容:元気のないお星様が、トマトやトウモロコシなどの食べ物を食べて、色鮮やかに変身していきます。
手遊びや歌を取り入れた参加型出し物
「七月七日にあいたいな」
保育園の七夕行事をさらに盛り上げる、参加型の歌やクイズ、特別な演出アイデアの続きをご紹介します。
たなばたさまのひ あいたいな
あまのがわに はしかけて
いちねんいちど あいたいな ちゅっ
七夕の物語をなぞった歌詞と、可愛らしい振り付けが特徴の人気曲です。歌詞を通じて七夕のストーリーを自然に覚えることができるため、由来を伝えた後の導入や、集会の締めくくりに全員で歌うのにぴったりですよ。
「たなばたさま」
のきばに ゆれる
おほしさま きらきら
きんぎん すなご
ごしきの たんざく
わたしが かいた
おほしさま きらきら
そらから みてる
誰もが一度は耳にしたことがある、日本伝統の七夕ソングです。短い歌詞の中に『のきば』や『砂子』といった美しい言葉が含まれており、古き良き日本の情景を伝えます。手で笹の葉が揺れる様子や、星が光る様子を表現する簡単な振り付けを付けるのがおすすめですよ。乳児クラスから年長さんまで一緒に口ずさむことができ、会場が優しい雰囲気に包まれるでしょう。
簡単にできる!準備が少ない出し物
〇✕クイズ
子どもたちが主役になって参加できる、準備いらずの盛り上げネタです。
・動画の内容:七夕の知識を深められる〇✕クイズ形式。子どもたちが盛り上がるための進行のコツが紹介されています。知識を定着させつつ、楽しくイベントを進行したい時に役立ちますよ。
スケッチブックシアター①
スケッチブック一冊で、驚きのある物語を展開する出し物です。
・動画の内容:「たなばたってなあに?」という問いかけから始まり、由来を分かりやすく解説する構成です。2歳児から5歳児まで幅広く楽しめるよう、要点を絞ったストーリー展開になっており、最後に夜空を見上げるよう促すなど、行事後の活動に繋がる工夫がされています。
スケッチブックシアター②
①とは構成を変え、視覚的な面白さとストーリー性を追求した演出です。動画の最後に作り方も紹介されています。
・動画の内容:七夕の由来をよりダイナミックに見せる演出が紹介されています。例えば、ページをめくると一瞬で天の川に橋がかかるなど、マジックのような不思議さを演出したい場合に非常に参考になる一冊です。
会場が盛り上がる!ちょっと特別な出し物
星や天の川を使ったマジック
七夕のイベントでも活用できる、マジックの演出方法が紹介されています。
・動画の内容:保育園でも実践可能なマジックが紹介されています。特別な道具がなくても、身近な文房具や100円ショップのアイテムでできるため、ちょっとした驚きを提供して会場の視線を集めたい時に最適です。使うアイテムを星や天の川に変えることで、七夕の出し物の導入として使うことができますよ。
ブラックライトや光を使った演出
照明を落とした会場で、暗闇に光が浮かび上がる幻想的な出し物です。
・動画の内容:蛍光色のパネル人形を使用したブラックパネルシアターの実演が紹介されています。暗闇の中で鮮やかに光り輝く織姫と彦星、そして天の川のきらめきに、子どもたちは身を乗り出すようにして釘付けになることでしょう。いつもの集会を、より特別感のあるステージイベントとして演出したい場合に非常に効果的です。
読み聞かせ
【紙芝居】キラキラぼしのたなばた

作:あくざわ めぐみ
出版社:教育画劇
発行日:2017年9月8日
【紙芝居】なぜ、七夕にささかざりをするの?

脚本:若山 甲介
絵:藤田 ひおこ
監修:常光 徹
出版社:童心社
発行日:2001年9月1日
七夕におすすめの製作
紙皿でつくる織姫と彦星
- 紙皿
- ボンド
- クレヨン
- タコ糸
- 穴あけパンチ
- クラフトパンチ
- はさみ
- 色画用紙
- キラキラ折り紙
- パーツを入れる箱
- ボンドの容器
- 手拭きタオル
-
~保育士の準備~
- パーツの準備をする
- 織姫と彦星の顔を作るため油性ペンで丸を2つ描く
- 紙皿に貼る月を描く
- 織姫と彦星の服を描く
- 画用紙に顔の大きさに合うように台形を描く
- 金の折り紙に冠と鳥帽子を描く
- クラフトパンチで星をたくさん作る ~子どもたちがやること~
- 紙皿につける飾りを作る
- 折り紙を半分に折る
- そのまままた半分に折る
- 更にまた半分に折り、細くする
- 全部広げる
- もう1枚違う色で折る
- 線に沿ってはさみでまっすぐに切る
- パーツを切っていく
- 織姫と彦星の顔を描く
- 紙皿にパーツを貼っていく
- 最初に切った細長い折り紙を紙皿の下の方に貼る
- 織姫と彦星の服を紙皿の中央に貼る
- その上に顔、月、頭の飾り、星を貼る
- 保育士が紙皿の上の方に穴あけパンチで穴をあける
- タコ糸を適当な長さに切り、穴に通して結ぶ
- 完成!
折り紙でつくる七夕飾り
- 折り紙
- のり
- ハサミ
-
~短冊~
- 折り紙を何色か好きなサイズに切る
- 円形に折り紙を切る
- 円形を短冊に貼り付ける
- 短冊を幅0.5~0.8センチくらいに細く切る
- 縦の長さを4~5センチくらいに切った後、短冊に貼り付ける
- 5色の短冊の完成 ~ちょうちん~
- 折り紙を横幅2センチくらいに切る
- 折り紙の端に合わせて貼り付ける
- 半分に折り曲げて、ハサミで切り込みを入れる
- 丸めた時に重なり合う部分をのりで貼り付ける
- 折り目に合わせて、形を整えていく
- 完成!
上記以外に『吹き流し』、『四角つなぎ』の作り方も動画で紹介されているので参考にしてみてくださいね。
まとめ
七夕の出し物で園のイベントを盛り上げよう

七夕は、伝統行事に触れ星空へ願いを届ける大切な機会です。物語を伝える劇やシアターから、歌やクイズ、光の演出まで、年齢に合わせて取り入れることで行事は一層輝きます。大切なのは「七夕って楽しい」「願いを届けたい」というワクワクする気持ちの共有です。保育士が楽しみながら演じる姿は、子どもたちに何より伝わります。ぜひ今回のアイデアをヒントに、笑顔あふれる七夕集会を企画してみてくださいね。心温まる素敵な1日になりますように。






















