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お楽しみ!みんながわくわくの遠足!
今回は、保育園の遠足についてを特集します!
子どもたちにとっては、どきどき待ち遠しい遠足も、先生にとっては、大変なことも多いですよね。
この記事では、そんな先生方に、遠足についての情報を解説していきたいと思います。
子どもたちも先生も、みんなの記憶に残る楽しい遠足にしましょう!
遠足に向いている季節は?
子どもたちが安全に遠足に行くためには、天気や気温など、天候条件が揃いやすいことが第一に必要な条件ですね。
そのため、多くの保育園で遠足の日程として設定されているのは、「春」と「秋」の2つの季節になります。
この2つの季節に行われやすい遠足の内容について、まとめました。
① 春
春は出会いの季節!
4月から新しいおともだちがクラスに入ってきたり、入園したばかりの子にとっては、初めての集団生活・・・というシチュエーションが想定できますよね。
そうした環境の中で、一緒に遠足に行くことで、いつもよりちょっと特別な体験をしながら、距離をぐぐっと縮めることができます!
先生にとっても、子どもたちの反応を見て、新しい発見があるかもしれませんね。
また、同じ理由で、春の遠足には、保護者が参加する親子遠足を設定する園が多いことも特徴です。
入園したばかりの園児の保護者であれば、 (園ではどんな風に過ごしているのかな?) (おともだちとは仲良くできているだろうか?) (仲のいいおともだちってどんな子なんだろう?) (園や先生には馴染めているかな?) など、気になることはたくさんありますよね。保護者の方にとっても、春の遠足が子どもと参加する初めての遠足であり、先生や他の保護者の方とコミュニケーションをとる貴重な機会でもあります。
先生も遠足を楽しみつつ、保護者の方とお話することで、より良い関係づくりに活かしていきましょう!
② 秋
春の次の遠足は秋に開催する園が多いです。
暑さがひと段落し、長時間屋外にいても、比較的過ごしやすい秋は、遠足にはもってこいのシーズンですね。
秋の遠足は園児と引率の先生のみで行う園も多いため、目的地や移動手段も春とは異なるケースが少なくありません。
いろいろ!遠足のおすすめスポット
遠足の日程が決まったら、次に考えるのは「目的地」ですよね!
遠足の目的地はいろいろな場所が考えられますが、ここでは大きく2パターンに分けてみました。
① 公園
子どもたちが大好き!な公園への遠足は定番です!
遠足ではいつも遊ぶ公園より大きな総合公園や運動公園に行ってみるのはいかがでしょうか?
「いつもの公園より広い!」「見たことない大きな遊具がある!」など、1日たっぷり楽しめること間違いなしですね!
・国営昭和記念公園(東京都立川市)
四季が感じられる豊かな自然の中に、大規模な遊具が揃っている遠足おすすめスポットです!
広い園内は1日では遊びつくせないほど。
移動時には、園内を運航しているパークトレイン(有料)も活用して、満喫しましょう!
② レジャー施設
遊園地、動物園、水族館・・・といったおでかけスポットも、遠足で人気の目的地です!
屋内の施設であれば、雨の日の遠足も安心ですね。
・キッザニア(東京都江東区・兵庫県西宮市)
憧れのお仕事を実際に体験できる施設です。
お仕事体験で働いた子どもには、施設内で使える通貨「キッゾ」が支払われ、施設内のサービスやお土産購入に使うことができます。
お仕事をして、お給料をもらい、使い道を考えるので、楽しみながら学べるのがポイントです!
公園やレジャー施設を利用する際に、先生が気を付けなくてはいけないのは、事前の使用許可を取る必要があるか、確認することです。
管理の都合上、団体利用の場合には、事前の申請が必要なスポットが多いですので、忘れずに確認するようにしておきましょう。
③「遠足気分」をちょっと味わいたい!ときには…
低年齢児の場合は、子どものみ+先生の遠足だと、行動できる範囲が限られることもあります。
「低年齢児クラスにも、いつもの保育とは違う、遠足気分を味わわせてあげたい!」という時は、先生の負担にならない中で、遠足の要素をプラスしてみたらいかがでしょうか?
例えば、いつも遊びに行っている園周辺の公園にお弁当を持って行って食べるだけでも、特別感が生まれますよね!
近くに姉妹園がある場合には、姉妹園の園庭をお借りして、通っている園にはない遊具で遊ばせてもらうのも楽しいでしょう。
姉妹園のおともだちとも一緒に遊べれば、思い出に残ること間違いなしです。
他の園はどうしてる?遠足のタイムスケジュール例
目的地も決定し、次に先生がやるのは、「当日のスケジュール」を決めることですね。
限られた時間の中で、無理なく楽しめるスケジュールを1から考えるのは、とても大変です。
「スケジュールを決めるにあたって、見本が欲しい…」と考えている先生方のために、ここでは、実際の遠足のスケジュールをご紹介します。
ぜひ、参考にしてくださいね!
スケジュール例① 春・動物園への遠足
9:00 園に集合。あいさつをして出欠確認。園を出発!
9:15 バスに乗車。市バスで移動します。
9:50 動物園に到着!
12:00 お昼ごはんを食べて、一休み。
13:00 午前中に見学しきれなかったところを見学に行きます。
14:00 動物園を出発!園まで気を付けて帰りましょう!
14:50 園に到着。
15:00 園庭で帰りの挨拶をして、解散です。
こちらの園では、春に行う遠足で、市内にある動物園を訪れます。
動物園では、普段は見られない本物の動物を間近に見ることができ、これまでは知らなかった発見があるかもしれませんね!
移動手段は、市バスを利用しています。
移動手段の決め方は、園や参加する人数の規模、引率の先生の人数によっても変わりますよね。
人数の多い園や、保護者も遠足に参加する場合など、参加者が多くなる場合には、貸し切りバスを利用して移動することもあります。
また、電車やバスなどの公共交通機関を利用する場合には、一般の利用者の迷惑にならないように気を付けましょう。
動物園到着後は、クラスごとに分かれて、動物を見て回ります。
直接ふれあえることができるコーナーでは、えさをあげたり、だっこしたりするのも楽しいですよね!
お昼ごはんの休憩を挟み、午後は午前に回らなかったエリアを回り、15時には園で解散となります。
移動は市内のみですし、現地での行動はクラスごとなので、先生にとっても、引率しやすいコースなのではないでしょうか?
動物園は全国でもある街が多いので、遠足の目的地候補として、チェックしてみるのをおすすめします!
スケジュール例② 秋・フィールドアスレチック
続いては、秋に行う遠足の例です。
春の遠足が「見学」タイプのプログラムであれば、秋は趣向を変えて、「体を動かして楽しむ」タイプの遠足にする園も多いようです。
ここでは、子どもに大人気のフィールドアスレチックで遊ぶ遠足のスケジュール例を見てみましょう。
9月 年長・年中・年少クラス(年少クラスのみ、保護者も参加。)
隣県にあるフィールドアスレチックの動物園へ
9:00 園に集合。
9:15 今回も移動は市バスです。クラスごとに乗車します。
10:00 現地に到着!早速元気に遊びましょう!
12:00 お昼ごはん
13:00 午後は、みんなで野原に移動して遊びます。
14:00 園に向かって出発。
15:00 園に到着!帰宅して、ゆっくり休みましょう。
流れ自体は、春の遠足と変わらないですね。
屋外スポットへの遠足で、あらかじめ考えておきたいのが、当日雨が降った場合の対応です。
雨が降ってしまった場合の選択肢としては、
① 中止にする。
普段通りの園内保育に切り替えます。
② 延期にする。
予備日を設定しておけば、対応できますが、保護者同伴の遠足では、参加できなくなるご家庭があることも考えられます。
③ 目的地を変更する。
雨でも利用できる施設に変更します。天気を気にせず楽しめます!
この3つの選択肢が考えられます。
こちらも事前に検討し、もしもの天候に備えておきましょう。
保護者へ遠足のお知らせ・お願いしたい点
目的地やスケジュールが決定したら、次は保護者へ遠足のお知らせをしなければなりません。
遠足のお知らせはおたよりで伝えます。
集合時間、場所、持ち物、費用などを細かく記載しましょう。
荷物を入れるものは両手のあくリュックがおすすめ!リュックは子どもたちの体格にあったもので、履き慣れている服や靴を準備するように記しておくのもおすすめです。
また、保護者へのお願いしたい点として、前日には十分な睡眠をとり、当日のは朝ごはんを済ませてから遠足に参加すること、
当日体調がすぐれない場合は無理せず休むこと、欠席の連絡は当日朝◯時までに保育園に電話すること、などが挙げられます。
保育士さんの持ち物リスト
保護者だけでなく、保育士さんもしっかり持ち物を準備しておきましょう。
必要なものや、あると便利なものを紹介します。参考にしてみてくださいね!
遠足を楽しもう!!
今回は遠足の情報についてまとめてみました。
遠足は子どもたちが楽しむ行事です。そのためにも保育士さんがしっかりと準備して、不測の事態が起こらないようにしましょう。
みんなが楽しめる遠足にしましょう!