幼い子でも人間関係は大事?5領域の一つである「人間関係」【ねらい・内容・遊びの例など】

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幼少期は園で人間関係を学ぶ!

園では、遊ぶことはもちろん。
社会のルールを学ぶことも大事ですが人間関係を学ぶ場でもあります。
子供は子供同士で人間関係を学び成長していくものです。
実は人間関係は、保育所保育指針で定められた5領域の一つとして設定されてる保育でも重要視すべき事なのです。

では、子供達が人間関係をうまく構築していくにはどうしたら良いでしょうか?
今回は、子供の人間関係について以下の内容をまとめました。

  • 「人間関係」のねらいと内容
  • 援助の仕方
  • 遊びの中で学ぶ「人間関係」

保育士さんだけでなく、保護者の方も参考になる内容です!ぜひ最後までご覧ください!🌷

保育士くらぶ

5領域の人間関係のねらいと内容

人間関係の「ねらい」

「人間関係」領域では

他の人々と親しみ、支え合って生活するために、自立心を育て、人と関わる力を養う
ことが目標となっています。

① 保育所での生活を楽しみ、身近な人と関わる心地よさを感じる。

② 周囲の子ども等への興味や関心が高まり、関わりをもとうとする。

③ 保育所の生活の仕方に慣れ、きまりの大切さに気付く。

(保育所保育方針より)

人間関係の「内容」

① 保育士等や周囲の子ども等との安定した関係の中で、共に過ごす心地よさを感じる。

② 保育士等の受容的・応答的な関わりの中で、欲求を適切に満たし、安定感をもって過ご す。

③ 身の回りに様々な人がいることに気付き、徐々に他の子どもと関わりをもって遊ぶ。

④ 保育士等の仲立ちにより、他の子どもとの関わり方を少しずつ身につける。

⑤ 保育所の生活の仕方に慣れ、きまりがあることや、その大切さに気付く。

⑥ 生活や遊びの中で、年長児や保育士等の真似をしたり、ごっこ遊びを楽しんだりする。

(保育所保育方針より)

大人はどう援助していけばいいのか

子供の気持ちを尊重してあげる

まずは子供の気持ちを尊重してあげましょう。
自分でこうしたい!という気持ちがあれば保育士さんを介するのではなく自らトラブルを解決させたり、お友達と遊ばせたりさせましょう。

中には、お友達を作って一緒に遊んだりすることに興味を持てない子や苦手意識がある子もいると思います。
そんな子供には、徐々にお友達と関われるようにサポートしてあげるようにしましょう。
保育士さんが干渉をしすぎてもダメなのでバランスがとても大事です。
子どもが積極的に人と関わっていけるようになるためには,子どもが主体的にする行動を認めて,それに対してちゃんと反応を返してあげること。
「自立心」を育てるために見守ってあげることが重要です。

気持ちの伝え方を教える

幼少期から身につけておきたい「伝える力」
気持ちがうまく伝わらないと、友達に対して暴力を振ってしまったり暴言を吐いたりしてしまい
友達との人間関係がうまくいかない原因になってしまいます。
そこで、気持ちの伝え方を教えてあげ学ぶことで人間関係を良好に築くことができるかもしれません。
大切なのは、“気持ちを言葉にして伝えることを教えること”です。
周りの人たちとどう関わっていけばいいのか気付きを促すようにしてください。

感情をコントロールできるように

幼少期は感情が上手くコントロールできずに、その感情をお友達にぶつけてしまってトラブルに発展することもあると思います。

感情が上手くコントロールできない子の対処法に関しては落ち着くのを待ってみたり、子供の話を聞いてみたりして見ましょう。

子供が感情的なってるところに保育士さんも感情的に叱ったり、無視をしたりするのはNG行為です。

子供が冷静になり、「自分が今どう思っているのか・どうしたいのか」ということに気が付いて問題が解決させる方向にもっていけるようにしましょう。

遊びの中で楽しく「人間関係」を学ぶ

ごっこ遊び

ごっこ遊びは、家族生活やお店屋さんを真似することで、ルールや決まり事に従うことや、協調性を知らず知らずのうちに身に付けることができます。
また、ごっこ遊びではお友達とのやりとりが必須です。
ごっこ遊びの中で、コミュニケーション能力も養うことができます。

また、時にはお友達とのトラブルに発展することもあると思います。
そんな時に、お友達に対してお母さんの真似をしてなだめたり、お父さんの真似をして叱ったりすることであくまでままごとの中ですが、お母さんに叱られた!と思い反省し、トラブルを自分たちで解決できるようになります。

また、2人以上で遊ぶ際には相手とのコミュニケーションツールとして言葉が重要な役割を果たします。
4歳半~5歳頃になって来ると自分たちで配役を決めて楽しめるようになります。

話し相手が増える事で、会話が上達し、言葉の選び方や人の話を聴く能力の発達に繋がるのです。

ごっこ遊びの例

  • お店屋さんごっこ
  • ままごと
  • キャンプごっこ
  • 屋台ごっこ

などがあります。

🍑フルーツバスケット🍊

フルーツバスケットは、年齢関係なく遊ぶことができる子供達にとても人気の遊びです。
お友達と協力して遊ぶことで「子ども同士が言葉でコミュニケーションを取れるようになる」といったねらいがあります。

🍓フルーツバスケットの詳しいやり方はこちらから!

砂遊び

砂遊びも社会性や協調力といった人間関係に必要な能力を身につけられることができる遊びです。
泥団子を作ったり、お城を作ったり、ままごとをしてみたり…遊び方は様々あります。

砂遊びでは、道具の貸し借りや砂でお友達と一緒に何か物を作ったりすると思います。
中には道具を貸してあげられなかったり、お友達が作ったものをわざと壊してしまう子もいるでしょう。
そんなトラブルを自分たちで解決できるようになるとコミュニケーション能力が育ち社会性や協調力が身に付きますよ。

鬼ごっこ👹

鬼ごっこは、追いかける「鬼」から、つかまらないように逃げる遊びです。
鬼ごっこは、友達と協力して逃げたりしてコミュニケーション能力を養うこともできますし、運動能力も身につけることができますよ。

鬼ごっこの例

  • 氷鬼
    鬼ごっこのオニにタッチされると氷のように固まって動けなくなりますが、仲間にタッチされると動けるようになる、というルールです。
  • 色鬼
    オニが指定した色のものにさわっていればオニにつかまらない、というシンプルなルールの鬼ごっこです。
  • バナナ鬼
    オニにさわられるとバナナにならなければいけない鬼ごっこ。
    あたまの上で手を合わせてちょっと斜めになるというかわいいルール。

⏬鬼ごっこの詳しい記事はこちらから!

まとめ

今回は、5領域の一つである子供の人間関係についてまとめてみました。いかがでしたでしょうか。
協調性やコミュニケーション能力は人間関係をうまく行くために大事なことです。
遊びの中で人間関係を学ぶのももちろん大事ですが、怪我にも注意するように気をつけて行いましょう!
人間関係を今から上手く築けるようになれば子供の将来も明るいかもしれません✨
まずは保育士さんとの信頼関係を築くことからはじめてみてはいかがでしょうか。

本記事が役立ち、みなさんの保育士生活が豊かになれば幸いです。
最後までご覧いただき、まことにありがとうございました🌷

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