子どもを落ちるかせるためには?原因やポイントを紹介!【言葉・パニック・方法・対処上・遊び】

子どもが落ち着かなくてどうしよう…なんて悩みを抱えている人はいませんか?そもそも子どもは、大人に比べて落ち着きがないのが普通です。とは言っても、他の子と比べて極端に落ち着きがなかったり、年齢が上がっても改善されなかったりする場合は心配になりますよね。ここでは、子どもが落ち着かない原因や、子どもを落ち着かせる方法などを紹介していきます。子どもを落ち着かせようとする際に大切なポイントも挙げているので、子どもの落ち着きのなさに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

子どもが落ち着かない原因

テンションが上がっている

子どもが落ち着かない原因としては、テンションが上がっているということが考えられます。大人でも、テンションが上がると落ち着きがなくなる人はいますよね。子どもであれば、テンションが上がって落ち着きが無くなるのも当然だと言えるでしょう。とても嬉しいことがあったときはもちろん、楽しみなことがあったり、反対に緊張したりするような場合もこれに当てはまります。子どもが落ち着かないときは、何かテンションが上がるような出来事がなかったかどうか考えてみると良いですね。

糖分を取りすぎている

糖分を取りすぎたことによって、落ち着かなくなる子どももいます。子どもが落ち着かなくて困っているとき、甘いお菓子を食べさせすぎたりしていませんか?本来であれば、糖分は体のエネルギーを作るためにとても大切な要素と言えるでしょう。一方で、取りすぎてしまうとイライラしたり疲れを感じやすくなったりしてしまいます。糖分には一種の依存性があるため、過剰摂取をすると体がどんどん糖分を欲してしまうのです。普段から甘いお菓子が好きな子や、お菓子の量や多い場合は注意が必要ですね。

ADHDの可能性がある

子どもが落ち着かない原因としては、ADHDであるという可能性もあります。ADHDとは注意欠如・多動症と呼ばれる発達障害の一種。ADHDの子は、障害がない子と比べて落ち着きがなかったり、注意散漫であったりといった症状が挙げられます。年齢に対して明らかに落ち着きがない場合や、衝動的な行動が多い場合に当てはまることが多いですよ。また、ADHDの場合は他者とのコミュニケーションが苦手な子が多いという傾向もあります。落ち着かない以外にも、会話や言葉の発達の面でも気になる点がある場合は注意が必要かもしれません。

不安を感じている

子どもは不安を感じると落ち着かなくなることがあります。緊張しているときや、何か不安なことがあるときに、落ち着かなくなる人は多いですよね。不安を感じる特定の出来事がなくても、慢性的に不安を感じている場合もありますよ。子どもが落ち着かないときは、何か悩みや不安に感じていることがないか気にしてみましょう。不安の原因がはっきりすることで症状が改善するかもしれません。子どもがなるべく不安を感じないように、普段からよく話を聞いたり声掛けをしたりすることも大切ですね。

イライラしている

子どもが落ち着かないのは、イライラしているからかもしれません。多くの場合、子どもがイライラしていたら態度や表情に表れますよね。明らかにイライラした状態で落ち着かないときは、何か不満があると考えて間違いありません。子どもは大人と比べて感情のコントロールが上手くできません。イライラを感じているときに、同時に落ち着かなくなってしまう子も多くいるでしょう。一方で、言葉や表情でははっきりとわからなくても、心の中で不満を感じていることもあります。何が不満なのかを理解して、イライラを解消してあげることができると良いですね。

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子どもを落ち着かせる方法【声掛けの言葉】

動物を例えに使う

子どもを落ち着かせたいときには、動物を取り入れた声掛けを行うと効果的です。言葉の中に動物を入れてあげることで、子どもの興味をひかせることができます。例えば、落ち着かずについつい走ってしまう子どもに対しては、「ぞうさんみたいにゆっくり歩こうね」と言った声掛けをしてみましょう。また、じっとしていられない子に対しても、「ふくろうさんみたいにじっとできるかな?」といった声掛けも効果的です。それぞれの場面に合った動物を登場させてみると良いですね。

肯定的な言葉をかける

子どもが落ち着かないときに、マイナスな言葉をかけてしまうのはNGです。なるべく肯定的な言葉をかけてあげるようにしましょう。静かにしてほしいときに落ち着かない状態が続くと、ついつい怒ってしまいたくなりますよね。しかし、落ち着かない子に対して怒りの言葉を向けても、余計に落ち着かなくなってしまいます。「お口にチャックをしてみよう」や、「1番早く座れた人が勝ちだよ」など、なるべくポジティブな言葉を使うのがポイントです。

落ち着いて話す

落ち着かない子どもに対して声掛けをするときには、落ち着いて話すことも大切です。焦ったりイライラしたりしながら声掛けを行うと、子どもにもその気持ちが伝わってしまいます。それでは落ち着かせるための声掛けとしては逆効果ですよね。子どもが落ち着かないと、ついイライラしたり怒りたくなったりしてしまう人もいるでしょう。そんなときこそぐっとこらえてなるべくゆっくりと声掛けを行うことが大切です。

子どもを落ち着かせる方法【その他の対処法】

声掛けの方法を変える

子どもを落ち着かせる方法としては、声掛けの方法を変えることも効果的です。何度声をかけても全く落ち着きを見せない子どももいますよね。そんなときは一度声掛けの方法を変えてみましょう。今まで注意するように声をかけていたのであれば、提案するようにしてみるのも良いかもしれません。反対に、優しく声をかけても全く改善しない場合は、一度強く注意してみてもいいかもしれませんね。先程紹介した声掛けの言葉も参考にしながら、様々な方法での声掛けを試してみてください

習い事を始めてみる

子どもが落ち着かないときには、習い事を始めてみるのもおすすめです。習い事を始めると、保育園や幼稚園、家庭内とは違った居場所ができますよね。環境が少し変わることで、気分転換になることがあります。イライラしにくくなったり、エネルギーを使う場所が増えたりすることで落ち着くようになるかもしれません。新しい活動を始めることで、子どもの興味の幅が広がるきっかけにもなりますよ。

遊びを工夫する

子どもが落ち着かないときは、遊びを工夫してみるのも1つの方法です。例えば、じっとしていて欲しいときには「時間が止まるゲームをしてみよう」と提案してみましょう。時間が止まったように、体を動かさない、話をしないのがルールです。このように、遊びの中に落ち着いた行動を取れる工夫をするのがおすすめですよ。そうすることで、子どもも無理することなく楽しみながら落ち着いた行動ができるようになります。

専門家に相談する

子どもがどうしても落ち着かないときは、専門家に相談するのもおすすめです。一般的に、子どもは大人より落ち着きがないとされています。幼稚園や保育園、小学校低学年までは、落ち着きのない行動が多いのも仕方がありません。年齢や学年が上がるにつれて、次第に落ち着いた行動ができるようになっていくものです。一方で、他の子と比べても著しく落ち着きがなかったり、小学校高学年になっても症状が改善されなかったりする場合は注意が必要です。子どもが落ち着かない原因としてADHDの可能性もある、ということを説明しましたよね。専門家に相談することで、障害の有無を診断してもらうこともできます。気になる点がある場合は、専門機関を受診してみましょう。

子どもを落ち着かせるために大切なこと

まずは自分を落ち着かせる

子どもを落ち着かせたいときに最も大切なことは、まずは自分を落ち着かせることです。落ち着いて行動してほしいのになかなか落ち着いて行動してくれないときはついついイライラしてしまいますよね。誰かに迷惑をかけたらどうしよう、事故を起こしたらどうしよう、何か障害があったらどうしよう、などと不安に思ってしまうのも自然なことです。しかし、そのような不安な気持ちが子どもに伝わったらどうなるでしょうか。子どもはますます落ち着いた行動ができなくなってしまいます。子どもに落ち着いてほしいときは、まずはゆったりと余裕を持つことが大切です。自分が落ち着いた構えでいることで、子どももその姿勢を見習って落ち着くようになることもありますよ。

子どもとの信頼関係を築く

子どもを落ち着かせるときには、子どもとの信頼関係も大切です。誰でも、見知らぬ相手や恐れている相手といるときは落ち着かない気分になりますよね。反対に、信頼できる相手と一緒にいるときはリラックスして安心した気持ちでいることができます。これは子どもを落ち着かせたいときにも大切なポイントです。子どもとしっかり信頼関係を築けていますか?信頼関係は、短期間で構築できるものではありません。普段の生活におけるコミュニケーションを基礎として、長い時間をかけて築いていくものです。保育士さんの場合は、子どもにとっては初めは全くの他人ですよね。そのため初めは苦戦することもあるかもしれません。毎日のふれあいの中で少しずつ信頼関係を作っていきましょう。子どもが安心できるようになることが大切です。

保育の環境を整備する

子どもを落ち着かせたいときは、保育の環境整備をしてみましょう。子どもが落ち着かなくて悩んでいるとき、保育園の環境を一度確認してみてください。部屋は煩雑に散らかっていませんか?掃除は行き届いていますか?保育の環境が整備されていないと、子どもの気持ちも落ち着かなくなってしまいます。まずは子どもがリラックスして過ごせるような環境を整えましょう。整理整頓と清掃はもちろん大事です。それ以外にも、遊具などの設備や道具が、必要なだけ揃っているかも確認できると良いですね。

まとめ

子どもの落ち着かせ方を知って保育に生かそう

ここまで、子どもが落ち着かない原因や、落ち着かせる声掛けの方法などを紹介してきました。子どもが落ち着かない原因にも様々なものがあることがわかりましたね。声掛けを工夫するだけでも効果的に落ち着かせることができます。子どもが好きな動物やおもちゃ、遊びなどを上手く取り入れてあげると良いですよ。子どもが落ち着かないときにはついつい焦ってしまうこともありますが、まずは自分が落ち着くことが大切です。原因を探りながら、上手く子どもを落ち着かせることができると良いですね。

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