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難易度によって、子供でも大人でも楽しむことのできる迷路。紙の上で行うシンプルな迷路から、ビー玉などを使って遊ぶ立体迷路、自分が実際に歩いて道を探す巨大迷路など、遊び方にも様々なものがありますよね。保育の面でもメリットが沢山あるので、遊びの一環として取り入れる保育園も多いでしょう。ここでは、子供が迷路で遊ぶメリットやおすすめの迷路ドリル、迷路の工作アイデアなどを紹介します。迷路を保育園で行う方法も紹介していくので、これから迷路で遊ぼうと考えている保育士さんはぜひ参考にしてみてください。
子供が迷路を行うメリット
空間を認知する力がつく
子供が迷路を行うことで空間認知力を高めることができます。空間認知力とは、二次元のものから三次元空間を具体的かつ正確にイメージできる能力のことです。空間認知力が低いと、地図を正確に読むことができなかったり、図形から立体物をイメージしにくくなってしまったりしますよね。迷路で遊ぶことでこれらの力を鍛えることができますよ。空間認知力を鍛えることで、身体能力を鍛えることもできます。運動神経を伸ばすためにも、迷路を積極的に取り入れることは効果的だと言えます。
鉛筆を持つスキルが身に着く
子供が迷路を行うことで、鉛筆を持つスキルを高めることもできます。紙に書かれた迷路を行うときは、鉛筆を持ちながら遊びますよね。自分が考える方向を鉛筆でなぞってみたり、実際に字を書くことはなくても鉛筆の持ち方の練習になります。絵や字を書くことが難しい年齢の子供でも、迷路を使って線を書く練習をすることもできますよ。早い内から鉛筆に慣れておくことで、その後の学習にも役立つこと間違いなしです。
集中力が高まる
子供は迷路遊びを通して集中力を高めることもできます。迷路は道が複雑に交わっているところからゴールを目指す遊びです。ゴールまで行くためにどの道を選んだら良いのか、迷うことも多いですよね。そのため、迷路で遊ぶのには集中力が必要です。普段は落ち着かない子でも、迷路に夢中になって遊んでいる内に集中力を身に着けることができますよ。小さい頃から集中力を高める練習をしておくことで、集中して物事に取り組む練習ができるようになります。
迷路を保育に取り入れる方法
無料プリントをダウンロードする
保育園で迷路を取り入れたいと思ったら、無料プリントのダウンロードがおすすめです。迷路で遊ぼうと思っても、自分で迷路を作るのは大変ですよね。インターネット上には、無料でダウンロードできる迷路が沢山載っています。これらを利用することで簡単に迷路を保育園でもできるようになりますよ。遊ぶ子供の年齢に合わせて、難易度を考えながら選ぶと良いでしょう。一度自分で実際にやってみて、難易度を確かめるのもおすすめです。
迷路ドリルを購入する
保育園で迷路を取り入れる際には、迷路ドリルを購入するのもおすすめです。迷路ドリルは対象年齢や難易度別にわかりやすく分類されているので、保育園でもすぐに使用することができますよ。迷路の他にも塗り絵やシール遊びがセットになっているドリルも多いので、一冊で様々な遊びを行うことができます。絵やキャラクターデザインが可愛いものも沢山ありますよ。どんな迷路を選んだらよいかわからない人におすすめですね。
簡単な迷路を自作する
保育園で迷路を行うときは、簡単な迷路を自作するのも良いでしょう。大人でも楽しめるような難しい迷路を自分で作るのは大変です。しかし、保育園児が行うような簡単な迷路であれば保育士さんでも作ることができますよ。先生オリジナルの迷路で子供が遊んでくれるのも嬉しいポイントです。普段の迷路ドリルをやり切ってしまったときや、少し変わった迷路で遊びたいときにもおすすめの方法です。
迷路は何歳から遊べる?
迷路は3歳頃から遊ぶことができる
一般的に、迷路は3歳頃から遊ぶことができるとされています。そんなに小さいときから遊べるの?と驚いた人もいるかもしれません。3歳児というと、自分でできることがだんだんと増えていくもののまだまだできないことも多い年齢ですよね。しかし、簡単な迷路であれば3歳からでも始めることができます。初めはゴールまでたどり着けないかもしれません。初めは曲がりくねった道をなぞるところから始めることで、だんだんと遊べるようになってきますよ。
おすすめの迷路ドリル【初めての子向け】
うんこドリル めいろ 3・4さい
初めに紹介するのは、うんこドリルシリーズから出ている、3・4歳向けの迷路ドリルです。かわいいイラストと一緒に様々な種類の迷路を楽しむことができます。簡単な迷路ながらも思考力や判断力を効果的に鍛えることができますよ。3・4歳向けの迷路なので、初めて迷路で遊ぶ子や、小さい子にもおすすめのドリルです。うんこドリルシリーズからは迷路以外にも様々なドリルが出ているので、気になった人は見てみるのもおすすめですよ。
やさしいめいろ 1集
次に紹介するのは、やさしい迷路シリーズの1集です。やさしい迷路はくもんが発行している幼児ドリルで、保育にぴったりの教材と言えるでしょう。初めは道幅が広い簡単な迷路から、少し変わった仲間集めの迷路や幾何学模様の迷路などが載っています。ドリルを進めながら難易度を調整できるのも魅力ですね。迷路のゴールまで鉛筆を進めることで、運筆力を効果的に高めることもできますよ。
七田式知力ドリル2・3さいめいろ
次に紹介するのは、七田式・知力ドリルの2歳・3歳向けの迷路ドリルです。迷路を楽しみながら、推理力や集中力を高めることができます。子供が興味をひく果物や動物のイラストが入っているため、シンプルながらも楽しみながら迷路を行うことができるでしょう。また、ドリルの中には迷路で得られる力や取り組み方のポイントが書いてあります。そのため、初めて保育に迷路を取り入れる人でも安心して使うことができますよ。
おすすめの迷路ドリル【キャラクターもの】
サンリオキャラクターめいろあそび
キャラクターの迷路ドリルとして初めに紹介するのはサンリオキャラクターの迷路ドリルです。サンリオキャラクターは保育園児にも人気の高いキャラクターですよね。ドリルの中には沢山のサンリオキャラクター達がいるので、子供もワクワクしながら遊べること間違いなしです。迷路だけではなく、間違い探しやキャラクター探しなどを行うこともできますよ。サンリオキャラクターが好きな子にとってはピッタリの迷路ドリルだと言えるでしょう。
ディズニー たのしいめいろ(2・3・4歳)
次に紹介するのは、ディズニーキャラクターの迷路ドリルです。ディズニーキャラクターは見ているだけでも楽しく、大人にも人気の高いキャラクターですよね。この迷路ドリルには様々なディズニーキャラクターが登場してくので見ているだけでも楽しいページが盛りだくさんです。全ページカラーなのも嬉しいポイントですね。ページを1枚ずつ切り取って遊ぶこともできますよ。また、可愛いシールが100枚もついているので、子供も飽きずに楽しむことができます。
トーマスとあそぼ! めいろ
次に紹介するのは、機関車トーマスの迷路ドリルです。機関車トーマスの仲間たちが沢山登場する迷路は、楽しく遊べるものばかりですよ。電車などの乗り物が好きな子にもぴったりの迷路だと言えます。機関車トーマスというキャラクターならではの、線路をモチーフにした迷路も沢山載っています。手のひらほどの大きさで、持ち運びが簡単なのも嬉しいポイントですね。丈夫なボードブックの素材でできているので、長く使用することができますよ。
おすすめの迷路ドリル【難易度高め】
Z会グレードアップドリル まなべる めいろ 5-6歳
ここで紹介するのは、少し難易度が高めのZ会のグレードアップドリルです。この迷路ドリルでは、迷路と同時に数や言葉の学習を行うことができます。条件を満たしながらゴールを目指す迷路や、空間認知力を高める迷路など、少しレベルの高い迷路が多いのが特徴ですよ。書いたり消したりできる迷路のボードや、シールがついているのも嬉しいポイントです。簡単な迷路に飽きてしまった子や、小学校入学前に学習能力を高めたい子におすすめのドリルだと言えますね。
6歳 ハイレベル めいろ 新装版
最後に紹介するのは、学研から出版されている6歳向けのハイレベル迷路ドリルです。このドリルは迷路が好きな子供や、難易度の高い迷路に挑戦したい子にぴったりのドリルだと言えます。普通の迷路だけでなく、立体迷路やパターン迷路など、様々な迷路を楽しむことができますよ。ページは1枚ずつはがして使うことができ、できたときに貼るシールなどもついています。子供への指導ポイントも書かれているので、効果的に子供の力を伸ばすことができますね。
迷路の工作アイデア
段ボール迷路
・段ボール
・カッターナイフ
・ボンド
・はさみ
・ビー玉
①段ボールから27cm×27cmの型を2つ切り取る。
②鉛筆を使って①の1つに迷路を書く。
③迷路の行き止まりの道に、ビー玉が入る大きさの穴を開ける。
④1.5cm幅に段ボールを複数切り取る。
⑤ ②で描いた迷路の下書きの通りに、④をボンドで貼って迷路の道を作っていく。
⑥1.5×27cmの型を4つ切り取り、⑤の側面に貼り付ける。
⑥ 4cm×27cmの型を段ボールから4つ切り取り、②で使わなかった方の型に貼り付ける。
⑦ 2cm×27cmの型を2つ切り取り、⑥の内側につける。
⑧ ⑦の側面の一部をビー玉が通る大きさに切り抜く。
⑨ ⑧に⑥を上からはめる。
※空いているスペースにシールやイラストで飾りをつけるのもおすすめです。
ストロー迷路
・紙皿
・ビー玉
・ストロー
・画用紙
・セロハンテープ
・はさみ
・のり
・カッター
①紙皿にビー玉が通る大きさの穴を開ける。
②ストローを適当な長さに切る。(長さは様々なものを用意する。)
③のりで紙皿にストローを貼る。
④画用紙を2つの小さな長方形に切り取る。
⑤皿を裏返し、④を①で開けた穴の部分にクロスするように貼る。
※ストローの本数を増やしたり、ちぎった両面テープを貼り付けたりすることで難易度を上げることができます。
まとめ
迷路を保育に取り入れて楽しく遊ぼう
ここまで、子供が迷路で遊ぶメリットやおすすめの迷路ドリル、迷路の工作などを紹介してきました。迷路は種類によって難易度を調整することができるので、何歳からでも取り組むことができます。集中力や空間認知力、運筆力など、迷路を行うことで様々な力を身に着けることが可能です。ドリルを使えば効果的に子供の力を伸ばすことができるでしょう。みんなで一緒に集中しながら取り組める点も良いですよね。工作の時間に迷路作りをすることで、様々な楽しみ方ができますよ。保育園でもぜひ迷路遊びを取り入れてみて下さい。
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