保育園のヒヤリハットの具体例を解説します【事例・報告書・事故防止も】

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「あっ!危ない!」

「あっ!危ない!」早めに気づいて良かった…

こんな経験ありませんか?保育園は子どもたちの「命」を預かる、大変な仕事です。ちょっとしたことが大きな事故につながることもありますから、保育士さんは気が抜けないですね。

今回は、保育園に潜む「危険」についてリサーチしてみました。保育園の安全管理の記事、ぜひご一読ください。

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保育園には危険とヒヤリハットがいっぱい

ご存知の方もいらっしゃると思いますが「ハインリッヒの法則」というものがあります。アメリカの損保会社勤務のハーバート・ウィリアム・ハインリッヒが発表した、1件の重大事故の背後には29の軽い事故と、300の異常があるという説です。

最後の「異常」はよく言われる「ヒヤリハット」に置き換えてもいいですね。

冒頭でも触れましたが、ヒヤリとした・ハッとしたというのは保育士さんのほぼすべての方が経験されているのではないでしょうか?

保育園の日常の中にも危険は潜んでいます。園内・お散歩、そし年齢別の危険の3つに分けて詳しくご紹介します。

保育園の危険①園内

まずは保育園内で危険な場所をご紹介します。

・トイレ

実はトイレは小さい子供にとっては意外に危ない場所なんです。

濡れた床で滑って転倒や、トイレ用洗剤の誤飲、便器に座っていて前のめりに転倒(子どもは頭が重いため)といろいろ危ないことがあります。

・ベランダやテラス

上階にある保育室は、窓やベランダなどへの出入り口は必ず施錠されていると思いますが、万が一壊れていたり緩くなっていたりして偶然開いていたら…

考えただけで恐ろしいですね。

・園庭

園庭も危険がいっぱい!

遊具やフェンスに激突したり、園児同士が衝突したり、他にも夏場なら園庭に置いたビニールプールなどが危ないですね。

事故を未然に防ぐには、基本中の基本ですが子どもから目を離さないことが一番です。保育園で子どもが命を落とす痛ましい事故の多くは、保育士が目を離したすきに起こっています。

保育園の危険②お散歩

お天気のいい日には、近くの公園などにお散歩に行く保育園が多いのではないでしょうか?この楽しいお散歩も、気を付けないと思わぬ事故が起こりかねません。

・行き帰り

例え近くの公園だとしても、公道を通るのであれば車や自転車、歩行者に気を付けなければいけません。

子どもは突然走り出したり、いきなり逆戻りしたりこちらが想像した通りには動いてくれません。ちゃんと見守るのは当然ですが、お散歩に行くのを交通量の少ない時間帯にするなどの対策も必要です。

・公園

子どもたちが大好きな公園の遊具ですが、手を挟まれた・首が抜けなくなったなどのトラブルは良くありますし、滑り台や鉄棒からの転落にも気を付けたいですね。

・夏の注意点

夏、外に出る際には熱中症日焼け、公園の遊具の金属部分によるやけどといった季節特有の危険にも注意しなければ行けません。

外に出る時間には十分に気を使い、こまめな水分補給を促しましょう。(プールで遊んでいると意外と忘れがちです!)注意報が出ていれば室内で遊ぶようにした方が良いですね。

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・不審者

もう一つ、最近は不審者にも気を付けなければいけません。

公園にはどんな人がいるか分かりませんから、園庭で遊ぶ時よりも周りを良く見渡して、挙動不審な人がいないかをチェックしましょう。

もし男性保育士が在籍していれば、不審者が近付かないための抑止にもなりますから是非同行してもらいましょう。

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保育園の危険③年齢別

次に、年齢別に見た危険な場所や事柄とその防止策をご紹介します。

・0歳児、1歳児

0歳児は、まだ横になっている時間がほとんどなので大きな危険は無さそうですが、例えばオムツを交換する際にベッドなど高い位置でする場合に、目を離したすきに転落する事故もあります。

他にも、おもちゃなどの誤飲も良くあるトラブルですし、つかまり立ちをしようとして転ぶことも多いですね。

乳児は自分で身を守れませんから、保育士がそばを離れないことが大事です。

・2歳児

2歳児はそろそろトイレトレーニングが始まる時期です。

園内の危険でも書きましたが、トイレでのトラブルはかなり多いので、園児がトイレに行く際、必ず付き添うようにしたり、誤飲の恐れや窒息の恐れのある物は子供の手が届かないところに置きましょう。

・3歳以上

3・4・5・歳児はかなり行動的ですから、元気よく走り回るので転倒衝突といった危険が増します。

他には、ハサミや鉛筆、クレヨンなどの道具でケガをしてしまうこともあります。木登りやジャングルジムなどでの転落事故も後を絶ちません。

もし、危ないなと思っても「やめなさい!!」や「危ない!」と、急に大きな声で叫ばないようにしましょう。子どもはビックリして手を離してしまうことが良くあります。

ゆっくり落ち着いて「危ないから降りようね~」くらいの呼びかけがいいかも知れません。

危険を察知して事故を防ごう!

・事故を起こさないためには

危険を察知して対策をすることで、事故は防ぐことができます。

まずは危険な場所を特定し、危険因子を取り除くことで事故のリスクは大幅に減らせます。できるだけ園児から目を離さないようにし、スタッフ間の情報共有もしっかりしてみんなで危機管理意識を持ちましょう。

他にも、日頃から近隣の会社や商店、子供会や自治会などとも親しくしておくことで何かあった時にもサポートが受けられますし、不審者対策としても有効です。

まとめ

保育園の危機回避についての記事、いかがでしたでしょうか?

「うちの保育園は大丈夫」と楽観していると大きな事故が起こってしまうかも知れません。常に危険の存在は、心の片隅に置いておきましょう。

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