子育て名言を読もう!【保育士向け・マザーテレサ・ピカソの名言など】

みなさんは子育てに関する名言や格言を読むことはありますか。日々変化していく子供たちと接していると、悩むことや疲れてしまうこともあるのではないでしょうか。そのような際に子育ての名言を読むと、気持ちを入れ替えたり、また頑張ろうと思えたりしますよね。この記事では、保育士や幼稚園教諭の方向けの子育て名言を紹介していきます。ぜひこの記事を読んで、これまでの行動を省みたり、新しい考え方を取り入れたりしてみてくださいね。

マザーテレサの名言

ホスピスや児童養護施設を開設した偉人

マザーテレサは18歳で修道女会に入り、修道院の先生を経て校長になりました。修道院を出てからは、ホームレスの子供たちに街頭での授業を行なっていました。路上で倒れている人などを保護して看取るような、現在で言うホスピスを開いたりもしていたようですね。生涯を通じて、如何なる立場の人々に対しても献身的に奉仕をしていたマザーテレサは高く評価され、ノーベル平和賞を受賞しています。そんなマザーテレサは保育士として働く上でも役立つような名言を残しているので、紹介していきましょう。

名言1:思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから

マザーテレサの名言の一つ目は「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから」です。保育士として働く上で大切にしていることはどのようなことでしょうか。働く直前に思うことはなんでしょうか。今日のこの1日についても、保育士人生全てのことでも、保育士の方々それぞれに思考が存在するでしょう。マザーテレサはこの思考が言葉にも表れるという言葉を残しています。ネガティブな思考をしていると、口から出てくる言葉もネガティブになっていくということですね。保育士は子供たちや保護者の方と接する機会が多い仕事であるので、言葉に気をつける必要があるでしょう。そのためにも日頃から思考にも気をつけるべきだという名言ですね。

名言2:言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから

マザーテレサの名言の二つ目は「言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから」です。普段子供たちに対してどのような言葉を発しているでしょうか。また、同僚に対してどのような発言をしているでしょうか。特に人と接する仕事なので言葉には注意が必要でしょう。実際に子供たちは保育士の方の言葉を真似することもあるので、子供たちが真似しても良いような綺麗な言葉を用いると良いでしょう。そこに加えて、このマザーテレサの名言ではいつも発している言葉が無意識に行動となって表れるとされています。自分の行動や周囲にすら影響を与えうる言葉に、日頃から気をつけるべきだと言う名言ですね。

名言3:行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから

マザーテレサの名言の三つ目は「行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから」です。みなさんは小さな行動一つ一つにどの程度気を配っているでしょうか。挨拶ひとつをとっても、日々意識することが重要でしょう。相手を不快にさせてしまう行動を気付かぬうちにしてしまっているかもしれません。習慣になるには3週間以上かかるという話もある通り、行動の積み重ねが習慣となっていきます。逆を言うと良くない行動やネガティブな行動を繰り返しているとそれが習慣になってしまう可能性もあるということです。自分の習慣に深く結びいていく、ひとつ一つの行動に気を配るべきだという名言ですね。

名言4:習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから

マザーテレサの名言の四つ目は「習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから」です。行動の積み重ねによってできていく習慣は、その後自分自身の性格形成にもなると言われています。思いやりを持った行動が積み重なることによって、行動のたびに相手を思いやることが習慣となります。この習慣は思いやりのある性格であることにつながっていきます。今回この記事では思いやりを例にしましたが、全ての行動に当てはまることでしょう。自分自身の性格に深く結びついているので習慣も見直すべきだという名言ですよね。

名言5:性格に気を付けなさい、それはいつか運命になるから

マザーテレサの名言の五つ目は「性格に気を付けなさい、それはいつか運命になるから」です。ここまでで分かるように、マザーテレサは思考、言葉、行動、習慣によって性格が形成されると述べています。加えて、こうして出来上がった性格が運命を変えるとすら言っていますね。文句ばかり言っている方の周りには、不平不満を多く持っている人が集まってくるなど、「類は友を呼ぶ」の話と同様でしょう。自分自身の運命をも変えていくので、性格やその基となっている習慣、行動、言葉、思考に気をつけなさいという名言ですね。

保育士くらぶ

倉橋惣三の名言

日本のフレーベルと呼ばれた人物

倉橋惣三は日本のフレーベルと呼ばれました。ドイツの教育学者であるフレーベルは幼児教育の基礎を築いた人物。倉橋惣三はこのフレーベルの思想に影響を受け、日本の保育と幼児教育を変革していきました。もともとの堅苦しい日本幼児教育から海外思想がベースになっている保育方針へと変化させたことから日本のフレーベルという呼び名がついたようですね。そんな日本の保育と幼児教育に多大な功績を残した倉橋惣三は、多くの名言も残しています。

子供の行動への干渉に悩んでいる際に読むと良い名言

「自ら育つものを育たせようとする心、それが育ての心である。世にこんな楽しい心があろうか。 〜中略〜 それにしても、育ての心は相手を育てるばかりではない。それによって自分も育てられてゆくのである。」

この名言は、倉橋惣三の著書である『育ての心』に残されています。子供たちの行動を制限したり、大人が思っているような行動をさせようとしたりしてしまう方もいるのではないでしょうか。そんな方にぴったりの名言ですよね。自ら育っていく子供たちを見守っていくことが、育てるということだと述べられています。加えてこの名言では、育っていく者と接していることで私たちも成長していくと述べられていますね。

子供への接し方に悩んだ際に読むと良い名言

「子どもが飛びついて来た。あっという間にもう何処かへ駆けて行ってしまった。その子の親しみを気のついた時には、もう向こうを向いている。私は果たしてあの飛びついて来た瞬間の心を、その時ぴったりと受けてやったであろうか。それに相当する親しみで応じてやったろうか。」

この名言は、倉橋惣三の著書である『育ての心』に残されています。子供たちには気まぐれな部分もあるでしょう。大人が愛情を持って接していることを感じるようになるまでには時間がかかることでしょう。それでも子供が飛びついてきた時に、愛情を持って受け止めることができているか自問できる名言と言えるでしょう。

ピカソの名言

20世紀最大の画家と呼ばれる人物

ピカソは20世紀最大の画家と呼ばれる人物です。詳しく知っているわけではなくても、名前は聞いたことあるという方も多いのではないでしょうか。『ゲルニカ』や『泣く女』など有名な絵画も多く残しています。そんなピカソの絵画は非常に特徴的で、三次元のものを二次元で表現するやり方と言われています。キュビスムと呼ばれる新たな描き方を確立し、芸術界に革命を起こしたのがピカソ。そんな芸術性豊かなピカソは、自由な発想に関して名言を残しています。

子供の自由な発想を感じた際に読むと良い名言

「子どもはみな芸術家である。」

この名言はピカソが残したもので、子供の自由な発想力を目の前にした際に読むと良いでしょう。この名言は芸術家であるピカソらしい言葉ですよね。加えて芸術に限らず多くの物事に対してあてはまる言葉と言えます。子供たちの枠にとらわれないような自由な行動を制限したくなることもあるでしょう。そういった際にはこの名言を思い出してみてください。子供たちの可能性を信じてみようと思えるはずですよ。

アドラーの名言

心理学の世界三大巨匠と呼ばれる人物

アドラーは心理学の世界三大巨匠と呼ばれる人物です。精神科医であり、心理学者だったアドラーはアドラー心理学 (個人心理学)を創始しました。アドラー心理学を題材にした『嫌われる勇気』という書籍がベストセラーになったことで、聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか。彼の研究は現代の心理学の礎となり、心理療法を確立しました。目的論という特徴的な視点で、人の心理に向き合い続けたアドラー。そんな彼は保育・幼児教育のシチュエーションに合う名言も残しています。

当サイトではアドラー心理学に関する記事も掲載しているので、興味ある方は是非読んでみてくださいね。アドラー心理学について知ろう!【ポイント・子育て・メリットなど】

子供の長所を見つける際に読むと良い名言

「暗いのではなく優しいのだ。のろまではなくていねいなのだ。失敗ばかりではなくたくさんのチャレンジをしているのだ。」

この名言はアドラーが残したもので、子供の長所を見つける際に読むと良いでしょう。長所と短所の関係は表裏一体で、表現の仕方によって長所にも短所にもなりうるということがわかりますよね。人の短所に目が行きやすいなと感じたり、長所が見つからないと感じることもあるでしょう。そういった際にはこの名言を読み返してみてくださいね。

エレン・ケイの名言

スウェーデンの女性教育家

エレン・ケイはスウェーデンの女性教育家で、教育学や保育学で多く登場します。特に幼児教育の重要性を説いた人物で、著作の『児童の世紀』が有名です。世界の新教育運動に思想的指針を与えており、現在の幼児教育の礎を築いた人物の1人と言えるでしょう。エレン・ケイの著書は大正時代に日本でも多く読まれ、日本の思想家である平塚らいてうはこのエレン系の思想に傾倒したとも言われています。そんなエレン・ケイは児童教育の場における名言も残しています。

子供の行動への干渉に悩んでいる際に読むと良い名言

「どんな段階でも子どもにはありのままの現実を体験させるようしなければならない。
バラの刺を最初から絶対に抜いてはいけない」

これはエレン・ケイの名言であり、彼女の教育理念を表す言葉です。バラのトゲが刺さってしまったシチュエーションであっても心配してすぐに抜いてあげるのではなく、自分で考えたり体験させることが重要だという名言ですね。エレン・ケイは子供を信用することの重要性を説いており、大人による過度な干渉を控えるべきだと考えていました。ついつい子供のすることの先回りをして行動を抑制してしまうということもあるでしょう。しかし子供のためにも、勇気を持って見守ることも重要だということに気づかせてくれる名言ですね。

アメリカの部族の教え

子供の成長を感じた際に読むと良い名言

「乳児はしっかり肌を離すな。
幼児は肌を離せ手を離すな。
少年は手を離せ目を離すな。
青年は目を離せ心を離すな」

これは子育て四訓という古くからアメリカインディアンに伝わる名言です。子供が成長していく過程に合わせて、大人も接し方を変えていくべきだという名言ですね。多くの書籍や教育機関でも紹介されている名言ですので聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。子供の成長を目の当たりにすると困惑したり、接し方に悩んだりすることもあるでしょう。そういった際にこの名言を読むと接し方を変える良い機会になるかもしれませんね。

まとめ

名言を読んでリフレッシュしてみよう

いかがだったでしょうか。この記事では多くの名言について触れてきました。名前を一度は聞いたことがある偉人の名言もあったのではないでしょうか。昔の言葉や他人の言葉から学ぶことがないと決めつけてしまうのではなく、誰からでも学ぼうという思考が多くに繋がっていくのかもしれません。困ったり悩んだりするときもあるでしょう。こういった名言を見て、考えを改めたり、逆に自信を取り戻したりということがあるでしょう。みなさん、名言を見て気持ちを新たにしてみると良いのではないでしょうか。

よくある質問

保育士くらぶにはどんな記事がありますか?

保育士くらぶには現役の保育士・幼稚園教諭や保育士を目指す学生さんにとって手遊びや保育内容など今日から役立つ保育のネタをご紹介しています。こちらのトップページより色々な記事をお楽しみください。

保育士くらぶの最新の記事はどこから見られますか?

最新の記事はこちらの保育士くらぶトップページよりご覧ください。月間12本~15本の記事をアップしています。保育で使える季節の遊びや歌、連絡帳の書き方などもご紹介しています。

保育士くらぶのオリジナル動画はどこから見られますか?

保育士くらぶのオリジナル動画はこちらの保育士くらぶyoutubeチャンネルでまとめて見ることが出来ます。保育士くらぶyoutubeチャンネルでは保育で使える歌や遊び、制作以外にも転職のコツや求人の探し方も解説しています。

保育士くらぶ

ABOUTこの記事をかいた人

保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/