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保育に昔の遊びを取り入れるメリット
昔の遊びを保育に取り入れてる園は多いのではないでしょうか。
折り紙やあやとり、鬼ごっこなどなど・・・子供たちが夢中になれる遊びが多くありますよね。
このような昔の遊びは、時代を超えて伝わり多くの人々に愛されて来た遊びであり、子供たちにとってもメリットが沢山あります。
例えば、お友達と皆で遊べるものが多くコミュニケーションを取りやすいので保育士やお友達と「一緒に遊ぶ楽しさ」感じることができます。
また、0歳児〜年長さんまで、月例や年齢に合わせて楽しめる遊びがあるのも嬉しい点です。後で紹介させていただくように、昔の遊びには沢山の種類があるので、その中から月齢に合わせて楽しく遊べるものを選んでみると良いですね。
今回はそんな保育園で楽しめる昔の遊びを9個ご紹介します。
室内でできる昔の遊び
お手玉でバランスゲーム
まずは昔の遊びの定番とも言えるお手玉を使った遊びをご紹介します。
お手玉というと2、3このお手玉を宙に浮かべ投げ続ける様子を思い浮かべる方が多いかもしれません。
ただ、この遊び方は大人でも少し難易度が高く、特に0から2歳児クラスの子は出来ない子も多いかもしれません。
そこで今回は定番の遊び方とは違ったものをご紹介します。
用意するものは3つ
- お手玉
- 空き缶(トイレットペーパーの新などでもオッケー)
- 紙皿など割れない平らなお皿(なければ段ボールでオッケー)
まず空き缶の上に紙皿を置いて準備をします。
遊び方はとてもシンプル。
この紙皿の上にバランスを崩さないようにお手玉を順番に置いていきます。
1人で遊ぶ場合は何個積み上げられるかな〜と最高記録に挑戦するのも良いでしょう。
また何人かで順番に乗せて遊ぶ場合は、
「最後に崩してしまった人が負けだよ〜!バランス崩さないようにできるかな〜」
などと声をかけても盛り上がるかもしれませんね!
折り紙で紙飛行機を飛ばす
折り紙も昔の遊びの定番の1つですよね!
今回は飛行機の作り方をご紹介します。
1.折り紙を半分に折る
2.真ん中の折り目に向かって角を折る
3.真ん中の折り目に向かって更に織り上げる
4.更に真ん中に向かっておる
7.半分におり真ん中の山折部分を手で持つ
こちらが飛行機の一般的な作り方です。飛行機を作ったら、外や広い室内で飛ばしてみると良いですね!
また折り紙ではなく新聞紙やチラシなどを使って作ってみるのもおすすめです。
色々な種類の紙や色々な大きさにアレンジして作ってみて、それぞれどのように飛ぶのかを観察してみるのも面白いですね。
投げゴマを回して遊ぶ
続いてコマ遊びをご紹介します。
コマは種類がたくさんありますが、最もスタンダードで皆さんイメージしやすいのは投げゴマではないでしょうか?
投げゴマはヒモをらせん状に巻いて回すのが特徴です。
紐の先端を残して中心かららせん状にヒモを巻き、紐と一緒に胴体を持ちつつ水平に投げて回します。
コツは
- ヒモが重ならないように丁寧に巻くこと
- 投げる時はしっかり水平にすること
- 投げたら素早く紐を引き抜くこと
です。
はじめはなかなか難しい投げゴマですが、試行錯誤しながら少しずつ出来るようになると、達成感も味わえるので良いですね!
またくるくると回るコマはカラフルなものだと綺麗で子供たちも喜ぶかもしれません。
木でできたシンプルな状態のコマが売っていることも多いですが、その場合はペンで色を塗ってみたりするのも楽しいですね!
予算があらば園児1人1人のコマを用意して、自分で色を塗ってオリジナルのコマを作ることで、愛着も湧くようになるかもしれません。
外で楽しむ昔の遊び
色おに
鬼ごっこは外で楽しむ昔の遊びの定番といえるでしょう。昔の遊びと意識していなくても自然に遊んでいる子供たちも多いかもしれませんね。
今回は鬼ごっこの中でも色鬼を解説します。
まず鬼を1人決めます。
鬼以外の人は「色いろな〜にいろ?」などと鬼に聞きます。
例えば鬼が「水色!」と指定したら鬼以外の人は急いで水色を見つけて触らなければなりません。
鬼役の人は皆が水色を見つける前に誰かにタッチをして鬼役を交代します。その後タッチされた新しい鬼役の人で同じことを繰り返します。
もしタッチする前に全員が水色に触れた場合は、鬼は違う色を指定して、その間に追いかけてタッチするという繰り返しです。
この色鬼は地域によっても色々かルールがあるようです。
鬼が追いかけるのは3秒間を空けなければならなかったり、鬼役自身の持ち物の色を言うのは反則だったり、ルールを相談してから遊んでみると良いですね!
だるまさんが転んだ(アレンジバージョン)
だるまさんが転んだも、保育に取り入れてる園や子どもたちが自然に遊んでいることも多いかもしれません。
遊び方も有名なので、今回は細かなルールは省略して遊びのアレンジ方法をいつくかご紹介します!
まずは鬼への近づきかたのアレンジです。
例えば、動物になりきって、うさぎのようにぴょんぴょん跳ねたりして鬼に近づくというルールを加えてみると面白いのではないでしょうか。最初は保育士が再現してみると良いかもしれません!
面白い動きで子供たちの笑いも起こるかもしれませんね!
続いて「だるまさんが、〇〇」アレンジもおすすめです。
例えば、鬼が「だるまさんが、〇〇」(〇〇は動物や人など真似できるもの)といったら、〇〇の真似をして止まらなければならないというルールにして遊びます。
遊んでいるうちに動物のまねが上手になっていくかもしれませんね!
以上がだるまさんが転んだのアレンジ例でした!
このだるまさんが転んだですが、「動いた!」「動いてない」の言い争いで喧嘩が始まることが多々あります。
このような時は保育士が間に入って話し合いをしてみると良いでしょう。話し合いで決まれば1番良いですし、最終的にはじゃんけんで決めても良いですね。
大切なのは少々納得がいかない気持ちがありつつも、気持ちに折り合いをつけるということ。
このような気持ちの整理は集団遊びを通して得られる大きな学びといえそうです。
新聞紙で作った輪っかでケンケンパ
けんけんぱは、運動能力はもちろん、リズム感覚も楽しめる遊びなのでおすすめです。
まずはわっかをケンケンパのリズムになるように準備します。
(ケン→片足 パ→両足 なので「ケンパ ケンパ ケンケンパ」であれば輪っかは「1、2、1、2、1、1,2」と用意します。)
この輪っかですが、フラフープのようなものがあればそれでも良いのですが、なかなか沢山用意するのは難しいかもしれません。そんなときには新聞紙で手作りするというのもおすすめです。
新聞紙を1枚を丸めて棒状にします。そして両脇をセロテープで止めれば完成!
新聞紙で作った輪っかなので硬くなく、転んでしまっても痛くないので安全でもありますね!
年齢別おすすめの昔の遊び
いっぽんばしこちょこちょ(0~1歳児におすすめ)
0~1歳児は親や保育士と触れ合って楽しめる遊びがおすすめです。今回はいっぽんばしこちょこちょをご紹介します。
「いっぽんばし こちょこちょ♪」
(子供の手のひらの上に指を1本立ててこちょこちょくすぐる)
「すべって たたいて つねって♪」
(手のひらの上で優しくたたいたりつかんでみる)
「かいだんのぼって♪」
(手のひらから腕を通り肩に向かって2本の指を登らせる)
「こちょこちょ~~~」
(脇の下などを優しくこちょこちょする)
こちょこちょで笑いが止まらなくなる子供たちも多いです!
何度か繰り返し遊んでいると、「かいだんのぼって♪」のところで子供たちは目をキラキラさせて「次はこちょこちょくるかな~」とワクワクした視線で見つめてくることもあるでしょう!
可愛い反応で、何度も繰り返し遊んであげたくなります。
ゴム飛び(2~3歳児におすすめ)
ゴム飛びは、その名の通り長いゴムを使って、ジャンプしたりまたいだりして楽しむ遊びです。
棒などを使っても同じことが出来ますが、ゴムであれば伸縮性があり、転んだ時にも安全です。
長いゴムなんてないよ!という園もあるかもしれませんが、その場合は普通の輪ゴムを連結させて作ることもできます。途中でゴムの一部が切れてしまっても、輪ゴムであればすぐに修復できるので嬉しいですね!
遊び方は、最初は保育士2人がゴムの端をそれぞれもって、「このゴムを飛び越えてみよう!」「ジャンプしてみよう」などと声をかけてみましょう。
少しずつ園児たちが慣れてきたら高さを高くしてみたりするのも良いですね。
高い位置のゴムを飛び越えられたら園児たちも達成感を味わうことができるでしょう。
また子供たちが知っている歌など音楽を流しながら、リズムに合わせて飛び越えたりジャンプするのも盛り上がるかもしれません!
あぶくたった(4~5歳児におすすめ)
大勢で盛り上がるあぶくたったをご紹介します。
1.おにをジャンケンで決める
2.おにはしゃがんで両手で目を隠す
3.おに以外の子は手をつないで鬼の周りをぐるぐるとまわる。
4. 歌を歌う
♪あーぶくたった 煮えたった 煮えたかどうだか 食べてみよう
♪むしゃむしゃむしゃ(おにの方を向き、食べる真似)
♪まだ煮えない(首を横に降り、片手を顔の前で左右に揺らす)
※これを何回か繰り返す
5.4.を何回か繰り返し、むしゃむしゃむしゃの後に
♪もう煮えた
♪ごはんを食べて 歯磨きをして おふろに入って 電気を消して(歌の歌詞に合わせてジェスチャー)
♪おやすみなさーい(寝るジェスチャー)
6.おには輪の外側に出て、輪の外から内側に向かって、ノックをする。
♪トントントン
7.寝ている子たちは ♪なんのおと? と聞く。
8.おには、「風の音」「何かが落ちた音」などと答える。寝ている子たちは、「あーよかった。」と言ってまた寝る。
※6~8を繰り返す。
9.6~8を何回か繰り返した後にどこかのタイミングで「おばけの音」「おにがきた!」と言う。そうしたら寝ているこたちは一斉に逃げ出す
10.ここからは普通の鬼ごっこと同じで、鬼はみなを追いかけて誰かをタッチ。鬼を交代してもう一度遊んでみる、という流れです。
まとめ
いかがでしたか?
昔の遊びは室内でじっくり楽しめるものから、外で走り回るものなど種類が豊富です。歌が出てくる遊びも多く綺麗な日本語や言葉あそびを覚えるにも良い機会かもしれませんね!
ぜひ子供たちが楽しめそうなものをチョイスして保育園で遊んでみてはいかがでしょうか。
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