目次
はじめに
自己㏚とは何か
就職活動においてよく耳にする自己㏚。自己㏚とは自分の良さをアピールして伝えるもので企業に自分を売り込むためのものと認識していけばよいです。
自分の能力かつ人柄について自身の経験をもとに伝えることが重要です。
さらに保育士さんであれば、その保育園に自分が入るとどのようなメリットが生じるのか、活躍できるのか、、、そういったことを伝えていくということになります。
自己㏚の重要性
上記で示したように自己㏚は就職活動において様々な場面で必要とされるものと分かります。特に、事前に提出する履歴書や実際に面と向かって話す面接で非常に重要な役割を果たします。
つまり、自己㏚が上手く伝われば採用率が一気にアップするというわけです。就活には自己㏚が不可欠ですね!
ここでは保育士さんになりたい方、再就職を目指す方のための自己㏚のコツを紹介していきます。
保育士の自己㏚【準備編】
自己分析/他己分析をしよう
自己㏚に必要なことの一つが「自己分析」と呼ばれるものです。一般企業への就活生も熱心に取り組んでいる印象があります。
「私はこんな人です!」ということをアピールするために「自分はいったいどんな人なのか」を分析していきます。
長所がわかるとともに短所も見えてくると思います。実はここで重要なのは自己分析から見えてくる自分の真の姿。「保育士」という職業とのマッチングを図るもののほかに、自身の大きなアピールポイント、また実際の保育園選びにも大きな助けになります。自分を正しく理解することは働くうえで非常に重要です。
また、自己分析の祭はメモに書きだすことを忘れずに!専用のノートを作ることもお勧めします。
また、余裕があれば周囲の人に自分について聞いてみる「他己分析」をしてみてもいいかもしれません。著者もしてもらったことがあるのですが、知人の方が自分のことを良く知っている場合もあったので、自分の「強み」「弱み」を聞いてみてください!
志望する保育園の特徴を知ろう
保育園にはそれぞれ特徴があります。当り前ですが、園風があるのでそのポイントを押さえておく必要があります。
そして何より、自分がどこの保育園に合ってどこの保育園は合わないのか、これを自己分析とともにしっかりと把握しておかなければなりません。
これが出来ないと採用率が、ぐんと下がります。今一度、自分の志望する保育園の特徴を踏まえ、自分との相性について分析していく事をお勧めします。
ここ保育士くらぶの運営する保育求人ガイドでは各保育園の求人情報から特徴が確認できます。また、園の見学のお知らせや役立つ情報が豊富なので保育士を目指してる方は必見です。ぜひ、クリックして参考にしてくださいね。
保育士の自己㏚【書き方編】
これがあるといい?
保育園への自己㏚で特に使えるもの、この特徴が当てはまるといいかも!というのを紹介します。
その1 体力がある人
基本的なことですが幼児を相手にするお仕事として外せないのがこの点です。走り回ったり、泣いたり、遊んだり、、常に全力で向き合わなければなりません。
また、行事の頻度も多く、その準備も体力を使います。また現在、コロナウイルスの流行でわかるように感染症にも気を貼らなければならないのが現実です。園児に移さないという意味でも自身の体調管理は欠かせませんね。
その2 感受性豊かな人
幼い子供たちはまだまだ知らないことが多く、好奇心も旺盛です。そんな子供たちに新しいことや不思議なことを教えてあげ、時には一緒に考える事が大人の役割です。
これらの点からいっても、子どもたちの気持ちに寄り添える感受性は欠かせません。自身も様々なことに興味や関心を持ち、子どもたちの成長を後押しできる、そんな先生が必要です。
その3 ピアノ・歌・ダンスが得意や好きな人
園児たちと歌など音楽を使って交流することが欠かせない保育士さん。
園ではピアノを弾きながら歌を歌うことも少なくありません。ピアノや歌が苦手な方は練習して簡単なものは最低限出来るようになりましょう。
また、ダンスに関しても子供たちとの遊びや行事で非常にいいお手本になるため、保育士としての可能性を広げてくれる大きな長所と言えます。
その4 責任感・管理能力が高い人
保育士の仕事は大変な仕事です。体力が必要であるということも含め、離職率は比較的高い職業です。しかし、一度保育士として働けば、自身が受け持つ子供たちとその保護者の方々、、と多くの関わりが生じ、責任も伴ってきます。また、園では、「よそのお子さんを預かっている」という点も忘れてはいけません。まだまだ小さい子供を自分の手で預かっているということを常に自覚している必要があります。そのため、すぐに投げ出したり長続きしないタイプ、また時間やスケジュールの管理が苦手であればあるほど保育士として任せることが難しくなってきます。
保育士にとって、「責任」や「管理能力」はあらゆる点でつきものなのです。
その5 人と話すのが好きな人・コミュニケーション能力が高い人
保育園では園児とのコミュニケーションはもちろん、同僚の先生との話し合い、行事決め、保護者の方との関係もあります。
小さい子供から同僚、子育てをする保護者といった幅広い世代とのコミュニケーションが必須となる保育士にとって、会話が得意な人は大きなポイントと言えます。そのため、「誰とでもすぐ仲良くなれる」や「幅広い人脈」といったことも同時に良いポイントと言えます。
気を付ける点
自己㏚の強みにおいて、「これはダメ」というものはありません。しかしその一方で、単純に「責任感がある」「音楽性に優れている」「体力がある」などを並べるだけではいけないのです。
大事なことは、その強みが自身の経験でどう役に立ち、これから保育士になったらその強みをどう活かしていけるのか、ということを説明できなければなりません。履歴書であればその説明を書く必要があります。
今すぐ使える!保育士の自己㏚【例文】
自己㏚の書き方を例文と共に紹介していきます。ここでは新卒と中途についてを取り上げていきます。中途に関しては、子育てを経て保育士に再就職する方向けのものをご紹介します。
新卒の場合【例】
① アピールポイント:責任感と管理能力がある。
② エピソード:学生時代にテニス部で部長を務めた。しかし、先輩が引退してから部の成績は著しく低下した。そこで私は部長として責任をもち、部の成績向上のためトレーニングメニューや練習時間の見直しを徹底して行うことに努めた。
③ その結果どうなったか:大会では、見事に目標の5位以上順位を上げることを達成した。チームをまとめ統率し結果を出すことが出来た。
④ 今後活かせること:チームのリーダーである部長としてチームをまとめ、統率したことでチームの成績を上げることが出来た経験から、責任感や管理能力を持って子どもたちと触れ合える。
私には責任感と管理能力があります。学生時代にテニス部で部長を務めた経験があります。しかし、先輩が引退してから部の成績は著しく低下してしまいました。そこで私は部長として責任感を持ち、部の成績向上のためトレーニングメニューや練習時間の見直しを徹底して行うことに努めました。その結果、大会では見事に目標の5位以上順位を上げることを達成出来ました。チームをまとめ統率し結果を出した経験から、保育園では責任感や管理能力を持って子どもたちと触れ合うことが出来ると自負しております。
中途の場合(子育てを経験して)【例】
① アピールポイント:ピアノや歌に長けている。
② エピソード:子供を産んで、ピアノや歌など音楽に触れながら子育てをしている。(してきた)
③ その結果どうなったか:自分が実際に子育てを経験してみて、ピアノや歌をより広く知ったと同時に子供の感受性の変化を実感した。
④ 今後活かせること:子育てを通して得たピアノや歌に関する知識や自身の経験を保育園での子供たちとの関わりで活かしていきたい。
私はピアノや歌などの音楽性に優れていると自負しております。私自身、数年前に子供を産み、初の子育てが始まりました。その中で、ピアノや歌など音楽の重要性を自身の子供の感受性の変化で実感しました。さらに、私も独学で様々なピアノや歌に挑戦し多くの知識を得ることが出来ました。実際の子育てから学んだ経験と養えた知識を、保育園での子供たちとの関わりで活かしていきたいと考えます。
構成のポイントとしては、結論から入り(自分のアピールしたいこと)、それにまつわる経験、その経験を通してどうなったか、その経験は保育園でどう生かせるか(役立つか)の流れを取ることです。
最後に~まとめ~
保育士の自己㏚についていかがだったでしょうか。どんな職を志望しても自己㏚はつきものな一方で、考えることは非常に難しいですよね。
しかし自分が元々持っているものというよりはアピールしたいものを熱意をもっていかに伝えられるか、ということが重要です。採用側はみな同じ人間です。面接であれば、「この園に入りたいんだ!」という強い意志を伝えて、志望する園への採用を掴み取りましょう。