毎月おたよりを書いていると、「今回は何を書こう…」とネタに悩むこともありますよね。そんなときは、おたより文例集を参考にしてみましょう!この記事では、保育園で使える7月のおたより文例を、行事別や年齢別に分けてご紹介します。7月は七夕やプール遊び、夏ならではの自然とのふれあいなど、季節感あふれる話題がたくさんあります。また、子どもたちが暑さに負けず元気いっぱいに過ごす様子や、夏の行事を通して育まれる成長の姿も見どころです。文例を参考にしながら、保護者の方に季節の移り変わりや園での様子が伝わるおたよりを作ってみましょう!
7月のおたより文例【行事やイベント】
七夕
7月に入り、園庭には色とりどりの短冊や七夕飾りのついた笹が飾られています。子どもたちは「お星さまが見えますように」「好きなごはんをたくさん食べられますように」などとそれぞれ願いを込めて短冊を書いていましたよ。
7月7日は七夕です。七夕当日の保育園では、七夕の由来について絵本で読み聞かせをしたあと、天の川をイメージしたお星さまゼリーを食べる予定です。ぜひご家庭でも七夕についてのお話をして、「織姫さまと彦星さまは会えたかな?」と夜空を見上げてみてくださいね。
海の日
7月21日の海の日にちなんで、園では海の生き物や自然についての絵本や図鑑を楽しんでいます。子どもたちは「クラゲってフワフワしているんだね!」などと興味津々な様子でした。
海の日に向けて、子どもたちと海の生き物に関する製作活動を行いました。カラフルな魚やタコ、クラゲなどを折り紙や絵の具で自由に表現し、保育室はにぎやかな海の世界になりました。子どもたち同士で自分が作った作品について話す様子も見られました。
プール遊び
7月に入り、本格的な夏の暑さとともに、子どもたちが楽しみにしていたプール遊びが始まりました。子どもたちが「つめたーい!」とはしゃぐ声が園庭に響いています。みんな水の感触を楽しみながらとても生き生きと遊んでいましたよ。
プール遊びが始まり、最初は少しドキドキしていた子たちも少しずつ水に慣れてきました。水に顔をつけられる子たちも出てきて、昨年からの成長が見られています。安全面には十分配慮しながら、無理なく楽しく水遊びを進めてまいります。
夏祭り
園内では夏祭りを行いました。ヨーヨー釣りや輪投げ、かき氷屋さんなど、子どもたちは目を輝かせながら屋台を巡って楽しんでいました。日本の季節行事を楽しみながら、お友達とのかかわりも深まる素敵な1日となったようです。
夏祭りの日に向けて、園内には子どもたち手作りの提灯やうちわが飾られました。子どもたちは「ぼくの提灯あったよ!」「このうちわは可愛くできたんだよ!」と嬉しそうな様子を見せてくれました。自分たちで作った飾りが会場を彩ることで、行事への期待がより一層高まっているようです。
お泊り保育
子どもたちが楽しみにしていたお泊り保育を実施しました。いつもと違う夜の園に少しドキドキしながらも、お友達や先生と一緒に過ごす特別な時間に、笑顔がたくさん見られました。
お泊り保育では、荷物の整理や着替え、就寝準備など、自分のことは自分でやる子どもたちの姿が多く見られました。「自分でできた!」という達成感に満ちた表情は、自立へと踏み出す1歩を感じさせてくれました。
7月のおたより文例【年齢別】
0歳児
七夕に向けて、かわいい足型や手型で飾り作りを行いました。短冊は保護者の皆様からいただいた願い事を添えて、にぎやかな笹飾りが完成しました。保育室に揺れる笹を不思議そうに見上げる姿や、キラキラの飾りに手を伸ばす様子がとても微笑ましかったです。
保育園での生活にも慣れ、保育士との信頼関係が深まってきました。お気に入りのおもちゃを見つけたり、ハイハイやつかまり立ちに挑戦したりと、日々の生活の中で小さな成長がたくさん見られています。
1歳児
暑い日が続く中、子どもたちは毎日の水遊びを楽しみにしているようです。バケツやじょうろから流れる水を浴びてみたり、水面をたたいてぱちゃぱちゃと遊んだりと、全身で水の感触を楽しんでいます。はじめは水を嫌がっていた子も、今では自ら笑顔で水を浴びに来るようになりました。
子どもたちが自分の思いを表現しようとする姿が増えてきました。「いや」「もっと」などの簡単な言葉で気持ちを伝えたり、身の回りのことに挑戦しようとする意欲も育まれています。
2歳児
セミの鳴き声や色とりどりの夏の草花に、子どもたちは毎日たくさんの発見をしています。園庭では「ミーンミーンっていってる!」「あっちにお花あった!」と、目を輝かせながら自然と触れ合う姿が見られます。
年長さんのお泊り保育を見て、「おにいちゃんたちすごいね」「○○もみんなとねんねしたい」と憧れるような姿が見られました。年上の子たちに刺激を受け、自分で着替えたり荷物を持ったりする場面も増えてきています。
3歳児
海の日にちなみ、魚やカニ、クラゲなど、海の生き物に親しむ製作や絵本の読み聞かせを行いました。図鑑や絵本を見ながら興味津々の子どもたち。絵の具で海の色を表現したり、ハサミで魚を切ったりと、手先を使った活動にも意欲的に取り組んでいました。
園庭やお散歩の中で、子どもたちは夏の自然にたくさん触れています。ひまわりの背がぐんぐん伸びる様子を毎日楽しみに観察し、「きのうより大きくなった!」と小さな変化に気づく姿も見られました。自然との触れ合いを通して、季節の移り変わりや”気づく力”がぐんと育っているように感じます。
4歳児
園内で行われた夏祭りごっこでは、子どもたちが店員やお客さんになりきって楽しみました。「いらっしゃいませ!」「これ1つください!」と元気な声が飛び交い、やり取りの中で言葉や表現力も豊かになってきています。行事を通して、お友達と協力する喜びや達成感をたくさん味わえたようです。
衣服の着脱や身の回りの支度を、自分でしようとする姿が増えてきました。「じぶんでできたよ!」「ボタンもとめられた!」という達成感が子どもたちの自信につながっています。まだ難しいこともありますが、「手伝って」と言葉で伝える力も育ってきています。
5歳児
子どもたちは、お泊り保育に向けて期待と少しのドキドキを胸に準備を進めています。「じぶんでおふとんしいてみる!」「おうちの人いなくてもがんばる!」と、自分の力でやろうとする気持ちが育ってきています。この経験が、子どもたちにとって大きな自信と成長につながることを願っています。
お友達との関係がますます深まり、一緒に遊ぶ中でのやりとりがとても豊かになってきました。「かして」「いいよ」「じゅんばんね」と言葉を交わしながら、相手の気持ちを考えて行動する姿が見られます。ときには意見のぶつかり合いもありますが、自分の思いを伝えたり相手の話を聞いたりする中で、折り合いをつける経験も増えてきました。
7月のおたより文例は他にも!
時候の挨拶
本格的な夏の訪れとともに、園庭には元気な笑い声とともにセミの合唱が響くようになりました。子どもたちは帽子をかぶり、水筒を手に、暑さの中でも興味をもって戸外あそびを楽しんでいます。水の冷たさや風の心地よさなど、夏ならではの感覚を全身で味わいながら、ひとつひとつの遊びに夢中になっている姿がとてもいきいきとしています。これからも夏の自然や行事にふれながら、子どもたちの感性や好奇心を育んでいきたいと思います。
七夕飾りが風に揺れる中、子どもたちは短冊に願いを込めながら、季節の行事に親しんでいます。7月は夏の訪れとともに、水や風とふれあう遊びがますます楽しくなる時期です。園ではプールや水遊び、日陰での休息など、子どもたちの体調を見ながら無理のない活動を心がけています。たくさん遊んで、しっかり休んで、暑さに負けず元気に夏を過ごしていけるよう見守ってまいります。
熱中症について
日中の気温が急激に上がり、熱中症予防のためこまめな水分補給や休息を大切にしながら日々の保育を行っています。園では帽子の着用や衣服の調整、涼しい室内での活動への切り替えなどにも配慮しています。ご家庭でも登園前の体調チェックや水筒の持参など、ご協力をよろしくお願いいたします。
保育園でできる熱中症対策について、詳しくは以下の記事も参考にしてみてくださいね。
感染症について
暑さとともに、プール熱や手足口病など夏特有の感染症が流行しやすい時期になりました。園では、手洗いや消毒、室内の換気を徹底し、感染予防に努めています。発熱や発疹、下痢などの症状が見られる際は、無理をせず早めの受診や登園の見合わせにご協力をお願いいたします。ご家庭と連携しながら、子どもたちが安心して過ごせる環境づくりを心がけてまいります。体調の変化に気づいた際は、些細なことでもお気軽にご相談ください。
保育園でできる感染症対策について、詳しくは以下の記事も参考にしてみてくださいね。
保護者へのお願い
これからの季節、子どもたちが楽しみにしているプール遊びが始まります。安全に活動を行うため、当日の朝はお子さまの体調確認と検温を必ずお願いいたします。発熱や咳、皮膚のトラブルなどがある場合には、無理をせずお休みまたは見学とさせていただきます。また、水着や帽子、タオルなどの持ち物には名前の記入、当日の忘れ物がないようご確認ください。
保育園での水遊びについて、注意点など詳しくは以下の記事も参考にしてみてくださいね。
おたよりを書くときのポイントは?
1つの文章には1つの話題
保育園のおたよりを書くときのポイントとして、1つの文章には1つの話題にすることがあげられます。あれもこれもと情報を詰め込んでしまうと、文章が長くなり読みにくくなってしまいます。読み手も内容をうまく整理できず、読み進めるうちに疲れてしまうこともあるでしょう。伝えたいことが多い場合は、文章を短く区切ったり、段落を分けたりして、読みやすさを意識することが大切ですよ。シンプルで伝わりやすい構成を心がけましょう。
結論を先に書く
また、結論を先に書くことも大切なポイントです。結論を先に書くことで、伝えたい内容を一目で理解することができるでしょう。プレゼンテーションなどでよく用いられるPREP法を使うのもオススメです。PREP法とは、Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)の順番で文章を構成する方法のことです。伝えたいことを明確に伝えるためには、文章の構成や順序を意識することがとても重要ですね。
まとめ
文例を参考に季節感満載のおたよりを作ろう!
いかがでしたか?今回は、保育園で使える7月のおたより文例を行事別や年齢別で詳しくご紹介しました。毎月のネタ探しに悩んだときは、季節の行事や子どもたちの日常の中に目を向けてみると、新たなヒントが見つかるかもしれません。七夕やプール遊び、夏本番を迎える7月は、子どもたちの活き活きとした姿を伝える絶好のタイミングです。季節感を取り入れながら、保護者の方の心に届くあたたかなおたより作成に、ぜひ今回の文例を役立ててみてください。