保育の導入に手遊びをすると、子供達は次の行動に移行しやすくなりますよ。次は何をするのかなとワクワクしながら、今している行動を終えて切り替えることができます。今回年齢に分けて導入に最適な手遊びのアイデアをご紹介します。製作前や絵本の読み聞かせの前、片付けを行う前など場面に合わせて手遊びを使い分けましょう。手遊びの歌詞にアレンジを加えたり、速度を徐々に速くするとより楽しくなりますよ。
【0~2歳向け】保育の導入に最適な手遊びのアイデア
子どもをひきつける手遊び「はじまるよ」
絵本の読み聞かせや活動を始める前に、はじまるよを歌うと子供たちがひきつけられて自然と集まってくれます。行事や季節に合わせて、数字の後の歌をアレンジすると楽しいですね。
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<歌詞>
はじまるよ はじまるよ
はじまるよったら はじまるよ
いちと いちで
にんじゃだよ ドロン
にと にで
かにさんだよ ちょき~ん
さんと さんで
ねこのひげ にゃお~
よんと よんで
たこのあし ひゅ~
ごと ごで
とりさんだよ ぱたぱたぱた~
集合する時に最適な手遊び「パンダうさぎコアラ」
パンダうさぎコアラは最初はゆっくりのリズムで、徐々にリズムを早くして歌いましょう。歌の途中でもう一回やってみようなど声をかけるとより楽しくなりますよ。
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<歌詞>
おいで おいで おいで おいで
パンダ パンダ
おいで おいで おいで おいで
うさぎ うさぎ
おいで おいで おいで おいで
コアラ コアラ
パンダ うさぎ コアラ
おいで おいで おいで おいで
パンダ パンダ
おいで おいで おいで おいで
うさぎ うさぎ
おいで おいで おいで おいで
コアラ コアラ
パンダ うさぎ コアラ
パンダ うさぎ コアラ
パンダ うさぎ コアラ
パンダ うさぎ コアラ
パンダ うさぎ コアラ
パンダ うさぎ コアラ
パンダ うさぎ コアラ
作詞:高田ひろお 作曲:乾裕樹
静かになる手遊び「ぼうがいっぽん」
ぼうがいっぽんは落ち着いた音程とリズムが特徴の歌です。場面に合わせて曲をアレンジするとゲーム性が出て楽しいですよ。
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<歌詞>
お手手を1と1
ぼうが1本 ぼうが1本
ぼうが2本でトントントン
上を向いて下を向いて
右を向いて左向いて
ピアノはどこだ そこー
ぼうが1本 ぼうが1本
ぼうが2本でトントントン
上を向いて下を向いて
右を向いて左向いて
〇〇ちゃんはどこだ ここー
お手手を1と1
ぼうが1本 ぼうが1本
ぼうが2本でトントントン
上を向いて下を向いて
右を向いて左向いて
〇〇先生はどこだ そこー
絵本の導入に最適な手遊び「おはなし」
ぼうがいっぽんは落ち着いた音程とリズムが特徴の歌です。場面に合わせて曲をアレンジするとゲーム性が出て楽しいですよ。
おはなしは絵本の導入に最適な手遊びです。短い手遊びですが、子供達の注目を集め、手遊びが終わると絵本を静かに聞こうとする姿勢ができていますよ。まだざわざわしているなと感じたら何回か歌ってみると良いですよ。どんなお話が始まるかな〜と声かけて興味を引くのも効果的です。
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<歌詞>
おはなし おはなし
ぱちぱち ぱちぱち
うれしいはなし 楽しいはなし
しっ!しっ!しっ!しっ!
静かに聞きましょう
全身を使う手遊び「あたまかたひざ ポン」
あたま・かた・ひざぽんでは、体のパーツをタッチして全身を使って遊びます。子どもが頭に痛みを覚え保育士さんに伝える時など体のパーツを覚えていると、体調を崩した時に早く対応ができますよね。年齢に合わせてお腹やおへそなどの言葉に置き換えるなどアレンジをしましょう。
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<歌詞>
あたま・かた・ひざ・ぽん
ひざポン・ひざポン
あたま・かた・ひざ・ぽん
ひざポン・ひざポン
目・耳・鼻・口う
乳児から楽しめる「てをたたきましょう」
てをたたきましょうは3つの表情表現を知ることができます。子どもは大人の表情をよく見ているので、表情をころころと変える先生の姿を見て喜んでくれますよ。
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<歌詞>
てをたたきましょう
タンタンタン タンタンタン
あしぶみしましょう
タンタンタンタン タンタンタン
わらいましょう
アッハッハ
わらいましょう
アッハッハ
アッハッハ アッハッハ
ああ おもしろい
てをたたきましょう
タンタンタン タンタンタン
あしぶみしましょう
タンタンタンタン タンタンタン
おこりましょう
ウンウンウン
おこりましょう
ウンウンウン
ウンウンウン ウンウンウン
ああ おもしろい
てをたたきましょう
タンタンタン タンタンタン
あしぶみしましょう
タンタンタンタン タンタンタン
なきましょう
エンエンエン
なきましょう
エンエンエン
エンエンエン エンエンエン
ああ おもしろい
簡単で短い手遊び「あがりめ さがりめ」
あがりめさがりめはアレンジしやすい手遊びで、動物の名前を変えて遊ぶこともできますよ。短く簡単でまだ小さな子供も遊びやすいので、隙間時間に利用してみてくださいね。
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<歌詞>
あがりめ さがりめ
ぐるっと まわって ねこの目
あがりめ さがりめ
ぐるっと まわって たぬきの目
あがりめ さがりめ
ぐるっと まわって きつねの目
あがりめ さがりめ
ぐるっと まわって パンダの目
折り紙の導入に最適な手遊び「とんとんとんとんひげじいさん」
とんとんとんとんひげじいさんもとんとんとんとんの後をアレンジすることができます。これから製作する名前に変えて歌うと、製作に興味を持ってくれるかもしれません。折り紙を作る前の準備曲としてお勧めです。
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<歌詞>
とん とん とん とん ひげじいさん
とん とん とん とん こぶじいさん
とん とん とん とん てんぐさん
とん とん とん とん めがねさん
とん とん とん とん 手はうえに
きらきらきらきら 手はおひざ
とん とん とん とん ひげじいさん(びよーん)
とん とん とん とん こぶじいさん(ぽろっ)
とん とん とん とん てんぐさん(ぽきっ)
とん とん とん とん めがねさん(ずるっ)
とん とん とん とん 手はうえに
きらきらきらきら 手はおひざ
【3~5歳向け】保育の導入に最適な手遊びのアイデア
大人数で楽しめる手遊び「グーチョキパーでなにつくろう」
じゃんけんのルールが理解できるようになる年齢は3歳ごろと言われています。2歳頃からグーやパーなどを手で表すことができるので、早い段階で手遊びをして感覚に慣れておきましょう。
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<歌詞>
グー チョキ パーで
グー チョキ パーで
なにつくろう なにつくろう
みぎては チョキで
ひだりても チョキで
ねこさん ねこさん
グー チョキ パーで
グー チョキ パーで
なにつくろう なにつくろう
みぎては パーで
ひだりても パーで
はとさん はとさん
グー チョキ パーで
グー チョキ パーで
なにつくろう なにつくろう
みぎては グーで
ひだりても グーで
ゴリラ ゴリラ
グー チョキ パーで
グー チョキ パーで
なにつくろう なにつくろう
みぎては グーで
ひだりては チョキで
かたつむり かたつむり
定番の手遊び「おおきなたいこ」
大きな太鼓と小さな太鼓を交互に鳴らすイメージをして手遊びをしてみましょう。
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<歌詞>
おおきなたいこ どーん どーん
ちいさなたいこ とんとんとん
おおきなたいこ ちいさなたいこ
どーん どーん とんとんとん
おおきなたいこ どーん どーん
ちいさなたいこ とんとんとん
おおきなたいこ ちいさなたいこ
どーん どーん とんとんとん
おおきなたいこ どーん どーん
ちいさなたいこ とんとんとん
おおきなたいこ ちいさなたいこ
どーん どーん とんとんとん
手遊びで数字が覚えられる「すうじのうた」
子供は2、3歳ごろから数字の形がわかるようになり、4歳前後で数字を理解できるようになります。手遊びを通して数字を覚えましょう。
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<歌詞>
すうじの1は なーに
こうばの えんとつ(モクモク)
すうじの2は なーに
おいけの がちょう(ガーガー)
すうじの3は なーに
あかちゃんの おみみ(ピクピク)
すうじの4は なーに
かかしの ゆみや(ビュンビュン)
すうじの5は なーに
おうちの かぎよ(ガチャガチャ)
すうじの6は なーに
たぬきの おなか (ポンポコリン)
すうじの7は なーに
こわれた ラッパ (プッププー)
すうじの8は なーに
たなの ダルマ (ゴロンゴロン)
すうじの9は なーに
おたまじゃくし (スイスイ)
すうじの10は なーに
えんとつと おつきさま(オシマイ)
食育に最適な「おべんとうばこのうた」
子供は3歳になると何を食べているのか、好みの食べ物と苦手な食べ物の区別がつくようになります。この時期に食育を始めると、食事への関心が高まり食事を楽しむ気持ちや社会性を育てますよ。おべんとうばこのうたにはさまざまな食材の名前が出てくるので、食育に役立てましょう。
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<歌詞>
これっくらいの おべんとばこに
おにぎり おにぎり ちょいとつめて
きざみしょうがに ごましおふって
にんじんさん さくらんぼさん
しいたけさん ごぼうさん
あなのあいた れんこんさん
すじのとおった ふき
盛り上がる手遊び「ふたりのこびと」
定番の手遊びではなく新しい手遊びに挑戦したい保育士さんにお勧めな手遊びは、ふたりのこびとです。新しい手遊びを取り入れて楽しみましょう。
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<歌詞>
ふたりのこびと ふたりのこびと
おやまにのぼった すべりだい シュー!
ふたりのこびと ふたりのこびと
きのこにのっかった トランポリン ピョンピョン
ふたりのこびと ふたりのこびと
はっぱでおひるね おとしあな アー!
ふたりのこびと ふたりのこびと
おはなにかくれんぼ 見えてるけどね マー!
作詞:鈴木翼・福田翔、作曲:鈴木翼ふたりのこびと ふたりのこびと
おやまにのぼった すべりだい シュー!
ふたりのこびと ふたりのこびと
きのこにのっかった トランポリン ピョンピョン
ふたりのこびと ふたりのこびと
はっぱでおひるね おとしあな アー!
ふたりのこびと ふたりのこびと
おはなにかくれんぼ 見えてるけどね マー!
作詞:鈴木翼・福田翔、作曲:鈴木翼ふたりのこびと ふたりのこびと
おやまにのぼった すべりだい シュー!
ふたりのこびと ふたりのこびと
きのこにのっかった トランポリン ピョンピョン
ふたりのこびと ふたりのこびと
はっぱでおひるね おとしあな アー!
ふたりのこびと ふたりのこびと
おはなにかくれんぼ 見えてるけどね マー!
作詞:鈴木翼・福田翔、作曲:鈴木翼
お友達と競いながらできる手遊び「アルプス一万尺」
アルプス一万尺はお友達や先生と一緒に楽しめる手遊びです。いかに早くアルプス一万尺ができるか競い合ったりなどスピード勝負している子どもの姿も見られます。
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<歌詞>
アルプス一万尺 小槍の上で
アルペン踊りを さぁ 踊りましょ
ランラ ラン ラン ラン ラン ラン ラン
ランラ ラン ラン ラン ラン ラン
ランラ ラン ラン ラン ラン ラン ラン
ラン ラン ラン ラン ラン
保育の導入に手遊びを活用する理由
手遊びでこれから行う内容が理解できる
手遊びでこれから行う内容を子供達に伝えることができますよ。例えばはじまるよの手遊びでは、歌詞をアレンジして工作やゲームをはじめるよと伝えることができます。他にも絵本の読み聞かせを始める前はこの曲といったように定番の曲を作ると、次の行動が分かりやすく生活習慣を学ぶことにも繋がります。他にも子供一人一人の好きな手遊びを把握しておくと、隙間時間や集合してほしい時に大活躍してくれますよ。
まとめ
保育の導入に手遊びを活用して楽しく遊びましょう
保育の導入に手遊びを取り入れると、覚えたい生活習慣が自然に身に付きます。また動物の名前や食材の名前など多くの単語を知ることも遊びながらできますね。今回紹介したアイデアの中で特に、パンダうさぎコアラやあたまかたひざ ポン、アルプス一万尺など体を大きく使う手遊びが人気ですよ。年齢や発達に合わせて手遊びの難易度を選ぶことが大切ですね。季節や活用場面に合わせて手遊びを活用してくださいね。
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