児童指導員の履歴書の書き方は?面接のポイントも紹介!【自己PR・志望動機・中途・新卒・転職】

放課後デイサービスや、入所施設で働く児童指導員。療育に興味がある人の中には、児童指導員になりたいと考えている人もいますよね。他の職種と同じように、児童指導員として働く際も履歴書の提出が求められる場合があります。この記事では、児童指導員として働く際の履歴書の書き方を紹介していきます。自己PRの書き方や面接でのポイントも紹介していくので、児童指導員として働きたいと考えている人はぜひ参考にしみてください。

児童指導員の履歴書の書き方【新卒】

志望動機

新卒の場合の志望動機は、なぜ児童指導員を目指そうと思ったのか、自分自身の経験を踏まえて書くのが良いですよ。施設を志望する理由も併せてアピールできると良いですね。

例文

学習支援のボランティアに関わった経験から、子供と関わる仕事に就きたいと考えるようになりました。貴施設で実習を行った際には、細やかな配慮に基づいた支援が印象的でした。障害を持っていたり、家庭の事情で困難な学習環境にある子供に対しては、1人1人に寄り添った支援を続けることが大切だと考えるため、貴施設を希望します。

自己PR 

新卒の場合は、仕事の経験がないことがほとんどですよね。そのため、自己PRでは人柄や長所が伝わるように書くのがおすすめです。それらの特徴を、児童指導員としてどのように活かせるのかを書けたらなお良いでしょう。

例文

私は1つの課題に対して粘り強く取り組むことができるという強みがあります。高校2年生のときに携わった学習支援のボランティアでは、学校の勉強についていくことが難しい子供に対して、通常2か月のボランティア期間であるところ、半年間サポートを続けました。なぜなら、初めの1ヶ月はコミュニケーションが上手く取れず、2か月では成果が出ないと感じたためです。児童指導員として働く際も、長期的な目線で支援を続けることに注力していきたいと考えています。

学歴

新卒の場合、学歴は高校入学から書くのが一般的です。施設によって中学入学からの学歴を求められる場合もあるので、その場合は指示に従いましょう。西暦と和暦はどちらでも良いですが、揃えて記載するのがマナーです。また、高校名や大学名などは省略せず、正式名称で記載するようにしてくださいね。

例文

2017年4月 私立○○高等学校 入学
2020年3月 私立○○高等学校 卒業
2020年4月 △△大学◇◇学部□□学科 入学
2024年 3月 △△大学◇◇学部□□学科 卒業見込み

保育士くらぶ

児童指導員の履歴書の書き方【中途】

志望動機

中途で児童指導員を目指す場合には、前職での経験を盛り込むのが良いでしょう。どんな仕事をしてきたのか、その上でなぜ転職を考えているのかを伝えられると良いですね。

例文

大学を卒業後、発達支援センターで5年間勤務していました。多くの子供と触れ合うことができた一方、1人1人の子供と向き合う時間が少ないことに葛藤を感じていました。貴施設は、福祉施設の中でも少人数の定員を設けており、子供たちと深い関係を築きながら指導ができると考え、志望しました。

自己PR

中途の人が自己PRを行う場合には、前職で具体的にどのような成果を上げたのかを説明すると良いでしょう。即戦力やスキルをアピールするのもおすすめです。

例文

以前勤務していた発達支援センターでは、特に気性が荒く、指導に不安がある子との関係構築に注力しました。心を開いてくれるようになるまでには時間がかかりましたが、根気強く接し続けることで、他の子供との関係性も改善しました。貴施設でも、子供に寄り添った姿勢で支援を行っていきたいです。

職歴

中途で児童指導員を志望する場合は、今までのの職歴も書く必要があります。アルバイト経験を書く必要はありません。複数の会社を経験している場合は、全ての会社名を書くようにしましょう。西暦と和暦のどちらでも良いですが、学歴と揃えて書くのがマナーです。入職時期と退職時期については、月まで正確に記してくださいね。

例文

2015年4月 社会福祉法人△△保育園 入職
2020年3月 一身上の都合により退職
2020年4月 株式会社○○ 入職
現在に至る

免許・資格

中途で児童指導員に転職する場合は、免許や資格を持っている人も多いでしょう。免許や資格は、自分が持つスキルをわかりやすく会社側に伝えることができるものです。持っているのであれば、履歴書に書くのがおすすめですよ。職歴と同様に、取得した年月と一緒に正式名称で記載するようにしましょう。

例文

2015年3月 保育士資格 取得
2015年8月 普通自動車第一種運転免許 取得
2020年3月 幼稚園教諭第一種免許状 取得
2024年3月 介護福祉士 取得見込み

自己PRを書くときのポイント

自分の体験をもとに書く

ここからは、自己PRを履歴書に書くときのポイントを紹介します。1つ目のポイントは、自分の体験をもとに書くということです。自己PRは自分の強みや特徴を伝えるためのものですよね。自分の強みを活かして何かを成し遂げた経験があれば、それを書くようにしましょう。実際に強みが活かされた場面を伝えることで、アピールポイントをより具体的に示すことができます。大きな出来事である必要はありません。ささいなことでも良いので、自分ならではの体験を盛り込んでみると良いでしょう。

施設の魅力を伝える

自己PRを書くときには、施設の魅力を伝えることも大切です。採用する側は、自分の施設で働きたいと思っている人を採用したいですよね。「どこでも良いからとりあえず働きたい…」と思っている人よりも、「この施設だから働きたい!」と思っている人に働いてもらいたいはずです。そのため、自分が思う施設の魅力をしっかり伝えるようにしましょう。他の施設ではなく、なぜこの施設で働きたいと思うのかを説明することが大切ですよ。

将来像を明確にする

自己PRには、その施設での自分の将来像も盛り込むと良いでしょう。施設側は、せっかく採用した人にはできるだけ長く働いてほしいと思っているはずです。そのため、その施設でどんな目標を持って働いていくのか、どんな指導員になりたいのか、将来像を伝えると良いでしょう。「しっかり将来のことを考えて勤務先を選んでいるんだな、長く働いてくれそうだな」と感じてもらうことができますよ。

他の応募者との差別化を図る

自己PRで最も重要なポイントは、他の応募者との差別化を図る、ということです。採用担当者は、日々多くの応募者の履歴書を見ていますよね。そのため、ありふれた自己PRでは目にとまらず、面接まで進むことができないかもしれません。大切なのは、自分にしか書けない強みや経験を書くことです。自分はどんなことができるのか、どんな経験をしてきたのか、他の人とは違う部分を強調して書くようにしましょう。差別化を図ることで、採用側にも熱意が伝わりやすくなりますよ。

手書きとパソコンどっちが良い?

応募先に応じて対応する

履歴書を書くときに、手書きとパソコンのどちらで作成するか迷う人もいますよね。結論から言うと、どちらでも構いません。応募先から指定がない限り、自分が得意とする方で作成するのが良いでしょう。こだわりたい場合は、応募先によって対応するのも1つの手です。例えば、デジタル化に力を入れている施設であれば、パソコンで作成した履歴書の方が好感度が高いかもしれません。一方で、児童指導員は文字を書く作業も多い職種です。掲示物を手書きで作成したり、保護者との連絡ノートを記入したりもしますよね。手書きの履歴書を提出することで、綺麗な文字をアピールすることもできるでしょう。

提出する際の注意点

誤字脱字がないかどうか

履歴書を提出する際には、誤字脱字が無いかの確認を必ず行いましょう。手書きでもパソコンでも、うっかりミスはあり得ます。自分で何度か読み直した後は、他の人に確認してもらうのもおすすめです。自分では気がつかなかった誤字脱字が見つかる場合もありますよ。誤字脱字が1つあったからといって、すぐに不合格になる訳ではありません。しかし、確認漏れがある人としてマイナスなイメージを持たれてしまう可能性もあります。もったいないことで不合格にならないためにも、十分な確認を行ってくださいね。

提出方法に指定はないか

履歴書を出すときに注意しなければならないのが、提出方法に指定がないかどうか、ということです。応募先によって、履歴書の提出方法を指定している場合があります。郵送で送るのか、メールで出すのか、あるいは事前に用意されたフォームに記入するのか、様々な提出方法がありますよね。以前は紙での提出が主流だった履歴書ですが、最近はメールでのやり取りも増えています。提出方法を間違えることがないように、しっかり確認しましょう。履歴書の書式が指定されている場合もあるので、併せて確認するようにしてください。

面接では何が見られるのか?

コミュニケーション能力

ここからは、履歴書を提出した後の面接について紹介していきます。面接では、履歴書と違って直接採用担当者と話す必要がありますよね。そこでは、何を見られているのでしょうか。初めに挙げられるのが、コミュニケーション能力があるかどうかということです。直接対話をすることによって、相手とスムーズに話すことができるか、職場の人間と上手くやっていくことができるか、などをチェックしています。

人柄

採用担当者は、面接で相手がどんな人柄なのか知りたいと思っています。履歴書に書いてあることだけでは、その人が本当はどんな人なのかを知ることは難しいですよね。実際に話をすることで、履歴書だけではわからない、その人の強みや弱みを知ることができます。話し方や表情にも、人柄は現れるものです。面接では緊張してしまう人も多いと思いますが、リラックスして普段の自分で挑むことがポイントだと言えるでしょう。

履歴書の内容

面接では、履歴書の内容を深堀されることもありますよ。履歴書には、文字数やスペースに制限がありますよね。そのため、自己PRや志望理由など、伝えたいことを伝えきれないこともあります。採用側も、もっと詳しく話を聞きたいと思うこともあるでしょう。履歴書に書いたことをそのまま述べるのではなく、具体性を高めながら話すと良いですよ。自分が持つ強みが活かせる場面や、前職での経歴など、履歴書では書ききれなかった情報を伝えるチャンスとも言えますね。

まとめ

基本的なポイントを押さえて魅力が伝わる履歴書を作成しよう

ここまで、児童指導員として働く際の履歴書の書き方について、例文を交えながらポイントを紹介してきました。いかがだったでしょうか。履歴書を書く際には、自分の経験を交えながら自己PRをすることが大切です。職歴や学歴、取得免許などについては、正式名称と正確な年月を記載することを忘れずに。誤字脱字についても、1度のみならず何度も確認するのがおすすめです。志望理由については、面接でもしっかりと答えられるように準備しておくのが良いでしょう。基本的なポイントを押さえて、自分の魅力が伝わる履歴書が書けると良いですね。

保育士くらぶ

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