保育園留学とは？【プラン・費用・日程・期間・一時預かり・仕事・こども園】

みなさんは保育園留学という言葉を耳にしたことがありますか？保育園留学についてあまり知らない、保育園留学という言葉を聞いたことがないという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、保育園留学とはそもそも何なのかや、保育園留学に参加するプラス面とマイナス面など、保育園留学について詳しく解説します。子供に何か特別な体験をさせてあげたいと考えている親御さんはぜひ参考にしてみてくださいね。

保育園留学とは？

他の地域の保育園に通い家族で滞在すること

保育園留学とは、住んでいる地域とは他の地域の保育園に家族で滞在することです。保育園留学中は、その地域ならではの暮らしを体験することができ、子供たちにとっても貴重な経験となるでしょう。受けれる地域にとっても、人口創出のきっかけとなり、参加者と受け入れ地域、お互いwin-winな関係となっています。また、保育園留学は保育園の一時預かり制度を利用しています。一時預かり制度とは、保育園に空きがあれば、その園に所属していない子供でも、一時的に預かってもらえる制度のことです。保育園留学に参加している保育園は、もとから一時預かり制度を実施している園のため、スムーズに受け入れてもらえるでしょう。
※保育園留学®は、保育園留学を運営する株式会社キッチハイクの商標です。

保育園留学のプラン内容と日程

プラン内容

保育園留学には、以下のようなプランが含まれています。

日程

保育園留学の期間は1週間と2週間から選ぶことができます（受け入れ地域によってはどちらかに限られる場合あり）。しかし、留学先によっては3週間や4週間の長期受け入れをしてくれるところもあります。保育園の連携との都合上、日曜日に留学開始、土曜日に留学終了が基本。留学中は、平日は保育園に通い、休日は家族での時間を過ごすことができます。その地域ならではの楽しみ方が多くあるため、保育園での活動だけでなく、休日もめいっぱい楽しむことができるでしょう。

保育園留学の子供にとってのプラス面

大自然の中でのびのびと暮らすことができる

保育園留学には、子供と大人の両方にとってプラスの面が多くあります。子供にとってのプラス面一つ目は、大自然の中でのびのびと暮らすことができることです。保育園留学を行っている園の多くは山や川、海などの自然豊かな場所にあります。普段都会に住んでいて自然と触れ合う機会の少ない子供にとってはとても新鮮なものでしょう。また、広大な敷地により、思いっきり体を動かすこともできます。大自然ならではの空間で解放感を感じられると良いですね。

新たな経験を通して子供が成長できる

二つ目は、新たな経験を通して子供が成長できることです。保育園留学を行っている園では、農業や郷土料理の調理、動物の飼育、海での遊びなど、都会では経験できないプログラムを多く用意しています。このような経験を通して、新たな価値観や考え方に出会うことができるでしょう。保育園留学を通して、大自然の中でのびのびと暮らし、新たな経験をたくさんすることで、心身両面での成長が期待できます。

保育園留学の大人にとってのプラス面

リモートで働ける環境が整っている

大人にとってのプラス面一つ目は、リモートで働ける環境が整っていることです。保育園留学は子供だけでなく、保護者も一緒に参加するため、仕事の心配をしなければならないでしょう。しかし、保育園留学の宿泊施設の大半ではWi-Fi環境が整備されており、留学期間中もリモートで働くことができます。また、宿泊施設の近辺にコワーキングスペースがある場所も多くあります。普段とは違う環境で仕事をすることで、新たなアイデアが浮かんでくるかもしれませんね。

移住前のおためしができる

大人にとってのプラス面二つ目は、移住前のおためしができることです。もし、移住を検討している地域が保育園留学を受け入れていた場合、保育園留学をその土地で暮らすおためしの機会とすることができます。引っ越しをする際、子供がその土地や保育園になじめるかどうかは不安の一つでしょう。また、大人たちにとっても、その地域の生活のしやすさは気になるポイントです。保育園留学でおためしをすることで、移住前に不安な点をなくすことができますね。

保育園留学の子供にとってのマイナス面

慣れない環境にストレスや不安を感じることがある

プラス面が多くある一方、保育園留学にはマイナス面もあります。子供にとってのマイナス面は、慣れない環境にストレスや不安を感じてしまうことです。子供たちの中には、繊細で新しい環境に慣れるのに時間がかかる子がいるでしょう。そのような子にとっては、せっかくの保育園留学が嫌な思い出となってしまうかもしれません。緊張しいだったり、新しい環境が苦手だったりする子には、どのようなところに行き、どんなことをするのか事前に説明することで、心構えをすることができるでしょう。

保育園留学の大人にとってのマイナス面

費用がかかる

大人にとってのマイナス面は、大きな額の費用がかかることです。前述したように、保育園留学のプラン料金約12万円～に加えて、滞在中の食費や移動費、休日の娯楽費など、保育園留学には多くの費用が必要です。しかし、お金を気にせず、子供にはたくさんの経験をさせてあげたいですよね。そのような場合、保育園留学を運営する会社の助成金制度や割引サービスを利用すると良いでしょう。費用を抑えながらも、子供に貴重な経験をさせてあげることができます。

保育園留学におすすめの園

認定こども園はぜる【北海道厚沢部町】

ここからは、保育園留学におすすめの園や地域を紹介します。まず始めに紹介するのは、北海道厚沢部町にある、認定こども園はぜるです。この園では、特に食育に力を入れています。園内には菜園があり、トマトやじゃがいもといった野菜を中心に育て、子供たちがお世話をするのが日常。また、厚沢部の特産野菜の栽培も行っており、育てた野菜をみんなで調理し、友達と一緒に食べることで、食の楽しさを学ぶことができるでしょう。

浦河フレンド森のようちえん【北海道浦河町】

次におすすめするのは、北海道浦河町にある、浦河フレンド森のようちえんです。この園では、自然体験を通しての学びに力を入れています。園舎の裏には約8ヘクタールの広大な森があり、子供たちは薪割りをしたり、生き物を探したりして自然と触れ合うことができます。また、浦河町は国内有数のサラブレッドの生産地。町内には約200の牧場に3,000頭以上の馬がいます。園内でも馬を2頭飼っており、子供たちは命の大切さも学ぶことができるでしょう。

認定こども園からふる【山形県庄内町】

山形県庄内町にある、認定こども園からふるも保育園留学におすすめの園です。山形県庄内町といえば、お米の町。園の周りにも大きな田んぼが広がっています。子供たちはあぜ道を歩いて、田んぼにいる生き物や稲穂の様子を観察することができます。冬には1メートル以上の雪が園庭に積もり、都心では体験できない雪遊びをすることもできるでしょう。また、家族で泊まる宿泊施設は米農家さんがオーナーのため、おいしいお米が食べ放題なのも嬉しいポイントです。

三田保育園【東京都青梅市】

遠くまでいくのはハードルが高いという人には、東京都青梅市にある、三田保育園がおすすめです。都心から約1時間半移動するだけで、たくさんの自然に出会うことができるでしょう。園の近くには多摩川が流れており、川までお散歩に行くこともあります。自然の中で遊ぶことの楽しさはもちろん、この園では自然の危険性も子供たちに伝えています。また、三田保育園では、モンテッソーリ教育を取り入れており、子供たちが興味のあることに自主的に取り組める環境が整っています。

上田インターナショナルスクール（UIS）【長野県上田市】

子供にグローバルな体験をさせてあげたいけれど、海外に行くのは難しいという人におすすめなのが、長野県上田市にある、上田インターナショナルスクール（UIS)。この園では、英語と日本語の両方を使用し、多文化多言語の環境の中で保育を行っています。先生や園に通う子供たちの中にも外国から来ている人がおり、日本にいながらも様々な価値観や多様性に触れることができるでしょう。もちろん、他の保育園留学の地域と同様、上田市の豊かな自然を楽しむこともできます。

東伊豆認定こども園【静岡県東伊豆町】

保育園留学をしてみたいけれど、やはり費用が気になるという人には、静岡県東伊豆町にある、東伊豆認定こども園がおすすめ。約13万円～と、比較的安価な値段で保育園留学に参加できます。東伊豆町には山や海などの豊かな自然があり、この園でも園庭よりも外で遊ぶ時間を大切にしています。特に、園のそばにあり、広大な芝生が広がるクロスカントリーコースでは、子供たちが思う存分体を動かすことができるでしょう。夏はプールや海も楽しむことができます。

里山子ども園 わたぼうし【島根県江津市】

とにかく自然の中で動き回りたい！という子供におすすめなのが、島根県江津市にある、里山こども園わたぼうし。海、山、川のすべてを楽しむことができます。毎日野外に出かけ、川で釣りをしたり、森の中でみんなでカレーを作ったりと、子供たちがやってみたいことにチャレンジします。また、この園では警報がでない限り、雨でも冬でも毎日野外に出かけます。冬に野外活動を行い、体が冷えてしまったときはみんなで五右衛門風呂。園でも古き良き伝統文化に触れることができます。

もぐし海のこども園【熊本県天草市】

最後におすすめするのは、熊本県天津市にある、もぐし海のこども園です。この園は名前の通り、茂串白浜海水浴場のそばにあり、子供たちは磯遊びや貝殻拾いを楽しむことができます。潮だまりにいる小さな魚やカニといった海の生き物を探すことも。また、園庭には遊具が一切なく、子供たちは自然のものから自分たちで遊びを見つけ出します。自分たちで考え工夫する創造力を養うことができるでしょう。

まとめ

保育園留学を通して子供の健やかな成長を促そう！

いかがでしたか？保育園留学に興味を持っていただけたでしょうか？この記事では、保育園留学について詳しく解説し、保育園留学におすすめの園や地域ついても紹介しました。保育園留学では、普段の生活では経験できない体験を通して、子供たちの大きな成長が期待できます。また、大人たちにとっても良いリフレッシュの機会となるでしょう。保育園留学という貴重な経験が家族みんなの一生の思い出となると良いですね。