エコマップ・ジェノグラムって何?
みなさんこんにちは!保育士くらぶ編集部です。
皆さんはエコマップやジェノグラムを知っていますか?
保育の現場でも使われるようになってきているので、聞いたことはあるけどいまいち分からない、実際に活用したことがない、そもそもやり方が分からないと言う人も多いのではないでしょうか。
エコマップやジェノグラムは、家族支援や適切な子育て支援をするために使用するツールで、人間関係が一目で分かるという特徴があります。
元々は高齢の方や障害を持った人の介護の分野で使われていましたが、現在は保育においても虐待対応などに役に立つとして注目されているツールです。
今回はエコマップとジェノグラムの書き方やポイントを紹介していきます。
ジェノグラムとは?
ジェノグラムとは、家系図のようなもので3世代以上の家族関係を図にしたものです。子どもの周囲の人間関係が図式化されることで視覚的に理解ができ、家族支援を行う時のキーポイントとなる人物を見つける材料にもなります。
性別や年齢、結婚や死別などのライフイベントも書き込んでいくこともポイントです。
エコマップとは?
エコマップは生態地図と呼ばれることもあり、1975年にアン・ハートマンが考案しました。
子どもと周りの人間関係だけではなく、保育園などの支援機関等の関係も図表に表したものです。
家族だけではなく、家族外の人や組織との関わりを明らかにして支援に必要なものを探るのに使用します。
エコマップとジェノグラムの違いは?
ここまでの説明でエコマップとジェノグラムが似ているように感じた人も居るかもしれませんが、意味は全く異なるものです。それぞれの特性を知り、活かすことで状況を把握しやすくなります。
ジェノグラムは血縁関係などの事実を元に作られています。一方、エコマップは周囲の情報や作成者の見方などの客観性が含まれるのが大きな違いです。
また、エコマップはジェノグラムよりも広い範囲の関係を表します。そのため、時間経過と共に支援する期間が変わるなど環境が大きく変わることもあります。ジェノグラムより関係性が変化しやすいので、変化に合わせて作成していくことが重要になります。
このように時間経過と共に記録を繰り返すことで現状把握だけではなく、保育士としての経験を積み、その引き出しにもなり、今度の保育の中で活かしていくことができるでしょう。
エコマップ・ジェノグラムの必要性
保育の現場では子どもや保護者の方一人ひとりと深く関わっていると思います。中には、言動が気になる子どもや、保護者の方から深刻な家庭問題の相談を受けたりとたくさんの問題に直面することも少なくはないと思います。それらを解決するためには、子どもや保護者の方が置かれている立場を理解したうえで、効果的な解決方法を探していかなければなりません。
しかし、家庭環境やそれを取り巻く人間関係が複雑ですぐに解決できない場合も多々あります。
そんなときに、環境を把握して適切な支援を行うために活用できるエコマップやジェノグラムが必要なのです。
どうやって保育に活かす?
エコマップとジェノグラムは、元々は高齢の方や障害を持った人の介護の分野で使われていました。
どんな支援が社会的支援を必要とする方に、必要なのかを探るためのツールとして使用されています。
保育の現場では、家庭環境の問題がある子どもや虐待の疑いがある子どもに対して、適切な支援はどのようなものなのかを考える為に使います。
子どもを通じた家族関係や、周囲の支援への理解を深めることができるため、より適切な支援方法を考える為にも役に立つと思います。
取り入れる利点は?
エコマップとジェノグラムは家庭環境や周囲との関係を把握することで、問題点を探ったり、解決が必要な点を見つけたりします。
例えば、虐待やネグレクトの可能性など、気づけないままでいると子どもに重大な影響を及ぼすような問題も、エコマップやジェノグラムを活用していることで気がつけることもあります。
また、誰が見ても分かりやすいように作られているので、エコマップとジェノグラムは子どもの現状を共有することにも役に立ちます。
子育ての協力体制を高めるためにも使用できるツールです!
ジェノグラムの書き方
では、実際にどのように書けばいいのかを紹介していきます。
ジェノグラムで使う記号
まず、初めにジェノグラムで使用する記号について一般的なものを紹介していきます。
性別

性別は、男性は四角、女性は丸、性別不明は三角で表記します。
年齢

年齢は図形の中か図形の下に記入します。
対象者

今回ジェノグラムを作るにあたって、理解を深めたい対象を二重線で表記します。
生死状況

図形を黒く塗りつぶすか、×印を書いて死亡を表します。
妊娠の有無

妊娠している場合は、丸の中に三角を書き入れて表します。
ジェノグラムの書き方
次にそれぞれの記号を用いて関係性を表す書き方を紹介します。
婚姻関係

婚姻関係は図形同士を実線で結びます。子どもが居る場合は結婚を表す線から下に引いて書きます。
別居・離婚

別居は結婚を表す線に一重斜線を引きます。

離婚は結婚を表す線に二重斜線を引きます。
同棲

同棲している場合は、波線で図形同士を繋ぎます。
再婚

再婚した場合は、対象となる人の図形から、さらに線を引いて表記します。

複数回離婚を繰り返している場合は、横につなげて表記します。
同居

同居している家族は、曲線で囲みます。
ジェノグラムの作成例

上の図は3歳の女児を対象にしたジェノグラムです。
母親は1度離婚をしていて、前夫との間には10歳になる女児がいる。
母と現夫との間には対象の3歳女児と5歳男児がいる。
母の前夫との間にできた10歳女児と、現夫との間にできた3歳女児と5歳男児と5人で暮らしている。
母方の祖父は亡くなっていて、祖母は1人暮らし
父方の祖母は1人暮らししていて、祖父は不明
このようにして、ジェノグラムで対象となる3歳女児を取り巻く関係性を表すことができます。
エコマップの書き方
次にエコマップの書き方を紹介します。
エコマップで使う記号
エコマップはジェノグラムよりもシンプルで、関係性によって違う線で○と○を結んで関係性を表します。
普通の関係

強い関係

弱い関係

対立関係

働きかけの方向

エコマップの書き方
では、実際にエコマップを書いてみましょう。
支援対象者のジェノグラムを中心に、先程紹介した記号を使って関係性を表します。

上の図では、5歳女児を対象にしたエコマップです。
5歳の対象児(本児)は継父との関係が悪い
という状況が読み取れます。
エコマップの作成例
最後に、エコマップの作成例を紹介します。
エコマップは時間経過と共に変化する状況をまとめているため、支援の回数を重ねるごとに作成します。なので、エコマップには作成した日付も書くようにしましょう。
また、ジェノグラムと同様に、同居している家族は図形全体を囲んで表現します。
エコマップの中心の円は家族ではなく対象児(本児)個人だけにする場合や、ジェノグラムを組み合わせて作成する場合など、作成方法も様々です。
今回紹介する例は、エコマップの中心の円はジェノグラムを組み合わせて作成します。
作成例の状況
・本児は母親と継父と継父の間にできた妹2人の計5人と同居している
・母親は本児のことを放任しがちである
・継父は本児に対して暴力を行っている疑いが濃厚である
・継父との間に生まれた3歳の妹とは非常に仲が悪い
・本児はあまり交友がなく、関わりは薄いが友達Aとは唯一関わっている
・本児の担任は本児を心配し、積極邸に支援を行う体制である
・近隣からの通報で児童相談所が家族にアプローチを行っている
・離婚した本児の父親とは音信不通のようである
・遠方に住んでいる母方の祖母は本児を気にかけてる

また、実際に保育の現場でエコマップを作成するときは、関係機関の連絡先を表記しておくと何かあったときや、引き継ぎの時にすぐに対応できるのでおすすめです。
エコマップ・ジェノグラム作成時のポイント
作成はパソコンでも手書きでも!
エコマップやジェノグラムを作成するときは、ExcelやPowerPointを用いてパソコンで簡単に作成できます。もちろん、手書きで作成しても大丈夫です。取り込みやすいと思える方法で作成するのが1番良いでしょう。
保護者との信頼関係が大切!
エコマップとジェノグラムを作成するには情報が必要になってきます。そこで、重要になってくるのが保護者との信頼関係です。なぜなら、必要な情報は保護者から聞き出さなくてはいけないからです。
まずは、関係性をしっかりと築くことを目指し、何でも相談に乗る姿勢を大切にしましょう。
表面的な問題視か分からないとき
エコマップやジェノグラムを作成しても、問題解決の糸口が見えないこともあります。そんなときは、子どもだけではなく、家族のジェノグラムとエコマップを作ってみると良いでしょう。
例えば、父親に問題がある場合、父親のエコマップとジェノグラムを作成し、重ね合わせてみます。子どもと家族のものを重ねてみることで、問題の原因が見えてくることもあります。
表面的な問題しか分からないときは、家族のエコマップとジェノグラムを作成し重ね合わせることで、より深く問題の原因を探ることができます。
もしかして虐待かも?と思ったら
様子が気になる園児がいて、エコマップやジェノグラムを作成しているうちに、「もしかして虐待かも…」と気づくことがあります。
虐待の疑いがあったときは、児童相談所にすぐに通告しましょう。
児童相談所に状況を説明するときエコマップとジェノグラムは役に立ちます。そのため、作った資料は捨てずにきちんと保管しておくようにしましょう。
まとめ
今回紹介したエコマップやジェノグラムは、状況や関係性を図にして書き表すことで頭の中を整理し、複雑な関係もシンプルに把握することができます。まず、状況を客観的に正しく理解する。そうすることで、解決の糸口に繋がるかもしれません。
しかし、状況を把握するだけではなく、子ども達のためにその後どうしていくかが重要です。
子ども達や保護者の方が出しているSOSを見逃さないように、日頃からしっかり目を配り、情報収集を行いましょう。
是非今回紹介したことを参考に、エコマップやジェノグラムを活用してみてください!

年齢は図形の中か図形の下に記入します。
対象者

今回ジェノグラムを作るにあたって、理解を深めたい対象を二重線で表記します。
生死状況

図形を黒く塗りつぶすか、×印を書いて死亡を表します。
妊娠の有無

妊娠している場合は、丸の中に三角を書き入れて表します。
ジェノグラムの書き方
次にそれぞれの記号を用いて関係性を表す書き方を紹介します。
婚姻関係

婚姻関係は図形同士を実線で結びます。子どもが居る場合は結婚を表す線から下に引いて書きます。
別居・離婚

別居は結婚を表す線に一重斜線を引きます。

離婚は結婚を表す線に二重斜線を引きます。
同棲

同棲している場合は、波線で図形同士を繋ぎます。
再婚

再婚した場合は、対象となる人の図形から、さらに線を引いて表記します。

複数回離婚を繰り返している場合は、横につなげて表記します。
同居

同居している家族は、曲線で囲みます。
ジェノグラムの作成例

上の図は3歳の女児を対象にしたジェノグラムです。
母親は1度離婚をしていて、前夫との間には10歳になる女児がいる。
母と現夫との間には対象の3歳女児と5歳男児がいる。
母の前夫との間にできた10歳女児と、現夫との間にできた3歳女児と5歳男児と5人で暮らしている。
母方の祖父は亡くなっていて、祖母は1人暮らし
父方の祖母は1人暮らししていて、祖父は不明
このようにして、ジェノグラムで対象となる3歳女児を取り巻く関係性を表すことができます。
エコマップの書き方
次にエコマップの書き方を紹介します。
エコマップで使う記号
エコマップはジェノグラムよりもシンプルで、関係性によって違う線で○と○を結んで関係性を表します。
普通の関係

強い関係

弱い関係

対立関係

働きかけの方向

エコマップの書き方
では、実際にエコマップを書いてみましょう。
支援対象者のジェノグラムを中心に、先程紹介した記号を使って関係性を表します。

上の図では、5歳女児を対象にしたエコマップです。
5歳の対象児(本児)は継父との関係が悪い
という状況が読み取れます。
エコマップの作成例
最後に、エコマップの作成例を紹介します。
エコマップは時間経過と共に変化する状況をまとめているため、支援の回数を重ねるごとに作成します。なので、エコマップには作成した日付も書くようにしましょう。
また、ジェノグラムと同様に、同居している家族は図形全体を囲んで表現します。
エコマップの中心の円は家族ではなく対象児(本児)個人だけにする場合や、ジェノグラムを組み合わせて作成する場合など、作成方法も様々です。
今回紹介する例は、エコマップの中心の円はジェノグラムを組み合わせて作成します。
作成例の状況
・本児は母親と継父と継父の間にできた妹2人の計5人と同居している
・母親は本児のことを放任しがちである
・継父は本児に対して暴力を行っている疑いが濃厚である
・継父との間に生まれた3歳の妹とは非常に仲が悪い
・本児はあまり交友がなく、関わりは薄いが友達Aとは唯一関わっている
・本児の担任は本児を心配し、積極邸に支援を行う体制である
・近隣からの通報で児童相談所が家族にアプローチを行っている
・離婚した本児の父親とは音信不通のようである
・遠方に住んでいる母方の祖母は本児を気にかけてる

また、実際に保育の現場でエコマップを作成するときは、関係機関の連絡先を表記しておくと何かあったときや、引き継ぎの時にすぐに対応できるのでおすすめです。
エコマップ・ジェノグラム作成時のポイント
作成はパソコンでも手書きでも!
エコマップやジェノグラムを作成するときは、ExcelやPowerPointを用いてパソコンで簡単に作成できます。もちろん、手書きで作成しても大丈夫です。取り込みやすいと思える方法で作成するのが1番良いでしょう。
保護者との信頼関係が大切!
エコマップとジェノグラムを作成するには情報が必要になってきます。そこで、重要になってくるのが保護者との信頼関係です。なぜなら、必要な情報は保護者から聞き出さなくてはいけないからです。
まずは、関係性をしっかりと築くことを目指し、何でも相談に乗る姿勢を大切にしましょう。
表面的な問題視か分からないとき
エコマップやジェノグラムを作成しても、問題解決の糸口が見えないこともあります。そんなときは、子どもだけではなく、家族のジェノグラムとエコマップを作ってみると良いでしょう。
例えば、父親に問題がある場合、父親のエコマップとジェノグラムを作成し、重ね合わせてみます。子どもと家族のものを重ねてみることで、問題の原因が見えてくることもあります。
表面的な問題しか分からないときは、家族のエコマップとジェノグラムを作成し重ね合わせることで、より深く問題の原因を探ることができます。
もしかして虐待かも?と思ったら
様子が気になる園児がいて、エコマップやジェノグラムを作成しているうちに、「もしかして虐待かも…」と気づくことがあります。
虐待の疑いがあったときは、児童相談所にすぐに通告しましょう。
児童相談所に状況を説明するときエコマップとジェノグラムは役に立ちます。そのため、作った資料は捨てずにきちんと保管しておくようにしましょう。
まとめ
今回紹介したエコマップやジェノグラムは、状況や関係性を図にして書き表すことで頭の中を整理し、複雑な関係もシンプルに把握することができます。まず、状況を客観的に正しく理解する。そうすることで、解決の糸口に繋がるかもしれません。
しかし、状況を把握するだけではなく、子ども達のためにその後どうしていくかが重要です。
子ども達や保護者の方が出しているSOSを見逃さないように、日頃からしっかり目を配り、情報収集を行いましょう。
是非今回紹介したことを参考に、エコマップやジェノグラムを活用してみてください!

今回ジェノグラムを作るにあたって、理解を深めたい対象を二重線で表記します。
生死状況

図形を黒く塗りつぶすか、×印を書いて死亡を表します。
妊娠の有無

妊娠している場合は、丸の中に三角を書き入れて表します。
ジェノグラムの書き方
次にそれぞれの記号を用いて関係性を表す書き方を紹介します。
婚姻関係

婚姻関係は図形同士を実線で結びます。子どもが居る場合は結婚を表す線から下に引いて書きます。
別居・離婚

別居は結婚を表す線に一重斜線を引きます。

離婚は結婚を表す線に二重斜線を引きます。
同棲

同棲している場合は、波線で図形同士を繋ぎます。
再婚

再婚した場合は、対象となる人の図形から、さらに線を引いて表記します。

複数回離婚を繰り返している場合は、横につなげて表記します。
同居

同居している家族は、曲線で囲みます。
ジェノグラムの作成例

上の図は3歳の女児を対象にしたジェノグラムです。
母親は1度離婚をしていて、前夫との間には10歳になる女児がいる。
母と現夫との間には対象の3歳女児と5歳男児がいる。
母の前夫との間にできた10歳女児と、現夫との間にできた3歳女児と5歳男児と5人で暮らしている。
母方の祖父は亡くなっていて、祖母は1人暮らし
父方の祖母は1人暮らししていて、祖父は不明
このようにして、ジェノグラムで対象となる3歳女児を取り巻く関係性を表すことができます。
エコマップの書き方
次にエコマップの書き方を紹介します。
エコマップで使う記号
エコマップはジェノグラムよりもシンプルで、関係性によって違う線で○と○を結んで関係性を表します。
普通の関係

強い関係

弱い関係

対立関係

働きかけの方向

エコマップの書き方
では、実際にエコマップを書いてみましょう。
支援対象者のジェノグラムを中心に、先程紹介した記号を使って関係性を表します。

上の図では、5歳女児を対象にしたエコマップです。
5歳の対象児(本児)は継父との関係が悪い
という状況が読み取れます。
エコマップの作成例
最後に、エコマップの作成例を紹介します。
エコマップは時間経過と共に変化する状況をまとめているため、支援の回数を重ねるごとに作成します。なので、エコマップには作成した日付も書くようにしましょう。
また、ジェノグラムと同様に、同居している家族は図形全体を囲んで表現します。
エコマップの中心の円は家族ではなく対象児(本児)個人だけにする場合や、ジェノグラムを組み合わせて作成する場合など、作成方法も様々です。
今回紹介する例は、エコマップの中心の円はジェノグラムを組み合わせて作成します。
作成例の状況
・本児は母親と継父と継父の間にできた妹2人の計5人と同居している
・母親は本児のことを放任しがちである
・継父は本児に対して暴力を行っている疑いが濃厚である
・継父との間に生まれた3歳の妹とは非常に仲が悪い
・本児はあまり交友がなく、関わりは薄いが友達Aとは唯一関わっている
・本児の担任は本児を心配し、積極邸に支援を行う体制である
・近隣からの通報で児童相談所が家族にアプローチを行っている
・離婚した本児の父親とは音信不通のようである
・遠方に住んでいる母方の祖母は本児を気にかけてる

また、実際に保育の現場でエコマップを作成するときは、関係機関の連絡先を表記しておくと何かあったときや、引き継ぎの時にすぐに対応できるのでおすすめです。
エコマップ・ジェノグラム作成時のポイント
作成はパソコンでも手書きでも!
エコマップやジェノグラムを作成するときは、ExcelやPowerPointを用いてパソコンで簡単に作成できます。もちろん、手書きで作成しても大丈夫です。取り込みやすいと思える方法で作成するのが1番良いでしょう。
保護者との信頼関係が大切!
エコマップとジェノグラムを作成するには情報が必要になってきます。そこで、重要になってくるのが保護者との信頼関係です。なぜなら、必要な情報は保護者から聞き出さなくてはいけないからです。
まずは、関係性をしっかりと築くことを目指し、何でも相談に乗る姿勢を大切にしましょう。
表面的な問題視か分からないとき
エコマップやジェノグラムを作成しても、問題解決の糸口が見えないこともあります。そんなときは、子どもだけではなく、家族のジェノグラムとエコマップを作ってみると良いでしょう。
例えば、父親に問題がある場合、父親のエコマップとジェノグラムを作成し、重ね合わせてみます。子どもと家族のものを重ねてみることで、問題の原因が見えてくることもあります。
表面的な問題しか分からないときは、家族のエコマップとジェノグラムを作成し重ね合わせることで、より深く問題の原因を探ることができます。
もしかして虐待かも?と思ったら
様子が気になる園児がいて、エコマップやジェノグラムを作成しているうちに、「もしかして虐待かも…」と気づくことがあります。
虐待の疑いがあったときは、児童相談所にすぐに通告しましょう。
児童相談所に状況を説明するときエコマップとジェノグラムは役に立ちます。そのため、作った資料は捨てずにきちんと保管しておくようにしましょう。
まとめ
今回紹介したエコマップやジェノグラムは、状況や関係性を図にして書き表すことで頭の中を整理し、複雑な関係もシンプルに把握することができます。まず、状況を客観的に正しく理解する。そうすることで、解決の糸口に繋がるかもしれません。
しかし、状況を把握するだけではなく、子ども達のためにその後どうしていくかが重要です。
子ども達や保護者の方が出しているSOSを見逃さないように、日頃からしっかり目を配り、情報収集を行いましょう。
是非今回紹介したことを参考に、エコマップやジェノグラムを活用してみてください!

図形を黒く塗りつぶすか、×印を書いて死亡を表します。
妊娠の有無

妊娠している場合は、丸の中に三角を書き入れて表します。
ジェノグラムの書き方
次にそれぞれの記号を用いて関係性を表す書き方を紹介します。
婚姻関係

婚姻関係は図形同士を実線で結びます。子どもが居る場合は結婚を表す線から下に引いて書きます。
別居・離婚

別居は結婚を表す線に一重斜線を引きます。

離婚は結婚を表す線に二重斜線を引きます。
同棲

同棲している場合は、波線で図形同士を繋ぎます。
再婚

再婚した場合は、対象となる人の図形から、さらに線を引いて表記します。

複数回離婚を繰り返している場合は、横につなげて表記します。
同居

同居している家族は、曲線で囲みます。
ジェノグラムの作成例

上の図は3歳の女児を対象にしたジェノグラムです。
母親は1度離婚をしていて、前夫との間には10歳になる女児がいる。
母と現夫との間には対象の3歳女児と5歳男児がいる。
母の前夫との間にできた10歳女児と、現夫との間にできた3歳女児と5歳男児と5人で暮らしている。
母方の祖父は亡くなっていて、祖母は1人暮らし
父方の祖母は1人暮らししていて、祖父は不明
このようにして、ジェノグラムで対象となる3歳女児を取り巻く関係性を表すことができます。
エコマップの書き方
次にエコマップの書き方を紹介します。
エコマップで使う記号
エコマップはジェノグラムよりもシンプルで、関係性によって違う線で○と○を結んで関係性を表します。
普通の関係

強い関係

弱い関係

対立関係

働きかけの方向

エコマップの書き方
では、実際にエコマップを書いてみましょう。
支援対象者のジェノグラムを中心に、先程紹介した記号を使って関係性を表します。

上の図では、5歳女児を対象にしたエコマップです。
5歳の対象児(本児)は継父との関係が悪い
という状況が読み取れます。
エコマップの作成例
最後に、エコマップの作成例を紹介します。
エコマップは時間経過と共に変化する状況をまとめているため、支援の回数を重ねるごとに作成します。なので、エコマップには作成した日付も書くようにしましょう。
また、ジェノグラムと同様に、同居している家族は図形全体を囲んで表現します。
エコマップの中心の円は家族ではなく対象児(本児)個人だけにする場合や、ジェノグラムを組み合わせて作成する場合など、作成方法も様々です。
今回紹介する例は、エコマップの中心の円はジェノグラムを組み合わせて作成します。
作成例の状況
・本児は母親と継父と継父の間にできた妹2人の計5人と同居している
・母親は本児のことを放任しがちである
・継父は本児に対して暴力を行っている疑いが濃厚である
・継父との間に生まれた3歳の妹とは非常に仲が悪い
・本児はあまり交友がなく、関わりは薄いが友達Aとは唯一関わっている
・本児の担任は本児を心配し、積極邸に支援を行う体制である
・近隣からの通報で児童相談所が家族にアプローチを行っている
・離婚した本児の父親とは音信不通のようである
・遠方に住んでいる母方の祖母は本児を気にかけてる

また、実際に保育の現場でエコマップを作成するときは、関係機関の連絡先を表記しておくと何かあったときや、引き継ぎの時にすぐに対応できるのでおすすめです。
エコマップ・ジェノグラム作成時のポイント
作成はパソコンでも手書きでも!
エコマップやジェノグラムを作成するときは、ExcelやPowerPointを用いてパソコンで簡単に作成できます。もちろん、手書きで作成しても大丈夫です。取り込みやすいと思える方法で作成するのが1番良いでしょう。
保護者との信頼関係が大切!
エコマップとジェノグラムを作成するには情報が必要になってきます。そこで、重要になってくるのが保護者との信頼関係です。なぜなら、必要な情報は保護者から聞き出さなくてはいけないからです。
まずは、関係性をしっかりと築くことを目指し、何でも相談に乗る姿勢を大切にしましょう。
表面的な問題視か分からないとき
エコマップやジェノグラムを作成しても、問題解決の糸口が見えないこともあります。そんなときは、子どもだけではなく、家族のジェノグラムとエコマップを作ってみると良いでしょう。
例えば、父親に問題がある場合、父親のエコマップとジェノグラムを作成し、重ね合わせてみます。子どもと家族のものを重ねてみることで、問題の原因が見えてくることもあります。
表面的な問題しか分からないときは、家族のエコマップとジェノグラムを作成し重ね合わせることで、より深く問題の原因を探ることができます。
もしかして虐待かも?と思ったら
様子が気になる園児がいて、エコマップやジェノグラムを作成しているうちに、「もしかして虐待かも…」と気づくことがあります。
虐待の疑いがあったときは、児童相談所にすぐに通告しましょう。
児童相談所に状況を説明するときエコマップとジェノグラムは役に立ちます。そのため、作った資料は捨てずにきちんと保管しておくようにしましょう。
まとめ
今回紹介したエコマップやジェノグラムは、状況や関係性を図にして書き表すことで頭の中を整理し、複雑な関係もシンプルに把握することができます。まず、状況を客観的に正しく理解する。そうすることで、解決の糸口に繋がるかもしれません。
しかし、状況を把握するだけではなく、子ども達のためにその後どうしていくかが重要です。
子ども達や保護者の方が出しているSOSを見逃さないように、日頃からしっかり目を配り、情報収集を行いましょう。
是非今回紹介したことを参考に、エコマップやジェノグラムを活用してみてください!

妊娠している場合は、丸の中に三角を書き入れて表します。
ジェノグラムの書き方
次にそれぞれの記号を用いて関係性を表す書き方を紹介します。
婚姻関係

婚姻関係は図形同士を実線で結びます。子どもが居る場合は結婚を表す線から下に引いて書きます。
別居・離婚

別居は結婚を表す線に一重斜線を引きます。

離婚は結婚を表す線に二重斜線を引きます。
同棲

同棲している場合は、波線で図形同士を繋ぎます。
再婚

再婚した場合は、対象となる人の図形から、さらに線を引いて表記します。

複数回離婚を繰り返している場合は、横につなげて表記します。
同居

同居している家族は、曲線で囲みます。
ジェノグラムの作成例

上の図は3歳の女児を対象にしたジェノグラムです。
母親は1度離婚をしていて、前夫との間には10歳になる女児がいる。
母と現夫との間には対象の3歳女児と5歳男児がいる。
母の前夫との間にできた10歳女児と、現夫との間にできた3歳女児と5歳男児と5人で暮らしている。
母方の祖父は亡くなっていて、祖母は1人暮らし
父方の祖母は1人暮らししていて、祖父は不明
このようにして、ジェノグラムで対象となる3歳女児を取り巻く関係性を表すことができます。
エコマップの書き方
次にエコマップの書き方を紹介します。
エコマップで使う記号
エコマップはジェノグラムよりもシンプルで、関係性によって違う線で○と○を結んで関係性を表します。
普通の関係

強い関係

弱い関係

対立関係

働きかけの方向

エコマップの書き方
では、実際にエコマップを書いてみましょう。
支援対象者のジェノグラムを中心に、先程紹介した記号を使って関係性を表します。

上の図では、5歳女児を対象にしたエコマップです。
5歳の対象児(本児)は継父との関係が悪い
という状況が読み取れます。
エコマップの作成例
最後に、エコマップの作成例を紹介します。
エコマップは時間経過と共に変化する状況をまとめているため、支援の回数を重ねるごとに作成します。なので、エコマップには作成した日付も書くようにしましょう。
また、ジェノグラムと同様に、同居している家族は図形全体を囲んで表現します。
エコマップの中心の円は家族ではなく対象児(本児)個人だけにする場合や、ジェノグラムを組み合わせて作成する場合など、作成方法も様々です。
今回紹介する例は、エコマップの中心の円はジェノグラムを組み合わせて作成します。
作成例の状況
・本児は母親と継父と継父の間にできた妹2人の計5人と同居している
・母親は本児のことを放任しがちである
・継父は本児に対して暴力を行っている疑いが濃厚である
・継父との間に生まれた3歳の妹とは非常に仲が悪い
・本児はあまり交友がなく、関わりは薄いが友達Aとは唯一関わっている
・本児の担任は本児を心配し、積極邸に支援を行う体制である
・近隣からの通報で児童相談所が家族にアプローチを行っている
・離婚した本児の父親とは音信不通のようである
・遠方に住んでいる母方の祖母は本児を気にかけてる

また、実際に保育の現場でエコマップを作成するときは、関係機関の連絡先を表記しておくと何かあったときや、引き継ぎの時にすぐに対応できるのでおすすめです。
エコマップ・ジェノグラム作成時のポイント
作成はパソコンでも手書きでも!
エコマップやジェノグラムを作成するときは、ExcelやPowerPointを用いてパソコンで簡単に作成できます。もちろん、手書きで作成しても大丈夫です。取り込みやすいと思える方法で作成するのが1番良いでしょう。
保護者との信頼関係が大切!
エコマップとジェノグラムを作成するには情報が必要になってきます。そこで、重要になってくるのが保護者との信頼関係です。なぜなら、必要な情報は保護者から聞き出さなくてはいけないからです。
まずは、関係性をしっかりと築くことを目指し、何でも相談に乗る姿勢を大切にしましょう。
表面的な問題視か分からないとき
エコマップやジェノグラムを作成しても、問題解決の糸口が見えないこともあります。そんなときは、子どもだけではなく、家族のジェノグラムとエコマップを作ってみると良いでしょう。
例えば、父親に問題がある場合、父親のエコマップとジェノグラムを作成し、重ね合わせてみます。子どもと家族のものを重ねてみることで、問題の原因が見えてくることもあります。
表面的な問題しか分からないときは、家族のエコマップとジェノグラムを作成し重ね合わせることで、より深く問題の原因を探ることができます。
もしかして虐待かも?と思ったら
様子が気になる園児がいて、エコマップやジェノグラムを作成しているうちに、「もしかして虐待かも…」と気づくことがあります。
虐待の疑いがあったときは、児童相談所にすぐに通告しましょう。
児童相談所に状況を説明するときエコマップとジェノグラムは役に立ちます。そのため、作った資料は捨てずにきちんと保管しておくようにしましょう。
まとめ
今回紹介したエコマップやジェノグラムは、状況や関係性を図にして書き表すことで頭の中を整理し、複雑な関係もシンプルに把握することができます。まず、状況を客観的に正しく理解する。そうすることで、解決の糸口に繋がるかもしれません。
しかし、状況を把握するだけではなく、子ども達のためにその後どうしていくかが重要です。
子ども達や保護者の方が出しているSOSを見逃さないように、日頃からしっかり目を配り、情報収集を行いましょう。
是非今回紹介したことを参考に、エコマップやジェノグラムを活用してみてください!
婚姻関係

婚姻関係は図形同士を実線で結びます。子どもが居る場合は結婚を表す線から下に引いて書きます。
別居・離婚

別居は結婚を表す線に一重斜線を引きます。

離婚は結婚を表す線に二重斜線を引きます。
同棲

同棲している場合は、波線で図形同士を繋ぎます。
再婚

再婚した場合は、対象となる人の図形から、さらに線を引いて表記します。

複数回離婚を繰り返している場合は、横につなげて表記します。
同居

同居している家族は、曲線で囲みます。
ジェノグラムの作成例

上の図は3歳の女児を対象にしたジェノグラムです。
母親は1度離婚をしていて、前夫との間には10歳になる女児がいる。
母と現夫との間には対象の3歳女児と5歳男児がいる。
母の前夫との間にできた10歳女児と、現夫との間にできた3歳女児と5歳男児と5人で暮らしている。
母方の祖父は亡くなっていて、祖母は1人暮らし
父方の祖母は1人暮らししていて、祖父は不明
このようにして、ジェノグラムで対象となる3歳女児を取り巻く関係性を表すことができます。
エコマップの書き方
次にエコマップの書き方を紹介します。
エコマップで使う記号
エコマップはジェノグラムよりもシンプルで、関係性によって違う線で○と○を結んで関係性を表します。
普通の関係

強い関係

弱い関係

対立関係

働きかけの方向

エコマップの書き方
では、実際にエコマップを書いてみましょう。
支援対象者のジェノグラムを中心に、先程紹介した記号を使って関係性を表します。

上の図では、5歳女児を対象にしたエコマップです。
5歳の対象児(本児)は継父との関係が悪い
という状況が読み取れます。
エコマップの作成例
最後に、エコマップの作成例を紹介します。
エコマップは時間経過と共に変化する状況をまとめているため、支援の回数を重ねるごとに作成します。なので、エコマップには作成した日付も書くようにしましょう。
また、ジェノグラムと同様に、同居している家族は図形全体を囲んで表現します。
エコマップの中心の円は家族ではなく対象児(本児)個人だけにする場合や、ジェノグラムを組み合わせて作成する場合など、作成方法も様々です。
今回紹介する例は、エコマップの中心の円はジェノグラムを組み合わせて作成します。
作成例の状況
・本児は母親と継父と継父の間にできた妹2人の計5人と同居している
・母親は本児のことを放任しがちである
・継父は本児に対して暴力を行っている疑いが濃厚である
・継父との間に生まれた3歳の妹とは非常に仲が悪い
・本児はあまり交友がなく、関わりは薄いが友達Aとは唯一関わっている
・本児の担任は本児を心配し、積極邸に支援を行う体制である
・近隣からの通報で児童相談所が家族にアプローチを行っている
・離婚した本児の父親とは音信不通のようである
・遠方に住んでいる母方の祖母は本児を気にかけてる

また、実際に保育の現場でエコマップを作成するときは、関係機関の連絡先を表記しておくと何かあったときや、引き継ぎの時にすぐに対応できるのでおすすめです。
エコマップ・ジェノグラム作成時のポイント
作成はパソコンでも手書きでも!
エコマップやジェノグラムを作成するときは、ExcelやPowerPointを用いてパソコンで簡単に作成できます。もちろん、手書きで作成しても大丈夫です。取り込みやすいと思える方法で作成するのが1番良いでしょう。
保護者との信頼関係が大切!
エコマップとジェノグラムを作成するには情報が必要になってきます。そこで、重要になってくるのが保護者との信頼関係です。なぜなら、必要な情報は保護者から聞き出さなくてはいけないからです。
まずは、関係性をしっかりと築くことを目指し、何でも相談に乗る姿勢を大切にしましょう。
表面的な問題視か分からないとき
エコマップやジェノグラムを作成しても、問題解決の糸口が見えないこともあります。そんなときは、子どもだけではなく、家族のジェノグラムとエコマップを作ってみると良いでしょう。
例えば、父親に問題がある場合、父親のエコマップとジェノグラムを作成し、重ね合わせてみます。子どもと家族のものを重ねてみることで、問題の原因が見えてくることもあります。
表面的な問題しか分からないときは、家族のエコマップとジェノグラムを作成し重ね合わせることで、より深く問題の原因を探ることができます。
もしかして虐待かも?と思ったら
様子が気になる園児がいて、エコマップやジェノグラムを作成しているうちに、「もしかして虐待かも…」と気づくことがあります。
虐待の疑いがあったときは、児童相談所にすぐに通告しましょう。
児童相談所に状況を説明するときエコマップとジェノグラムは役に立ちます。そのため、作った資料は捨てずにきちんと保管しておくようにしましょう。
まとめ
今回紹介したエコマップやジェノグラムは、状況や関係性を図にして書き表すことで頭の中を整理し、複雑な関係もシンプルに把握することができます。まず、状況を客観的に正しく理解する。そうすることで、解決の糸口に繋がるかもしれません。
しかし、状況を把握するだけではなく、子ども達のためにその後どうしていくかが重要です。
子ども達や保護者の方が出しているSOSを見逃さないように、日頃からしっかり目を配り、情報収集を行いましょう。
是非今回紹介したことを参考に、エコマップやジェノグラムを活用してみてください!

同棲している場合は、波線で図形同士を繋ぎます。
再婚

再婚した場合は、対象となる人の図形から、さらに線を引いて表記します。

複数回離婚を繰り返している場合は、横につなげて表記します。
同居

同居している家族は、曲線で囲みます。
ジェノグラムの作成例

上の図は3歳の女児を対象にしたジェノグラムです。
母親は1度離婚をしていて、前夫との間には10歳になる女児がいる。
母と現夫との間には対象の3歳女児と5歳男児がいる。
母の前夫との間にできた10歳女児と、現夫との間にできた3歳女児と5歳男児と5人で暮らしている。
母方の祖父は亡くなっていて、祖母は1人暮らし
父方の祖母は1人暮らししていて、祖父は不明
このようにして、ジェノグラムで対象となる3歳女児を取り巻く関係性を表すことができます。
エコマップの書き方
次にエコマップの書き方を紹介します。
エコマップで使う記号
エコマップはジェノグラムよりもシンプルで、関係性によって違う線で○と○を結んで関係性を表します。
普通の関係

強い関係

弱い関係

対立関係

働きかけの方向

エコマップの書き方
では、実際にエコマップを書いてみましょう。
支援対象者のジェノグラムを中心に、先程紹介した記号を使って関係性を表します。

上の図では、5歳女児を対象にしたエコマップです。
5歳の対象児(本児)は継父との関係が悪い
という状況が読み取れます。
エコマップの作成例
最後に、エコマップの作成例を紹介します。
エコマップは時間経過と共に変化する状況をまとめているため、支援の回数を重ねるごとに作成します。なので、エコマップには作成した日付も書くようにしましょう。
また、ジェノグラムと同様に、同居している家族は図形全体を囲んで表現します。
エコマップの中心の円は家族ではなく対象児(本児)個人だけにする場合や、ジェノグラムを組み合わせて作成する場合など、作成方法も様々です。
今回紹介する例は、エコマップの中心の円はジェノグラムを組み合わせて作成します。
作成例の状況
・本児は母親と継父と継父の間にできた妹2人の計5人と同居している
・母親は本児のことを放任しがちである
・継父は本児に対して暴力を行っている疑いが濃厚である
・継父との間に生まれた3歳の妹とは非常に仲が悪い
・本児はあまり交友がなく、関わりは薄いが友達Aとは唯一関わっている
・本児の担任は本児を心配し、積極邸に支援を行う体制である
・近隣からの通報で児童相談所が家族にアプローチを行っている
・離婚した本児の父親とは音信不通のようである
・遠方に住んでいる母方の祖母は本児を気にかけてる

また、実際に保育の現場でエコマップを作成するときは、関係機関の連絡先を表記しておくと何かあったときや、引き継ぎの時にすぐに対応できるのでおすすめです。
エコマップ・ジェノグラム作成時のポイント
作成はパソコンでも手書きでも!
エコマップやジェノグラムを作成するときは、ExcelやPowerPointを用いてパソコンで簡単に作成できます。もちろん、手書きで作成しても大丈夫です。取り込みやすいと思える方法で作成するのが1番良いでしょう。
保護者との信頼関係が大切!
エコマップとジェノグラムを作成するには情報が必要になってきます。そこで、重要になってくるのが保護者との信頼関係です。なぜなら、必要な情報は保護者から聞き出さなくてはいけないからです。
まずは、関係性をしっかりと築くことを目指し、何でも相談に乗る姿勢を大切にしましょう。
表面的な問題視か分からないとき
エコマップやジェノグラムを作成しても、問題解決の糸口が見えないこともあります。そんなときは、子どもだけではなく、家族のジェノグラムとエコマップを作ってみると良いでしょう。
例えば、父親に問題がある場合、父親のエコマップとジェノグラムを作成し、重ね合わせてみます。子どもと家族のものを重ねてみることで、問題の原因が見えてくることもあります。
表面的な問題しか分からないときは、家族のエコマップとジェノグラムを作成し重ね合わせることで、より深く問題の原因を探ることができます。
もしかして虐待かも?と思ったら
様子が気になる園児がいて、エコマップやジェノグラムを作成しているうちに、「もしかして虐待かも…」と気づくことがあります。
虐待の疑いがあったときは、児童相談所にすぐに通告しましょう。
児童相談所に状況を説明するときエコマップとジェノグラムは役に立ちます。そのため、作った資料は捨てずにきちんと保管しておくようにしましょう。
まとめ
今回紹介したエコマップやジェノグラムは、状況や関係性を図にして書き表すことで頭の中を整理し、複雑な関係もシンプルに把握することができます。まず、状況を客観的に正しく理解する。そうすることで、解決の糸口に繋がるかもしれません。
しかし、状況を把握するだけではなく、子ども達のためにその後どうしていくかが重要です。
子ども達や保護者の方が出しているSOSを見逃さないように、日頃からしっかり目を配り、情報収集を行いましょう。
是非今回紹介したことを参考に、エコマップやジェノグラムを活用してみてください!

再婚した場合は、対象となる人の図形から、さらに線を引いて表記します。

複数回離婚を繰り返している場合は、横につなげて表記します。
同居

同居している家族は、曲線で囲みます。
ジェノグラムの作成例

上の図は3歳の女児を対象にしたジェノグラムです。
母親は1度離婚をしていて、前夫との間には10歳になる女児がいる。
母と現夫との間には対象の3歳女児と5歳男児がいる。
母の前夫との間にできた10歳女児と、現夫との間にできた3歳女児と5歳男児と5人で暮らしている。
母方の祖父は亡くなっていて、祖母は1人暮らし
父方の祖母は1人暮らししていて、祖父は不明
このようにして、ジェノグラムで対象となる3歳女児を取り巻く関係性を表すことができます。
エコマップの書き方
次にエコマップの書き方を紹介します。
エコマップで使う記号
エコマップはジェノグラムよりもシンプルで、関係性によって違う線で○と○を結んで関係性を表します。
普通の関係

強い関係

弱い関係

対立関係

働きかけの方向

エコマップの書き方
では、実際にエコマップを書いてみましょう。
支援対象者のジェノグラムを中心に、先程紹介した記号を使って関係性を表します。

上の図では、5歳女児を対象にしたエコマップです。
5歳の対象児(本児)は継父との関係が悪い
という状況が読み取れます。
エコマップの作成例
最後に、エコマップの作成例を紹介します。
エコマップは時間経過と共に変化する状況をまとめているため、支援の回数を重ねるごとに作成します。なので、エコマップには作成した日付も書くようにしましょう。
また、ジェノグラムと同様に、同居している家族は図形全体を囲んで表現します。
エコマップの中心の円は家族ではなく対象児(本児)個人だけにする場合や、ジェノグラムを組み合わせて作成する場合など、作成方法も様々です。
今回紹介する例は、エコマップの中心の円はジェノグラムを組み合わせて作成します。
作成例の状況
・本児は母親と継父と継父の間にできた妹2人の計5人と同居している
・母親は本児のことを放任しがちである
・継父は本児に対して暴力を行っている疑いが濃厚である
・継父との間に生まれた3歳の妹とは非常に仲が悪い
・本児はあまり交友がなく、関わりは薄いが友達Aとは唯一関わっている
・本児の担任は本児を心配し、積極邸に支援を行う体制である
・近隣からの通報で児童相談所が家族にアプローチを行っている
・離婚した本児の父親とは音信不通のようである
・遠方に住んでいる母方の祖母は本児を気にかけてる

また、実際に保育の現場でエコマップを作成するときは、関係機関の連絡先を表記しておくと何かあったときや、引き継ぎの時にすぐに対応できるのでおすすめです。
エコマップ・ジェノグラム作成時のポイント
作成はパソコンでも手書きでも!
エコマップやジェノグラムを作成するときは、ExcelやPowerPointを用いてパソコンで簡単に作成できます。もちろん、手書きで作成しても大丈夫です。取り込みやすいと思える方法で作成するのが1番良いでしょう。
保護者との信頼関係が大切!
エコマップとジェノグラムを作成するには情報が必要になってきます。そこで、重要になってくるのが保護者との信頼関係です。なぜなら、必要な情報は保護者から聞き出さなくてはいけないからです。
まずは、関係性をしっかりと築くことを目指し、何でも相談に乗る姿勢を大切にしましょう。
表面的な問題視か分からないとき
エコマップやジェノグラムを作成しても、問題解決の糸口が見えないこともあります。そんなときは、子どもだけではなく、家族のジェノグラムとエコマップを作ってみると良いでしょう。
例えば、父親に問題がある場合、父親のエコマップとジェノグラムを作成し、重ね合わせてみます。子どもと家族のものを重ねてみることで、問題の原因が見えてくることもあります。
表面的な問題しか分からないときは、家族のエコマップとジェノグラムを作成し重ね合わせることで、より深く問題の原因を探ることができます。
もしかして虐待かも?と思ったら
様子が気になる園児がいて、エコマップやジェノグラムを作成しているうちに、「もしかして虐待かも…」と気づくことがあります。
虐待の疑いがあったときは、児童相談所にすぐに通告しましょう。
児童相談所に状況を説明するときエコマップとジェノグラムは役に立ちます。そのため、作った資料は捨てずにきちんと保管しておくようにしましょう。
まとめ
今回紹介したエコマップやジェノグラムは、状況や関係性を図にして書き表すことで頭の中を整理し、複雑な関係もシンプルに把握することができます。まず、状況を客観的に正しく理解する。そうすることで、解決の糸口に繋がるかもしれません。
しかし、状況を把握するだけではなく、子ども達のためにその後どうしていくかが重要です。
子ども達や保護者の方が出しているSOSを見逃さないように、日頃からしっかり目を配り、情報収集を行いましょう。
是非今回紹介したことを参考に、エコマップやジェノグラムを活用してみてください!

同居している家族は、曲線で囲みます。
ジェノグラムの作成例

上の図は3歳の女児を対象にしたジェノグラムです。
母親は1度離婚をしていて、前夫との間には10歳になる女児がいる。
母と現夫との間には対象の3歳女児と5歳男児がいる。
母の前夫との間にできた10歳女児と、現夫との間にできた3歳女児と5歳男児と5人で暮らしている。
母方の祖父は亡くなっていて、祖母は1人暮らし
父方の祖母は1人暮らししていて、祖父は不明
このようにして、ジェノグラムで対象となる3歳女児を取り巻く関係性を表すことができます。
エコマップの書き方
次にエコマップの書き方を紹介します。
エコマップで使う記号
エコマップはジェノグラムよりもシンプルで、関係性によって違う線で○と○を結んで関係性を表します。
普通の関係

強い関係

弱い関係

対立関係

働きかけの方向

エコマップの書き方
では、実際にエコマップを書いてみましょう。
支援対象者のジェノグラムを中心に、先程紹介した記号を使って関係性を表します。

上の図では、5歳女児を対象にしたエコマップです。
5歳の対象児(本児)は継父との関係が悪い
という状況が読み取れます。
エコマップの作成例
最後に、エコマップの作成例を紹介します。
エコマップは時間経過と共に変化する状況をまとめているため、支援の回数を重ねるごとに作成します。なので、エコマップには作成した日付も書くようにしましょう。
また、ジェノグラムと同様に、同居している家族は図形全体を囲んで表現します。
エコマップの中心の円は家族ではなく対象児(本児)個人だけにする場合や、ジェノグラムを組み合わせて作成する場合など、作成方法も様々です。
今回紹介する例は、エコマップの中心の円はジェノグラムを組み合わせて作成します。
作成例の状況
・本児は母親と継父と継父の間にできた妹2人の計5人と同居している
・母親は本児のことを放任しがちである
・継父は本児に対して暴力を行っている疑いが濃厚である
・継父との間に生まれた3歳の妹とは非常に仲が悪い
・本児はあまり交友がなく、関わりは薄いが友達Aとは唯一関わっている
・本児の担任は本児を心配し、積極邸に支援を行う体制である
・近隣からの通報で児童相談所が家族にアプローチを行っている
・離婚した本児の父親とは音信不通のようである
・遠方に住んでいる母方の祖母は本児を気にかけてる

また、実際に保育の現場でエコマップを作成するときは、関係機関の連絡先を表記しておくと何かあったときや、引き継ぎの時にすぐに対応できるのでおすすめです。
エコマップ・ジェノグラム作成時のポイント
作成はパソコンでも手書きでも!
エコマップやジェノグラムを作成するときは、ExcelやPowerPointを用いてパソコンで簡単に作成できます。もちろん、手書きで作成しても大丈夫です。取り込みやすいと思える方法で作成するのが1番良いでしょう。
保護者との信頼関係が大切!
エコマップとジェノグラムを作成するには情報が必要になってきます。そこで、重要になってくるのが保護者との信頼関係です。なぜなら、必要な情報は保護者から聞き出さなくてはいけないからです。
まずは、関係性をしっかりと築くことを目指し、何でも相談に乗る姿勢を大切にしましょう。
表面的な問題視か分からないとき
エコマップやジェノグラムを作成しても、問題解決の糸口が見えないこともあります。そんなときは、子どもだけではなく、家族のジェノグラムとエコマップを作ってみると良いでしょう。
例えば、父親に問題がある場合、父親のエコマップとジェノグラムを作成し、重ね合わせてみます。子どもと家族のものを重ねてみることで、問題の原因が見えてくることもあります。
表面的な問題しか分からないときは、家族のエコマップとジェノグラムを作成し重ね合わせることで、より深く問題の原因を探ることができます。
もしかして虐待かも?と思ったら
様子が気になる園児がいて、エコマップやジェノグラムを作成しているうちに、「もしかして虐待かも…」と気づくことがあります。
虐待の疑いがあったときは、児童相談所にすぐに通告しましょう。
児童相談所に状況を説明するときエコマップとジェノグラムは役に立ちます。そのため、作った資料は捨てずにきちんと保管しておくようにしましょう。
まとめ
今回紹介したエコマップやジェノグラムは、状況や関係性を図にして書き表すことで頭の中を整理し、複雑な関係もシンプルに把握することができます。まず、状況を客観的に正しく理解する。そうすることで、解決の糸口に繋がるかもしれません。
しかし、状況を把握するだけではなく、子ども達のためにその後どうしていくかが重要です。
子ども達や保護者の方が出しているSOSを見逃さないように、日頃からしっかり目を配り、情報収集を行いましょう。
是非今回紹介したことを参考に、エコマップやジェノグラムを活用してみてください!

上の図は3歳の女児を対象にしたジェノグラムです。
母親は1度離婚をしていて、前夫との間には10歳になる女児がいる。
母と現夫との間には対象の3歳女児と5歳男児がいる。
母の前夫との間にできた10歳女児と、現夫との間にできた3歳女児と5歳男児と5人で暮らしている。
母方の祖父は亡くなっていて、祖母は1人暮らし
父方の祖母は1人暮らししていて、祖父は不明
このようにして、ジェノグラムで対象となる3歳女児を取り巻く関係性を表すことができます。
エコマップの書き方
次にエコマップの書き方を紹介します。
エコマップで使う記号
エコマップはジェノグラムよりもシンプルで、関係性によって違う線で○と○を結んで関係性を表します。
普通の関係

強い関係

弱い関係

対立関係

働きかけの方向

エコマップの書き方
では、実際にエコマップを書いてみましょう。
支援対象者のジェノグラムを中心に、先程紹介した記号を使って関係性を表します。

上の図では、5歳女児を対象にしたエコマップです。
5歳の対象児(本児)は継父との関係が悪い
という状況が読み取れます。
エコマップの作成例
最後に、エコマップの作成例を紹介します。
エコマップは時間経過と共に変化する状況をまとめているため、支援の回数を重ねるごとに作成します。なので、エコマップには作成した日付も書くようにしましょう。
また、ジェノグラムと同様に、同居している家族は図形全体を囲んで表現します。
エコマップの中心の円は家族ではなく対象児(本児)個人だけにする場合や、ジェノグラムを組み合わせて作成する場合など、作成方法も様々です。
今回紹介する例は、エコマップの中心の円はジェノグラムを組み合わせて作成します。
作成例の状況
・本児は母親と継父と継父の間にできた妹2人の計5人と同居している
・母親は本児のことを放任しがちである
・継父は本児に対して暴力を行っている疑いが濃厚である
・継父との間に生まれた3歳の妹とは非常に仲が悪い
・本児はあまり交友がなく、関わりは薄いが友達Aとは唯一関わっている
・本児の担任は本児を心配し、積極邸に支援を行う体制である
・近隣からの通報で児童相談所が家族にアプローチを行っている
・離婚した本児の父親とは音信不通のようである
・遠方に住んでいる母方の祖母は本児を気にかけてる

また、実際に保育の現場でエコマップを作成するときは、関係機関の連絡先を表記しておくと何かあったときや、引き継ぎの時にすぐに対応できるのでおすすめです。
エコマップ・ジェノグラム作成時のポイント
作成はパソコンでも手書きでも!
エコマップやジェノグラムを作成するときは、ExcelやPowerPointを用いてパソコンで簡単に作成できます。もちろん、手書きで作成しても大丈夫です。取り込みやすいと思える方法で作成するのが1番良いでしょう。
保護者との信頼関係が大切!
エコマップとジェノグラムを作成するには情報が必要になってきます。そこで、重要になってくるのが保護者との信頼関係です。なぜなら、必要な情報は保護者から聞き出さなくてはいけないからです。
まずは、関係性をしっかりと築くことを目指し、何でも相談に乗る姿勢を大切にしましょう。
表面的な問題視か分からないとき
エコマップやジェノグラムを作成しても、問題解決の糸口が見えないこともあります。そんなときは、子どもだけではなく、家族のジェノグラムとエコマップを作ってみると良いでしょう。
例えば、父親に問題がある場合、父親のエコマップとジェノグラムを作成し、重ね合わせてみます。子どもと家族のものを重ねてみることで、問題の原因が見えてくることもあります。
表面的な問題しか分からないときは、家族のエコマップとジェノグラムを作成し重ね合わせることで、より深く問題の原因を探ることができます。
もしかして虐待かも?と思ったら
様子が気になる園児がいて、エコマップやジェノグラムを作成しているうちに、「もしかして虐待かも…」と気づくことがあります。
虐待の疑いがあったときは、児童相談所にすぐに通告しましょう。
児童相談所に状況を説明するときエコマップとジェノグラムは役に立ちます。そのため、作った資料は捨てずにきちんと保管しておくようにしましょう。
まとめ
今回紹介したエコマップやジェノグラムは、状況や関係性を図にして書き表すことで頭の中を整理し、複雑な関係もシンプルに把握することができます。まず、状況を客観的に正しく理解する。そうすることで、解決の糸口に繋がるかもしれません。
しかし、状況を把握するだけではなく、子ども達のためにその後どうしていくかが重要です。
子ども達や保護者の方が出しているSOSを見逃さないように、日頃からしっかり目を配り、情報収集を行いましょう。
是非今回紹介したことを参考に、エコマップやジェノグラムを活用してみてください!
エコマップはジェノグラムよりもシンプルで、関係性によって違う線で○と○を結んで関係性を表します。
普通の関係

強い関係

弱い関係

対立関係

働きかけの方向

エコマップの書き方
では、実際にエコマップを書いてみましょう。
支援対象者のジェノグラムを中心に、先程紹介した記号を使って関係性を表します。

上の図では、5歳女児を対象にしたエコマップです。
5歳の対象児(本児)は継父との関係が悪い
という状況が読み取れます。
エコマップの作成例
最後に、エコマップの作成例を紹介します。
エコマップは時間経過と共に変化する状況をまとめているため、支援の回数を重ねるごとに作成します。なので、エコマップには作成した日付も書くようにしましょう。
また、ジェノグラムと同様に、同居している家族は図形全体を囲んで表現します。
エコマップの中心の円は家族ではなく対象児(本児)個人だけにする場合や、ジェノグラムを組み合わせて作成する場合など、作成方法も様々です。
今回紹介する例は、エコマップの中心の円はジェノグラムを組み合わせて作成します。
作成例の状況
・本児は母親と継父と継父の間にできた妹2人の計5人と同居している
・母親は本児のことを放任しがちである
・継父は本児に対して暴力を行っている疑いが濃厚である
・継父との間に生まれた3歳の妹とは非常に仲が悪い
・本児はあまり交友がなく、関わりは薄いが友達Aとは唯一関わっている
・本児の担任は本児を心配し、積極邸に支援を行う体制である
・近隣からの通報で児童相談所が家族にアプローチを行っている
・離婚した本児の父親とは音信不通のようである
・遠方に住んでいる母方の祖母は本児を気にかけてる

また、実際に保育の現場でエコマップを作成するときは、関係機関の連絡先を表記しておくと何かあったときや、引き継ぎの時にすぐに対応できるのでおすすめです。
エコマップ・ジェノグラム作成時のポイント
作成はパソコンでも手書きでも!
エコマップやジェノグラムを作成するときは、ExcelやPowerPointを用いてパソコンで簡単に作成できます。もちろん、手書きで作成しても大丈夫です。取り込みやすいと思える方法で作成するのが1番良いでしょう。
保護者との信頼関係が大切!
エコマップとジェノグラムを作成するには情報が必要になってきます。そこで、重要になってくるのが保護者との信頼関係です。なぜなら、必要な情報は保護者から聞き出さなくてはいけないからです。
まずは、関係性をしっかりと築くことを目指し、何でも相談に乗る姿勢を大切にしましょう。
表面的な問題視か分からないとき
エコマップやジェノグラムを作成しても、問題解決の糸口が見えないこともあります。そんなときは、子どもだけではなく、家族のジェノグラムとエコマップを作ってみると良いでしょう。
例えば、父親に問題がある場合、父親のエコマップとジェノグラムを作成し、重ね合わせてみます。子どもと家族のものを重ねてみることで、問題の原因が見えてくることもあります。
表面的な問題しか分からないときは、家族のエコマップとジェノグラムを作成し重ね合わせることで、より深く問題の原因を探ることができます。
もしかして虐待かも?と思ったら
様子が気になる園児がいて、エコマップやジェノグラムを作成しているうちに、「もしかして虐待かも…」と気づくことがあります。
虐待の疑いがあったときは、児童相談所にすぐに通告しましょう。
児童相談所に状況を説明するときエコマップとジェノグラムは役に立ちます。そのため、作った資料は捨てずにきちんと保管しておくようにしましょう。
まとめ
今回紹介したエコマップやジェノグラムは、状況や関係性を図にして書き表すことで頭の中を整理し、複雑な関係もシンプルに把握することができます。まず、状況を客観的に正しく理解する。そうすることで、解決の糸口に繋がるかもしれません。
しかし、状況を把握するだけではなく、子ども達のためにその後どうしていくかが重要です。
子ども達や保護者の方が出しているSOSを見逃さないように、日頃からしっかり目を配り、情報収集を行いましょう。
是非今回紹介したことを参考に、エコマップやジェノグラムを活用してみてください!

強い関係

弱い関係

対立関係

働きかけの方向

エコマップの書き方
では、実際にエコマップを書いてみましょう。
支援対象者のジェノグラムを中心に、先程紹介した記号を使って関係性を表します。

上の図では、5歳女児を対象にしたエコマップです。
5歳の対象児(本児)は継父との関係が悪い
という状況が読み取れます。
エコマップの作成例
最後に、エコマップの作成例を紹介します。
エコマップは時間経過と共に変化する状況をまとめているため、支援の回数を重ねるごとに作成します。なので、エコマップには作成した日付も書くようにしましょう。
また、ジェノグラムと同様に、同居している家族は図形全体を囲んで表現します。
エコマップの中心の円は家族ではなく対象児(本児)個人だけにする場合や、ジェノグラムを組み合わせて作成する場合など、作成方法も様々です。
今回紹介する例は、エコマップの中心の円はジェノグラムを組み合わせて作成します。
作成例の状況
・本児は母親と継父と継父の間にできた妹2人の計5人と同居している
・母親は本児のことを放任しがちである
・継父は本児に対して暴力を行っている疑いが濃厚である
・継父との間に生まれた3歳の妹とは非常に仲が悪い
・本児はあまり交友がなく、関わりは薄いが友達Aとは唯一関わっている
・本児の担任は本児を心配し、積極邸に支援を行う体制である
・近隣からの通報で児童相談所が家族にアプローチを行っている
・離婚した本児の父親とは音信不通のようである
・遠方に住んでいる母方の祖母は本児を気にかけてる

また、実際に保育の現場でエコマップを作成するときは、関係機関の連絡先を表記しておくと何かあったときや、引き継ぎの時にすぐに対応できるのでおすすめです。
エコマップ・ジェノグラム作成時のポイント
作成はパソコンでも手書きでも!
エコマップやジェノグラムを作成するときは、ExcelやPowerPointを用いてパソコンで簡単に作成できます。もちろん、手書きで作成しても大丈夫です。取り込みやすいと思える方法で作成するのが1番良いでしょう。
保護者との信頼関係が大切!
エコマップとジェノグラムを作成するには情報が必要になってきます。そこで、重要になってくるのが保護者との信頼関係です。なぜなら、必要な情報は保護者から聞き出さなくてはいけないからです。
まずは、関係性をしっかりと築くことを目指し、何でも相談に乗る姿勢を大切にしましょう。
表面的な問題視か分からないとき
エコマップやジェノグラムを作成しても、問題解決の糸口が見えないこともあります。そんなときは、子どもだけではなく、家族のジェノグラムとエコマップを作ってみると良いでしょう。
例えば、父親に問題がある場合、父親のエコマップとジェノグラムを作成し、重ね合わせてみます。子どもと家族のものを重ねてみることで、問題の原因が見えてくることもあります。
表面的な問題しか分からないときは、家族のエコマップとジェノグラムを作成し重ね合わせることで、より深く問題の原因を探ることができます。
もしかして虐待かも?と思ったら
様子が気になる園児がいて、エコマップやジェノグラムを作成しているうちに、「もしかして虐待かも…」と気づくことがあります。
虐待の疑いがあったときは、児童相談所にすぐに通告しましょう。
児童相談所に状況を説明するときエコマップとジェノグラムは役に立ちます。そのため、作った資料は捨てずにきちんと保管しておくようにしましょう。
まとめ
今回紹介したエコマップやジェノグラムは、状況や関係性を図にして書き表すことで頭の中を整理し、複雑な関係もシンプルに把握することができます。まず、状況を客観的に正しく理解する。そうすることで、解決の糸口に繋がるかもしれません。
しかし、状況を把握するだけではなく、子ども達のためにその後どうしていくかが重要です。
子ども達や保護者の方が出しているSOSを見逃さないように、日頃からしっかり目を配り、情報収集を行いましょう。
是非今回紹介したことを参考に、エコマップやジェノグラムを活用してみてください!

弱い関係

対立関係

働きかけの方向

エコマップの書き方
では、実際にエコマップを書いてみましょう。
支援対象者のジェノグラムを中心に、先程紹介した記号を使って関係性を表します。

上の図では、5歳女児を対象にしたエコマップです。
5歳の対象児(本児)は継父との関係が悪い
という状況が読み取れます。
エコマップの作成例
最後に、エコマップの作成例を紹介します。
エコマップは時間経過と共に変化する状況をまとめているため、支援の回数を重ねるごとに作成します。なので、エコマップには作成した日付も書くようにしましょう。
また、ジェノグラムと同様に、同居している家族は図形全体を囲んで表現します。
エコマップの中心の円は家族ではなく対象児(本児)個人だけにする場合や、ジェノグラムを組み合わせて作成する場合など、作成方法も様々です。
今回紹介する例は、エコマップの中心の円はジェノグラムを組み合わせて作成します。
作成例の状況
・本児は母親と継父と継父の間にできた妹2人の計5人と同居している
・母親は本児のことを放任しがちである
・継父は本児に対して暴力を行っている疑いが濃厚である
・継父との間に生まれた3歳の妹とは非常に仲が悪い
・本児はあまり交友がなく、関わりは薄いが友達Aとは唯一関わっている
・本児の担任は本児を心配し、積極邸に支援を行う体制である
・近隣からの通報で児童相談所が家族にアプローチを行っている
・離婚した本児の父親とは音信不通のようである
・遠方に住んでいる母方の祖母は本児を気にかけてる

また、実際に保育の現場でエコマップを作成するときは、関係機関の連絡先を表記しておくと何かあったときや、引き継ぎの時にすぐに対応できるのでおすすめです。
エコマップ・ジェノグラム作成時のポイント
作成はパソコンでも手書きでも!
エコマップやジェノグラムを作成するときは、ExcelやPowerPointを用いてパソコンで簡単に作成できます。もちろん、手書きで作成しても大丈夫です。取り込みやすいと思える方法で作成するのが1番良いでしょう。
保護者との信頼関係が大切!
エコマップとジェノグラムを作成するには情報が必要になってきます。そこで、重要になってくるのが保護者との信頼関係です。なぜなら、必要な情報は保護者から聞き出さなくてはいけないからです。
まずは、関係性をしっかりと築くことを目指し、何でも相談に乗る姿勢を大切にしましょう。
表面的な問題視か分からないとき
エコマップやジェノグラムを作成しても、問題解決の糸口が見えないこともあります。そんなときは、子どもだけではなく、家族のジェノグラムとエコマップを作ってみると良いでしょう。
例えば、父親に問題がある場合、父親のエコマップとジェノグラムを作成し、重ね合わせてみます。子どもと家族のものを重ねてみることで、問題の原因が見えてくることもあります。
表面的な問題しか分からないときは、家族のエコマップとジェノグラムを作成し重ね合わせることで、より深く問題の原因を探ることができます。
もしかして虐待かも?と思ったら
様子が気になる園児がいて、エコマップやジェノグラムを作成しているうちに、「もしかして虐待かも…」と気づくことがあります。
虐待の疑いがあったときは、児童相談所にすぐに通告しましょう。
児童相談所に状況を説明するときエコマップとジェノグラムは役に立ちます。そのため、作った資料は捨てずにきちんと保管しておくようにしましょう。
まとめ
今回紹介したエコマップやジェノグラムは、状況や関係性を図にして書き表すことで頭の中を整理し、複雑な関係もシンプルに把握することができます。まず、状況を客観的に正しく理解する。そうすることで、解決の糸口に繋がるかもしれません。
しかし、状況を把握するだけではなく、子ども達のためにその後どうしていくかが重要です。
子ども達や保護者の方が出しているSOSを見逃さないように、日頃からしっかり目を配り、情報収集を行いましょう。
是非今回紹介したことを参考に、エコマップやジェノグラムを活用してみてください!

対立関係

働きかけの方向

エコマップの書き方
では、実際にエコマップを書いてみましょう。
支援対象者のジェノグラムを中心に、先程紹介した記号を使って関係性を表します。

上の図では、5歳女児を対象にしたエコマップです。
5歳の対象児(本児)は継父との関係が悪い
という状況が読み取れます。
エコマップの作成例
最後に、エコマップの作成例を紹介します。
エコマップは時間経過と共に変化する状況をまとめているため、支援の回数を重ねるごとに作成します。なので、エコマップには作成した日付も書くようにしましょう。
また、ジェノグラムと同様に、同居している家族は図形全体を囲んで表現します。
エコマップの中心の円は家族ではなく対象児(本児)個人だけにする場合や、ジェノグラムを組み合わせて作成する場合など、作成方法も様々です。
今回紹介する例は、エコマップの中心の円はジェノグラムを組み合わせて作成します。
作成例の状況
・本児は母親と継父と継父の間にできた妹2人の計5人と同居している
・母親は本児のことを放任しがちである
・継父は本児に対して暴力を行っている疑いが濃厚である
・継父との間に生まれた3歳の妹とは非常に仲が悪い
・本児はあまり交友がなく、関わりは薄いが友達Aとは唯一関わっている
・本児の担任は本児を心配し、積極邸に支援を行う体制である
・近隣からの通報で児童相談所が家族にアプローチを行っている
・離婚した本児の父親とは音信不通のようである
・遠方に住んでいる母方の祖母は本児を気にかけてる

また、実際に保育の現場でエコマップを作成するときは、関係機関の連絡先を表記しておくと何かあったときや、引き継ぎの時にすぐに対応できるのでおすすめです。
エコマップ・ジェノグラム作成時のポイント
作成はパソコンでも手書きでも!
エコマップやジェノグラムを作成するときは、ExcelやPowerPointを用いてパソコンで簡単に作成できます。もちろん、手書きで作成しても大丈夫です。取り込みやすいと思える方法で作成するのが1番良いでしょう。
保護者との信頼関係が大切!
エコマップとジェノグラムを作成するには情報が必要になってきます。そこで、重要になってくるのが保護者との信頼関係です。なぜなら、必要な情報は保護者から聞き出さなくてはいけないからです。
まずは、関係性をしっかりと築くことを目指し、何でも相談に乗る姿勢を大切にしましょう。
表面的な問題視か分からないとき
エコマップやジェノグラムを作成しても、問題解決の糸口が見えないこともあります。そんなときは、子どもだけではなく、家族のジェノグラムとエコマップを作ってみると良いでしょう。
例えば、父親に問題がある場合、父親のエコマップとジェノグラムを作成し、重ね合わせてみます。子どもと家族のものを重ねてみることで、問題の原因が見えてくることもあります。
表面的な問題しか分からないときは、家族のエコマップとジェノグラムを作成し重ね合わせることで、より深く問題の原因を探ることができます。
もしかして虐待かも?と思ったら
様子が気になる園児がいて、エコマップやジェノグラムを作成しているうちに、「もしかして虐待かも…」と気づくことがあります。
虐待の疑いがあったときは、児童相談所にすぐに通告しましょう。
児童相談所に状況を説明するときエコマップとジェノグラムは役に立ちます。そのため、作った資料は捨てずにきちんと保管しておくようにしましょう。
まとめ
今回紹介したエコマップやジェノグラムは、状況や関係性を図にして書き表すことで頭の中を整理し、複雑な関係もシンプルに把握することができます。まず、状況を客観的に正しく理解する。そうすることで、解決の糸口に繋がるかもしれません。
しかし、状況を把握するだけではなく、子ども達のためにその後どうしていくかが重要です。
子ども達や保護者の方が出しているSOSを見逃さないように、日頃からしっかり目を配り、情報収集を行いましょう。
是非今回紹介したことを参考に、エコマップやジェノグラムを活用してみてください!

働きかけの方向

エコマップの書き方
では、実際にエコマップを書いてみましょう。
支援対象者のジェノグラムを中心に、先程紹介した記号を使って関係性を表します。

上の図では、5歳女児を対象にしたエコマップです。
5歳の対象児(本児)は継父との関係が悪い
という状況が読み取れます。
エコマップの作成例
最後に、エコマップの作成例を紹介します。
エコマップは時間経過と共に変化する状況をまとめているため、支援の回数を重ねるごとに作成します。なので、エコマップには作成した日付も書くようにしましょう。
また、ジェノグラムと同様に、同居している家族は図形全体を囲んで表現します。
エコマップの中心の円は家族ではなく対象児(本児)個人だけにする場合や、ジェノグラムを組み合わせて作成する場合など、作成方法も様々です。
今回紹介する例は、エコマップの中心の円はジェノグラムを組み合わせて作成します。
作成例の状況
・本児は母親と継父と継父の間にできた妹2人の計5人と同居している
・母親は本児のことを放任しがちである
・継父は本児に対して暴力を行っている疑いが濃厚である
・継父との間に生まれた3歳の妹とは非常に仲が悪い
・本児はあまり交友がなく、関わりは薄いが友達Aとは唯一関わっている
・本児の担任は本児を心配し、積極邸に支援を行う体制である
・近隣からの通報で児童相談所が家族にアプローチを行っている
・離婚した本児の父親とは音信不通のようである
・遠方に住んでいる母方の祖母は本児を気にかけてる

また、実際に保育の現場でエコマップを作成するときは、関係機関の連絡先を表記しておくと何かあったときや、引き継ぎの時にすぐに対応できるのでおすすめです。
エコマップ・ジェノグラム作成時のポイント
作成はパソコンでも手書きでも!
エコマップやジェノグラムを作成するときは、ExcelやPowerPointを用いてパソコンで簡単に作成できます。もちろん、手書きで作成しても大丈夫です。取り込みやすいと思える方法で作成するのが1番良いでしょう。
保護者との信頼関係が大切!
エコマップとジェノグラムを作成するには情報が必要になってきます。そこで、重要になってくるのが保護者との信頼関係です。なぜなら、必要な情報は保護者から聞き出さなくてはいけないからです。
まずは、関係性をしっかりと築くことを目指し、何でも相談に乗る姿勢を大切にしましょう。
表面的な問題視か分からないとき
エコマップやジェノグラムを作成しても、問題解決の糸口が見えないこともあります。そんなときは、子どもだけではなく、家族のジェノグラムとエコマップを作ってみると良いでしょう。
例えば、父親に問題がある場合、父親のエコマップとジェノグラムを作成し、重ね合わせてみます。子どもと家族のものを重ねてみることで、問題の原因が見えてくることもあります。
表面的な問題しか分からないときは、家族のエコマップとジェノグラムを作成し重ね合わせることで、より深く問題の原因を探ることができます。
もしかして虐待かも?と思ったら
様子が気になる園児がいて、エコマップやジェノグラムを作成しているうちに、「もしかして虐待かも…」と気づくことがあります。
虐待の疑いがあったときは、児童相談所にすぐに通告しましょう。
児童相談所に状況を説明するときエコマップとジェノグラムは役に立ちます。そのため、作った資料は捨てずにきちんと保管しておくようにしましょう。
まとめ
今回紹介したエコマップやジェノグラムは、状況や関係性を図にして書き表すことで頭の中を整理し、複雑な関係もシンプルに把握することができます。まず、状況を客観的に正しく理解する。そうすることで、解決の糸口に繋がるかもしれません。
しかし、状況を把握するだけではなく、子ども達のためにその後どうしていくかが重要です。
子ども達や保護者の方が出しているSOSを見逃さないように、日頃からしっかり目を配り、情報収集を行いましょう。
是非今回紹介したことを参考に、エコマップやジェノグラムを活用してみてください!

エコマップの書き方
では、実際にエコマップを書いてみましょう。
支援対象者のジェノグラムを中心に、先程紹介した記号を使って関係性を表します。

上の図では、5歳女児を対象にしたエコマップです。
5歳の対象児(本児)は継父との関係が悪い
という状況が読み取れます。
エコマップの作成例
最後に、エコマップの作成例を紹介します。
エコマップは時間経過と共に変化する状況をまとめているため、支援の回数を重ねるごとに作成します。なので、エコマップには作成した日付も書くようにしましょう。
また、ジェノグラムと同様に、同居している家族は図形全体を囲んで表現します。
エコマップの中心の円は家族ではなく対象児(本児)個人だけにする場合や、ジェノグラムを組み合わせて作成する場合など、作成方法も様々です。
今回紹介する例は、エコマップの中心の円はジェノグラムを組み合わせて作成します。
作成例の状況
・本児は母親と継父と継父の間にできた妹2人の計5人と同居している
・母親は本児のことを放任しがちである
・継父は本児に対して暴力を行っている疑いが濃厚である
・継父との間に生まれた3歳の妹とは非常に仲が悪い
・本児はあまり交友がなく、関わりは薄いが友達Aとは唯一関わっている
・本児の担任は本児を心配し、積極邸に支援を行う体制である
・近隣からの通報で児童相談所が家族にアプローチを行っている
・離婚した本児の父親とは音信不通のようである
・遠方に住んでいる母方の祖母は本児を気にかけてる

また、実際に保育の現場でエコマップを作成するときは、関係機関の連絡先を表記しておくと何かあったときや、引き継ぎの時にすぐに対応できるのでおすすめです。
エコマップ・ジェノグラム作成時のポイント
作成はパソコンでも手書きでも!
エコマップやジェノグラムを作成するときは、ExcelやPowerPointを用いてパソコンで簡単に作成できます。もちろん、手書きで作成しても大丈夫です。取り込みやすいと思える方法で作成するのが1番良いでしょう。
保護者との信頼関係が大切!
エコマップとジェノグラムを作成するには情報が必要になってきます。そこで、重要になってくるのが保護者との信頼関係です。なぜなら、必要な情報は保護者から聞き出さなくてはいけないからです。
まずは、関係性をしっかりと築くことを目指し、何でも相談に乗る姿勢を大切にしましょう。
表面的な問題視か分からないとき
エコマップやジェノグラムを作成しても、問題解決の糸口が見えないこともあります。そんなときは、子どもだけではなく、家族のジェノグラムとエコマップを作ってみると良いでしょう。
例えば、父親に問題がある場合、父親のエコマップとジェノグラムを作成し、重ね合わせてみます。子どもと家族のものを重ねてみることで、問題の原因が見えてくることもあります。
表面的な問題しか分からないときは、家族のエコマップとジェノグラムを作成し重ね合わせることで、より深く問題の原因を探ることができます。
もしかして虐待かも?と思ったら
様子が気になる園児がいて、エコマップやジェノグラムを作成しているうちに、「もしかして虐待かも…」と気づくことがあります。
虐待の疑いがあったときは、児童相談所にすぐに通告しましょう。
児童相談所に状況を説明するときエコマップとジェノグラムは役に立ちます。そのため、作った資料は捨てずにきちんと保管しておくようにしましょう。
まとめ
今回紹介したエコマップやジェノグラムは、状況や関係性を図にして書き表すことで頭の中を整理し、複雑な関係もシンプルに把握することができます。まず、状況を客観的に正しく理解する。そうすることで、解決の糸口に繋がるかもしれません。
しかし、状況を把握するだけではなく、子ども達のためにその後どうしていくかが重要です。
子ども達や保護者の方が出しているSOSを見逃さないように、日頃からしっかり目を配り、情報収集を行いましょう。
是非今回紹介したことを参考に、エコマップやジェノグラムを活用してみてください!
では、実際にエコマップを書いてみましょう。
支援対象者のジェノグラムを中心に、先程紹介した記号を使って関係性を表します。

上の図では、5歳女児を対象にしたエコマップです。
5歳の対象児(本児)は継父との関係が悪い
という状況が読み取れます。
エコマップの作成例
最後に、エコマップの作成例を紹介します。
エコマップは時間経過と共に変化する状況をまとめているため、支援の回数を重ねるごとに作成します。なので、エコマップには作成した日付も書くようにしましょう。
また、ジェノグラムと同様に、同居している家族は図形全体を囲んで表現します。
エコマップの中心の円は家族ではなく対象児(本児)個人だけにする場合や、ジェノグラムを組み合わせて作成する場合など、作成方法も様々です。
今回紹介する例は、エコマップの中心の円はジェノグラムを組み合わせて作成します。
作成例の状況
・本児は母親と継父と継父の間にできた妹2人の計5人と同居している
・母親は本児のことを放任しがちである
・継父は本児に対して暴力を行っている疑いが濃厚である
・継父との間に生まれた3歳の妹とは非常に仲が悪い
・本児はあまり交友がなく、関わりは薄いが友達Aとは唯一関わっている
・本児の担任は本児を心配し、積極邸に支援を行う体制である
・近隣からの通報で児童相談所が家族にアプローチを行っている
・離婚した本児の父親とは音信不通のようである
・遠方に住んでいる母方の祖母は本児を気にかけてる

また、実際に保育の現場でエコマップを作成するときは、関係機関の連絡先を表記しておくと何かあったときや、引き継ぎの時にすぐに対応できるのでおすすめです。
エコマップ・ジェノグラム作成時のポイント
作成はパソコンでも手書きでも!
エコマップやジェノグラムを作成するときは、ExcelやPowerPointを用いてパソコンで簡単に作成できます。もちろん、手書きで作成しても大丈夫です。取り込みやすいと思える方法で作成するのが1番良いでしょう。
保護者との信頼関係が大切!
エコマップとジェノグラムを作成するには情報が必要になってきます。そこで、重要になってくるのが保護者との信頼関係です。なぜなら、必要な情報は保護者から聞き出さなくてはいけないからです。
まずは、関係性をしっかりと築くことを目指し、何でも相談に乗る姿勢を大切にしましょう。
表面的な問題視か分からないとき
エコマップやジェノグラムを作成しても、問題解決の糸口が見えないこともあります。そんなときは、子どもだけではなく、家族のジェノグラムとエコマップを作ってみると良いでしょう。
例えば、父親に問題がある場合、父親のエコマップとジェノグラムを作成し、重ね合わせてみます。子どもと家族のものを重ねてみることで、問題の原因が見えてくることもあります。
表面的な問題しか分からないときは、家族のエコマップとジェノグラムを作成し重ね合わせることで、より深く問題の原因を探ることができます。
もしかして虐待かも?と思ったら
様子が気になる園児がいて、エコマップやジェノグラムを作成しているうちに、「もしかして虐待かも…」と気づくことがあります。
虐待の疑いがあったときは、児童相談所にすぐに通告しましょう。
児童相談所に状況を説明するときエコマップとジェノグラムは役に立ちます。そのため、作った資料は捨てずにきちんと保管しておくようにしましょう。
まとめ
今回紹介したエコマップやジェノグラムは、状況や関係性を図にして書き表すことで頭の中を整理し、複雑な関係もシンプルに把握することができます。まず、状況を客観的に正しく理解する。そうすることで、解決の糸口に繋がるかもしれません。
しかし、状況を把握するだけではなく、子ども達のためにその後どうしていくかが重要です。
子ども達や保護者の方が出しているSOSを見逃さないように、日頃からしっかり目を配り、情報収集を行いましょう。
是非今回紹介したことを参考に、エコマップやジェノグラムを活用してみてください!
最後に、エコマップの作成例を紹介します。
エコマップは時間経過と共に変化する状況をまとめているため、支援の回数を重ねるごとに作成します。なので、エコマップには作成した日付も書くようにしましょう。
また、ジェノグラムと同様に、同居している家族は図形全体を囲んで表現します。
エコマップの中心の円は家族ではなく対象児(本児)個人だけにする場合や、ジェノグラムを組み合わせて作成する場合など、作成方法も様々です。
今回紹介する例は、エコマップの中心の円はジェノグラムを組み合わせて作成します。
・母親は本児のことを放任しがちである
・継父は本児に対して暴力を行っている疑いが濃厚である
・継父との間に生まれた3歳の妹とは非常に仲が悪い
・本児はあまり交友がなく、関わりは薄いが友達Aとは唯一関わっている
・本児の担任は本児を心配し、積極邸に支援を行う体制である
・近隣からの通報で児童相談所が家族にアプローチを行っている
・離婚した本児の父親とは音信不通のようである
・遠方に住んでいる母方の祖母は本児を気にかけてる
また、実際に保育の現場でエコマップを作成するときは、関係機関の連絡先を表記しておくと何かあったときや、引き継ぎの時にすぐに対応できるのでおすすめです。
エコマップ・ジェノグラム作成時のポイント
作成はパソコンでも手書きでも!
エコマップやジェノグラムを作成するときは、ExcelやPowerPointを用いてパソコンで簡単に作成できます。もちろん、手書きで作成しても大丈夫です。取り込みやすいと思える方法で作成するのが1番良いでしょう。
保護者との信頼関係が大切!
エコマップとジェノグラムを作成するには情報が必要になってきます。そこで、重要になってくるのが保護者との信頼関係です。なぜなら、必要な情報は保護者から聞き出さなくてはいけないからです。
まずは、関係性をしっかりと築くことを目指し、何でも相談に乗る姿勢を大切にしましょう。
表面的な問題視か分からないとき
エコマップやジェノグラムを作成しても、問題解決の糸口が見えないこともあります。そんなときは、子どもだけではなく、家族のジェノグラムとエコマップを作ってみると良いでしょう。
例えば、父親に問題がある場合、父親のエコマップとジェノグラムを作成し、重ね合わせてみます。子どもと家族のものを重ねてみることで、問題の原因が見えてくることもあります。
表面的な問題しか分からないときは、家族のエコマップとジェノグラムを作成し重ね合わせることで、より深く問題の原因を探ることができます。
もしかして虐待かも?と思ったら
様子が気になる園児がいて、エコマップやジェノグラムを作成しているうちに、「もしかして虐待かも…」と気づくことがあります。
虐待の疑いがあったときは、児童相談所にすぐに通告しましょう。
児童相談所に状況を説明するときエコマップとジェノグラムは役に立ちます。そのため、作った資料は捨てずにきちんと保管しておくようにしましょう。
まとめ
今回紹介したエコマップやジェノグラムは、状況や関係性を図にして書き表すことで頭の中を整理し、複雑な関係もシンプルに把握することができます。まず、状況を客観的に正しく理解する。そうすることで、解決の糸口に繋がるかもしれません。
しかし、状況を把握するだけではなく、子ども達のためにその後どうしていくかが重要です。
子ども達や保護者の方が出しているSOSを見逃さないように、日頃からしっかり目を配り、情報収集を行いましょう。
是非今回紹介したことを参考に、エコマップやジェノグラムを活用してみてください!