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「南国」のイメージがあり、過ごしやすい環境が整っている宮崎県には、移住を考えた際に様々な移住支援制度があることをご存知でしょうか。移住の際には、「移住費用がかかる」という心配がありますが、各対象要件をクリアできれば、支援金を受け取ることができます。加えて、保育士に特化した移住支援も充実しています。今回は「幸福度ランキング」で2度も全国1位に輝いた宮崎県への、移住するメリットや注意点を踏まえ、各種支援制度についてご紹介します。
宮崎県ってどんなところ?
宮崎県の基本データ
宮崎県は日本列島の南西に位置し、26市町村からなる九州でも有名な地域の一つです。面積は約77ヘクタール、人口は約106万人と近年減少傾向にあるものの、県民は皆人情が厚く、活気が溢れています。397kmもの長い海岸線を持ち、海岸線中央より南部にかけては「日南海岸」と呼ばれ、きれいな海は観光地にもなっています。宮崎市内にある有名な「青島神社」は、年間90万人もの観光客で賑わい、特に「鬼の洗濯板」は人気の高いスポットになっています。夏の海には、毎年多くのサーファーたちが集まり、サーフィンのワールドカップと呼ばれる「ISAワールドサーフィンゲームス」の開催地になるなど、注目を集めています。
宮崎県の気候
宮崎県の気候と言えば、「一年を通して温かい」という印象があるのではないでしょうか。実際に、宮崎県での年間の平均気温は17度以上と高く、日照時間や快晴日数も全国トップクラスです。温かい気候の原因は太平洋の「黒潮」にあり、温かい潮が循環することによって、海岸側は冬でも雪が降ることはほとんどない程です。反対に山間部では積雪が観測され、同じ県でも大きな違いがあります。また、快晴日数が多いのと対照的に、宮崎県では雨が多く降ります。年間降水量は九州一といわれ、夏〜秋にかけては台風が多く上陸します。
宮崎県に移住して働きたい保育士さんのご相談に乗ります(無料)保育士が宮崎県に移住して働くメリット
保育士として働きやすい
移住する際、一番大切になるのは安定した仕事に就くことができるのか、という点ではないでしょうか。宮崎県に移住するメリットの一つとして、保育士が就職しやすいというポイントがあります。2012年頃まで待機児童0であった同県ですが、2018年には63人と近年増加しています。今後も保育士の需要の高まりが予想されており、有効求人倍率は2.60倍で、就職のしやすい状況と言えます。さらに、民間保育士年収の全国平均が323万円なのに比べ、宮崎県内の保育士年収の平均は344万円と、高水準なところも魅力です。
家賃が安い
生活費の多くを占める住宅費ですが、宮崎県では低価格で優良物件が多く見つかります。東京都の23区では、ワンルームの間取りで7万円前後が相場ですが、宮崎県では、宮崎市内でもワンルームの間取りで約4万円です。2LDKでも6万円ほどで住むことが出来ます。また、住宅購入の際にも、新築物件が2,000万円以下で見つかるので、住宅費に家計が圧迫される心配がありません。車の所有率が高い宮崎県ですが、毎月の駐車場料金は数千円で済むので、維持費をある程度抑えることも可能です。
子育てがしやすい
移住後の将来、宮崎県で結婚し、子育てを考えるタイミングが来ることもあるでしょう。宮崎県は、共立総合研究所が発表した「いい子どもが育つ」ランキングで2回連続の1位を獲得しており、のびのびとした子育てができると定評を得ています。子どもたちに基礎的な生活習慣が身についているという評価もあります。2012年度の「合計特殊出世率」では全国3位を誇り、今後も子育て家庭の増加が期待されています。子育て家庭への支援策も各市町村で進められており、温暖な過ごしやすい土地で、心身ともに楽しい子育てができるでしょう。
宮崎県の保育士移住コーディネーターに相談してみる保育士が宮崎県に移住するデメリット
車は生活必需品
魅力あふれる宮崎県への移住ですが、デメリットも少なからず存在します。一つは生活をする上で、車が生活必需品になることです。宮崎県内にも鉄道はJR九州が運行していますが、ほとんど都市部のみで郊外に出れば移動手段はバスになります。バスは広い地域で運行しているものの、あまり本数がありません。日々の買い物や職場への通勤手段として、車が必要になる場面が出てきます。車を保有するのにはお金がかかりますし、移動が電車ということに慣れている人には大変でしょう。どうしても車移動が厳しいという人は、事前に住宅周辺や職場へのアクセスについて、リサーチしておきましょう。
遊ぶところがあまりない
宮崎県には観光地やアウトドアを楽しむ場所は豊富にありますが、残念ながらエンターテイメント施設はあまり多くありません。2020年時点で、東京には300以上の商業施設がありますが、宮崎県は18箇所と少なめです。住む地域にもよりますが、気軽にショッピングをしたり、流行りの映画を楽しんだりすることも、都会と比べると難しくなります。アウトドアには興味がない、ゲームセンターが身近にある環境が良いという人には辛いでしょう。移住を機に、新しい趣味を探してみてはいかがでしょうか。
宮崎県への移住がおすすめな理由
食事が美味しい
移住し毎日暮らすことになれば、食事も楽しみたいですよね。宮崎県は温暖な気候故に農業が盛んで、特にきゅうりやピーマンの生産が有名です。果物では、マンゴーがよく知られています。「糖度15度以上」「重量350g以上」で、尚且見た目が美しいものは、最高級品ブランド「太陽のタマゴ」として出荷されています。太陽のタマゴは質が良く、高い人気を誇っています。宮崎県では畜産業も盛んであり、有名な宮崎牛や宮崎ブランドポークを含めた肉類の生産も全国トップクラスで、味は絶品です。地元の食材を使った美味しい食事を毎日摂ることは、日々の活力に繋がります。
スポーツ好きにはたまらない
宮崎県への移住は、スポーツが好きな人には特におすすめです。なぜなら、宮崎県は温暖な気候に加え、海には良い波が立つことでサーファーに大人気なスポットだからです。特に日向市は「サーフタウン」とも呼ばれ、サーフィンだけでなくダイビングも楽しむことが出来ます。また、冬は山間部の地域でスキーやスノボーといったウィンタースポーツも盛んです。一年を通してアウトドアスポーツを楽しむことができるので、スポーツ好きにはたまらないでしょう。また、宮崎県は通学通勤時間が短いことで有名で、学校や仕事の後にも趣味を楽しむことが出来ます。
宮崎県で保育士をはじめたい方大募集!宮崎県の移住情報、保育士求人情報はこちらからご相談ください!宮崎県へ移住して働く注意点
プロパンガスは光熱費が高くなる
宮崎県への移住を決めたら、住む場所を決めなければいけませんよね。住む場所を決める時には、事前に光熱費について見積もっておきましょう。宮崎県では地域によって、都市ガスではなくプロパンガスを利用する住宅が多くあります。プロパンガスは都市ガスと比べ、料金が割高になる可能性があります。せっかく住宅費が安くなっても、「光熱費が高く都心と固定費があまり変わらない」という事態に陥ってしまうことも考えられます。宮崎県では、新築でも安く住める住宅が豊富にあるので、新築でオール電化対応の住宅がおすすめです。
県外へのアクセスが不便
宮崎県は市町村によっては「陸の孤島」と呼ばれるほど、他県へのアクセスが不便な場合があります。広大な面積と、交通機関が充実していないことが要因として考えられます。都市部からの高速バスは運行していますが、同じ九州内でも5時間程度かかり、気軽に出かけていくのは難しいでしょう。移住を決める際には、帰省時のアクセスがどの様な方法になるのかを事前に把握しておくことが必要です。「思っていたより帰省が大変」「なかなか帰省できない」といったトラブルを防ぐことができますよ。リサーチはしっかりと行っておきましょう。
注目の宮崎県の移住支援情報
転入(移住)保育士等への補助事業(宮崎市)
保育士人材の確保を目的とした、宮崎県外から同県宮崎市へ、移住したい保育士を支援する制度です。移住の際に大きな負担となる転居費用の補助に加えて、住居の家賃補助も、最長36ヶ月間受けることが可能です。移住先でも保育士を続けたいと考えている人は、是非利用しましょう。
対象者
宮崎県外から宮崎市に転入(移住)した保育士資格保有者で、転入後、市内の認可保育所、認定こども園、地域型保育事業で、正規雇用の常勤保育士で雇用されるもの
※宮崎市内の指定保育士養成施設等を卒業後、宮崎市内の保育所等に就職した宮崎県外出身者も含みます。
補助金額
転居費用補助 100,000円(利用1回のみ)
家賃補助 月額1,5000円(最長36ヶ月)
必要書類
宮崎市子ども未来部保育幼稚園課へお問い合わせください
宮崎移住支援金制度
宮崎県外から移住し、尚且同県の選定企業に就職した人を対象に、移住支援金を受給できる制度です。選定企業とは、宮崎県が設定している移住支援金対象企業のことで、1,000件以上の求人から選ぶことが出来ます。保育士として働きたい、または、他の仕事も視野に入れ検討したいと考えている人におすすめの制度です。
対象者
転入前の10年間のうち、宮崎県以外の全国に通算5年以上在住・通勤していた方 令和元年7月22日以降に転入された方 選定企業へ就職した方 企業就職のほか、農林漁業就業者、事業継承者
補助金額
2人以上の家族・世帯の場合:1,000,000円
単身者の場合:600,000円
必要書類
各市町村によって異なりますので、「宮崎ひなた暮らし」HPの事前相談フォームよりお問い合わせください。
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宮崎県の保育士情報は「宮崎県保育士支援センター」で!
「宮崎県保育士支援センター」は、宮崎県で保育士として就職したい人の為に、情報発信や就活支援を行っている機関です。NPO法人みやざき子ども文化センター内に発足し、常駐するコーディネーターとの面談や相談を通して、自分に合った職場を紹介してもらえます。随時勉強会や就職フェアも開催されており、直接企業と触れ合う機会もあります。宮崎県への移住後、保育士として就職を考えている人は是非チェックしておきましょう。
宮崎県に移住して働きたい保育士さんのご相談に乗ります(無料)宮崎県に移住して保育士として働くということ
宮崎県への移住は様々な苦労もあります
一年を通して比較的温暖な気候が続き、アウトドアにもぴったりな宮崎県ですが、反対に雨や台風が多く、苦労する点として挙げられます。降水量は九州で一番多く、台風の季節には雨に加え風も強くなります。そんな時には、天気予報や台風情報をよく確認し、もしもの場合に備えておく必要があります。雷が極度に苦手、災害に対して極度に心配性という人には辛い場合があります。また、あまり台風被害に合わない土地で育った人には、普段の爽やかな気候とのギャップも辛く感じることがあるでしょう。
移住することでかけがえのない体験も出来ます
宮崎県へ移住することで、他県では味わえない経験が出来ます。具体的には、県内各地の雄大な自然、神社やパワースポットなどの神秘的な観光地を身近に感じられることが挙げられます。都会の喧騒の中では経験できない、のんびりとした自分の時間を満喫することができます。宮崎県は人情の厚い県民が多く、移住先で地域に溶け込みやすいので、地域の人におすすめスポットを教えてもらうこともできるでしょう。幅広い年代の県民幸福度が高く、魅力の多い宮崎県への移住をおすすめします。
宮崎県に移住して働きたい保育士さんのご相談に乗ります(無料)
宮崎県に移住した保育士さんのために「宮崎県移住保育士相談窓口」を開設しています。住居のこと、職場のこと、保育内容についてなど保育士移住コーディネーターが無料でご相談に応じます。いきなり移住して働くハードルは高いものです。一度、職場見学してみませんか?オンラインでの面接も可能ですよ。
宮崎県に移住をお考えの保育士さんのための宮崎県保育士移住相談窓口はこちらよくある質問
移住して保育士として働いている人は多いですか?
はい。多くの方が移住して保育士として働いています。約100名程度の方が2020年の1年間でアスカを通して移住して保育士として働いています。アスカを通じて移住した保育士さんのインタビューはこちらからご覧ください。保育士のお仕事は全国共通なので、移住しても働きやすいでしょう。
他の都道府県の保育士移住情報も知りたいのですが?
ご覧いただいてる都道府県以外の移住の情報はこちらのページからご覧いただけます。離島にスポットをあてた記事や移住した保育士さんのインタビュー記事もございます。合わせてご覧になってください。
具体的にいつ移住するか決めていないのですが相談に乗ってくれますか?
はい。もちろん、具体的に移住できる時期が決まっていなくてもご相談に乗ります。こちらの相談窓口よりお申し込みください。移住に最適な時期や移住までにかかる時間もアドバイスいたします!