保育士の手荒れ対策をご紹介!【原因・種類・ハンドクリーム・選び方】

これからの季節、特に気になってくるのが手荒れではないでしょうか。近年は感染症予防のため、手洗いやアルコール消毒を行う機会が増え「最近、指先がヒリヒリする」「クリームを塗っても追いつかない」と感じる方が多いように思います。そんな中、子どもに手を見られて「先生の手、ガサガサしてるね」と言われたり、手をつないだ時に不思議そうな表情をされたりすると、少し心がチクッとしますよね。そこでこの記事では、忙しい保育士さんでも取り入れやすい具体的な手荒れ対策を分かりやすくまとめました。保育士さんはもちろん、手荒れに悩んでいるすべての方に役立つ内容ですので、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

保育士に手荒れが多い原因は?

手洗いをする機会が多い

保育士に手荒れが起こりやすい1つ目の原因は、手洗いをする回数がとても多いことにあります。子どもたちと一日を共に過ごす保育士は、おむつ替えやトイレの介助、園外散歩から戻った後、給食やおやつの準備前後など、気が付くと何度も手洗いをしていますよね。ハンドソープで丁寧に手をこすり汚れを洗い流すことは大切ですが、そのたびに本来手を守ってくれている皮脂まで洗い流されてしまうことがあります。すると、手の水分が逃げやすくなり、指先が白くなったり、カサカサしたりと乾燥が進んでしまうのです。こうした手洗い習慣の積み重ねが、保育士に手荒れが多い大きな要因になるのです。

参考:https://www.saiseikai.or.jp/medical/column/teare/

消毒をする機会が多い

保育士に手荒れが起こりやすい2つ目の原因として、消毒を行う機会がとても多いことが挙げられます。保育園では子どもたちの健康を守るために、日々の保育の中で衛生管理への配慮が欠かせず、消毒液や洗剤を手に取る場面が自然と増えていきます。たとえば、

・手洗い後の消毒
・哺乳瓶や食器の消毒
・保育室やトイレの掃除
・玩具の拭き取り
・食事の時間に使う除菌シート

など、消毒液に触れる機会は、思い返すだけでもたくさんありますよね。こうした場面で使用する消毒液も、汚れと一緒に手に必要な水分や皮脂まで奪ってしまいます。その結果、手が乾燥しやすくなり、ひび割れやあかぎれなどの手荒れにつながってしまうのです。

水仕事をする機会が多い

保育士に手荒れが起こりやすい3つ目の原因として、水仕事をする機会がとても多いことが挙げられます。保育の現場では、子どもたちが汚してしまった衣類やタオルを洗ったり、雑巾をすすいだりと、気付けば一日に何度も水に触れています。洗剤や水に繰り返し触れることで、手の皮膚がふやけたり、ヒリヒリと痛みを感じたりすることも。さらに、漂白剤など刺激の強い洗剤を使う場面では、本来は手袋を着用したいところですが、忙しさからつい素手で作業をしてしまうこともあるかもしれませんね。こうした水仕事の積み重ねが、知らず知らずのうちに手荒れを招いてしまうのです。 

紙を使う機会が多い

保育士に手荒れが起こりやすい4つ目の原因として、紙に触れる機会がとても多いことが挙げられます。保育の中では、折り紙や画用紙を使った製作遊びを子どもたちと一緒に楽しんだり、壁面飾りを作ったりと、毎日のように紙を扱いますよね。さらに、連絡帳の記入や書類整理などの事務作業でも、知らず知らずのうちに紙に触れる時間が増えていきます。こうした紙との摩擦は、手の水分や油分を少しずつ奪ってしまい、指先が乾燥しやすくなる原因になるのです。

外気による乾燥と血行不良

保育士に手荒れが起こりやすい5つ目の原因として、外気による乾燥と血行不良が挙げられます。特に秋から冬にかけては空気が乾燥しやすく、園庭遊びや散歩などで屋外に出る時間が長い保育士は、冷たい風に手をさらす場面も多くなりますよね。手袋をつける間もなく子どもと手をつないだり、遊具の準備や片付けをしたりするうちに、手の水分が奪われてしまうこともあります。また、寒さで血行が悪くなると、手先まで十分な栄養やうるおいが届きにくくなり、乾燥やひび割れを引き起こしやすくなります。こうした季節特有の環境も、保育士の手荒れにつながる要因の一つと言えるでしょう。

保育士くらぶ

保育士に多い手荒れの種類

あかぎれやひび割れ

保育士に多く見られる1つ目の手荒れが、あかぎれやひび割れです。毎日の手洗いや消毒、水仕事を繰り返す中で手の皮膚が乾燥し、指先が割れてしまったり、白い皮がめくれてポロポロと剥がれ落ちたりすることがありますよね。さらに炎症が起こると、動かすたびにズキッと痛みを感じ、つらい思いをする方も少なくありません。症状が進むと出血してしまい、絆創膏が手放せなくなることもあります。そうなる前に、こまめな保湿や休憩時のケアなど、早めの対策を心がけてあげることが大切です。

かさつきや粉ふき肌

保育士に多く見られる2つ目の手荒れは、手のかさつきや粉をふいたような肌状態です。特に冬場など寒い季節になると、空気が乾燥し、手の水分量が少しずつ減っていくことで、このような症状が起こりやすくなります。たとえば、朝の準備中や子どもたちと外遊びをした後に、手の甲が白っぽくなって粉をふいたように見えることもあるのではないでしょうか。この時期は暖房を使う時間も増えて室内も乾燥しているため、いつも以上に手の状態に目を向け、早めに保湿をしてあげることが大切ですよ。

刺激接触皮膚炎

保育士に多く見られる3つ目の手荒れが、刺激性接触皮膚炎です。これは一般的に『かぶれ』と呼ばれるもので、手湿疹の約7割がこの刺激性接触皮膚炎にあたるとも言われています。たとえば、消毒液や洗剤を使った後に指先や手の甲にブツブツが出たり、かゆみを感じたり、ヒリヒリとした痛みが続いたりする場合は、刺激性接触皮膚炎かもしれません。私たちの肌には本来、外からの刺激に耐えるためのバリア機能が備わっていますが、手洗いや消毒を繰り返すことで、その許容範囲を超える刺激が加わってしまうことがあります。そうすると、肌が頑張りきれず、刺激性接触皮膚炎として症状が表れてしまうのです。

保育士におすすめの手荒れ対策

ゴム手袋をなるべく使う

保育士におすすめしたい1つ目の手荒れ対策は、ゴム手袋をできるだけ活用することです。保育の現場では、汚れてしまった衣類やタオルを洗ったり、雑巾をしぼったりと水仕事をする場面が多くありますよね。そんなとき、つい素手で作業をしてしまいがちですが、ゴム手袋を一枚つけるだけで、洗剤や水による刺激から手を守ることができます。たとえば、洗濯や掃除の際に手袋を使うことで、作業後の肌のつっぱり感やヒリヒリ感が軽減されます。忙しくても無理のない範囲でゴム手袋を取り入れることで、水仕事を快適に行えるようになりますよ。

保湿をしっかりする

2つ目の手荒れ対策は、日頃から丁寧に保湿を行うことです。手洗いや消毒の回数が多い保育の現場では、ハンドクリームなどでこまめにうるおいを補ってあげることが、手荒れ予防の中でも特に大切なポイントです。たとえば、手をたくさん使う作業の前後や、「少し乾いてきたな」と感じたタイミングでハンドクリームを塗ると、無理なく続けやすいですよ。時間に余裕があるときは化粧水で軽く水分を与えてからハンドクリームを重ねることで、より保湿され、しっとり感が高まります。

水やぬるま湯を使用する

保育士が意識すべき3つ目の手荒れ対策は、手洗いや洗い物の際に水やぬるま湯を使うことです。寒い季節や忙しい時間帯には、ついお湯を使いたくなりますが、実はお湯で手を洗ったり食器を洗ったりすると、手に必要な皮脂まで落ちてしまい、手荒れを招きやすくなります。たとえば、給食後の片付けやおやつの準備前後などは、水やぬるま湯を意識するだけでも手への負担が少し軽くなりますよ。泡を流すときも、ゴシゴシと強くこするのではなく、手を包み込むようにやさしく洗い流すことが大切です。このように、日々の小さな心がけが、手を守ることにつながります。

化粧水を先につける

意識して取り入れたい4つ目の手荒れ対策は、ハンドクリームの前に化粧水で手肌をうるおすことです。乾燥しきった手にそのままクリームを塗っても、なかなか浸透せず「塗ったのにすぐカサカサしてしまう」と感じた経験はありませんか?化粧水を先に使用することで、潤いを浸透させることができますよ。たとえば、外遊びの後や水仕事が続いた後は、まず化粧水を手に少量なじませ、肌に水分を届けてあげることが大切。角質層に水分が行き渡った状態でハンドクリームを重ねると、水分が逃げにくくなり、保湿力がぐんと高まります。忙しい保育の合間でも、ひと手間加えることで手肌がやさしく守られます。

ハンドクリームの塗り方

保育士が意識して取り入れたい5つ目の手荒れ対策は、ハンドクリームの塗り方に少し気を配ることです。手の甲に出してサッと広げる方法はよく見かけますが、実はそれだけでは十分な保湿につながらないことがあります。おすすめなのは、まず手のひらでクリームをしっかり温めてから、手の甲同士をやさしく押し当てるようにしてなじませる方法です。さらに、指先や爪のまわりまで丁寧にもみ込み、手全体を温めるように軽くマッサージしてあげると、しっとり感が長持ちしやすくなりますよ。

保育士におすすめのハンドクリームの選び方

配合成分で選ぶ

保育士さんにおすすめしたいハンドクリームの選び方1つ目は、配合されている成分に目を向けて選ぶことです。保育の現場では手洗いや消毒、水仕事が多いため、ハンドクリームも「しっかり保湿したい」「水に強いものがいい」など、求める役割が人それぞれ異なりますよね。以下を参考にしながら、今の手の状態に合ったものを選んでみてください。

●保湿
グリセリン、尿素、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド、シアバター など
●肌のハリ
ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド など
●肌の保護
ワセリン など
●角質を柔らかくする
尿素、グリセリン など
●冷え性対策
ビタミンE など

つけ心地で選ぶ

保育士さんにおすすめしたいハンドクリームの選び方2つ目は、実際のつけ心地を大切にして選ぶことです。ハンドクリームには、塗った直後からさらっとするタイプや、しっとり感が長く続くものなど、使用感にさまざまな違いがありますよね。保育の現場では、塗った直後に手洗いや水仕事をしたり、子どもと手をつないだりする場面も多いです。そのため、べたつきが残るクリームだと水で流れやすかったり、子どもが「手がぺたぺたする」と不快に感じてしまうこともあります。忙しい保育士さんには活動の合間にさっと塗ってもすぐに作業に戻れるような、さらさらしたつけ心地のハンドクリームがおすすめですよ。

香りで選ぶ

保育士さんにおすすめしたいハンドクリームの選び方3つ目は、香りに注目して選ぶことです。市販のハンドクリームには、香水のように華やかで強い香りがついている商品も多く、つい好みで選びたくなりますよね。しかし、保育の現場では抱っこやおむつ替えなどで子どもと近い距離になることが多く、特に乳児にとっては強い香りが刺激になってしまう場合があります。抱っこした際に子どもが顔をしかめたり、落ち着かない様子を見せたりすることもあるかもしれません。そのため、園で使うハンドクリームは、無香料のものや、石鹸の香りなどのほんのりとやさしく香る程度の商品を選ぶと安心して使えますよ。

デザインで選ぶ

保育士さんにおすすめしたいハンドクリームの選び方4つ目は、見た目のデザインを楽しみながら選ぶことです。毎日何度も使うものだからこそ、手に取ったときに少し気分が明るくなるようなデザインだと、ケアの時間も前向きになりますよね。たとえば、自分へのちょっとしたご褒美として人気のデパコスブランドのものを選んだり、子どもたちとの会話のきっかけにもなるキャラクターが描かれたチューブを使ったりするのも素敵ですよね。プレゼントとして保育士さんに贈る場合にも、デザイン性のあるものは喜ばれやすい印象があります。

まとめ

ケアをして健康的な手を維持しよう!

いかがでしたか?今回は、保育士の手荒れについて解説していきました。保育士は手洗いや消毒、水仕事、外気の影響など、日常的に手荒れが起こりやすい環境で仕事をします。あかぎれや乾燥、かぶれなどの症状は、放っておくと痛みや不快感につながり、保育にも影響してしまいます。ゴム手袋の活用や水・ぬるま湯の使用、化粧水とハンドクリームを組み合わせた保湿など、日々の小さなケアが手肌を守る大切なポイントですよ。自分の手の状態に合ったハンドクリームを選び、無理なく続けることで、子どもにも自分にもやさしい保育環境を整えていきましょう。

おしえて!保育求人ガイド

ABOUTこの記事をかいた人

おしえて!保育求人ガイドは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。おしえて!保育求人ガイドでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/