冬の一大イベントであるクリスマス。クリスマスを楽しみにしている子供達も多いのではないでしょうか。そんなクリスマスの時期は、クリスマスにちなんだ遊びをしたり、製作を行いますよね。しかし、毎年やってくるクリスマス。製作がマンネリ化してしまっているなんてことはありませんか。そこで今回は、クリスマスカード製作のアイディアについてまとめました。作ったカードは誰かにプレゼントできますので、楽しさを分けることが出来ますよ。成長の記録として残しておけば記念にもなります。クリスマスカードを製作し、プレゼントしてみんなで楽しいクリスマスにしましょう。
手作りクリスマスカード【乳児クラス編】
手形と足形のクリスマスカード
ではさっそく手づくりクリスマスカードの製作アイディアを紹介していきます。まず初めに、乳児クラスの子供達でも楽しく作ることが出来る簡単アイディアからみていきましょう。 まずは、手形と足形のクリスマスカード製作です。こちらは、手形か足形かどちらか一方でもかわいく仕上がります。親御さんに渡すと記念にもなりますので喜ばれますよ。とてもおすすめな製作です。
(必要なもの)絵の具、画用紙、パレット、筆、新聞紙(机や床が汚れないように下に敷くと安心)、雑巾、マスキングテープ、デコレーション素材、ペン
作り方
①画用紙をクリスマスカードの大きさにカットして、マスキングテープで枠を覆う
②カードを半分に折り、その一方に手形か足形をつけていく
③しっかりと乾かす
④カードのもう一方の部分にクリスマスらしい絵を描く
⑤デコレーション素材で自由にデザインして、完成!
★絵の具の色に応じて、絵の具が目立つような画用紙の色を用意しましょう
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シールとリボンで簡単クリスマスカード
次は、シールとリボンでできる簡単クリスマスカード製作です。乳児クラスの子供達は、シールがはがせない場合があります。子供達がはがしやすいように工夫しておくとスムーズに製作に入れますよ。
(必要なもの)画用紙(色の違うもの2種類)、ペン、マスキングテープ、リボン、シールなどのデコレーション素材、はさみ、のりか両面テープ
作り方
①色の違う画用紙を用意して一方を長方形にカットする
②①でカットした大きさより小さめにもう一つの画用紙をカットする
③②の画用紙を①の画用紙の上にのりで貼り付ける
④ペンでツリーを描く
⑤シールなどのデコレーション素材をくっつけて自由にデザインしていく
⑥マスキングテープを自由にはる(いろんな柄や大きさのマスキングテープを用意しておくと◎)
⑦カードの上部にリボンをくっつけて完成!
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デカルコマニーでクリスマスカード
次は、デカルコマニーという技法を使ったクリスマスカード製作です。カードを開くまでどんな柄になっているかわからないため、子供達はクリスマスカードを作る過程でワクワク感を得ることが出来ます。さらにデカルコマニーは色について興味関心を持ちやすく、子供達の健やかな成長を促進するため、おすすめの製作ですよ。
(必要なもの)画用紙(土台となるもの1枚・緑1枚)、絵の具、はさみ、のり、ペン、デコレーション素材
作り方
①緑色の画用紙を半分に折り、開く
②①の片面に絵の具で色をつけていく
③画用紙の面と面を合わせる
③鉛筆でツリーの形をかき、はさみでカットする
④クリスマスカードの土台となる画用紙に③を貼り付ける
⑤ツリーの幹や、ツリーのトップスターをペンで描く
⑥デコレーション素材を使って周りを自由にデザインして、完成!
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開いてびっくりプレゼントクリスマスカード
次は、開くとプレゼントがでてくる仕掛けのクリスマスカード製作です。 モンテッソーリの格子編み込みを活用してかわいいクリスマスカードを作ってみましょう。
(必要なもの)画用紙、おりがみ、セロハンテープ、はさみ、のり
作り方
①土台となる画用紙を2つおりにして、片面を三角形に切り抜く
②赤色の折り紙を八等分に折り、その折り目を左右の端1cm程度の余白を残してはさみで切っていく
③緑色の折り紙を八等分に細長く切っていく
④緑色の折り紙を赤色の折り紙に編み込んでいく
⑤土台となる画用紙に④を貼り付ける
⑥上にリボンを貼り付けたらプレゼントの部分が完成
⑦余白部分にメッセージを描いたり、自由にデザインをする
⑧カードを閉じた状態にして、切り抜いた三角形の上部に星型の折り紙を貼り付けて、完成!
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手作りクリスマスカード【幼児クラス編】
アレンジ自在の基本の立体クリスマスカード
では次に、幼児クラスの子供達向けのクリスマスカード製作のアイディアもみていきましょう。まずは、アレンジ自在の基本の立体クリスマスカード製作です。このやり方を使えば、さまざまなクリスマスカード製作に応用することができます。飛び出すパーツはその時々のコンセプトに合わせて、お好みで自由に作ってくださいね。
(必要なもの)画用紙(台紙)、折り紙、ペン、はさみ、のり
作り方
①大きさを変えた2枚の色画用紙を半分に折る
②小さい方の色画用紙の折り目部分に切れ目を入れて、パーツを飛び出させる場所を作る
③切れ目を入れた根元に折り目をつけ、折り目にそって内側にグイッと引き出す
④2枚を中心の折り線で小さいほうを上にして重ねて貼り合わせる
⑤作った飛び出させたいパーツを、飛び出させる場所に貼り付ける
⑥余白部分を自由にデザインして、完成!
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ツリーが飛び出す応用クリスマスカード
次に、ツリーが飛び出るクリスマスカード製作です。こちらの作り方は、先ほどの基本の立体クリスマスカードとは違った作り方です。ひと味違うクリスマスツリーが飛び出す仕組みのカードを作ることが出来ますよ。カードにツリーを貼り付ける作業が少し難しいので、保育士さんがサポートしながら製作するようにしましょう。
(必要なもの)画用紙、のり、はさみ、デコレーション素材、ペン
作り方
①台紙となる画用紙を半分に折る
②ツリーに使う緑色の画用紙を半分に折って、台紙の縦幅の大体3分の1ぐらいの幅に印をつけて短冊状に切り出す
③1本目を基準に、それより少し太めの短冊と少し細めの短冊も切り出しておく
④切り出した画用紙を、3回三角に折り、余った部分ははさみで切っておく
⑤もみの木を貼りたい場所に仮置きして印をつけ、上段から順に貼っていく
(少し重なるように2段目、3段目を置いていきのりで貼りつけると綺麗に仕上がります)
(どこが接着面かわかるよう保育士さんがサポートしてあげてください)
⑥画用紙を切ってツリーの幹とトップスターを作り貼り付ける
⑦自由にツリーに飾り付けする
⑧余白部分にメッセージを描いたり、自由にデザインして完成!
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立体デコレーション素材でクリスマスカード
次に、立体的なデコレーション素材を使って作るクリスマスカード製作です。こちらは、上記で紹介した基本のクリスマスカードの作り方を使った製作となります。準備として、飛び出させたいパーツを作っておきましょう。パーツはビーズやボタンなどの立体的なデコレーション素材でデザインしておしゃれに仕上げてくださいね。 (必要なもの)画用紙(台紙)、折り紙、ペン、はさみ、のり、ビーズやボタンなどの立体的なデコレーション素材
作り方
①大きさを変えた2枚の色画用紙を半分に折る
②小さい方の色画用紙の折り目部分に切れ目を入れて、パーツを飛び出させる場所を作る
③切れ目を入れた根元に折り目をつけ、折り目にそって内側にグイッと引き出す
④2枚を中心の折り線で小さいほうを上にして重ねて貼り合わせる
⑤作った飛び出させたいパーツを、飛び出させる場所に貼り付ける
⑥余白部分を立体的なデコレーション素材で自由にデザインして、完成!
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クリスマスカードを作るときのポイント
カードを渡す相手を決めてから作る
最後にクリスマスカードを作るときのポイントについて紹介します。まず一つ目は、クリスマスカードを手作りする前に、カードを渡す相手を決めておきましょう。なぜなら、渡す相手によって子供達が想像するデザインの構想が異なる可能性があるからです。例えば、お母さんだったらかわいらしい雰囲気のカードにしたい。一方で、お父さんだったらかっこいい雰囲気のカードにしたい。こういった形で、子供達は渡す相手を想像しながらクリスマスカードを製作するでしょう。カードを渡す相手を決めてから作るほうがよりデザインやアイデアが浮かびやすく、思いのままに製作に取り組めますよ。子供達一人一人の思いが詰まったクリスマスカードが製作出来ると良いですね。
子供の年齢にあわせて製作する
二つ目は、子供の年齢にあわせてクリスマスカードを製作しましょう。はさみやのりを使うことも多いこのクリスマスカード製作。子供達の年齢にあわせて製作アイディアを選ばなければ、怪我の原因になったり、製作が嫌になってしまう子供がでてくるかもしれません。そのため、子供達の年齢や発達に合わせて、保育士さんがサポートしながら楽しんで製作に取り組んでみてください。以下では、おおまかな年齢対象を紹介します。 ・乳児クラス(0歳児~2歳児)子供の手形や足形を活用したり、お絵描きやシールなどのはさみやのりを使わずに行えるアイディアが最適(最後は保育士さんが仕上げましょう) ・幼児クラス(3歳児~5歳児)はさみやのりなども自分で使いながら、自由にアレンジを考えて製作できるアイデアが最適 参考にしてみてくださいね。
クリスマスカードキットを使用するのもアリ
三つ目は、クリスマスカードキットを使ってカード製作を行う手段があることを認識しておくということです。クリスマスカードを製作する上では、事前準備がいりますよね。クラスの子供達が多くなると、人数分のパーツを作るのにとても時間がかかります。何十個も作る余裕がない、時間がないという保育士さんもいるかもしれません。そんな時、もし金銭的に余裕がある場合はキットを使用してカード製作を行うのも良いでしょう。子供達の人数分のパーツが足りなかったり、不備がでることが少なくなるメリットもありますよ。
まとめ
クリスマスカードを手作りしてプレゼントしよう!
いかがでしたでしょうか。今回は0歳児、1歳児、2歳児の乳児クラス向けと、3歳児、4歳児、5歳児の幼児クラス向けに分けてクリスマスカード製作アイディアを紹介しました。年齢や子供達一人一人の発達に合わせて、保育士さんが時にはサポートしながらカード製作を行ってみてください。そして製作したクリスマスカードは大切な人にプレゼントしましょう。記念にもなりますし、とても喜んでもらえるはずですよ。今回紹介したアイディアを参考にクリスマスカード製作を行い、子供達と一緒に楽しいクリスマスにしてくださいね。
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