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気球は壁面工作の定番です。作り方がお手軽な上、壁を空に見立てたりもできるので、教室の中も華やかになりますね。気球に乗っている人などを工夫したりなどのアレンジ方法も様々です。本記事では、気球の壁面工作の作り方を紹介します。園児と一緒に簡単に作れるものや、難易度の高い折り紙で作る気球などがあるので複数のデザインの気球を組み合わせるのもおすすめですよ。立体的な気球と平面的な気球に分けて紹介しているので、ぜひ園児との工作に挑戦してみて下さい。
気球の壁面は簡単に作れる
基本の気球作りに必要な材料
気球の壁面は、子供たちとの共同作業で楽しく簡単に作れます。基本的な気球を作るのに必要な材料は以下のものになります。
【気球作りに必要な材料】
・画用紙
・ハサミ
・のり
基本的な気球は、以上の材料を形通りに切り、糊付けすることで完成します。他にも、お花紙を作った気球や紙コップを使って作る気球などがあります。以下で動画と簡単な解説でそれぞれの気球を紹介しているので参考にしてみて下さいね。
園児と作れる立体の気球の作り方
紙コップで作る気球
まずは紙コップで作る気球の作り方を紹介します。紙コップ一つで二つの気球が作れますよ。
材料さえあれば簡単に作れますね。紙皿の飾りつけはマスキングテープでなくお絵描きするのもおすすめです。
お花の気球
次にお花柄の気球の作り方を紹介します。お花紙で作ったお花を紙皿に貼り付け、土台の部分とつなげる方法で作ります。ひらひらしたデザインは女の子に人気そうですね。
お祝いの式によく利用されるお花紙を使って華やかな気球を作れるのでおすすめです。
パラパラめくれる気球
次に、パラパラめくれる立体型の画用紙で作る気球を紹介します。難易度は高めですが、あらかじめパーツの用意をしておいて、所々の動作を園児と共に作るなどの工夫で楽しく作れるでしょう。
土台の部分を折り紙で覆ったりしたアレンジも可能です。色んな種類の気球を作れるでしょう。立体的でクオリティの高い作品が出来上がります。
園児と作れる平面の気球の作り方
リボンで作る気球
リボンを使った気球の作り方を紹介します。リボンに触れる機会がなかなかないので、園児たちは興味を持ちやすいでしょう。
リボンを使って作るとカラフルでオシャレな気球になります。
折り紙を切って作る気球
続いて、折り紙と紙皿で作る気球の作り方を紹介します。紹介している気球の中で最も簡単に作ることができる気球です。
年少さんでも保育士の方と一緒に楽しく作れるでしょう。
難しい気球の作り方
画用紙で作る気球
続いて画用紙で作る気球の作り方を紹介します。新学期に教室で子供たちを迎える時や誕生日パーティの時などに、メッセージと共に飾りやすいでしょう。
園児と一緒に作る場合は、あらかじめ切った画用紙を用意して、園児たちは張る作業だけで完成できるようにするのもいいですね。
折り紙で作る気球
最後に紹介するのは折り紙で作る難易度が高めの気球の作り方です。小さい窓などを飾るのにおすすめです。
折り紙を細かく切る必要があるので手間が多少かかりますが、繊細で質の高いデザインの気球を作ることができます。
気球の壁面作りの4つのアレンジ方法
動物を気球の中に入れる
ここからは、気球作りで簡単にできるアレンジ方法を紹介します。ひとつ目は気球に乗るキャラクターをアレンジすることです。上記で紹介した気球の中にもありましたが、人のイラストだけでなく、可愛らしい動物のイラストを画用紙で作って乗せてみましょう。キャラクターのバリエーションも増える上、胴体の色なども人間に比べてカラフルなのでより華やかな壁面工作になります。動物の種類を覚えるきっかけにもなりますね。
壁面に空の色の画用紙を貼り付ける
気球が浮かぶ空をイメージして、水色の画用紙や雲をイメージした画用紙を一緒に貼るのもおすすめのアレンジ方法です。教室の壁一面を空に見立てて、飛行機や鳥などのイラストを貼り付けると、会話の元になったり想像力が広がるきっかけになるでしょう。教室全体の景色が鮮やかになり、通うのも楽しくなります。壁ではなく窓に気球の作品を貼る場合は、外の景色とマッチして自然になるので水色の画用紙は必要ありません。気球を使って壁を空に見立ててみてください。
似顔絵などを一緒に貼り付ける
壁面工作は園児と一緒に作った作品を貼り付けると園児も喜び、教室にいるのが楽しくなります。一緒に作った作品だけでなく、作成した時の写真などを取って貼るのもおすすめです。園児たちの写真を気球の胴体に載せて、作った子が乗っているようにできるアレンジは気球ならではのものでしょう。自分の顔と一緒に自分の作った作品が教室に飾ってあると、園児たちも喜びますね。保護者の方が教室に訪れた際も、自分の子供がどの作品を作ったのかわかりやすく、親子受けもよくなります。
気球の土台の部分にメッセージを書く
気球の土台の部分にメッセージを書いてみましょう。平面の気球の作り方で紹介した折り紙で作る気球やリボンで作る気球は、土台の部分もアレンジするのが可能です。作った時の感想などを園児に書いてもらうのも、思い出のひとつになります。少し難しい作り方で紹介した画用紙で作る気球などを使えば、壁面一面に園児に伝えたいメッセージを書いて飾るなどのアレンジ方法もおすすめです。イベントの後にメッセージを伝えたりなどの工夫もできますよ。
気球の壁面作りで身につく3つの力
形の変化に興味を持つ
気球の壁面作りで、園児に身につく力は主に3つあります。ここからはその3つの力を詳しく解説します。ひとつ目は、形の変化に興味を持つようになります。折り紙と似たように、折ったり切ったりすることで形が変化することを学び、その過程に興味を持つようになります。折って切ったものを組み合わせてひとつの気球が出来上がるので、達成感と同時に様々な形の変化をみられます。気球は折り紙だけでなくリボンやひもなど、様々な材料と触れることが出来るので、触覚も養うことができるでしょう。
手先が器用になる
画用紙を切ったり張ったりする作業で、手を使う作業に慣れ、器用になります。複雑な形に切ったり折ったりする作業が指先を鍛える訓練になり、上達していくと、紙の端と端を綺麗に合わせて折ることが出来るようになります。気球を作る過程で多く出てくる穴に紐を通す動作や、土台と気球の部分を繋げる動作などは、折り紙で経験する折る作業だけでは練習できません。気球は複数の作品をひとつにまとめて完成できるので、様々な作業を行う経験をできます。
集中力が保たれる
気球の作成によって、集中力が養われます。ひとつの気球を作るために、切る、折る、貼るなどの工程があり、それぞれの工程で頭を使って作業します。また気球は気球と土台の部分にパーツが分かれているので、ふたつの作品を作る必要があるのです。ふたつの作品を作成した後にそれらを組み合わせて完成になるので、作業は簡単でも全体の完成までには多くの過程を経験し、集中力に加えて忍耐力も養われていくでしょう。
気球作りを教える際のポイント2つ
先にお手本を見せる
最後に、園児に気球の作り方を教える際に、保育士の方が意識したいポイントをふたつ紹介します。ひとつめは、先にお手本を見せてあげることです。園児は保育士のしたことを見よう見まねで真似しようとします。説明のみでは想像できないので分かりづらく、工作をストレスに感じる可能性があります。保育士の方が分かりやすく、ひとつずつの工程を見やすく解説しながら一緒に工作をしたら、園児たちもスムーズにマネすることが出来るでしょう。
紙で手を切らないように気を付ける
気球を作るときは、園児が紙で手をきらないように気を配りましょう。紙を利用する工作は、画用紙や折り紙によって手を切ることが多いです。紙の端で手を切ってしまうことがあることを、工作の前にしっかり説明してから始めましょう。ハサミやカッターなどの使い方は注意しやすく、保育士の方が代わってあげることが出来る作業ですが、気球作りにおいて園児が紙を触ることは避けられないので、説明した上でよく見守ってあげましょう。
まとめ
気球で壁面を飾って華やかにしよう
本記事では、気球で作る壁面の作り方を紹介しました。気球の壁面は空のようなデザインになりやすく、男の子にも女の子にも人気な爽やかなデザインになるでしょう。これからの夏の季節にもピッタリで、教室の雰囲気を明るくするのにも最適ですね。気球の中でも立体的な物から平面的なものまで、様々なデザインの気球を簡単に作れるので、ぜひお気に入りの気球を試してみて下さい。簡単に作れるタイプの気球はぜひ園児と一緒に作ってみて下さいね。
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