保育園で使える簡単なピアノ曲9選!【楽譜選びのポイント・練習方法・保育士のピアノレベル】

保育士が、ピアノを演奏する場面が多くある保育の現場。ピアノを演奏することは、子供たちを楽しませるのには欠かせません。ピアノを弾く場面が多いほど、たくさんの曲をマスターする必要があり、ピアノが苦手な保育士の方は不安に思うことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、初心者の方やピアノが苦手な方でも簡単に弾けるピアノ曲をご紹介します。保育園で使う楽譜選びのポイントやおすすめの練習方法なども解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

簡単に弾けるピアノ曲9選

チューリップ

「咲いた〜、咲いた〜」のメロディから始まる人気の童謡です。どの年齢の子供でも歌うことができ、春におすすめのピアノ曲です。右手のメロディは、ドからラまでの音しか使わないので、簡単に弾くことができますよ。初心者の方の練習曲としてもおすすめです。練習するときは、まず右手を練習して、慣れてきたら左手で簡単な伴奏をつけると良いでしょう。歌に合わせて、手でチューリップの形を作りながら踊っても楽しいですよ。

大きな古時計

大きな古時計は、時計に関する曲といえばこの曲と呼ばれるぐらい、誰でも一度は聞いたことのあるメロディですよね。「チクタクチクタク」の歌詞に合わせて、振り付けをしながらゆったりと音楽を楽しむことができます。ゆっくり流れるメロディなので、練習がしやすく、ピアノを弾きながら子供たちと一緒に歌うこともできますね。お遊戯会や発表会に使用する曲としてもおすすめです。

キラキラ星

キラキラ星は、良く知られている曲で”変奏曲”の1つに分類されます。七夕やクリスマスにおすすめの楽曲です。楽譜も簡単で、弾き慣れると暗譜もしやすい曲ですよ。指を細かく動かす部分があるので、注意して繰り返し練習することをおすすめします。手袋シアターを製作で取り入れて、完成したらキラキラ星のリズムに合わせて子供たちと踊ってみても良いでしょう。

グーチョキパーでなにつくろう

保育園や幼稚園で定番の曲なので、弾けるようになると子供たちと楽しく歌うことができます。手遊び歌としても活用できるので、保育に取り入れやすいです。初心者の人でも簡単に弾くことができるので、ぜひ練習してみてくださいね。メロディがシンプルなので親しみやすく、子供たちが楽しみながら歌うことができるでしょう。歌詞の内容は言葉遊びも含まれているので、子供たちと楽しくアレンジしてみてください。

手をたたきましょう

手遊び歌としても有名な”手をたたきましょう”。ピアノに合わせて歌うだけでなく、手を叩いたり、リズムに合わせて足踏みしたり、体を動かしながら歌える曲です。この曲は、音感やリズム感を育て、子供の潜在的な基礎能力の発達を促すリトミック要素があります。ピアノ曲としておすすめの一曲なので、是非保育に取り入れてみてくださいね。伴奏も難しくないので、ピアノが初心者の保育士さんや、苦手な方も安心して挑戦できるでしょう。

星に願いを

”星に願いを”の、初心者向けにアレンジされた楽譜です。ピアノに慣れてくると、中級者や上級者向けの楽譜もあるため、上達の目標として挑戦する曲としておすすめです。明るい曲で、歌詞も子供たちに人気が高いので保育に取り入れやすいでしょう。”キラキラ光る”の歌詞に合わせて、手の振り付けを加えてみても良いですね。七夕の季節に取り入れ、七夕飾りや笹竹に願い事を書き、行事と一緒に歌を楽しむこともおすすめです。

カエルの歌

「クワックワッ」というカエルの鳴き声が特徴的な”カエルの歌”。鳴き声を真似して楽しんだり、輪唱を練習してみたり、子供たちと一緒に歌える楽曲になります。ドからラの音までで伴奏を弾くことができるので、初心者としても挑戦しやすいでしょう。乳児クラスから、幼児クラスまで幅広い年齢が楽しむことができ、梅雨の季節にぴったりの曲です。雨が降った日でもこの曲を歌いながら、明るく楽しい1日を過ごせそうですね。

大きな栗の木の下で

子供たちが踊りを楽しみながら歌うことができる”大きな栗の木の下で”。保育士として、練習しておきたいと思っている方も多いですよね。ドから高いドまで使うため、少し難しいかもしれませんが、ぜひ挑戦してみてください。曲のテンポがゆっくりなので、初めは他の曲よりもさらにゆっくり演奏してみても良いでしょう。楽譜のパターンが多く、初心者向けにもたくさんアレンジされているので、自分に合った楽譜を探してみてください。

こぎつね

明るい歌詞と楽しいメロディで、子供たちからも人気の”こぎつね”「こぎつねこんこん」の歌詞から始まる童歌です。歌詞に使われている言葉の響きを楽しみながら、秋の季節をイメージして歌ってみてください。ピアノ伴奏では、スタッカートが登場し、跳ねる音が多い曲です。少しだけテンポが早いと感じる方もいるかもしれませんが、上達の一環として挑戦してみることをおすすめします。

保育士くらぶ

保育士に必要なピアノレベル

子供たちと弾き歌いができる

保育士としてピアノのスキルが必ずしもないといけないことはありませんが、保育の現場ではピアノは欠かせません。保育士に求められるピアノスキルは、子供たちと弾き歌いができることでしょう。ただピアノの伴奏を弾くのではなく、子供たちと一緒に歌いながら演奏をしていく必要があります。ピアノ初心者の方や、苦手な方にとっては、弾きながら歌うことに対してハードルが高いと感じる方もいますよね。子供たちが伴奏に合わせて楽しく歌えることを大切にし、少しずつ練習してみてくださいね。

”バイエル”終了レベル

保育園からピアノ技術の基準として、バイエル終了程度を設けられることが多いです。バイエルとは、日本で特に有名なピアノ教則本で、さまざまな場面で使用されています。保育士としてバイエルを使うことはほとんどありませんが、採用条件として”バイエル終了程度”のスキルを求める保育園もあります。ピアノを練習する際の目標として、バイエルをひと通り弾けるようになることを目指してみても良いですね。バイエルの楽譜は、基礎練習の繰り返しとしても効果的なので、一冊持っておくことをおすすめします。

保育園で使う楽譜選びのポイント

保育用に作られた子供たちが歌いやすい曲

保育園で使う楽譜を選ぶ時は、保育用に作られており、子供たちが歌いやすい曲を選ぶことが大切です。アレンジされている楽譜の中でも、元保育士の方のように保育現場を理解している人が作った楽譜があります。保育園で使いやすいようにアレンジされてるので、保育に取り入れやすいでしょう。子供にとって歌いやすい曲とは、音域が広すぎず、長すぎない曲です。また、子供にとって聞き馴染みがあり、親しみのある童謡や童歌などの定番曲を選ぶこともおすすめです。

季節に合った曲

保育園では、一年を通して子供たちと歌を歌ったり、ピアノを使ったりすることが多いですよね。楽譜選びのポイントとして、季節ならではの曲や、イベント感あふれる曲を選ぶと良いです。四季折々の曲がたくさん載っている楽譜本を選んでみてください。七夕やハロウィン、クリスマスなど季節の行事にちなんだ楽譜を練習すると、保育園でも子供たちと楽しく過ごすことができます。紹介したピアノ曲の中にも梅雨の時期や七夕など、季節に合った曲があるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

演奏しやすい曲

同じ曲であっても、上級者向けや初心者向け、伴奏向けなど楽譜やアレンジによって異なります。ピアノ初心者や苦手な方は、難易度の高い楽譜にはじめから挑戦してしまうと、練習時間が長くなってしまうため、簡単な楽譜からスタートしましょう。簡単な楽譜をマスターしたら、中級者向けを練習してみるなど、自分のピアノスキルにあった楽譜を選ぶことが大切です。ピアノ初心者の方が弾きやすい楽譜の特徴は、音符が大きく記載されていたり、シャープやフラットがなかったりするものなので、確認して選びましょう。

おすすめのピアノ練習方法

片手ずつゆっくり練習する

ピアノ初心者の方におすすめの練習方法は、まず片手からゆっくり練習していくことです。いきなり両手で弾こうとすると難しいため、片手ずつ練習していきましょう。譜読みからスタートし、メロディラインとなる右手からゆっくりとピアノを弾いてみてください。メロディラインである右手を弾けるようになるだけでも、保育現場で活用することができます。右手が終わったら左手、左手ができたら両手と少しずつチャレンジしていきましょう。

苦手な箇所は繰り返し練習する

ピアノ伴奏を練習していると、つまずく箇所や弾きづらい部分が出てくることもあります。苦手なところは、何度も繰り返し練習していきましょう。できるだけ毎日ピアノに触れて練習することはもちろん、苦手だと感じるところは繰り返し練習することで少しずつ上達していきます。テンポを遅くしたり、弾きやすい指の形を考えたりして工夫していきましょう。日頃から繰り返し練習していくことで、少しずつコツを掴んで習得することができます。

鍵盤を見ないで練習する

慣れてきたら、手元の鍵盤を見ずに弾く練習をしましょう。実際に保育の現場で弾くときは、子供たちのことを見ながら弾き歌いします。そのため、できるだけ手元を見ずに歌いながら練習することをおすすめします。また、楽譜を見て音符を素早く読めることも大切です。音符を口に出しながら弾いてみたり、楽譜の途中から弾いてみたり、余裕を持って弾けるように練習しておくと良いでしょう。

まとめ

子供たちと楽しく弾き歌いしよう

保育士になるためにピアノスキルは必須ではありませんが、実際の保育現場ではピアノは欠かせない存在です。日々の歌の時間や、イベントなど、子供たちとのコミュニケーションとしても役立ちます。ピアノ初心者の方は、まず聞き馴染みのある童歌から初めてみることをおすすめします。慣れてくると、子供たちと一緒に楽しく弾き歌いできるのでぜひ挑戦してみてくださいね。少しずつ練習し、ピアノを使って子供たちと楽しく歌って過ごしましょう。

保育士くらぶ

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