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保育士が世間からどう思われているか気になりますよね。今回は保育士の世間からのイメージについて紹介していきます。そのほかにも、保育士の大変な部分や、実際の仕事とイメージのギャップについても解説していきます。世間のイメージでは、保育士は子供と遊ぶだけの楽な仕事と思われがち。しかし、このイメージは保育関係者以外からのイメージです。実際に保育士として働いたときに、イメージと違った!とならないように、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
世間からの保育士のイメージ
お世話好きそう
保育士には、世話好きで面倒見が良い人が多いイメージがありますね。保育士は常に子供たちを見守る必要があります。その理由の一つとして、子供の思わぬケガから守る必要があるからです。子供に寄り添ってなければいけないため、世間からはお世話が好きというイメージを持たれるのでしょう。保育士を目指す人の特徴として、幼少期から家族の世話をしていた経験があるひとや、コミュニケーション能力が高い人であることが挙げられます。その観点からも、お世話好きと評価されるのですね。
子供が好きそう
保育士という職業には、一般的に子供好きなイメージがあります。保育士は、毎日長時間子供たちと一緒にいるお仕事であるため、このように思われるのも理解できますね。保育士の多くは、子供とのコミュニケーションを楽しみ、成長を見守りたいという思いがある方だと思います。子供好きな人には、やさしい笑顔を向ける力や子供たちの気持ちや興味を理解しようとする気持ちがあります。
家庭的で優しそう
保育士のイメージに家庭的で優しそうという印象が根強いのは、日々、子どもたちの心身の成長を支える仕事に従事しているからです。この職業は、愛情を持って接する能力や、子どもたちが安心して過ごせる環境を整えることが求められます。また、保育士は子どもだけでなく、その家族とも密接に関わり、信頼関係を築くことが重要。そのため、保育士は家庭的で温かみのある雰囲気を持つ人が多そうだというイメージが広まっているのですね。
人手不足で大変そう
保育士の仕事は、子供の成長にとても大切な役割を果たしていますが、人手不足が深刻な課題となっています。この人手不足は、労働条件が厳しいことや給与が比較的低いこと、そして精神的、肉体的な負担が大きいことが原因にあります。これらによって、ますます保育士の仕事は激務で大変そうというイメージが強くなってしまっています。保育士の職場環境や待遇は、早急に改善しなければならない問題ですね。
女性保育士のイメージは?
良い母親になりそう
女性保育士がいい母親になりそうというイメージは、彼女たちが日々、子どもたちの世話をする中で示す優しさ、常に子供達のことを考えながら業務を進めるための忍耐力、愛情深さから来ているのでしょう。子供と仲良くコミュニケーションをとっている姿は、世間の人たちにとって母親を連想させるため、このようなイメージを持たれがちです。さらに、おむつ替えや小さい子の身の回りのお世話もするため、子育てのスキルが高いとも思われやすいですね。
しっかりしてそう
女性保育士がしっかりしてそうというイメージを持たれるのには、子供たちをとりまとめて、お世話をする姿が関係しています。いろんな子供たちの話を聞き、時には子供の体調不良や何かを汚してしまったなどの緊急事態にもおちついて対処する。これらは包容力と冷静に落ち着いて物事を見る力が必要です。その結果、女性保育士はしっかりしているというイメージを持たれるのでしょうね。
男性保育士のイメージは?
良い父親になりそう
男性保育士に対するイメージは、良い父親になりそうという肯定的なものがあります。これは、子供の身の回りのお世話ができることが関係しています。実際に、男性でおむつの替え方や小さい子との接し方、子供特有の病気についてなどの知識を知っているという方はそれほど多くないと思います。そのため、それらを仕事で扱っている男性保育士は、世間のイメージ的に良い父親になりそうと思われるのですね。
防犯面で頼りになりそう
男性保育士は、保育現場の防犯面でとても頼りになる存在というイメージがあります。子どもを狙う犯罪への具体的な対策が施されている中で、近年、不審者による保育園への侵入事件も発生しています。しかし、男性職員が施設内にいることで、犯罪抑止力となる場合があります。一般的に女性が多い保育の現場では、男性保育士がいることはとても心強く、もしもの時に頼れる存在として心強いですよね。
保育士の大変な部分
人間関係
保育士の職場では、子どもたちのケアだけでなく、職員同士や保護者との人間関係も、大変な部分の1つです。全員が異なる価値観を持ってるからこそ、時には人間関係が大きなストレスの原因となることもあります。対人関係で悩んだ時は、まずは自分の感情や考えをおちついて整理し、相手の立場や感情を理解しようと努めることが大切です。また、ほかの人の意見を聞くことで、客観的に自分を見つめ直すことができますよ。
人手不足
保育現場では、人手不足の状況はめずらしくありません。人手不足だと、保育士1人が担当する子供の数や業務量が増え、どうしても心の余裕がなくなってしまいますよね。それによって、子供たち1人1人への丁寧な対応ができなくなってしまうのは、保育士としてつらいこと。そのようなことにならないように、職員同士で協力し合って、保育の質を下げないように対応していくことが大切です。
休みにくい
保育士が休みにくい理由は、さまざまな原因があります。まず、人手不足が大きな原因です。保育士のニーズは高まる一方で、それに対して適切な人材が不足している状況が続いています。急な休みが発生した場合、他のスタッフがその穴を埋めなければなりません。これにより、本来の業務に加えて負担が増し、休みを取りにくくなることがあります。休みを取る際には、代わりのスタッフや臨時の職員を確保する必要があり、容易なことではありません。
実際の保育士の仕事
朝に行う業務
朝に行う保育士の仕事はたくさんありますね。まず、保育園の環境整備があります。これは、清掃や消毒など、施設内を安全で清潔に保つことを指します。次に、子どもたちの迎え入れです。保護者が仕事に行くために早朝から子供を預けに来ることがあります。この時、保護者と短いながらもコミュニケーションを取ることも重要な役割の一つ。保護者からその日の子どもの健康状態や特記事項を聞き、それを念頭に置いて子供のお世話をします。この朝の準備は、子どもたちが一日を通して安心して過ごせるようにするために、必要不可欠です。
昼に行う業務
昼になると園内では、手洗いやうがいの指導が行われ、昼食の準備に取りかかります。食事のサポートをしながら、アレルギーに注意したり、食事のマナーを教えたりする重要な時間ですね。食事後は、歯磨きのサポートやお昼寝の準備を行い、子どもたちが安心して眠れるよう環境を整えます。お昼寝中は、子どもたちの様子を見守りながら、連絡帳の記入や行事の準備などの事務作業を行います。
夕方に行う業務
夕方に行う保育士の仕事は、お昼寝から目覚めた子どもたちとの遊び時間やおやつ後の片付け、帰りの会の準備などがありますね。帰りの会では一日の振り返りを行い、それぞれの保護者に向けた連絡帳の作成、配布を行います。保護者がお迎えにくると、子どもたち一人ひとりの日中の様子や必要な連絡を伝えます。最後に子供たちが全員帰宅した後は、翌日の準備や園内の清掃、事務作業を行います。
保育士の魅力
直接的な社会貢献ができる
保育士は、子どもたちの安全と成長を支える重要な役割を担っており、その活動は直接的な社会貢献となります。保育士とのふれあいやコミュニケーションは、子どもの将来の人格形成に大きな良い影響を与えます。また、保育士は子供のサポートだけではなく、同時に働く保護者のサポートも行っていることになるため、社会全体の労働力の維持と発展にも貢献しているといえるでしょう。このように保育士の仕事は、個々の子どもの成長はもちろん、社会全体の未来のために必要不可欠ですね。
子供の成長を間近で見ることができる
保育士は、子供たちの成長を第一線で支える職業です。日々の保育の中で、言葉の発達や社会性の芽生え、自己表現力の成長といった、小さな変化を見つけることができますよね。また、子供が新しいことに挑戦し、達成感を得る瞬間や、友達との関係性が深まる様子も間近で見守ることができます。このように、子供たちの成長を間近で見られることは、保育士にとってのやりがいの1つになりますよね。
親や子供たちから感謝されやすい
保育士は子供たちの成長を支える大切な役割を担っています。日々の世話や教育を通じて、子供たちの小さな成長を見守ります。また、保育士のサポートにより、保護者は仕事と家庭のバランスを保つことができますよね。子供の成長の様子や保育園内でできたことを保護者に伝えてあげることで、感謝の言葉をもらうことがあります。保育士にとって、これらの感謝は日々の努力が報われる瞬間であり、仕事の大きな魅力の一つです。
まとめ
保育士はイメージギャップはあるけど魅力的なお仕事!
今回は世間からの保育士のイメージと、実際の仕事内容などについて紹介しました。保育士の仕事に対する一般的なイメージと、実際の業務内容にはギャップがあります。しかし、保育士の仕事には、子どもたちの成長や笑顔に触れる喜びがありますよね。保育士という仕事は、子ども好きな方には特に向いており、たくさんのやりがいがあるお仕事。興味がある方はぜひ保育士を目指してみてくださいね。