目次
◎園だよりってどう書いたらいいの…?
毎月、多くの保育園では園だよりを発行しています。
園だよりは、保護者の方たちに園でのお子さんの様子を伝えることや園から保護者の方への連絡をするための大事なお手紙なのです!
園だよりの印象で、保護者の方からの保育士さんの印象も大きく変わってしまいます!
保育園や幼稚園の園だよりの書き方の中でもとっても重要なのはレイアウトです!!
はじめに、レイアウトのポイントとレイアウトの例を挙げていきます。
◎レイアウトのポイント5つ!
まず、どういった風に書けばいいのでしょうか?
レイアウトのポイントを5つ説明します。
①伝えたいことを整理する
園だよりはA4サイズかB4サイズの保育園がほとんどだと思います。
A4サイズでは、読みやすいように文章を入れていくと、意外と文字数が制限されてしまい、あまり多くの情報を載せることができません。
また、適当に書き始めてしまうとポイントや伝えたいことがわからなくなってしまっていますので、まずは情報を整理していくことが大切です。
箇条書きで伝えたい項目を挙げていくのもいいと思います!!
②記事の優先順位を決める
内容を整理した後は、記事の項目の優先順位を考えていきましょう。
大きい行事があるときはその情報がトップに来るでしょう。インフルエンザなどの感染症が流行っているときはその情報も入れなければなりません。
①で整理した項目に優先順位をつけていき、より伝えたいことが伝わりやすくなるように意識していきましょう!そして、あまり必要ないかも・・・といった情報をどんどん削っていくこともよりよい園だよりをつくる際にはとても重要なことです!!勇気を持って削ることもポイントです!!
③バランスを考える
②で決めた記事の項目の数を元におおまかに紙をスペースで区切ります。
より伝えたい項目がトップであったり、上のほうに来るようにして配置を考えていきましょう。
また、重要な項目については、他の記事よりも大きく使用していきましょう。
④記事の内容を考える
③までの作業が終わったら、ようやくここから中身の文章を考えていきます。
いきなり、すべての文章を作っていこうとすると長い文章になってしまいがちです。そこで、まず③で考えた園だよりのスペースやバランスをもとに下書きを行っていきます。
このときに文字サイズも同時に考えていき、場合によっては構成の再検討も考えていきながら作業を行うようにしてください。
手書きで作成する場合も文章の内容を考える場合は1度パソコンで入力して校正を行った方が文章を直す作業がしやすいのでオススメです!!
ここからは本書きです。下書きまでの作業がきちんとできていれば本書きがそこまで難しい作業ではありません。
この際、インターネット等で保育のフリーのイラスト集などもありますので、こちらを活用して、全体的に暖かい雰囲気が出るようにして読みやすい印象が出るように意識して作成するようにしてください。
⑤全体を整える
本書きが終わりましたら、最後は仕上げの作業です。
すべて書き終えた後に全体を見なおすと、スペースが少し余ってしまったり、全体のバランスが悪くなっていたりと、書き終わらないとわからないことがたくさん出てきます。
そこで、最後には必ず記事全体のバランスの調整を行っていくようにしてください。小さなスペースであればイラストをひとつ追加してみたり、もともとあったイラストの大きさを変えてみたりなど、イラストでバランスを変えることが一番手っ取り早く簡単な方法です。
他にも、一言コメントを追加してみたりなど、全体の構成はあまり多く手直しせずにイラストや記事の中の文章をちょっと変えるなどの細かい作業で直すようにしてください!
また、全体を見直す際に『読み手は保護者』ということと『全体の統一性』の二つを意識して見直してください。
これを意識すると作業していたときには気づかなかった発見などもできて新しいアイデアが生まれたり、次回以降作業するときにもっとスムーズに作業が出来るようにもなるのでこれを大切にしてください!
◎園だよりレイアウト例
レイアウトのポイントの次は、実際にどのようなことを書くのか、園だよりのレイアウトの例を紹介します。
①あいさつと園の最近の保育園の様子
トップには季節の挨拶や園の行事などを用いた挨拶を入れます。
季節の挨拶を入れることで文章の始まりに引き締まった印象を持たせることができます。
季節の挨拶だけでは、堅苦しい印象をもたれることもありますので、保育園での行事であったり、夏でしたらプール、秋であれば運動会などの保育園の季節の出来事を用いた文章も効果的です。
そのような挨拶の後には、具体的な園の様子を報告する内容を入れる保育園のおたよりが多いです。
こちらは些細な内容でも問題ありません。行事などがあればそれについて書くことが多いですが、日々の暮らしの中で子どもたちが成長している内容を書くこともオススメです!
ただ、注意しなければいけないのは、一部のクラスや子どもたちの情報に偏らないようにすることです。
担任をしているクラスなどの情報が多くなるのは多少しょうがないことですが、保育園全体のおたよりということを意識して作成しましょう。
②お誕生日のお友達の紹介
ここでは、保育園でお誕生日のお友達の紹介をします。
内容としてはお誕生日の日にちとクラスや年齢を入れる形になります。
保育園によってはお誕生日のお友達の写真を載せたり、担任の先生から一言コメントを入れたりなど工夫してお祝いをしている保育園もあります。
③保育士さんから
①の項目と内容が少し重なってしまう点もあるように感じる項目ですが、ここでは、保育園の様子をより具体的に伝えることができる内容を書きましょう。
例えば、保育園での行事に向けて練習していることや、プールやお散歩などで必要なものや注意することなどの保育園から保護者の方へのメッセージを伝えやすい項目でもあります。
なので、より細かく情報やメッセージが伝えられるように意識して作成しましょう。
④お知らせ
こちらは、保育園から保護者の方へ連絡することを記入します。
保育園に提出が必要な書類のお知らせや、園の行事などへの参加のお知らせなどの内容を入れましょう。
⑤行事予定
カレンダーを用いて、具体的な予定を伝えていきます。
年齢やクラスごとにその予定の日にちが異なる場合は、クラスなどの情報も入れて分かりやすく表記しましょう。
保育園の園だよりをカラー印刷で配布している保育園は色を分けて情報を伝えることも工夫できるポイントです!
◎クラスだよりのレイアウト例
クラス便りに関しては、保育士さんに書き方やレイアウト、内容を完全にお任せしている保育園も多いです。
園だよりの次はクラスだよりのレイアウト例をご紹介します。
①あいさつと担任から
トップには季節の挨拶や園の行事などを用いた挨拶を入れます。この挨拶は一行程度の簡単なものでいいでしょう。
クラスだよりにおいては、挨拶文よりもこの後の担任からのコメントがとても大切になります。ここでは、クラスで起こった出来事やクラスの様子を細かく、分かりやすく伝えることがポイントです。
その際、情報はクラスの一部のお友達だけの情報に偏らないように注意しましょう。
②行事予定
クラスだよりの行事予定では、そのクラスに関係のある行事のみを掲載していきます。
その際、カッコ書きなどで持ち物や行事の詳細情報を入れることもオススメです!
③お誕生日のお友達の紹介
ここでは、保育園でお誕生日のお友達の紹介をします。
保育士さんによってはお誕生日のお友達の写真を載せたり、担任の先生から一言コメントを入れたりなど工夫してお祝いをしている保育園もあります。
④今月のうた
この項目はクラスだよりによく掲載される情報です。
歌は、毎月代わり、クラスごとにも異なることが多いので、クラスの情報としてお伝えしやすいためです。
また、『今月のうた』を子どもたちは家に帰っても歌ったりするため、このようにクラスだよりの情報として載せることによって、保育園での保育の様子をより身近に伝えやすくなります。
◎まとめ
いかがでしたか?
園だよりやクラスだよりは定期的に発行しなければならず、負担のかかる業務ですよね。
ですが園と保護者を繋いでくれる大切な業務なので、書き方には注意しながらも、楽しむ気持ちで園だよりを作ってみてくださいね!
よくある質問
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