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今年もクリスマスの時期が近づいてきました。保育園生活の1年を締めくくる特大イベントとして、クリスマスの企画は欠かせません。子ども達がとても楽しみにしている日でもあるため、最高の思い出にしてあげたいですよね。そこで、今回の記事ではクリスマスの由来や、クリスマス会にぴったりな手遊びを紹介します。「クリスマスにおすすめの手遊びを知りたい!」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
クリスマスとは?
イエス・キリストの降誕祭
今では日本でも恒例の行事となっているクリスマス。クリスマスはキリストの誕生日だと認識している方が多いかもしれませんね。しかし、それは違います。実は、クリスマスはイエス・キリストの降誕祭なのです。新約聖書では、キリストの生まれた日を特定していません。そのため、降誕祭はキリストの誕生日ではなく、キリストが生まれてきたことをお祝いする日となります。この、生まれてきたことをお祝いする日が、クリスマスの本当の意味とされていますよ。
4世紀頃の冬至に行われた光の祭りが12月25日だった
では、いつ頃からクリスマスは始まり、なぜ12月25日になったのでしょうか?クリスマスの始まりは4世紀頃だと言われています。当時のヨーロッパはローマ帝国時代。その頃ペルシャから、光の祭りという行事があるミトラス教という宗教が伝わってきました。光の祭りとは、この日を境に再び昼間が長くなっていく、すなわち太陽の力が強まっていくことを祝う行事で、行われるのは1年で最も昼間が短くなる冬至でした。この冬至が12月25日にあたります。そこでローマ皇帝は、イエス・キリストを光に例え、光(太陽)の復活はキリストの復活とし、12月25日をキリストの降誕祭に制定したとされています。
参考:https://thegate12.com/jp/article/447
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クリスマスに手遊びで遊ぶメリット
感受性を育める
クリスマス会に手遊びを取り入れる保育園は多いですよね。手遊びには様々なメリットがあります。まず1つ目のメリットは、感受性を育むことです。クリスマスに手遊びで遊ぶことは、子どもたちの感受性を豊かに育む良い機会です。クリスマスの手遊びには、季節感や行事ならではの楽しい動作や歌が取り入れられており、子どもたちは自然と特別な季節の雰囲気を感じ取ることができます。また、クリスマスならではの音楽や手遊びを通して、保護者やお友達と一緒に過ごす温かい時間を共有できる機会にもつながりますよ。感受性を育むことは、他者への共感や自分の気持ちを表現する力を養ううえで重要な役割を果たします。
室内で気軽にできる
クリスマスに手遊びで遊ぶ2つ目のメリットは、室内で気軽にできることです。冬は外で遊ぶ機会が減りがちですが、室内で簡単にできる手遊びなら、天候を気にせず遊べます。例えば、クリスマスの音楽に合わせて手を動かしたり、サンタクロースや雪だるまの動きを真似たりすることで、子どもたちは身体を動かして飽きずに楽しめるでしょう。また、特別な道具を用意する必要がないため、保育園や家庭でもすぐに始められ、子どもたちと一緒に楽しい時間を共有することができます。
クリスマスに手遊びを行う際の注意点
広い場所で行う
クリスマスに手遊びを行う際の1つ目の注意点は、広い場所を確保することです。手遊びは、身体全体を使う大きな動きが含まれている曲もあり、子どもたちが元気に手足を動かす場合があります。また、音楽や歌に合わせた手遊びは、簡単な振り付けやステップを含むことも多いです。このとき十分なスペースがないと、周りにある物やお友達にぶつかってしまい、怪我やトラブルにつながるかもしれません。そのため、周りにある物やお友達にぶつかる心配のない、ゆとりのある場所で行うことが望ましいでしょう。また、十分なスペースがあることで子どもたちはのびのびと体を動かし、より集中して遊びに参加できるため、楽しい雰囲気がさらに広がりますよ。
子どもの各家庭の意向を確認する
クリスマスに手遊びを行う際の2つ目の注意点は、子どもの各家庭の意向を確認することです。クリスマスは宗教的な側面を持ったイベントです。そのため、保護者によっては、保育園で行うクリスマス会に参加を希望しない方もいるかもしれません。その場合は、保護者や子どもたちの希望に沿いながら、別室で違う活動をするなどの代替案を考える必要があるでしょう。様々な事情を抱える家庭の子どもでも楽しめる活動ができるように、まずは保育者全員で話し合うことが大切ですよ。
クリスマスに子どもとできる手遊び
イチ・ニ・サンタ
1曲目に紹介するのは「イチ・ニ・サンタ」です。
作曲 小沢かづと
イチ ニ サンタのおじさん
しろいおひげで ゴーゴーゴー
ひ ふ みんなが待っている
しあわせ届けに ゴーゴーゴー
イチ ニ サンタのおじさん
しろいかみのけ ボーボーボー
ひ ふ みんなが待っている
それでも寝ぼけて ボーボーボー
イチ ニ サンタのおじさん
しろいおひげで ゴーゴーゴー
ひ ふ みんなが待っている
しあわせ届けに ゴーゴーゴー
みんなで楽しいクリスマス
2曲目に紹介するのは「みんなで楽しいクリスマス」です。
作曲 不明
まっかな おはなの トナカイさん
もじゃもじゃ おひげの サンタさん
まんまる おかおの スノーマン
みんなで たのしい クリスマス
トナカイ サンタ スノーマン
トナカイ サンタ スノーマン
トナカイ サンタ スノーマン
みんなで たのしい クリスマス
他の曲と比べて、短めで簡単にできるため0歳~1歳頃の子どもにもおすすめですよ。
もうすぐクリスマス
3曲目に紹介するのは「もうすぐクリスマス」です。
作曲 三根政信
もうすぐクリスマスツリーを飾ろう
1番目はロウソク 「ふぅ」
もうすぐクリスマスツリーを飾ろう
2番目はクリスマスベル 「りんりん」
もうすぐクリスマスツリーを飾ろう
3番目はサンタクロース 「もじゃもじゃ〜」
もうすぐクリスマスツリーを飾ろう
4番目はしろいゆき 「ふわっ」
もうすぐクリスマスツリーを飾ろう
5番目はおほしさま 「きらっ」
メリークリスマス!
サンタクロースはいそがしい
4曲目に紹介するのは「サンタクロースはいそがしい」です。
作曲 荒巻シャケ
やほほい やほほい クリスマス
サンタクロースはいそがしい
ぼうし おっけー
ようふく おっけー
ズボン おっけー
ながぐつ おっけー
プレゼント おっけー
しゅっぱつだ
「へい!」
最初はゆっくりなテンポで歌い、1回歌うごとにテンポをあげていく歌い方もありますよ。この歌い方は、年少さんから年長さんまで楽しむことができます。
いちといちで〜クリスマスバージョン〜
5曲目に紹介するのは「いちといちで〜クリスマスバージョン〜」です。
作曲 不明
いちといちで トナカイになって
にーとにーで まゆげになって
さんとさんで もじゃもじゃおひげ
よんとよんで ぼうしになって
ごーとごーで プレゼントって
サンタになっちゃった!
「はっはー!」
他の曲と比べて、振り付けがとても簡単でテンポもゆっくりな曲のため、0歳~1歳の小さな子どもでも簡単に踊れますよ。
とんとんとんとんクリスマス
6曲目に紹介するのは「とんとんとんとんクリスマス」です。
作曲 玉山英光
とんとんとんとん ほしのよる
とんとんとんとん ベルが鳴る
とんとんとんとん トナカイさん
とんとんとんとん ソリをひく
とんとんとんとん サンタさん
みんなのところへ プレゼント
聞き馴染みのある「ひげじいさん」の替え歌です。歌詞をオリジナルに変えて楽しむ方法もおすすめですよ。子どもにオリジナルの歌詞を考えてもらうのも良いかもしれませんね。
クリスマスいとまき
7曲目に紹介するのは「クリスマスいとまき」です。
作曲 小森昭宏
原曲 いとまきのうた
いーとーまきまき いーとーまきまき
ひーて ひーて トントントン
いーとーまきまき いーとーまきまき
ひーて ひーて トントントン
できた できた
サンタさんのぼうし
いーとーまきまき いーとーまきまき
ひーて ひーて トントントン
いーとーまきまき いーとーまきまき
ひーて ひーて トントントン
できた できた
サンタさんのめがね
雪のペンキ屋さん
8曲目に紹介するのは「雪のペンキ屋さん」です。
作曲 安藤孝
ゆきのぺんきやさんは
おそらから ちらちら
おやねも かきねも ごもんも みんな
まっしろく まっしろく そめにくる
ゆきのぺんきやさんは
おおぜいで ちらちら
おやまも のはらも はたけも みんな
まっしろく まっしろく そめにくる
街を白く染めてしまう雪をペンキ屋さんに例える可愛い童話で、子どもたちに人気の歌です。雪が降ったときに歌うと、より楽しく遊ぶことができますよ。
雪だるまのチャチャチャ
9曲目に紹介するのは「雪だるまのチャチャチャ」です。
作曲 多志賀明
ゆきがふってきた チャチャチャ
そとはまっしろけ チャチャチャ
ゆきダルマをつくったら
ダルマがおどりだす チャチャチャ
パパゴンダルマ チャチャチャ
ママゴンダルマ チャチャチャ
チビゴンダルマもなかまいり
チャチャチャでおどりだす チャチャチャ
リズムや手遊びの振りも簡単で覚えやすい曲のため、幅広い年齢の子どもが楽しめますよ。特に乳児には、発表会に使用する曲としてもおすすめです。
サンタ・トナカイー
10曲目に紹介するのは「サンタ・トナカイー」です。
作曲 谷口國博
くりすますになると
すずのねをならしてやってくる
さんた となかいはとてもなかよし
さんた・となかいー
さんた・となかいー
さんた・となかいー
なかがいい?
くりすますになると
すずのねをならしてやってくる
さんた となかいはとてもなかよし
さんた・となかいー
さんた・となかいー
さんた・となかいー
なかがいい?
くりすますになると
すずのねをならしてやってくる
さんた となかいはとてもなかよし
さんた・となかいー
さんた・となかいー
さんた・となかいー
なかがいい?
サンタがみちを
11曲目に紹介するのは「サンタがみちを」です。
作曲 不明
さんたがみちを ほっほー
あるいていると ほっほー
なんだかとってもいいにおい
はながのびて はながのびて
はながのびて はながのびて
ぞうさんに なっちゃった
うそ うそ うそうそうそ
さんたがみちを ほっほー
あるいていると ほっほー
なんだかとってもいいながめ
くびがのびて くびがのびて
くびがのびて くびがのびて
きりんさんに なっちゃった
うそ うそ うそうそうそ
さんたがみちを ほっほー
あるいていると ほっほー
なんだかとってもいいきぶん
なにかのびて なにかのびて
なにかのびて なにかのびて
となかいに なっちゃった
まとめ
クリスマスを楽しめる手遊びを保育に取り入れよう!
いかがでしたか。今回は、クリスマスの由来やおすすめの手遊びについて紹介していきました。子どもたちにとって1年で最もワクワクする行事と言っても過言ではないクリスマス。子どもたちが笑顔になれる1日にしたいですよね。子どもたちが安心してクリスマスを過ごせるように、保育士は環境整備を行い、怪我やトラブル防止に努めましょう。今回の記事で紹介したクリスマスに関する知識や手遊びを参考にして、子どもも大人も最高の思い出となるクリスマスにしてくださいね!