2024年度最新!音楽が苦手でも突破できる!保育士試験『音楽』を解説【条件・内容・出題例・対策】

「歌が下手…」「ピアノが苦手…」などなど『音楽』に対して苦手意識はありませんか?

2024年度の保育士試験の前期は4月~6月に終了しました。今から受ける人は後期に向けた準備を始めましょう。

2024年度の保育士試験の後期試験の日程は、
筆記試験:令和6年10月19日(土)20日(日)
実技試験:令和6年12月8日(日)

となります。

令和6年保育士試験日程について – 全国保育士養成協議会HPから引用

保育士希望の方は、試験が受かるか今からドキドキしてると思います。
保育士試験で筆記が通ってひとまずホッとしていても、実技がうまくいかなければ保育士にはなることはできないのです。

今回は、保育士試験が不安な方や『音楽』に対して苦手意識がある方に向けて以下の内容をまとめてみました!

  • 保育士資格の取得条件
  • 実技試験の詳しい内容
  • 音楽試験について
  • 克服が難しい方へ

この記事を見たらきっとあなたの保育士試験が上手くいくでしょう!
是非最後までご覧ください!!

保育士資格について

保育士資格を取得できる条件は?

まずは、保育士資格を取得できる条件から確認してみましょう。
今のところ、保育士になるための方法は大まかに2つです。

  • 保育士資格が取れる養成学校(大学・短大・専門学校)を卒業する
  • 保育士資格試験を受けて合格する 。

保育士資格が取れる学校では音楽・ピアノの授業があります。ピアノが下手でも単位を取って卒業することができれば、保育士資格試験を受けなくても保育士になることができます。

単位を取れるかどうかというのは、当然その学校、先生によっても違ってきますが、授業をきちんと受け、練習をしていれば、余程でなければ単位が取れないということはありません。つまり、この時点で不得意な方が多くいたとしても不思議ではありません。

実技試験の内容

実技試験の内容もしっかり確認してみましょう。
以下の中から2つを選択しなければなりません。

  1. 音楽表現
    ピアノ・ギター・アコーディオンのいずれかを選択し、課題曲の弾き語り
  2. 造形表現
    課題から制限時間内に絵を描く
  3. 言語表現
    課題をもとに子供に3分間お話をする
保育士くらぶ

保育士試験の『音楽』とは

試験内容

保育士実技試験の『音楽』を簡単に説明すると、ピアノ・ギター・アコーディオンのいずれかを選択し、課題曲の弾き語りする試験です。
ピアノ以外のギターとアコーディオンを選択した方は自分で楽器を会場に持ち込みましょう。
課題曲は受験申請の手引きに記載されており、楽譜の持ち込みが可能です。
歌は1番のみとなります。

2023年の出題例と注意点

2023年出題曲は以下の2曲でした。
課題曲は基本的に保育園でもよく歌われる童謡となっています。

① 『幸せなら手をたたこう』(作詞:木村利人 アメリカ民謡)

②『やぎさんゆうびん』(作詞:まど・みちお 作曲:團伊玖磨)

そして注意点はこの4点です。
しっかり確認しておきましょう。

注意1 : ピアノ以外の楽器は持参すること。持参楽器の不具合(弦切れなど)がないよう注意すること。
ピアノは会場に設置された楽器(グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノのいずれか)を使用する。
注意2 : ギターはアンプの使用を認めないのでアコースティックギターを用いること。カポタストの使用は可。
注意3:アコーディオンは独奏用を用いること(合奏用は使用不可)。
注意4:曲全体を通じて、次のように演奏した場合は採点の対象外となるので留意すること。
  ・全体を通して伴奏しないで歌だけを歌った。
  ・全体を通して歌を歌わないで伴奏だけを弾いた。
  ・歌と同じ単旋律のみを弾きながら歌を歌った。

令和6年実技試験概要 – 全国保育士養成協議会から引用

採点基準は?

『音楽』の試験では
演奏や歌の上手さはもちろん大事ですが、子供を惹きつける豊かな表現力も求められます。

  • 楽器や歌のレベルが実際に保育士して働いた際に問題がない技術であるか
  • 保育士さんとして子供たちのことをリードして歌えるか

を試験官は見ています。
どの試験でも“保育の場面にふさわしい人物か”をチェックしているのです。

『音楽』試験の対策方法

楽器の練習方法

楽器の練習法としては、時間や金銭面で余裕がある方は教室に通ってみたり、通信講座を受けてみるのはいかがでしょうか。

しかし、教室に通う時間がない!経済的に難しい!という方もいらっしゃると思います。
そんな方でも諦める必要はないのです。
音楽試験の練習は独学でも上達することが可能なのです。
独学で上達するコツを経験者の方の声からまとめてみました。

  • いきなり全部弾こうと思わず、数小節ずつ練習する。
  • 少しずつでも毎日練習する。
  • 右手、左手どちらか片方ずつ弾いてみる。
  • YouTubeなどの動画で運指を覚える。
  • 楽譜は、今弾いているところの少し先を見るようにする。
  • まずはゆっくりしたテンポから始める。
  • YouTubeなどの動画サイトにアップされたピアノ練習曲を見る

などといった練習法があります。
誰だっていきなりうまくなるのは難しいです。
少しずつ慣れていけばきっと上達すると思います!

歌の練習方法

歌の上手さは生まれ持ったものでもありますが、後から上達することも無理なことではありません。
それに、歌が得意でなくても保育士さんになってる方は意外といるものなのです。

音痴のなかには、「運動性音痴」と「感覚性(感受性)音痴」といった2パターンがあります。

「運動性音痴」は音程が外れてることがわかったり、リズムを取ることが出来ても歌ってみると、再現することができないのです。
しかし、自覚症状があるので練習することで改善することが可能なため諦めないことが大事です。

一方で、「感受性音痴」は歌を歌ったり演奏してる時に音がズレていることが気付くことができません。
自覚症状がないために、自分で音程のズレに気づかないので修正することが難しいです。
よく歌を聞き込んで一つ一つの音を正確に歌えるように練習しましょう。
また、自分の歌声を録音して客観的に聴いて修正していくのも上達のコツです。
自分の歌を聴くのは恥ずかしいかもしれませんが、受かるために必要なことなのです。

弾き歌いで心掛けたいこと

面接官というよりは園児たちに歌って聴かせることを想像して弾き歌いをしてみましょう。
受かった際には「子供達の前で一緒に楽しく歌を歌いたい!」という気持ちで臨んでみてはいかがでしょうか。

どうしても克服が難しい方は…

『音楽』以外を選んでみる

保育士試験の実技試験では、「音楽」「造形」「言語」3科目から2つ選択することができるのです。
保育士試験では必ずしも『音楽』を選ばなければならないわけではありません。

しかし、いずれにせよ2つ選択しなければいけません。

「音楽」と「言語」は試験中に声を出さなくてはならず、実技試験では試験官の前で声を出すのは絶対だということは理解しておいてください。

また、保育士くらぶには『造形』と『言語』の対策記事もあります!
是非こちらも合わせてご覧になってどの科目で受けるか参考にしてみてください!

『造形』の対策記事はこちら⏬

『言語』の対策記事はこちら⏬

♪まとめ♪

苦手でも対策すれば克服できる!

実技試験は筆記試験に比べると難易度が低く8割の方が合格すると言われています。
しかし、実技試験もしっかり対策をしなければ結果は残念なものになってしまうかもしれません。
実技試験の内容は、保育士になっても役に立つことです。
この機会に『音楽』への苦手意識をなくして克服することで保育士になった時にきっとあなたの力になってくれるでしょう!

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こちらも保育士試験が合格しましたら、是非ご利用してみてはいかがでしょうか。

保育士試験が合格し、就職・転職が成功して晴れて無事に保育士になれることをお祈りしています
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