保育士を目指して就職活動を始める際、給与と同じくらい気になるのが『休日』の条件ではないでしょうか。子どもを預かる責任ある仕事だからこそ、心身をリフレッシュさせる休息の時間は不可欠です。しかし、年間休日数や休暇制度は園によって大きく異なり、「思っていたより休めない」と感じるケースも少なくありません。本記事では、保育士の年間休日の目安や休暇制度の種類、休日を取りやすい園の特徴について詳しく解説します。参考にしてみてくださいね。
保育士の年間休日とは?
【年間休日105日】の場合

年間休日105日は、労働基準法が定める最低限の休日数です。1ヵ月あたりの休日数は約8~9日となり、日曜・祝日が休園になるほかは、月に数回の休みで構成されるケースが多く、土曜出勤が頻繁に発生する園もあります。行事準備やシフトの都合によって連休を取りづらいこともあり、体力的な負担を感じやすい点が特徴といえるでしょう。給与面とのバランスを見ながら、自分に合う働き方か確認することが大切ですよ。
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・8日程度の休み
・土曜出勤が多い傾向
・連休取得が難しい場合もある
【年間休日108日・110日】の場合
年間休日108日〜110日は、多くの保育園で採用されている一般的な水準です。週休2日制に近い働き方ができる園もありますが、土曜出勤分を平日に振り替えるケースも少なくありません。そのため、実際の働きやすさはシフト体制や職員数によって変わってくるでしょう。求人票の休日数だけでなく、休み方の仕組みまで確認しておくことが重要ですよ。
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・108日:月9日前後の休み。土曜出勤が発生する園も多い。
・110日:月9~10日程度の休み。振替休日を取りやすく、連休を確保できる園もある
【年間休日120日】の場合
年間休日120日は、1か月あたり平均10日前後の休日があり、保育業界では比較的多めの休日数といえるでしょう。完全週休2日制を導入している園も多く、プライベートとの両立を重視したい人に人気があります。土曜出勤があっても振替休日を取得しやすく、有給休暇と組み合わせて連休を作れる場合もありますよ。転職市場でも働きやすい園の目安として注目されやすい条件です。
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・完全週休2日制の園が多い
・振替休日制度が整いやすい
・私生活との両立をしやすい
【年間休日125日・130日】の場合

年間休日125日〜130日は、かなり休日数が多い保育園に分類されます。認可保育園のほか、企業内保育所や小規模保育園などで見られることがあり、完全土日祝休みを採用しているケースもありますよ。さらに、夏季休暇や年末年始休暇に加え、リフレッシュ休暇など独自の休暇制度を設けている園も少なくありません。有給休暇と組み合わせて長期連休を取得しやすいため、ワークライフバランスを重視する人には魅力的です。一方で、求人数はやや少ないため早めの情報収集が大切ですよ。
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保育士の休日・休暇の種類
夏季休暇
夏季休暇は、お盆休みの時期である8月中旬に取得できるまとまったお休みです。一般的には3〜5日程度が用意されています。
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【夏の過ごし方パターン】
・A園(一斉休園型):お盆の3〜5日間、園全体が休み
・B園(交代取得型):7〜9月の間で職員が交代で取得
保育園は夏休み期間中も基本的に開園しているため、幼稚園と比べると長期休暇が短い傾向があります。そのため、子どもの登園数が減る時期を見計らって、職員同士で時期をずらしながら交代で取得するシフト制が採用されていますよ。
年末年始休暇

年末年始休暇は、多くの保育園で12月29日から1月3日前後まで設定されています。
【年末年始のスケジュール】| 12/28 | 12/29 〜 1/3 | 1/4 |
| 仕事納め | 休園(6連休) | 仕事始め |
公立や認可保育園ではしっかり休める傾向がありますが、企業主導型や夜間保育を行う園では、年中無休で開園しており交代出勤になるケースも。事前の確認が大切です。
振替休日
振替休日とは、土曜保育の当番や週末の行事によって休日に出勤した場合、その代わりに平日の労働日を休みにする制度です。
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【振替休日の仕組み】
・土曜日の行事に出勤 ➔ 原則として翌週の平日に1日休みを付与
保育士は運動会や発表会など休日出勤が発生しやすいため、振替制度の有無は働きやすさに大きく関わります。ただし、職員不足の園では振替休日を消化しきれない場合も。求人票だけでなく、実際の取得率を確認しておくことが大切ですよ。
保育士が取得できるその他の休日・休暇
有給休暇

有給休暇は、法律によって全ての社会人に与えられる入社半年後から取得可能な、給与が減らないお休みです。原則として入職から6ヶ月継続して勤務し、全労働日の8割以上出勤した場合に付与されます。現在は労働基準法の改正により、すべての職場で年5日以上の有給取得が義務化されており、保育業界でも取得環境の改善が進んでいますよ。また、職員の働きやすさを考慮し、入職してからすぐに有給休暇を付与する園も。求人票では、有給取得率や付与条件も確認しておくと安心ですね。
育休・産休

産休は出産の前後に体調を整える全職員対象の休み、育休は子が1〜2歳になるまで育児ができる制度です。保育士は女性が多いため、制度を整備する園が増えています。
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・産休:全職員対象。産前6週・産後8週の休み
・育休:1年以上勤務等の条件あり。子が1〜2歳まで取得可
特に大手法人では取得実績が豊富で、復帰後の時短勤務が整っていることも多いですよ。事前に実績や復職率を確認し、長く安心して働ける環境を見極めましょう。
看護・介護休暇
看護・介護休暇は法律で定められた休暇で、正社員だけでなくパートやアルバイトも対象です。
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・看護休暇:小3修了まで。看病や学級閉鎖、卒園・入学式でも可
・介護休暇:要介護の家族1人につき年5日まで取得可
保育園は家族の体調不良への理解が深い職場が多いです。しかし制度自体は整っていても、実際に利用しやすいかは園の雰囲気によって異なります。急なお休みに理解がある職場かどうかも確認しておきましょう。
リフレッシュ・バースデー休暇

リフレッシュ休暇やバースデー休暇は、法定外の福利厚生として園が独自に導入している特別休暇です。自分の誕生日や同月内で取得できる場合や、勤続年数に応じてご褒美としての長期連休をもらえることも。通常の有給休暇とは別に付与されるケースが多く、心身のリセットや私生活の充実につながりますよ。特に職員定着率を重視している法人では、働きやすさ向上のため独自制度を設けている場合もあるため、求人選びの参考にしてくださいね。
保育士が休日を取りやすい園を見分けるポイント
年間休日120日以上が1つの目安
「プライベートも仕事も両立させたい」と考えるなら、年間休日120日以上という数字を1つの明確な基準にすると比較しやすくなります。
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【年間休日比較】
・105日:かなりタイト(週休1日の週あり)
・110日:標準的(隔週土曜出勤あり)
・120日以上:理想的(カレンダー通りに休める)
休日数が多い園は、職員配置に余裕があるケースも多く、有給休暇も取得しやすい傾向があります。ただし、持ち帰り業務の有無などによって負担感は異なるため、休日数だけで判断せず働き方全体を確認しましょう。
完全週休2日制を導入している

完全週休2日制とは、毎週必ず2日の休みがある制度です。保育業界でも導入する園が増えており、土曜出勤があっても振替休日を取得できるため、休日数が安定しやすい点が特徴です。ただし、求人票に記載があっても、実際のシフト運用や行事対応で勤務状況が異なる場合も。面接時には、勤務時間や土曜出勤の頻度、振替休日の取得状況を確認しておくとよいでしょう。
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・完全週休2日制:毎週必ず2日の休みがある
・週休2日制:月に1回以上、週2日休みの週がある
有給休暇の消化率が高い
休日数だけでなく有給休暇の消化率も必ずチェックしたい重要ポイントです。
【有給消化率でみる園のリアル】| 項目 | 消化率が高い園 | 消化率が低い園 |
| 職員の数 | 人員配置にゆとりがある | ギリギリの人手で回している |
| 職場の雰囲気 | お互いに休みを応援できる | 罪悪感があり申請しづらい |
保育士が希望の日に休日をとるためには
行事や繁忙期を避けて申請する

保育園では新学期の始まりや運動会、発表会といった大きなイベントの前後など、年間を通じて非常に忙しい時期があります。希望の日に休みを取得するためには、園のスケジュールをしっかり把握し、こうした繁忙期を避けて申請するのが鉄則です。行事前の準備シーズンを外し、子どもの登園数が比較的落ち着く時期を選ぶように配慮しましょう。そうすれば職場のメンバーにも気兼ねすることなく、スムーズに有給休暇を取得しやすくなりますよ。
予定が決まったら早めに相談・共有する
希望日に休みを取りたい場合は、できるだけ早く主任や園長に相談し、シフトの希望を共有することが大切です。保育園は基本的にシフト制で運営されているため、直前の申請では調整が難しくなる場合も。特に行事前や人手不足の時期は、急な休みが取りにくくなることも少なくありません。休暇申請の期限は園によって異なりますが、旅行や家庭の予定などが決まった段階で共有しておけば、他職員との調整もしやすくなります。日頃からコミュニケーションを取っておくことが大切ですよ。
休暇前に業務や連絡事項を引き継いでおく

自分が休む当日に他の職員や子どもたちが困らないよう、事前にしっかり業務引き継ぎをしておくことで、周囲の負担を減らせます。自分が担当しているクラスの進捗状況や、保護者から受けた特記事項、子どもの対応方法、今日やるべき作業などをあらかじめ共有しておきましょう。口頭での伝達は把握漏れが起きやすいため、メモに残して伝えるのがおすすめです。事前の丁寧な共有が職場の信頼関係を生み、今後も休暇を取りやすい雰囲気づくりにつながりますよ。
まとめ
年間休日や休みやすさを比較して自分に合う園を選ぼう

保育士の休日の実態について、年間休日のパターンから各種休暇制度、そして休みやすい園の見分け方まで幅広く解説してきました。保育士として長く働き続けるためには、休日数だけでなく『実際に休みを取りやすいか』を確認することが重要です。年間休日や有給休暇の取得率、振替休日制度などを総合的に比較することで、自分に合った職場を見つけやすくなります。求人票だけでなく、見学や面接時に職場環境を確認しながら判断し、あなたにぴったりの園を見つけ出してくださいね。





















