落ち葉製作!簡単アイディア集【パリパリ・準備・画用紙・保育・指導案など】

秋になると緑だった葉っぱが段々と秋の色に染まっていき、赤や黄色といったように色づいていきます。そんな落ち葉は、秋の製作に大活躍します。落ち葉製作には、季節感が感じられたり、パリパリとした落ち葉の感触を楽しめるといったねらいがありますよ。また、子どもたちの発達に合わせた遊びを取り入れることで更にその効果は大きくなります。では、落ち葉製作にはどのようなものがあるのでしょうか。今回は、落ち葉製作を年齢別でまとめてみました。

落ち葉製作のねらいは?

パリパリとした落ち葉の感触を楽しむ

落ち葉製作では、パリパリとした落ち葉の感触や触り心地を楽しむことができます。子どもたちにとって製作は手で何かを掴むことにより感覚や感触を得ることが出来るものです。幼少期の子どもは積極的にいろいろなものに触れてみることはとても大切なこと。子どもたちがものを触って楽しめるだけでなく、発育効果に期待できるのです。身近にある秋の自然と子どもが触れることで、新しい発見や気づきを得られるかもしれませんよ。  

秋の季節感を感じることができる

落ち葉製作は、秋の季節感を感じることができます。落ち葉製作で、葉っぱの色が変わっていくのを見ることで子どもたちは自然と季節の移り変わりを視覚的に感じることができるでしょう。季節感を感じることは子どもたちがこれから生きていく上で大切な感性です。出また、おうちに保育園で作ったおりがみを子どもが持ち帰ることで家でも季節を感じることができますね。  

自分のイメージを表現することで想像力が養う

想像力とは、目には見えないものを思い浮かべる力のこと。自分たちで考えて製作を行うことで子どもは「どうしたらお手本通りに作れるのだろう」「ここをこうしたらこうなるんだ」などと豊かに想像力を働かせながら製作を行います。このように想像力を掻き立てながら製作を行うのもねらいの一つです。完成図を頭に描いて製作を一から作り上げることで想像力が養われますよ。       

表現力を身につけて表現することが楽しくなる

表現力とは、自分の感情や思っていることを、人に伝えることです。特に、落ち葉製作では子どもたちが落ち葉を使って表現する楽しさを身につけることができますよ。また、園内に飾ってあるお友達の作品を見ることで自分とは違う作り方や発想に気づいて、新たな表現の仕方を得るきっかけにもなるかもしれません。子どもの表現力が乏しいと、言葉足らずになってしまったり、感情を表現することが苦手になってしまったりするのでぜひ子どものうちに身につけたい能力ですね。

保育士くらぶ

0歳~1歳児におすすめの落ち葉製作

タンボでイチョウ製作

【用意するもの】木の描かれた画用紙・ガーゼ 1枚・脱脂綿 1枚・絵の具・輪ゴム

1脱脂綿を丸めてガーゼを輪ゴムでとめる 

2木の絵を描いた画用紙と水で溶いた絵の具を用意する 

3丸い方にさっき(1)で作ったのを画用紙にポンポンして行くとイチョウの樹が完成 

4色々なものを作ってみよう!

工程が少ないので0歳~1歳の子どもでも簡単に製作を行うことができますよ。

まだまだ手先が器用に扱えない子どもでもこの製作は簡単に絵の具でお絵描きできます。”

2歳児におすすめの落ち葉製作

落ち葉でお絵描き

【用意するもの】落ち葉・半紙(薄い紙)・クレヨン 

1葉っぱを適量用意します。 

2紙を葉っぱの上に乗せます。 

3好きな色のクレヨン用意して紙を抑えながらこすっていきます。 

4葉っぱの形が浮き出てきます。 

5色んな色で塗ったらできあがりです。

お絵描きには、想像力や認知能力、色彩感覚、脳の発達、情緒を安定させる効果があると言われていますよ。ぜひ、色んなものを使ってこすって遊んでみましょう!”

落ち葉のちぎり絵

【用意するもの】折り紙・画用紙・のり 

事前準備として木の幹を画用紙に描きましょう。 

1色の異なった折り紙を用意して、折り紙をちぎっていきます。 

2木の幹がかいてある画用紙にちぎります。 

3ちぎったものを貼ります。 

4落ち葉のちぎり絵の完成! 

ちぎり絵とは、手でちぎった紙を台紙に貼って表現する絵のことです。はさみやカッターを使わずに簡単に製作することができますよ。 ”

【年少】3歳児におすすめの落ち葉製作

落ち葉でできる壁面製作

落ち葉の壁面飾りの作り方

【用意するもの】落ち葉 ラミネートフィルム ラミネーター マスキングテープ

1ラミネートフィルムに落ち葉を挟みます 

仕上がりをイメージしながら配置していきます

2ラミネートします

位置がずれないように慎重に行いましょう

3外枠にマスキングテープを貼ります

余白が少なめなのでマスキングテープの幅を半分で折り畳んで貼ります

4落ち葉の壁面飾りの完成です

しおりの作り方

【用意するもの】はさみ カッター 穴あけパンチ 紐 セロテープ 毛糸

1葉っぱの周りをはさみで切ってラミネートします

2上部に穴を開けます 

3穴に紐を通します

4先端にセロテープをまきます

5しおりの完成です”

落ち葉でフクロウ

【用意するもの】画用紙・絵の具・ストロー・適量の落ち葉・のり・はさみ・ペン

1画用紙に絵の具を垂らします。

2垂らした絵の具をストローで吹きかけます。

3よく乾かして吹き絵が出来上がります。

4はさみで(3)をフクロウの形にカットします。

5落ち葉にのりを塗ります。

6落ち葉を画用紙に貼り付けます。

7お顔を描いたら完成です!

事前に画用紙の裏にフクロウの形の線を書いておきましょう。そうすることで子どもたちが製作しやすくなりますよ。”

【年中】4歳児におすすめの落ち葉製作

落ち葉とどんぐりでライオン

【用意するもの】紙皿(2枚)・落ち葉・ドングリ(2個)・割り箸・絵の具(赤、黄、黒、茶色など)・たこ糸・のり・セロハンテープ・ホッチキス

1落ち葉を紙皿の周りにセロハンテープで固定

2割り箸をセロハンテープで固定

3のりを紙皿全体に塗る

4もう1枚の紙皿を同じ向きで張り合わせる

5落ち葉に絵の具を塗って

6紙皿に押し付けて模様を描く

7黄色の絵の具を付けた指でタテガミを描く

8顔を描いていく

9たこ糸をドングリに括り付ける

10左右の2箇所にホッチキス留めしたら完成!

紙皿を2枚重ねるときはのり付けだけでは少し弱いかもしれません。そのため、ホッチキスなどで補強してみてくださいね。”

コーヒーフィルターで落ち葉製作

【用意するもの】コーヒーフィルター・黄色と赤色の絵の具・ホッチキス

1コーヒーフィルターを横に折ります。

2さらに横に折ります。 

3縦に折ります。 

4水に溶かした絵の具を用意します。

5折ったコーヒーフィルターを絵の具に浸けます。

6コーヒーフィルターを広げてコーヒーフィルターが乾くまで置いておきます。

7乾いたら折りたたみましょう。

8半分より少し下の部分をホッチキスでとめます。

9できあがりです!”

【年長】5歳~6歳児におすすめの落ち葉製作

落ち葉折り紙

【用意するもの】折り紙 はさみ ペン

1折り紙の色の面を上にします  

2折り紙を真ん中で半分に折って向きを変えます 

3下からくるくる巻くように折り紙を折ります 

4折り紙が折れたら開きます  

5折り紙に線を書きます  

6描いた線の上をはさみで切ります 

7折り紙に切り込みを三箇所を入れます 

8切り込みを三箇所入れたら折り紙を開きます 

9落ち葉の折り紙の完成です

秋の壁面製作にもぴったりですよ!”

落ち葉でキーホルダー

【用意するもの】落ち葉・ラミネートフィルム(貼り付けるタイプ)1枚・はさみ・穴あけパンチ・リボン

1ラミネートフィルム一枚を用意して保護フィルムを剥がす 

2ラミネートフィルムに落ち葉を並べる 

3新しいラミネートフィルムをはがして上から重ねる 

※空気が入り込まないように気をつけましょう 

4はさみでラミネートフィルムを葉っぱの形に切る 

5穴あけパンチで(4)に穴をあける 

6(5)にリボンを通して結んだら出来上がりです!

子どもがリボンを結ぶのが難しい場合は保育士さんが行いましょう。”

落ち葉製作を行う時のポイント

下準備からきちんと行う

落ち葉製作は下準備からきちんと行いましょう。まず、子どもたちが拾ってきた落ち葉には外の土などがついているのではないかと思います。土の汚れには見えない雑菌ついていますので水できちんと洗ってまずは消毒を行いましょう。その際に、ハンドソープを使ってしまうと落ち葉が脆くなってしまうので水洗いで丁寧に洗いましょう。そして、落ち葉を乾かして日光消毒を行います。落ち葉を保存するときは、紙袋などに入れることでカビが生えづらくなりますよ。子どもがカビや汚れがついている落ち葉に絶対触れないように気をつけたいですね。

誤飲や怪我がないように気をつけよう

まだ幼い子どもは、なんでも口に入れて確かめたくなる時期です。特に乳児(0歳~2歳ごろ)の子どもは製作中に誤飲をしやすいです。また、製作中でなくても落ち葉を拾ってる最中に誤飲をしてしまったということもあるかもしれません。また、年齢が上になると誤飲することは少なくなりますが、道具を使用する際に怪我をしてしまうことがあります。怪我の防止のためにも子どもが使用しても問題ない道具を用意するようにしましょう。例えば、舐めても問題ないふえきのりや子どもが持ちやすい小さいハサミなどです。このよう道具を用意することで、子どもたちの誤飲や怪我の防止につながりますよ。

まとめ

落ち葉製作で秋を楽しもう!

本記事は、落ち葉製作についてまとめてみました。いかがでしたでしょうか。落ち葉製作をすることで、季節の移り変わりを子どもたちが感じることができます。また、落ち葉は拾っている時から誤飲してしまう可能性もあるので気をつけましょう。今回ご紹介した落ち葉製作はどれも簡単で年齢に合わせた製作をすることでどの年齢の子どもも楽しむことができますよ。ご紹介した動画や製作のやり方を参考に、子どもたちと楽しく落ち葉製作ができるといいですね。

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