トラの製作におすすめアイディア【保育園・虎・製作】

保育園の壁面制作デザインに悩む保育士の皆さんへ。保育園の壁面制作にはトラのデザインがおすすめです。トラ年も終わって今は関係ないと思われますが、トラには様々な意味があります。季節に合わせて壁面制作を考えるのも、一年経つとデザインのレパートリーも被ってきますね。動物の中でもかっこよく人気なトラは男の子の園児にも人気です。本記事ではトラに関する製作アイデアをいくつか紹介しているので、壁面制作のデザインに悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。

トラ製作で壁を動物園にしよう

トラには厄除けの意味がある

トラは昔から信仰の対象となっており、力強さから守護神としての意味合いが大きく含まれます。厄や邪気を払いのけ、守ってくれる動物としての象徴でした。守護神の他には商売繁盛などの金運が上がる意味合いもこめられます。保育園の壁面にトラの作品を飾ったら、園児たちを見守り、守ってくれる意味を込められますよ。しかしトラの見た目は少し凶暴なので、園児たちが怖がらないような、可愛らしい作品を作ってくださいね。

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トラ製作のアイデア

3歳児向け|折り紙で作るトラ製作

ここからは早速、園児たちと一緒に作れるトラの作品を紹介します。年齢別に難易度を分けて紹介しているので、担当の園児の年に合わせて作る作品を探してみて下さいね。ひとつ目は、折り紙で作るトラ製作です。

作り方

[材料]
・黄色い折り紙1枚

①折り紙を斜めに半分に折る。
②左右の角を、上まで折る。
③上下をひっくり返し、下をめくって耳の部分が出るように折り返す。
④右・左・真ん中の角を滑らかになるように折り返す。
⑤ひっくり返して下を一枚めくって折る。
⑥折った部分を折り返して花の部分を作る。
⑦出ている部分は裏に折り返す。
⑧耳に丸みを付け、顔を書いて完成。

一枚の折り紙で簡単に作れるトラです。3歳児の園児と一緒に挑戦してみて下さい。

4歳児向け|紙皿で作るトラ製作

次に、紙皿を使って作るトラ製作を紹介します。

作り方

[材料]
・紙皿
・画用紙
・のり
・はさみ

①紙皿を半分に折る。
②画用紙をちぎって紙皿に貼り付ける。
③黒い紙で耳、鼻、口、目を作る。
④ひげを付けて完成!

紙皿が立ってゆらゆらするので、室内に置いておくのも良いでしょう。貼り付ける作業が楽しい作品です。

5歳児向け|画用紙で作るトラ製作

次に、画用紙で作るトラの作り方を紹介します。

作り方

[材料]
・オレンジの画用紙
・黒の画用紙
・のり
・はさみ

①トラの顔の形に切った画用紙に、ひげとたてがみの画用紙を貼り付ける。
②目、鼻、口のパーツを貼り付ける。
③胴体のパーツを付ける。
④胴体と顔を貼り付ける。完成!

画用紙を切って貼り付ける工程のみなので、簡単に作れます。壁面に貼るのにぴったりの可愛らしいトラを作れるでしょう。

トラで作るおすすめの小物

3・4歳児向け|トラで作るしおり

ここからは簡単に作れる、トラをモチーフにした小物の作り方を紹介します。ひとつ目は、トラの顔をしたしおりです。

作り方

[材料]
・折り紙
・黒ペン

①折り紙をななめに2回折る。
②端から真ん中に向かって折る。
③先っぽを耳の形になるように折り返す。
④真ん中のとんがりの部分を中に向かって折る。
⑤横の顔の頬になる部分を真ん中に向かって折る。
⑥反対側にし、下から上に折り曲げて口を作る
⑦鼻になる部分を折り返して顔を書く。完成!

折り紙一枚で簡単に出来るトラのしおりです。ページの端っこに付けて使ってくださいね。

5歳児向け|トラ柄の絵馬

次に紹介するのは、トラ柄の絵馬です。

作り方

[材料]
・黄色の折り紙
・黒の折り紙

①黄色い折り紙を縦と横の半分に折り目をつける。
②広げて真ん中に向かって三角に折る。
③折った線に合わせてさらに左右から折る。
④トラの顔の柄になるように黒い画用紙を切り取る。
⑤④で切った画用紙を③に貼り付ける。完成!

新学期の目標を立てるときなど、心機一転して目標を立てる時に、ぜひ使ってみてくださいね。

トラ製作のアレンジ

他の動物も作る

ここまで、トラの製作アイデアを紹介してきました。トラの象徴であるたてがみが目立つものや黄色いものが多かったですね。ここからは、トラ製作を作る中でおすすめのアレンジ方法を3つ紹介します。ひとつ目のアレンジ方法は、他の動物の作品もつくることです。トラの他にもライオンや鳥など、色んな動物の作品を作ったら、動物園のように壁が華やかになるでしょう。トラだけだと黄色に偏ってしまうので、カラフルな壁にするためにもおすすめのアレンジ方法です。

顔つきを変えてみる

2つ目のアレンジ方法は、トラの顔つきを変えてみることです。目の形やひげの本数など、アレンジして変えられる部分は沢山あります。トラの顔がない台紙のみを、保育士さんが用意して、園児と一緒に顔を書く遊び方をすると楽しいでしょう。保育士さんがトラの作品を何個も作る必要はありません。みんなで一緒に作品作りができるうえ、個性のある作品ができます。みんなのトラを壁に飾ってあげると、保護者の人が教室を訪れたときに自分の子供の作品を見れるのでいいですね。

トラが出てくる絵本を読んでから作る

3つ目のアレンジ方法は、トラの絵本を読んでから作ることです。トラが出てくる絵本を読み聞かせしたり、園児と一緒に読んでからトラの製作をすると、トラへの関心が高いうちに楽しんで作業を出来るでしょう。またトラの出てくる作品は他の動物も出てくることが多いので、その絵本にちなんだ動物を一緒に作るのもおすすめです。本記事ではトラの他にもくまや鳥などの動物の製作物も紹介しているので余裕がある方はぜひ作ってみて下さいね。

トラ以外のおすすめ製作

クマ

ここからは、トラ以外の動物でおすすめの製作の作り方を紹介します。ひとつめはくまの製作です。

作り方

[材料]
・茶色い画用紙
・顔のパーツになる画用紙
・のり
・はさみ

①顔のパーツを作る。
②目鼻口のパーツを顔に貼り付ける。
③洋服と腕と足のパーツを作る。
④顔と体のパーツを貼り付ける。完成!

トラだけでは物足りないときは、クマも作ってみてくださいね。かっこいい動物で壁がにぎやかになるでしょう。

トリ

次に紹介するのは鳥の製作です。

作り方

[材料]
・紙皿
・絵具
・画用紙
・お花紙
・丸シール
・テープ
・はさみ

①紙皿に絵具で色を塗る
②画用紙を紙皿に合わせて切り取る。
③切り取った画用紙を半分に折り、紙皿より小さくなるように丸く切り取る。
④お花紙を適当な幅で切り取る。
⑤紙皿を半分に折り、羽になる画用紙を半分に切り取る。
⑥紙皿に羽を貼り付ける。
⑦くちばしの部分になる画用紙を貼り付ける。
⑧お花紙で作った尻尾を取り付ける。
⑨目の部分になる丸シールを貼る。完成!

立体作品で、羽がパタパタ動くのが面白い作品です。紙皿でつくるトラの隣に置いておくと子供たちは楽しいでしょう。

恐竜

最後に紹介するのは恐竜です。早速作り方を見ていきましょう。

作り方

[材料]
・紙皿
・絵具
・画用紙
・ハサミ
・のり

①紙皿に絵具で色を付ける。
②紙皿を半分折る。
③足と腕の形になるように切り取る。
④折り曲げて足と腕を付ける。
⑤真ん中を切り取り首と顔のパーツを付ける。完成!

紙皿と画用紙を切り取って貼り付けるだけで簡単に作れます。足の形を工夫してみると個性がでる作品になるでしょう。

トラ製作のねらい

手先が器用になる

ここからは、トラ製作をするうえで園児に身につく力を3つ紹介します。1つ目は手先が器用になることです。折り紙をおる作業は手先を使います。端を綺麗に合わせて折るように意識するので、手先が器用になることに繋がります。折り紙以外にも、絵具で色を付ける作業や顔を取り付ける作業は細かさが必要になります。枠からはみ出さないように意識をする結果、その作業に慣れて手先の扱い方が分かるようになるでしょう。ツミキやパズルなどよりも細かい作業をする時はぜひ製作で手を使ってみて下さいね。

集中力が養われる

2つ目の身につく力は、集中力です。材料の状態から、ひとつの作品の形になるまでに多くの作業と時間がかかるので、作品が出来上がるまで集中するようになるでしょう。製作物を作ることは体力を使う鬼ごっこや歌を歌う遊びとは違い、一人で行うのでより集中しやすい作業です。みんなで一斉に作業をすると周りの子がやっているからという理由で作業に飽きても続けようとする力も必然的に身につくでしょう。集中を経て自分の作品が完成すると達成感を感じられるので、それぞれの個性が出る作品を作り完成品を並べてあげてくださいね。

動物の特徴を覚える

3つ目は動物の特徴を覚えられることです。トラの製作をすることでトラの顔の特徴を覚えられるでしょう。園児との製作の途中で、ひげや鼻の形に興味を持つかもしれません。トラのことを知らない子にとってはトラのことを知るきっかけにもなります。トラと合わせて色んな動物の作品を作ったら、その度に他の動物との違いを比較したり、なぜ違うのかを考えられますね。絵本の読み聞かせなどで出てきた名前しかしらない動物についての興味が深まる効果も期待できます。

トラ製作する時に気を付けるポイント

先にお手本を見せてあげる

最後に、トラ製作を園児とする時に気を付けたいおすすめのポイントを紹介します。1つ目は先にお手本を見せてあげることです。園児たちは指示を聞くだけではどのように作ればいいのか、理解するのが難しいです。簡単な作業でも保育士さんが先にどのようにやるかを見せてあげて、それを真似るように園児たちが作ると製作がスムーズに進むでしょう。途中で手が止まってしまっている園児がいたらその部分から一緒に製作を手伝ってあげてくださいね。

道具でケガをしないように気を付ける

2つ目は、道具でケガをしないように気を付けることです。製作をする時はハサミやコンパスなどの先がとがったものやのりなどの手がべたつくもの、誤って口に入れたら危険なものを利用します。園児たちは道具をみて違う使い方をしてしまったり、目を話している隙にトラブルになってしまう可能性があります。園児と一緒に作業をする際はハサミを利用する部分は代わりに保育士の方がやってあげるか、順番に貸し出すようにして保育士さんが見ている前で利用するように工夫をしてあげてくださいね。

まとめ

色んなアレンジをしてトラ製作を楽しもう

本記事では、様々なトラに関する製作物やトラと一緒に作ると楽しい作品を紹介してきました。どれも簡単に作れるうえ、トラが好きな園児達は喜ぶ作品です。顔のデザインや色合いを工夫してみたりして、個性を出すのもおすすめの製作方法ですよ。壁面工作や園児との工作のネタに困っている保育士の方はぜひ、トラの作品を作ってみて下さいね。トラは縁起のいいものなので、教室全体の士気も高まるでしょう。作る上では道具の扱いに気を付けて、園児と一緒に安全に楽しく作成してくだい。

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保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/