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転職してキャリアアップを目指したいと考えている保育士さんも多いのではないでしょうか？転職を考えている保育士さんの中には、異業種に転職をしたい方もいるかと思います。そこで、この記事では保育士から異業種へ転職した際や、他の保育関係の職場へ転職した際のメリットとデメリットを詳しく解説していきます。転職を考えているけど保育士はやめたくない方や、思い切って別の業種にチャレンジしてみたい方はぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
保育士の転職先は限られる？
異業種への転職も可能！
保育士からの転職を考えている方の中には異業種への転職を考えている方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、保育士から異業種への転職は簡単ではありませんが可能です。別の保育園に転職するよりも異業種への転職のほうがハードルは高くなってしまうでしょう。転職する業種によって身に着ける必要のあるスキルがあります。この記事を参考にあなたに合った転職先を見つけてください。
保育士の転職先【異業種】
事務職
事務職のメリット
保育士から事務職に転職する大きなメリットは体を動かさなくても良いという点です。事務職はデスクワークがほとんどなので、仕事が終わった後の肉体的な疲労は保育士よりも少ないといえます。他にも残業や持ち帰りの仕事がなくなるというメリットもあります。保育士の仕事として小道具の制作などを持ち帰ることもありますよね。その持ち帰りの仕事には残業手当がつかないこともあるでしょう。事務職の場合は残業があれば手当も付きますし、持ち帰りの仕事はほとんどないことが予想されます。
事務職のデメリット
保育士から事務職へ転職するデメリットは向き不向きがあるという点です。保育士は子供とのふれあいや保護者とのコミュニケーションが多いですよね。しかし事務職は基本的にデスクワークで体を動かす事はなく、コミュニケーションも少ないです。そのため、人と話すのが好きな方や体を動かすのが好きな方にとっては事務職の仕事は退屈に感じてしまうかもしれません。このようなことから、保育士から事務職に転職するのには向き不向きがあるといえます。
営業
営業のメリット
保育士から営業職へ転職するメリットは、収入が上がる可能性が高い点というです。保育士からの転職を考える方の多くは給料の安さが原因なのではないでしょうか。営業職の場合は給料アップが期待できますし、営業成績によっては何度も昇給のチャンスがある企業もあります。他にも、未経験でも採用されやすいというメリットもあります。なぜなら、経験がある方のほうが有利ではありますが営業に携わる人員が不足している企業もあるからです。求人サイトを見てみると未経験OKで募集をかけている求人なども多数あるので確認してみましょう。
営業のデメリット
保育士から営業職へ転職するデメリットは営業の仕事は成果主義であるという点です。メリットでも説明しましたが営業職は営業を頑張った分だけ給料アップのチャンスがあります。これは逆に言うと契約を取れないと給料アップの見込みはないということになるのです。ほかにも営業職にはノルマが定められている企業が多いため、達成できないと評価が低くなることもあるかもしれません。このような点からノルマがつらくなって退職してしまう方も少なくありません。
接客業
接客業のメリット
保育士から接客業に転職するメリットは、持ち帰りの仕事がないという点です。接客業は基本的に現場でしか仕事をしません。そのため、仕事が終わって家に帰ればもう仕事をしなくても良いのは大きなメリットと言えます。接客業のメリットは他にもあります。それは人間関係のストレスが減るという点です。接客業は基本的に不特定多数のお客様とかかわります。同じ人と長時間関わらない分、人間関係のストレスも軽減されるでしょう。
接客業のデメリット
保育士から接客業に転職するデメリットは休みのタイミングが一般的な企業とは違う点です。職場にもよりますが皆が休みの時期は忙しくなることが多く、土日祝日に出勤しなければいけない可能性は高いでしょう。特にゴールデンウィークやお盆休みの時期は繁忙期なことが多く友人と遊ぶ際などに予定を合わせるのが難しいことが多いです。そのため、土日祝日やゴールデンウィークなどはしっかりと休みたいという方には、接客業はあまり向いていないかもしれません。
IT企業
IT企業のメリット
保育士からIT企業に転職するメリットは、プライベートの時間が増える点です。保育士は朝の出勤時間が早く残業も多いです。一方でIT企業はフレックスタイム制を取り入れている企業も多く、朝はゆっくりと出勤できるので通勤ラッシュに疲れることもありません。保育士と比べると年間を通しての休日も多いので休みの時は仕事のことを考えずにゆっくりと休むことができます。このように、IT企業に転職することで休日や出勤前の時間などプライベートの時間をゆっくりと過ごせるようになります。
IT企業のデメリット
保育士からIT企業に転職するデメリットは、はじめのほうは仕事についていくのが大変という点です。保育士から転職を考えている方のほとんどが業界未経験だと思います。IT業界は常に勉強が必要な分野なので、未経験で転職した方はより勉強を頑張る必要があるのです。分からないことがあればすぐに聞いたり自分で調べたりする積極性がないとIT企業への転職はむずかしいです。IT企業への転職を考えている方は、退職までにできるだけ勉強をしておくようにしましょう。
保育士の転職先【保育士の資格を活かせる】
ベビーシッター
ベビーシッターのメリット
保育士からベビーシッターに転職するメリットは、人間関係のストレスが軽減される点です。ベビーシッターは基本的にお客様の子供と1対1のため、職場内での人間関係の悩みは少ないです。ほかにもベビーシッターは多数の子供と過ごすわけではないので、体力面での消耗も軽減されるでしょう。このように保育士からベビーシッターに転職することで、人間関係のストレスが軽減され体力面も楽になります。
ベビーシッターのデメリット
保育士からベビーシッターに転職するデメリットは、保育士よりも責任が重くなってしまう点です。ベビーシッターは基本的に子供と1対1で面倒を見るので、何か問題が起きた際は1人で対処を行わなければいけません。他にも収入が不安定な点もデメリットとして挙げられます。ベビーシッターの正社員は募集が少なく、ほとんどが派遣や個人事業主の形で働きます。そのため毎月決まった給料を得ることができないのです。
ほかの保育園
ほかの保育園のメリット
保育士が違う保育園に転職するメリットは、人間関係をリセットすることができる点です。長く働いて慣れてくると人間関係の悩みも増えるでしょう。人間関係で1度悩み始めると働くことが大きなストレスになり、仕事をするのが苦に感じてしまいますよね。違う保育園に転職することで人間関係を新しく築くことができるので悩みを解決することができます。他にもスキルが向上するというメリットもあります。違う環境で働くことは保育士としての成長につながり、広い視野で保育を行うことができるようになるでしょう。
ほかの保育園のデメリット
保育士が違う保育園に転職するデメリットは、転職先の保育園が自分に合っているとは限らないという点です。転職先の職場の雰囲気はやはり入社してからでないとわからないですよね。以下のような理由から転職先の保育園が合わないと感じる方が多いようです。
・職場の雰囲気がわるい
・仕事量が多い
・納得のいく待遇ではない
実際に転職して働いてみると、思っていたのとは違うといったこともあるかもしれません。
企業内保育所
企業内保育所のメリット
保育士から企業内保育所に転職するメリットは、大きなイベントがなく残業が少ない点です。企業内保育所は、会社内やその敷地内に施設があることが多いため園庭を設置するスペースが無いことがあります。このような点から運動会といった大きなイベントをやっていない園もあるのです。そのため、行事のための準備作業や小道具の制作などがないので持ち帰ってしないといけない仕事は少ないでしょう。保育園から転職すると仕事量が減って負担が軽くなるでしょう。
企業内保育所のデメリット
保育士から企業内保育所に転職するデメリットは、設置されている企業ごとに労働条件が異なる点です。企業内保育所が設置されている企業によっては夜勤があるところもあります。夜勤の場合は子供の夕食や寝かしつけ、入浴などのお世話も行わないといけません。他にも企業内保育所は企業が運営しているため、業績によっては閉鎖されてしまう恐れもあるのです。そのため、企業内保育所に転職を考えている方は求人内容のほかにも運営している企業の業績などもチェックしておくようにしましょう。
児童館
児童館のメリット
保育士から児童館職員に転職するメリットは、様々な年齢層の子供とかかわることができる点です。児童館は保育園と違って、0歳から18歳未満と利用できる年齢が幅広いです。幅広い年代の子供と関わる経験を得ることができる施設はあまりありません。そのため、児童福祉の経験を積みたいと考えている方にはピッタリの職場と言えます。他にも持ち帰りの仕事が少ないというメリットもあります。児童館は毎日利用する児童が決まっていないため日誌を書く必要がないのです。
児童館のデメリット
保育士から児童館職員に転職するデメリットは、給料が低い傾向にあるという点です。保育関係の仕事はどこも給料面が問題になりやすいですが、児童館はほかの保育関係の仕事と比べても給料は安くなりがちなのです。他にも児童館職員に転職するデメリットはあります。それは保育園と比べて子供の年齢層が高い点です。そのため、保育士の専門課程で習っていない事にも対応しないといけないので体力的にもつらく、その面で戸惑いを感じてしまうかもしれません。
保育士から転職する前にしておくべきこと
自己分析
保育士からの転職を考えている方は、まずは自己分析から始めるようにしましょう。なぜなら、転職する前に今の仕事を辞めたい理由や仕事に対しての不満について知ることで転職先が選びやすくなるからです。自己分析を行う際は以下のようなことを明確にしておくようにしましょう。
・なぜ転職するの？（明確に）
・転職した後は何がしたい？
・保育士をやめようと思っている理由は？
いま挙げた4点を明確化することで、採用する側の立場で物事を考えることができ、面接で好印象を与えることができます。
まとめ
選択肢はたくさんある！異業種への転職も考えてみよう
今回の記事では、保育士の転職先について詳しく解説していきました。保育士として頑張った経験は、異業種でも活かすことができるでしょう。保育士から転職するメリットはなんといってもスキルアップや収入のアップを目指すことができる点です。いまよりも収入を上げたい方や新しいスキルを身に着けたいという方は異業種への転職もぜひ検討してくださいね。この記事を参考に自分に合った転職先を見つけましょう！
